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Oracle Fusion Middleware Oracle Business Rulesユーザーズ・ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B55917-01
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B Rulesの拡張メソッド

この付録では、拡張メソッドについて説明します。この付録の内容は次のとおりです。

B.1 Duration拡張メソッド(oracle.rules.rl.extensions.Duration)

表B-1に、Durationメソッドを示します。

Durationメソッドを使用すると、2つの日付の間の間隔を計算できます。すべてのDurationメソッドでは、2つの日付引数を使用します。 Durationメソッドは、第1引数がjava.util.Calendarまたはjavax.xml.datatype.XMLGregorianCalendarのいずれかで、第2引数がjava.util.Calendarまたはjavax.xml.datatype.XMLGregorianCalendarのいずれかになるようにオーバーロードされます。

Rules Designerは、メソッドごとに引数と有効なデータ型をリストに示します。

表B-1 Oracle Business RulesのDurationメソッド

メソッド 戻り型 説明

compare

int

2つの日付を比較して、等しい場合はint型の値0が戻され、日付1が日付2より前の時点を表している場合は0未満の値が戻され、日付1が日付2より後の時点を表している場合は0より大きい値が戻されます。

daysBetween

int

2つの日付の間の差異が日数で戻されます。

hoursBetween

long

2つの日付の間の差異が時間数で戻されます。

millisecondsBetween

long

2つの日付の間の差異がミリ秒数で戻されます。

minutesBetween

long

2つの日付の間の差異が分数で戻されます。

monthsBetween

int

2つの日付の間の差異が月数で戻されます。

secondsBetween

long

2つの日付の間の差異が秒数で戻されます。

weeksBetween

int

2つの日付の間の差異が週数で戻されます。

yearsBetween

int

2つの日付の間の差異が年数で戻されます。


B.2 JavaDate拡張メソッド(oracle.rules.rl.extensions.JavaDate)

表B-2に、JavaDateの加算メソッドと減算メソッドを示します。 表B-3に、JavaDateの文字列への変換メソッドと文字列からの変換メソッドを示します。詳細は、次のWebサイトでISO 8601の日付と時刻の数値表現に関する項を参照してください。

http://www.iso.org/iso/support/faqs/faqs_widely_used_standards/widely_used_standards_other/date_and_time_format.htm

JavaDateの加算メソッドと減算メソッドを使用すると、更新されたCalendarが戻されます。 表B-2の各メソッドは、java.util.Calendarを戻します。 各メソッドは第1引数としてjava.util.Calendarを使用し、メソッドに応じてint型またはlong型の第2引数を使用します。

表B-2 JavaDateの加算カレンダ・メソッドと減算カレンダ・メソッド

メソッド 引数 説明

addDaysTo

Calendar,int

指定した日付に指定した日数を加算した結果として、新しいCalendarが戻されます。

addHoursTo

Calendar,long

指定した日付に指定した時間数を加算した結果として、新しいCalendarが戻されます。

addMillisecondsTo

Calendar,long

指定した日付に指定したミリ秒数を加算した結果として、新しいCalendarが戻されます。

addMinutesTo

Calendar,long

指定した日付に指定した分数を加算した結果として、新しいCalendarが戻されます。

addMonthsTo

Calendar,int

指定した日付に指定した月数を加算した結果として、新しいCalendarが戻されます。

addSecondsTo

Calendar,long

指定した日付に指定した秒数を加算した結果として、新しいCalendarが戻されます。

addWeeksTo

Calendar,int

指定した日付に指定した週数を加算した結果として、新しいCalendarが戻されます。

addYearsTo

Calendar,int

指定した日付に指定した年数を加算した結果として、新しいCalendarが戻されます。

subtractDaysFrom

Calendar,int

指定した日付から指定した日数を減算した結果として、新しいCalendarが戻されます。

subtractHoursFrom

Calendar,long

指定した日付から指定した時間数を減算した結果として、新しいCalendarが戻されます。

subtractMillisecondsFrom

Calendar,long

指定した日付から指定したミリ数を減算した結果として、新しいCalendarが戻されます。

subtractMinutesFrom

Calendar,long

指定した日付から指定した分数を減算した結果として、新しいCalendarが戻されます。

subtractMonthsFrom

Calendar,int

指定した日付から指定した月数を減算した結果として、新しいCalendarが戻されます。

subtractSecondsFrom

Calendar,long

指定した日付から指定した秒数を減算した結果として、新しいCalendarが戻されます。

subtractWeeksFrom

Calendar,int

指定した日付から指定した週数を減算した結果として、新しいCalendarが戻されます。

subtractYearsFrom

Calendar,int

指定した日付から指定した年数を減算した結果として、新しいCalendarが戻されます。


表B-3 JavaDateの日付文字列メソッドと時刻文字列メソッド

メソッド 戻り型 説明

fromDateString

Calendar

指定したISO 8601の日付のCalendarインスタンスが作成されます。引数はString型です。

fromDateTimeString

Calendar

指定したISO 8601の日付と時刻のCalendarインスタンスが作成されます。引数はString型です。

fromTimeString

Calendar

指定したISO 8601の時刻のCalendarインスタンスが作成されます。引数はString型です。

toDateString

String

指定した日付のISO 8601表現が戻されます。引数はCalendar型です。

toDateTimeString

String

指定した日付と時刻のISO 8601表現が戻されます。引数はCalendar型です。

toTimeString

String

指定した時刻のISO 8601表現が戻されます。引数はCalendar型です。


B.3 XMLDate拡張メソッド(oracle.rules.rl.extensions.XMLDate)

表B-4に、XMLDateの加算メソッドと減算メソッドを示します。 表B-5に、XMLDateの文字列への変換メソッドと文字列からの変換メソッドを示します。詳細は、次のWebサイトでISO 8601の日付と時刻の数値表現に関する項を参照してください。

http://www.iso.org/iso/support/faqs/faqs_widely_used_standards/widely_used_standards_other/date_and_time_format.htm

XMLDateの加算メソッドと減算メソッドを使用すると、更新されたXMLGregorianCalendarが戻されます。 表B-4の各メソッドは、javax.xml.datatype.XMLGregorianCalendarを戻します。 各メソッドは第1引数としてjavax.xml.datatype.XMLGregorianCalendarを使用し、メソッドに応じてint型またはlong型の第2引数を使用します。

表B-4 XMLDateの加算メソッドと減算メソッド

メソッド 引数 説明

addDaysTo

XMLGregorianCalendar, int

指定したXMLGregorianCalendarに指定した日数を加算した結果として、新しいXMLGregorianCalendarが戻されます。

addHoursTo

XMLGregorianCalendar, int

指定したXMLGregorianCalendarに指定した時間数を加算した結果として、新しいXMLGregorianCalendarが戻されます。

addMillisecondsTo

XMLGregorianCalendar, long

指定したXMLGregorianCalendarに指定したミリ秒数を加算した結果として、新しいXMLGregorianCalendarが戻されます。

addMinutesTo

XMLGregorianCalendar, long

指定したXMLGregorianCalendarに指定した分数を加算した結果として、新しいXMLGregorianCalendarが戻されます。

addMonthsTo

XMLGregorianCalendar, int

指定したXMLGregorianCalendarに指定した月数を加算した結果として、新しいXMLGregorianCalendarが戻されます。

addSecondsTo

XMLGregorianCalendar, long

指定したXMLGregorianCalendarに指定した秒数を加算した結果として、新しいXMLGregorianCalendarが戻されます。

addWeeksTo

XMLGregorianCalendar, int

指定したXMLGregorianCalendarに指定した週数を加算した結果として、新しいXMLGregorianCalendarが戻されます。

addYearsTo

XMLGregorianCalendar, int

指定したXMLGregorianCalendarに指定した年数を加算した結果として、新しいXMLGregorianCalendarが戻されます。

subtractDaysFrom

XMLGregorianCalendar, int

指定したXMLGregorianCalendarから指定した日数を減算した結果として、新しいXMLGregorianCalendarが戻されます。

subtractHoursFrom

XMLGregorianCalendar, long

指定したXMLGregorianCalendarから指定した時間数を減算した結果として、新しいXMLGregorianCalendarが戻されます。

subtractMillisecondsFrom

XMLGregorianCalendar, long

指定したXMLGregorianCalendarから指定したミリ秒数を減算した結果として、新しいXMLGregorianCalendarが戻されます。

subtractMinutesFrom

XMLGregorianCalendar, long

指定したXMLGregorianCalendarから指定した分数を減算した結果として、新しいXMLGregorianCalendarが戻されます。

subtractMonthsFrom

XMLGregorianCalendar, int

指定したXMLGregorianCalendarから指定した月数を減算した結果として、新しいXMLGregorianCalendarが戻されます。

subtractSecondsFrom

XMLGregorianCalendar, long

指定したXMLGregorianCalendarから指定した秒数を減算した結果として、新しいXMLGregorianCalendarが戻されます。

subtractWeeksFrom

XMLGregorianCalendar, int

指定したXMLGregorianCalendarから指定した週数を減算した結果として、新しいXMLGregorianCalendarが戻されます。

subtractYearsFrom

XMLGregorianCalendar, int

指定したXMLGregorianCalendarから指定した年数を減算した結果として、新しいXMLGregorianCalendarが戻されます。


表B-5 XMLDateの文字列への変換メソッドと文字列からの変換メソッド

メソッド 戻り型 説明

fromString

XMLGregorianCalendar

指定したISO 8601の日付、日時または時刻からXMLGregorianCalendarインスタンスが作成されます。単一のString引数が使用されます。

toString

String

指定したXMLGregorianCalendarのISO 8601表現が戻されます。単一のXMLGregorianCalendar引数が使用されます。


B.4 OracleDateメソッド(oracle.rules.sdk2.extensions.OracleDate)

表B-6に、OracleDateの加算メソッドと減算メソッドを示します。 表B-7に、OracleDateの文字列への変換メソッドと文字列からの変換メソッドを示します。 詳細は、Webサイト(http://www.iso.org/iso/support/faqs/faqs_widely_used_standards/widely_used_standards_other/date_and_time_format.htm)でISO 8601の日付と時刻の数値表現に関する項を参照してください。

OracleDateの加算メソッドと減算メソッドを使用すると、更新されたTimestampが戻されます。 表B-6の各メソッドは、oracle.jbo.domain.Timestampを戻します。 各メソッドは第1引数としてoracle.jbo.domain.Timestampを使用し、メソッドに応じてint型またはlong型の第2引数を使用します。

表B-6 OracleDateの加算メソッドと減算メソッド

メソッド/引数 説明

addDaysTooracle.jbo.domain.Timestamp, int

指定したTimestampインスタンスに指定した日数を加算した結果として、新しいTimestampインスタンスが戻されます。

addHoursTooracle.jbo.domain.Timestamp, int

指定したTimestampインスタンスに指定した時間数を加算した結果として、新しいTimestampインスタンスが戻されます。

addMillisecondsTooracle.jbo.domain.Timestamp, int

指定したTimestampインスタンスに指定したミリ秒数を加算した結果として、新しいTimestampインスタンスが戻されます。

addMinutesTooracle.jbo.domain.Timestamp, int

指定したTimestampインスタンスに指定した分数を加算した結果として、新しいTimestampインスタンスが戻されます。

addMonthsTooracle.jbo.domain.Timestamp, int

指定したTimestampインスタンスに指定した月数を加算した結果として、新しいTimestampインスタンスが戻されます。

addSecondsTooracle.jbo.domain.Timestamp, int

指定したTimestampインスタンスに指定した秒数を加算した結果として、新しいTimestampインスタンスが戻されます。

addWeeksTooracle.jbo.domain.Timestamp, int

指定したTimestampインスタンスに指定した週数を加算した結果として、新しいTimestampインスタンスが戻されます。

addYearsTooracle.jbo.domain.Timestamp, int

指定したTimestampインスタンスに指定した年数を加算した結果として、新しいTimestampインスタンスが戻されます。

subtractDaysFromoracle.jbo.domain.Timestamp, int

指定したTimestampインスタンスから指定した日数を減算した結果として、新しいTimestampインスタンスが戻されます。

subtractHoursFromoracle.jbo.domain.Timestamp, int

指定したTimestampインスタンスから指定した時間数を減算した結果として、新しいTimestampインスタンスが戻されます。

subtractMillisecondsFromoracle.jbo.domain.Timestamp, int

Timestampインスタンスから指定したミリ秒数を減算した結果として、新しいTimestampインスタンスが戻されます。

subtractMinutesFromoracle.jbo.domain.Timestamp, int

指定したTimestampインスタンスから指定した分数を減算した結果として、新しいTimestampインスタンスが戻されます。

subtractMonthsFromoracle.jbo.domain.Timestamp, int

日付から指定した月数を減算した結果として、新しいTimestampインスタンスが戻されます。

subtractSecondsFromoracle.jbo.domain.Timestamp, int

指定したTimestampインスタンスから指定した秒数を減算した結果として、新しいTimestampインスタンスが戻されます。

subtractWeeksFromoracle.jbo.domain.Timestamp, int

指定したTimestampインスタンスから指定した週数を減算した結果として、新しいTimestampインスタンスが戻されます。

subtractYearsFromoracle.jbo.domain.Timestamp, int

指定したTimestampインスタンスから指定した年数を減算した結果として、新しいTimestampインスタンスが戻されます。


表B-7 OracleDateの文字列への変換メソッドと文字列からの変換メソッド

メソッド 戻り型 説明

fromString

oracle.jbo.domain.Timestamp

指定したISO 8601の日付と時刻の文字列のTimestampインスタンスが作成されます。単一のString引数が使用されます。

toGregorianCalendar

java.util.GregorianCalendar

指定したTimestampを表すGregorianCalendarが戻されます。単一のoracle.jbo.domain.Timestamp引数が使用されます。

toString

java.lang.String

指定したTimestampインスタンスのISO 8601表現が戻されます。単一のoracle.jbo.domain.Timestamp引数が使用されます。


B.5 OracleDurationメソッド(oracle.rules.sdk2.extensions.OracleDuration)

Durationメソッドを使用すると、2つの日付の間の間隔を計算できます。すべてのDurationメソッドでは、2つの日付引数を使用します。 Durationメソッドは、第1引数がjava.util.Calendaroracle.jbo.domain.Timestampjavax.xml.datatype.XMLGregorianCalendarのいずれかで、第2引数がjava.util.Calendar、oracle.jbo.domain.Timestamp、javax.xml.datatype.XMLGregorianCalendarのいずれかになるようにオーバーロードされます。 メソッドの1つの引数をTimestamp(oracle.jbo.domain.Timestamp)にする必要があることに注意してください。

Rules Designerは、メソッドごとに引数と有効なデータ型をリストに示します。

表B-8に、OracleDurationメソッドを示します。

表B-8 OracleDurationメソッド

メソッド 戻り型 説明

compare()

int

2つの日付を比較して、等しい場合はint型の値0が戻され、日付1が日付2より前の時点を表している場合は0未満の値が戻され、日付1が日付2より後の時点を表している場合は0より大きい値が戻されます。

daysBetween()

int

2つの日付の間の差異が日数で戻されます。

hoursBetween()

long

2つの日付の間の差異が時間数で戻されます。

millisecondsBetween()

long

2つの日付の間の差異がミリ秒数で戻されます。

minutesBetween()

long

2つの日付の間の差異が分数で戻されます。

monthsBetween()

int

2つの日付の間の差異が月数で戻されます。

secondsBetween()

long

2つの日付の間の差異が秒数で戻されます。

weeksBetween()

int

2つの日付の間の差異が週数で戻されます。

yearsBetween()

int

2つの日付の間の差異が年数で戻されます。