Oracle® Enterprise Manager for Oracle TimesTen In-Memory Databaseユーザーズ・ガイド リリース12.1.0.3.0 E64876-01 |
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この章ではレプリケーション・モニター・ページについて説明します。レプリケーション・モニター・ページでは、オブジェクトを他のデータベースにレプリケートするためにAWTキャッシュ・グループを使用するTimesTenデータベース・ターゲットとレプリケーションを使用するTimesTenデータベース・ターゲットの監視および分析ができます。
内容は次のとおりです。
レプリケーション・モニターのメトリックを表示するためには、ご使用のTimesTenデータベース・ターゲットにレプリケーションが構成されており、レプリケーション・エージェントが稼働している必要があります。
TimesTenデータベース・ターゲット・ページに移動します。TimesTenデータベース・ターゲット・ページへの移動については、「TimesTenターゲット・ページへの移動」を参照してください。
「TimesTenデータベース・ホーム」メニューから、「モニタリング」、「レプリケーション・モニター」の順に選択します。
TimesTenレプリケーション・モニター・ページは2つの領域で構成されており、それぞれがTimesTenレプリケーション専用にカスタマイズされています。
上の領域は次の要素で構成されています。
下部の領域は次の5つのタブで構成されています。
このリージョンでは、データベースとレプリケーション・ポリシーの構成を確認できます。
データベース名
この値はデータベースのパスの最後の部分から取ります。たとえば、データベースのパスが/var/tt/master
の場合、データベース名はmaster
です。
レプリケーション・ポリシー
レプリケーション・ポリシーは、ttAdmin
ユーティリティの-repPolicy
オプションを使用して設定します。デフォルト値はmanualです。レプリケーション・ポリシーの変更の詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』のttAdminに関する項を参照してください。
レプリケーション・ステータス・リージョンには、レプリケートされた操作の現在の状態に関連した全般的な情報が表示されます。最新のログ・ファイル番号が、レプリケーションにより保持された最新のログ・ファイルよりもかなり大きい場合は、レプリケーション・エージェントが最近作成されたトランザクションを送信中に遅れてしまったことを示しています。
「レプリケーション・エージェント」の値は「稼働中」、「停止中」または「N/A」のいずれかです。レプリケーション・スキームを構成しなかった場合、この値は「N/A」です。
レプリケーション状態リージョンには、アクティブなスタンバイ・ペアでのデータベースの現在のレプリケーション状態が表示されます。
レプリケーション状態リージョンでは、ttRepStateGet
組込みプロシージャの値が使用されます。ttRepStateGet
の詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』のttRepStateGetに関する項を参照してください。
「レプリケーション・ピア」表は、データベースが送信者のロールであるか受信者のロールであるかにかかわらず、すべてのデータベースで共通です。この表にはデータベースのピアのリストが表示されます。
「レプリケーション・ピア」表では、TTReplication.ReplicationPEERS
レプリケーション表の値が使用されます。ttRepAdmin -showstatus
ユーティリティを使用して、これらの値を表示することもできます。TTReplication.ReplicationPEERS
レプリケーション表の詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseシステム表およびビュー・リファレンス』のTTReplication.ReplicationPEERSに関する項を参照してください。ttRepAdmin
ユーティリティの詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』のttRepAdminに関する項を参照してください。
「レプリケーション・ログの保持」表には、他のデータベースにトランザクションをレプリケートしたデータベースの情報が表示されます。表は、レプリケーション・ログの保持を示しています。
「レプリケーション・ログ・ホールド」表では、ttLogHolds
組込みプロシージャの値が使用されます。ttLogHolds
ユーティリティの詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』のttLogHoldsに関する項を参照してください。
「送信者スレッド・ステータス」タブには、このTimesTenデータベースの送信者スレッドの詳細リストおよびステータスが表示されます。このタブには、他のデータベースにトランザクションをレプリケートしたデータベースの情報が移入されます。このタブは次の2つのリージョンに分かれています。
「レプリケーション送信者」表には、他のデータベースにトランザクションをレプリケートしたデータベースの情報が表示されます。表は、データベースの発信者スレッドのステータスを示しています。
「レプリケーション送信者」表では、ttRepAdmin -showstatus
ユーティリティの値が使用されます。ttRepAdmin
ユーティリティの詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』のttRepAdminに関する項を参照してください。
送信者トラックをクリックして、そのトラックで送信されたトランザクションの数を確認します。過去1時間に送信したトランザクションの数は、「過去1時間に送信したトランザクション」リージョンに表示されます。「過去1時間に送信したトランザクション」リージョンの詳細は、「過去1時間に送信したトランザクション」を参照してください。
「過去1時間に送信したトランザクション」リージョンでは、1秒当たりの指定した送信者トラックについて送信されたトランザクションの数および送信者トラックごとに送信されたトランザクションの平均数が折れ線グラフを使用して表示されます。
「受信者スレッド・ステータス」タブには、このTimesTenデータベースの受信者スレッドの詳細リストおよびステータスが表示されます。このタブには、他のデータベースからトランザクションを受信したデータベースの情報が移入されます。このタブは次の2つのリージョンに分かれています。
「受信者スレッド・ステータス」表には、他のデータベースからトランザクションを受信したデータベースの情報が表示されます。表はデータベースの受信者スレッドのステータスを示しています。
「レプリケーション受信者」表では、ttRepAdmin -showstatus
ユーティリティの値が使用されます。ttRepAdmin
ユーティリティの詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』のttRepAdminに関する項を参照してください。
受信者トラックをクリックして、そのトラックで受信されたトランザクションの数を確認します。過去1時間に受信したトランザクションの数は、「過去1時間に受信したトランザクション」リージョンに表示されます。「過去1時間に受信したトランザクション」リージョンの詳細は、「過去1時間に受信したトランザクション」を参照してください。
「過去1時間に受信したトランザクション」リージョンでは、1秒当たりの指定した受信者トラックについて受信されたトランザクションの数および受信者トラックごとに受信されたトランザクションの平均数が折れ線グラフを使用して表示されます。
「トラック」タブでは、各トラックに関するパフォーマンス情報が表を使用して表示されます。この情報は、トランザクションのボトルネックの位置を特定するのに役立つことがあります。