次の各項では、Oracle Provider for OLE DB(OraOLEDB)の新機能について説明します。
Oracle Provider for OLE DBリリース11.1.0.7.20には、次のものが含まれます。
コマンド・タイムアウトおよびCancelコマンド
CommandTimeout
プロパティは、OraOLEDBでコマンドの実行をどのくらいの時間待機した後に、そのコマンドの終了が試行されるかを決定します。Cancel
コマンドは、現在実行中のOraOLEDBコマンドを取り消します。
開発者は新しいレジストリ値EnableCmdTimeout
を使用して、CommandTimeout
プロパティ値を有効または無効にできます。
Oracle Provider for OLE DBリリース11.1には、次のものが含まれます。
文およびメタデータのキャッシュの強化
このリリースでは、OraOLEDBのデータ・バッファおよびメタデータ情報をキャッシュする既存のキャッシング・インフラストラクチャが強化されました。この機能はデータベースのバージョンに依存せず、サポートされているすべてのデータベース・バージョンで使用できます。この機能により、同じ文を繰返し実行するアプリケーションでパフォーマンスが著しく向上します。
拡張フェイルオーバー機能
Oracle Provider for OLE DBでは、新しい接続文字列属性およびレジストリ・エントリが導入され、フェイルオーバー機能が強化されました。
ADOの非接続レコードセットのサポート
Oracle Provider for OLE DBでは、新しい接続文字列属性およびレジストリ・エントリが導入され、ADOの非接続レコードセットがサポートされるようになりました。