ヘッダーをスキップ
Oracle® Data Provider for .NET開発者ガイド
11g リリース2 (11.2.0.4)
B66456-02
  目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

OracleIntervalYM構造

OracleIntervalYM構造は、データベースに格納されるか、またはデータベースから取得されるOracle INTERVAL YEAR TO MONTHデータ型を表します。それぞれのOracleIntervalYMには、年および月で表した期間が格納されます。

クラスの継承

System.Object

  System.ValueType

    Oracle.DataAccess.Types.OracleIntervalYM

宣言

// C#
public struct OracleIntervalYM : IComparable

スレッド安全性

パブリック静的メソッドはスレッドセーフですが、インスタンス・メソッドではスレッド安全性は保証されません。

// C#
 
using System;
using Oracle.DataAccess.Types;
 
class OracleIntervalYMSample
{
  static void Main()
  {
    OracleIntervalYM iYMMax = OracleIntervalYM.MaxValue;
    double totalYears = iYMMax.TotalYears;
 
    totalYears -= 1;
    OracleIntervalYM iYMMax_1 = new OracleIntervalYM(totalYears);
    
    // Calculate the difference
    OracleIntervalYM iYMDiff = iYMMax - iYMMax_1;
    
    // Prints "iYMDiff.ToString() = +000000001-00"
    Console.WriteLine("iYMDiff.ToString() = " + iYMDiff.ToString());
  }
}

要件

ネームスペース: Oracle.DataAccess.Types

アセンブリ: Oracle.DataAccess.dll

ODP.NETのバージョン: ODP.NET for .NET Framework 2.0またはODP.NET for .NET Framework 4


OracleIntervalYMメンバー

OracleIntervalYMメンバーは、次の各表にリストしています。

OracleIntervalYMコンストラクタ

OracleIntervalYMコンストラクタを、表14-61にリストします。

表14-61 OracleIntervalYMコンストラクタ

コンストラクタ 説明

OracleIntervalYMコンストラクタ


OracleIntervalYM構造の新しいインスタンスをインスタンス化します(オーバーロード)


OracleIntervalYM静的フィールド

OracleIntervalYM静的フィールドを、表14-62にリストします。

表14-62 OracleIntervalYM静的フィールド

フィールド 説明

MaxValue

OracleIntervalYM構造の最大値を表します

MinValue

OracleIntervalYM構造の最小値を表します

Null

OracleIntervalYMインスタンスに割り当てることができるNULL値を表します

Zero

OracleIntervalYM構造のゼロ値を表します


OracleIntervalYM静的メソッド

OracleIntervalYM静的メソッドを、表14-63にリストします。

表14-63 OracleIntervalYM静的メソッド

メソッド 説明

Equals

2つのOracleIntervalYM値が等しいかどうかを判別します(オーバーロード)

GreaterThan

一方のOracleIntervalYM値がもう一方の値より大きいかどうかを判別します

GreaterThanOrEqual

一方のOracleIntervalYM値がもう一方の値以上かどうかを判別します

LessThan

一方のOracleIntervalYM値がもう一方の値より小さいかどうかを判別します

LessThanOrEqual

一方のOracleIntervalYM値がもう一方の値以下かどうかを判別します

NotEquals

2つのOracleIntervalYM値が等しくないかどうかを判別します

Parse

OracleIntervalYM構造を戻し、文字列を使用して間隔の値を設定します

SetPrecision

指定された年精度が含まれたOracleIntervalYMの新規インスタンスを戻します


OracleIntervalYM静的演算子

OracleIntervalYM静的演算子を、表14-64にリストします。

表14-64 OracleIntervalYM静的演算子

演算子 説明

operator+

2つのOracleIntervalYM値を追加します

operator ==

2つのOracleIntervalYM値が等しいかどうかを判別します

operator >

一方のOracleIntervalYM値がもう一方の値より大きいかどうかを判別します

operator >=

一方のOracleIntervalYM値がもう一方の値以上かどうかを判別します

operator !=

2つのOracleIntervalYM値が等しくないかどうかを判別します

operator <

一方のOracleIntervalYM値がもう一方の値より小さいかどうかを判別します

operator <=

一方のOracleIntervalYM値がもう一方の値以下かどうかを判別します

operator -

一方のOracleIntervalYM値をもう一方の値から減算します

operator -

OracleIntervalYM構造を否定します

operator *

OracleIntervalYM値に数値を乗算します

operator /

OracleIntervalYM値を数値で除算します


OracleIntervalYM型変換

OracleIntervalYM変換を、表14-65にリストします。

表14-65 OracleIntervalYM型変換

演算子 説明

explicit operator long

OracleIntervalYM構造を数値に変換します

explicit operator OracleIntervalYM

文字列をOracleIntervalYM構造に変換します

implicit operator OracleIntervalYM

月数をOracleIntervalYM構造に変換します


OracleIntervalYMプロパティ

OracleIntervalYMプロパティを、表14-66にリストします。

表14-66 OracleIntervalYMプロパティ

プロパティ 説明

BinData

Oracle INTERVAL YEAR TO MONTHをOracle内部書式で表したバイト配列を戻します

IsNull

現行インスタンスにNULL値があるかどうかを示します

Months

OracleIntervalYMの月コンポーネントを取得します

TotalYears

現行のOracleIntervalYM構造の期間を表す合計年数を戻します

Value

OracleIntervalYM構造に格納されている合計月数を指定します

Years

OracleIntervalYMの年コンポーネントを取得します


OracleIntervalYMメソッド

OracleIntervalYMメソッドを、表14-67にリストします。

表14-67 OracleIntervalYMメソッド

メソッド 説明

CompareTo

現行のOracleIntervalYMインスタンスを指定オブジェクトと比較し、相対値を表す整数を戻します

Equals

指定されたobjectの間隔が現行インスタンスと同じかどうかを判別します(オーバーロード)

GetHashCode

OracleIntervalYMインスタンスのハッシュ・コードを戻します

GetType

System.Objectからの継承

ToString

現行のOracleIntervalYM構造を文字列に変換します



OracleIntervalYMコンストラクタ

OracleIntervalYMコンストラクタでは、OracleIntervalYM構造の新規インスタンスが作成されます。

オーバーロード・リスト:

  • OracleIntervalYM(long)

    このメソッドでは、指定された一定期間の合計月数を使用して、OracleIntervalYM構造の新規インスタンスが作成されます。

  • OracleIntervalYM(string)

    このメソッドでは、OracleIntervalYM構造の新規インスタンスが作成され、指定された文字列を使用して値が設定されます。

  • OracleIntervalYM(double)

    このメソッドでは、OracleIntervalYM構造の新規インスタンスが作成され、合計年数を使用して値が設定されます。

  • OracleIntervalYM(int, int)

    このメソッドでは、OracleIntervalYM構造の新規インスタンスが作成され、年と月を使用して値が設定されます。

  • OracleIntervalYM(byte[ ])

    このメソッドでは、OracleIntervalYM構造の新規インスタンスが作成され、値は指定されたバイト配列に設定されます。この値は、内部Oracle INTERVAL DAY TO SECOND書式で表されます。

OracleIntervalYM(long)

このメソッドでは、指定された一定期間の合計月数を使用して、OracleIntervalYM構造の新規インスタンスが作成されます。

宣言

// C#
public OracleIntervalYM (long totalMonths); 

パラメータ

  • totalMonths

    間隔における合計月数です。範囲は、-12,000,000,000 < totalMonths < 12,000,000,000です。

例外

ArgumentOutOfRangeException - totalMonthsパラメータが指定範囲を超えています。

OracleIntervalYM(string)

このメソッドでは、OracleIntervalYM構造の新規インスタンスが作成され、指定された文字列を使用して値が設定されます。

宣言

// C#
public OracleIntervalYM (string intervalStr); 

パラメータ

  • intervalStr

    Oracle INTERVAL YEAR TO MONTHを表した文字列

備考

指定されたintervalStrの値は、年-月の書式で表されている必要があります。

例外

ArgumentException - intervalStrパラメータの書式が有効でないか、またはintervalStrに無効な値が含まれます。

ArgumentNullException - intervalStrパラメータがNULLです。

"1-2"は、1年と2か月を意味します。

OracleIntervalYM(double)

このメソッドでは、OracleIntervalYM構造の新規インスタンスが作成され、合計年数を使用して値が設定されます。

宣言

// C#
public OracleIntervalYM (double totalYears);

パラメータ

  • totalYears

    合計年数です。範囲は、-1,000,000,000 < totalYears > 1,000,000,000です。

例外

ArgumentOutOfRangeException - totalYearsパラメータが指定範囲を超えています。

ArgumentException - totalYearsパラメータは、有効なOracleIntervalYMの構成に使用できません。

OracleIntervalYM(int, int)

このメソッドでは、OracleIntervalYM構造の新規インスタンスが作成され、年と月を使用して値が設定されます。

宣言

// C#
public OracleIntervalYM (int years, int months); 

パラメータ

  • years

    年数です。年の範囲は(-999,999,999から999,999,999)です。

  • months

    月数です。月の範囲は(-11から11)です。

備考

すべての引数の記号が同じである必要があります。

例外

ArgumentOutOfRangeException - 1つ以上のパラメータの引数が、指定範囲を超えています。

ArgumentException - パラメータの引数値は、有効なOracleIntervalYMの構成に使用できません。

OracleIntervalYM(byte[ ])

このメソッドでは、OracleIntervalYM構造の新規インスタンスが作成され、値は指定されたバイト配列に設定されます。この値は、内部Oracle INTERVAL DAY TO SECOND書式で表されます。

宣言

// C#
public OracleIntervalYM (byte[] bytes); 

パラメータ

  • bytes

    内部Oracle INTERVAL YEAR TO MONTH書式で表したバイト配列です。

例外

ArgumentException - 指定されたバイト配列が内部Oracle INTERVAL YEAR TO MONTH書式で表されていないか、または指定されたバイト配列に無効な値が含まれます。

ArgumentNullException - bytesがNULLです。

備考

指定されたバイト配列は、内部Oracle INTERVAL YEAR TO MONTH書式で表されている必要があります。


OracleIntervalYM静的フィールド

OracleIntervalYM静的フィールドを、表14-68にリストします。

表14-68 OracleIntervalYM静的フィールド

フィールド 説明

MaxValue

OracleIntervalYM構造の最大値を表します

MinValue

OracleIntervalYM構造の最小値を表します

Null

OracleIntervalYMインスタンスに割り当てることができるNULL値を表します

Zero

OracleIntervalYM構造のゼロ値を表します


MaxValue

この静的フィールドは、OracleIntervalYM構造の最大値を表します。

宣言

// C#
public static readonly OracleIntervalYM MaxValue;

備考

年は999999999で、月は11です。

MinValue

この静的フィールドは、OracleIntervalYM構造の最小値を表します。

宣言

// C#
public static readonly OracleIntervalYM MinValue;

備考

年は-999999999で、月は-11です。

Null

この静的フィールドは、OracleIntervalYMインスタンスに割り当てることができるNULL値を表します。

宣言

// C#
public static readonly OracleIntervalYM Null;

Zero

この静的フィールドは、OracleIntervalYM構造の0(ゼロ)値を表します。

宣言

// C#
public static readonly OracleIntervalDS Zero;

OracleIntervalYM静的メソッド

OracleIntervalYM静的メソッドを、表14-69にリストします。

表14-69 OracleIntervalYM静的メソッド

メソッド 説明

Equals

2つのOracleIntervalYM値が等しいかどうかを判別します(オーバーロード)

GreaterThan

一方のOracleIntervalYM値がもう一方の値より大きいかどうかを判別します

GreaterThanOrEqual

一方のOracleIntervalYM値がもう一方の値以上かどうかを判別します

LessThan

一方のOracleIntervalYM値がもう一方の値より小さいかどうかを判別します

LessThanOrEqual

一方のOracleIntervalYM値がもう一方の値以下かどうかを判別します

NotEquals

2つのOracleIntervalYM値が等しくないかどうかを判別します

Parse

OracleIntervalYM構造を戻し、文字列を使用して間隔の値を設定します

SetPrecision

指定された年精度が含まれたOracleIntervalYMの新規インスタンスを戻します


Equals

この静的メソッドでは、2つのOracleIntervalYM値が等しいかどうかが判断されます。

宣言

// C#
public static bool Equals(OracleIntervalYM val1, OracleIntervalYM val2);

パラメータ

  • val1

    OracleIntervalYM構造

  • val2

    OracleIntervalYM構造

戻り値

2つのOracleIntervalYMの値が同じ間隔を表す場合はtrueを戻し、それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

  • 値を持つすべてのOracleIntervalYMは、NULL値を持つOracleIntervalYMより大きい値とみなされます。

  • NULL値を含む2つのOracleIntervalYMは等しくなります。

GreaterThan

この静的メソッドでは、2つのOracleIntervalYM値の最初の値が2番目の値より大きいかどうかが判断されます。

宣言

// C#
public static bool GreaterThan(OracleIntervalYM val1, OracleIntervalYM val2);

パラメータ

  • val1

    最初のOracleIntervalYM

  • val2

    2番目のOracleIntervalYM

戻り値

2つのOracleIntervalYM値の最初の値が2番目の値より大きい場合はtrueを戻し、それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

  • 値を持つすべてのOracleIntervalYMは、NULL値を持つOracleIntervalYMより大きい値とみなされます。

  • NULL値を含む2つのOracleIntervalYMは等しくなります。

GreaterThanOrEqual

この静的メソッドでは、2つのOracleIntervalYM値の最初の値が2番目の値以上かどうかが判断されます。

宣言

// C#
public static bool GreaterThanOrEqual(OracleIntervalYM val1, 
    OracleIntervalYM val2);

パラメータ

  • val1

    最初のOracleIntervalYM

  • val2

    2番目のOracleIntervalYM

戻り値

2つのOracleIntervalYM値の最初の値が2番目の値以上である場合はtrueを戻し、それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

  • 値を持つすべてのOracleIntervalYMは、NULL値を持つOracleIntervalYMより大きい値とみなされます。

  • NULL値を含む2つのOracleIntervalYMは等しくなります。

LessThan

この静的メソッドでは、2つのOracleIntervalYM値の最初の値が2番目の値未満かどうかが判断されます。

宣言

// C#
public static bool LessThan(OracleIntervalYM val1, OracleIntervalYM val2);

パラメータ

  • val1

    最初のOracleIntervalYM

  • val2

    2番目のOracleIntervalYM

戻り値

2つのOracleIntervalYM値の最初の値が2番目の値未満である場合はtrueを戻し、それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

  • 値を持つすべてのOracleIntervalYMは、NULL値を持つOracleIntervalYMより大きい値とみなされます。

  • NULL値を含む2つのOracleIntervalYMは等しくなります。

LessThanOrEqual

この静的メソッドでは、2つのOracleIntervalYM値の最初の値が2番目の値以下かどうかが判断されます。

宣言

// C#
public static bool LessThanOrEqual(OracleIntervalYM val1, OracleIntervalYM val2);

パラメータ

  • val1

    最初のOracleIntervalYM

  • val2

    2番目のOracleIntervalYM

戻り値

2つのOracleIntervalYMのうち、最初の値が2番目の値以下である場合は、trueを戻します。それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

  • 値を持つすべてのOracleIntervalYMは、NULL値を持つOracleIntervalYMより大きい値とみなされます。

  • NULL値を含む2つのOracleIntervalYMは等しくなります。

NotEquals

この静的メソッドでは、2つのOracleIntervalYM値が等しくないかどうかが判断されます。

宣言

// C#
public static bool NotEquals(OracleIntervalYM val1, OracleIntervalYM val2);

パラメータ

  • val1

    最初のOracleIntervalYM

  • val2

    2番目のOracleIntervalYM

戻り値

2つのOracleIntervalYM値が等しくない場合はtrueが戻されます。それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

  • 値を持つすべてのOracleIntervalYMは、NULL値を持つOracleIntervalYMより大きい値とみなされます。

  • NULL値を含む2つのOracleIntervalYMは等しくなります。

Parse

この静的メソッドでは、OracleIntervalYM構造が戻され、文字列を使用して間隔の値が設定されます。

宣言

// C#
public static OracleIntervalYM Parse (string intervalStr);

パラメータ

  • intervalStr

    Oracle INTERVAL YEAR TO MONTHを表した文字列

戻り値

OracleIntervalYM構造が戻されます。

例外

ArgumentException - intervalStrパラメータの書式が有効でないか、またはintervalStrに無効な値が含まれます。

ArgumentNullException - intervalStrパラメータがNULLです。

備考

指定されたintervalStrの値は、年-月の書式で表されている必要があります。

"1-2"は、1年と2か月を意味します。

SetPrecision

この静的メソッドでは、指定された年精度が含まれた、OracleIntervalYMの新規インスタンスが戻されます。

宣言

// C#
public static OracleIntervalYM SetPrecision(OracleIntervalYM value1,
   int yearPrecision);

パラメータ

  • value1

    OracleIntervalYM構造

  • yearPrecision

    指定された年精度。年精度の範囲は(0から9)です。

戻り値

OracleIntervalDSインスタンス

例外

ArgumentOutOfRangeException - yearPrecisionが指定範囲を超えています。

備考

指定されたyearPrecisionの値に応じて、ToString()により戻された文字列に、0個以上の先行0(ゼロ)が表示されます。

SetPrecision()がコールされ、年精度が3に設定されている場合、"1-2"の値が指定されたOracleIntervalYMは、文字列"001-2"となります。


OracleIntervalYM静的演算子

OracleIntervalYM静的演算子を、表14-70にリストします。

表14-70 OracleIntervalYM静的演算子

演算子 説明

operator+

2つのOracleIntervalYM値を追加します

operator ==

2つのOracleIntervalYM値が等しいかどうかを判別します

operator >

一方のOracleIntervalYM値がもう一方の値より大きいかどうかを判別します

operator >=

一方のOracleIntervalYM値がもう一方の値以上かどうかを判別します

operator !=

2つのOracleIntervalYM値が等しくないかどうかを判別します

operator <

一方のOracleIntervalYM値がもう一方の値より小さいかどうかを判別します

operator <=

一方のOracleIntervalYM値がもう一方の値以下かどうかを判別します

operator -

一方のOracleIntervalYM値をもう一方の値から減算します

operator -

OracleIntervalYM構造を否定します

operator *

OracleIntervalYM値に数値を乗算します

operator /

OracleIntervalYM値を数値で除算します


operator +

この静的演算子では、2つのOracleIntervalYM値が加算されます。

宣言

// C#
public static OracleIntervalYM operator + (OracleIntervalYM val1, 
    OracleIntervalYM val2);

パラメータ

  • val1

    最初のOracleIntervalYM

  • val2

    2番目のOracleIntervalYM

戻り値

OracleIntervalYM

備考

引数のいずれかにNULL値がある場合、戻されたOracleIntervalYM構造にはNULL値があります。

operator ==

この静的演算子では、2つのOracleIntervalYM値が等しいかどうかが判断されます。

宣言

// C#
public static bool operator == (OracleIntervalYM val1, OracleIntervalYM val2);

パラメータ

  • val1

    最初のOracleIntervalYM

  • val2

    2番目のOracleIntervalYM

戻り値

等しい場合はtrueを戻し、それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

  • 値を持つすべてのOracleIntervalYMは、NULL値を持つOracleIntervalYMより大きい値とみなされます。

  • NULL値を含む2つのOracleIntervalYMは等しくなります。

operator >

この静的演算子では、2つのOracleIntervalYM値の最初の値が2番目の値より大きいかどうかが判断されます。

宣言

// C#
public static bool operator > (OracleIntervalYM val1, OracleIntervalYM val2);

パラメータ

  • val1

    最初のOracleIntervalYM

  • val2

    2番目のOracleIntervalYM

戻り値

一方のOracleIntervalYM値がもう一方の値より大きい場合はtrueを戻し、それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

  • 値を持つすべてのOracleIntervalYMは、NULL値を持つOracleIntervalYMより大きい値とみなされます。

  • NULL値を含む2つのOracleIntervalYMは等しくなります。

operator >=

この静的演算子では、2つのOracleIntervalYM値の最初の値が2番目の値以上かどうかが判断されます。

宣言

// C#
public static bool operator >= (OracleIntervalYM val1, OracleIntervalYM val2);

パラメータ

  • val1

    最初のOracleIntervalYM

  • val2

    2番目のOracleIntervalYM

戻り値

一方のOracleIntervalYM値がもう一方の値以上である場合はtrueを戻し、それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

  • 値を持つすべてのOracleIntervalYMは、NULL値を持つOracleIntervalYMより大きい値とみなされます。

  • NULL値を含む2つのOracleIntervalYMは等しくなります。

operator !=

この静的演算子では、2つのOracleIntervalYM値が等しくないかどうかが判断されます。

宣言

// C#
public static bool operator != (OracleIntervalYM val1, OracleIntervalYM val2)

パラメータ

  • val1

    最初のOracleIntervalYM

  • val2

    2番目のOracleIntervalYM

戻り値

2つのOracleIntervalYM値が等しくない場合はtrueを戻し、等しい場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

  • 値を持つすべてのOracleIntervalYMは、NULL値を持つOracleIntervalYMより大きい値とみなされます。

  • NULL値を含む2つのOracleIntervalYMは等しくなります。

operator <

この静的演算子では、2つのOracleIntervalYM値の最初の値が2番目の値未満かどうかが判断されます。

宣言

// C#
public static bool operator < (OracleIntervalYM val1, OracleIntervalYM val2);

パラメータ

  • val1

    最初のOracleIntervalYM

  • val2

    2番目のOracleIntervalYM

戻り値

2つのOracleIntervalYM値の最初の値が2番目の値未満である場合はtrueを戻し、それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

  • 値を持つすべてのOracleIntervalYMは、NULL値を持つOracleIntervalYMより大きい値とみなされます。

  • NULL値を含む2つのOracleIntervalYMは等しくなります。

operator <=

この静的演算子では、2つのOracleIntervalYM値の最初の値が2番目の値以下かどうかが判断されます。

宣言

// C#
public static bool operator <= (OracleIntervalYM val1, OracleIntervalYM val2);

パラメータ

  • val1

    最初のOracleIntervalYM

  • val2

    2番目のOracleIntervalYM

戻り値

2つのOracleIntervalYM値の最初の値が2番目の値以下である場合はtrueを戻し、それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

  • 値を持つすべてのOracleIntervalYMは、NULL値を持つOracleIntervalYMより大きい値とみなされます。

  • NULL値を含む2つのOracleIntervalYMは等しくなります。

operator -

この静的演算子では、一方のOracleIntervalYM構造がもう一方の構造から差し引かれます。

宣言

// C#
public static OracleIntervalYM operator - (OracleIntervalYM val1, OracleIntervalYM val2);

パラメータ

  • val1

    最初のOracleIntervalYM

  • val2

    2番目のOracleIntervalYM

戻り値

OracleIntervalYM構造

備考

引数のいずれかにNULL値がある場合、戻されたOracleIntervalYM構造にはNULL値があります。

operator -

この静的演算子では、OracleIntervalYM構造が否定されます。

宣言

// C#
public static OracleIntervalYM operator - (OracleIntervalYM val);

パラメータ

  • val

    OracleIntervalYM

戻り値

OracleIntervalYM構造

備考

指定したOracleIntervalYM構造にNULL値がある場合、戻されたOracleIntervalYM構造にはNULL値があります。

operator *

この静的演算子では、OracleIntervalYM値に数値が掛け合せられます。

宣言

// C#
public static OracleIntervalYM operator * (OracleIntervalYM val1, int multiplier);

パラメータ

  • val1

    最初のOracleIntervalYM

  • multiplier

    乗数

戻り値

OracleIntervalYM構造

備考

指定したOracleIntervalYM構造にNULL値がある場合、戻されたOracleIntervalYM構造にはNULL値があります。

operator /

この静的演算子では、OracleIntervalYM値が数値で除算されます。

宣言

// C#
public static OracleIntervalYM operator / (OracleIntervalYM val1, int divisor);

パラメータ

  • val1

    最初のOracleIntervalYM

  • divisor

    除数

戻り値

OracleIntervalYM構造

備考

指定したOracleIntervalYM構造にNULL値がある場合、戻されたOracleIntervalYM構造にはNULL値があります。


OracleIntervalYM型変換

OracleIntervalYM変換を、表14-71にリストします。

表14-71 OracleIntervalYM型変換

演算子 説明

explicit operator long

OracleIntervalYM構造を数値に変換します

explicit operator OracleIntervalYM

文字列をOracleIntervalYM構造に変換します

implicit operator OracleIntervalYM

月数をOracleIntervalYM構造に変換します


explicit operator long

この型変換演算子では、OracleIntervalYMが、間隔における月数を表す数値に変換されます。

宣言

// C#
public static explicit operator long (OracleIntervalYM val);

パラメータ

  • val

    OracleIntervalYM構造

戻り値

月のlong

例外

OracleNullValueException - OracleIntervalYM構造にNULL値があります。

explicit operator OracleIntervalYM

この型変換演算子では、文字列intervalStrOracleIntervalYM構造に変換されます。

宣言

// C#
public static explicit operator OracleIntervalYM (string intervalStr);

パラメータ

  • intervalStr

    Oracle INTERVAL YEAR TO MONTHの文字列表現

戻り値

OracleIntervalYM構造

例外

ArgumentException - 指定されたintervalStrパラメータの書式が正しくないか、または無効な値が含まれます。

ArgumentNullException - intervalStrパラメータがNULLです。

備考

戻されたOracleIntervalDS構造には、指定されたintervalStrで表されているのと同じ間隔が含まれます。指定されたintervalStrの値は、年-月の書式で表されている必要があります。

implicit operator OracleIntervalYM

この型変換演算子では、間隔としての合計月数がOracleIntervalYM構造に変換されます。

宣言

// C#
public static implicit operator OracleIntervalYM (long months);

パラメータ

  • months

    変換される月数。範囲は、(-999,999,999 * 12)-11 <= months <=(999,999,999 * 12)+11です。

戻り値

OracleIntervalYM構造

例外

ArgumentOutOfRangeException - monthsパラメータが指定範囲を超えています。


OracleIntervalYMプロパティ

OracleIntervalYMプロパティを、表14-72にリストします。

表14-72 OracleIntervalYMプロパティ

プロパティ 説明

BinData

Oracle INTERVAL YEAR TO MONTHをOracle内部書式で表したバイト配列を戻します

IsNull

現行インスタンスにNULL値があるかどうかを示します

Months

OracleIntervalYMの月コンポーネントを取得します

TotalYears

現行のOracleIntervalYM構造の期間を表す合計年数を戻します

Value

OracleIntervalYM構造に格納されている合計月数を指定します

Years

OracleIntervalYMの年コンポーネントを取得します


BinData

このプロパティでは、Oracle INTERVAL YEAR TO MONTHをOracle内部書式で表したバイト配列が戻されます。

宣言

// C#
public byte[] BinData {get;}

プロパティ値

Oracle INTERVAL YEAR TO MONTHをOracle内部書式で表したバイト配列です。

例外

OracleNullValueException - 現行インスタンスにはNULL値があります。

IsNull

このプロパティは値にNULL値があるかどうかを示します。

宣言

// C#
public bool IsNull {get;}

プロパティ値

値にNULL値がある場合はtrueを戻し、NULL値がない場合はfalseを戻します。

Months

このプロパティでは、OracleIntervalYMの月コンポーネントが取得されます。

宣言

// C#
public int Months {get;}

プロパティ値

月コンポーネントを表すint

例外

OracleNullValueException - 現行インスタンスにはNULL値があります。

TotalYears

このプロパティでは、現行のOracleIntervalYM構造の期間を表します。合計年数が戻されます。

宣言

// C#
public double TotalYears {get;}

プロパティ値

合計年数を表すdouble

例外

OracleNullValueException - 現行インスタンスにはNULL値があります。

Value

このプロパティでは、OracleIntervalYM構造に格納されている合計月数が取得されます。

宣言

// C#
public long Value {get;}

プロパティ値

間隔を表します。合計月数です。

例外

OracleNullValueException - 現行インスタンスにはNULL値があります。

Years

このプロパティでは、OracleIntervalYMの年コンポーネントが取得されます。

宣言

// C#
public int Years {get;}

プロパティ値

年コンポーネントを表すint

例外

OracleNullValueException - 現行インスタンスにはNULL値があります。


OracleIntervalYMメソッド

OracleIntervalYMメソッドを、表14-73にリストします。

表14-73 OracleIntervalYMメソッド

メソッド 説明

CompareTo

現行のOracleIntervalYMインスタンスを指定オブジェクトと比較し、相対値を表す整数を戻します

Equals

指定されたobjectの間隔が現行インスタンスと同じかどうかを判別します(オーバーロード)

GetHashCode

OracleIntervalYMインスタンスのハッシュ・コードを戻します

GetType

System.Objectからの継承

ToString

現行のOracleIntervalYM構造を文字列に変換します


CompareTo

このメソッドでは、現行のOracleIntervalYMインスタンスが指定オブジェクトと比較され、相対値を表す整数が戻されます。

宣言

// C#
public int CompareTo(object obj);

パラメータ

  • obj

    指定されたオブジェクト

戻り値

このメソッドでは次の数値が戻されます。

ゼロ未満:現行のOracleIntervalYMobjより短い間隔を表す場合

ゼロ:現行のOracleIntervalYMおよびobjが同じ間隔を表す場合

ゼロ超過:現行のOracleIntervalYMobjより長い間隔を表す場合

実装

IComparable

例外

ArgumentException - objパラメータの型がOracleIntervalYMではありません。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

  • 比較はOracleIntervalYM間で行う必要があります。たとえば、OracleIntervalYMインスタンスとOracleBinaryインスタンスを比較することはできません。OracleIntervalYMが別の型と比較された場合、ArgumentExceptionが表示されます。

  • 値を持つすべてのOracleIntervalYMは、NULL値を持つOracleIntervalYMより大きい値とみなされます。

  • NULL値を含む2つのOracleIntervalYMは等しくなります。

Equals

Objectをオーバーライドします。

このメソッドでは、指定されたobjectの間隔が現行インスタンスと同じかどうかが判断されます。

宣言

// C#
public override bool Equals(object obj);

パラメータ

  • obj

    指定されたオブジェクト

戻り値

指定されたオブジェクト・インスタンスの型がOracleIntervalYMであり、同じ間隔である場合はtrueが戻されます。それ以外の場合はfalseが戻されます。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

  • 値を持つすべてのOracleIntervalYMは、NULL値を持つOracleIntervalYMより大きい値とみなされます。

  • NULL値を含む2つのOracleIntervalYMは等しくなります。

GetHashCode

Objectをオーバーライドします。

このメソッドでは、OracleIntervalYMインスタンスのハッシュ・コードが戻されます。

宣言

// C#
public override int GetHashCode();

戻り値

ハッシュ・コードを表すint

ToString

Objectをオーバーライドします。

このメソッドでは、現行のOracleIntervalYM構造が文字列に変換されます。

宣言

// C#
public override string ToString();

戻り値

現行のOracleIntervalYM構造を表した文字列です。

備考

現行インスタンスにNULL値がある場合、戻された文字列には「NULL」が含まれます。