この付録では、Oracle Web Tierのインストール時に発生する可能性のある一般的な問題の解決策について説明します。この付録の構成は、次のとおりです。
インストール時にエラーが発生した場合、次の手順を実行してください。
『Oracle Fusion Middlewareリリース・ノート』で最新の更新を調べます。リリース・ノートの最新バージョンは、Oracle Technology Network(http://www.oracle.com/technology/documentation)から入手可能です。
コンピュータが第2.1項「システム要件と動作保証情報」で指定されている要件を満たしていることを確認します。
いずれかのインストール画面で誤った情報を入力した場合、「戻る」をクリックしてその画面まで戻ります。
ファイルのコピーまたはリンク中にエラーが発生した場合、次の手順を実行してください。
エラーを記録し、インストール・ログ・ファイルを確認します。
第3章「Oracle Web Tierの削除」の手順に従い、障害の発生したインストールを削除します。
エラーの原因となった問題を訂正します。
インストールを再開します。
この項では、Oracle Fusion Middlewareのインストール時に発生する可能性のある一般的な問題の解決策について説明します。内容は、次のとおりです。
インストーラは、ログ・ファイルをOracle_Inventory_Location/logディレクトリ(UNIXの場合)またはOracle_Inventory_Location\logsディレクトリ(Windowsの場合)に書き込みます。 UNIXシステムでOracleインベントリ・ディレクトリの場所がわからない場合は、Web_Tier_ORACLE_HOME/oraInst.locファイルを参照すればわかります。 Windowsシステムのインベントリ・ディレクトリのデフォルトの場所はC:\Program Files\Oracle\Inventory\logsです。
次のインストール・ログ・ファイルが、ログ・ディレクトリに書き込まれます。
installdate-time-stamp.log
installdate-time-stamp.out
installActionsdate-time-stamp.log
installProfiledate-time-stamp.log
oraInstalldate-time-stamp.err
oraInstalldate-time-stamp.log
-printtimeパラメータを指定してインストーラを起動すると、timeTakendate-time-stamp.logファイルが同じディレクトリに作成されます。
構成セッションのログ・ファイルを作成するには、次のように-logオプションを指定して構成ウィザードを起動します。
UNIXの場合
% ./config.sh -log=log_filename
Windowsの場合
G:\ config.cmd -log=log_filename
log_filenameに絶対パスを指定すると、そこにログ・ファイルが作成されます。 パスなしでファイル名のみを指定すると、Web_Tier_ORACLE_HOME/common/binディレクトリ(UNIXの場合)またはWeb_Tier_ORACLE_HOME\common\binディレクトリ(Windowsの場合)にログ・ファイルが作成されます。
Java Required Files(JRF)ビットは、Oracle Web Tierの一部のコンポーネントで必要なため、Oracle Web Tierのインストールに含まれています。 これらのビットを、WebLogicドメイン内のJRFの構成に使用しないでください。
WebLogicドメインにJRFを構成するには、Oracle SOA SuiteやEnterprise Managerなどの他のOracle Fusion Middleware製品にJRFを含める必要があります。 Web層のOracleホーム・ディレクトリからJRFを構成することはできません。
この付録で問題が解決しない場合は、次のソースを参照してください。
『Oracle Fusion Middlewareリリース・ノート』。Oracle Technology Network(http://www.oracle.com/technology/documentation)から入手可能です。
My Oracle Support(以前のOracleMetaLink: http://metalink.oracle.com)
問題の解決策が見つからない場合は、サービス・リクエストを開きます。