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Oracle Fusion Middlewareリリース・ノート
11gリリース1(11.1.1) for Microsoft Windows(32-Bit)
B55923-01
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35 Oracle Reports

この章では、Oracle Reportsに関連する問題について説明します。内容は次のとおりです。

35.1 一般的な問題および回避方法

この項では、一般的な問題および回避方法について説明します。

35.1.1 Enterprise Managerを使用したOIDのSSLポートの関連付け

Oracle Reports 11gリリース1(11.1.1)をインストールする場合、OIDポートをSSL対応とするかどうかを指定できます。ただし、Enterprise ManagerのReportsとOIDの再関連付けページでは、インストール中にSSLポートを使用するように構成されたOIDの表示、関連付け、関連付け解除または再関連付けを行うことができません。

35.1.2 Enterprise Managerを使用したセキュアではないメール・サーバーの構成変更

Enterprise Managerの「Reports Server基本構成」および「Reports Server拡張構成」ページで変更を行うと、メール・サーバー構成要素のエントリが影響を受けます。メール・サーバー構成要素のコメント設定された子要素は、rwbuilder.confおよびrwserver.conf構成ファイルから削除されます。その結果、メール宛先に対するジョブの実行に失敗します。この問題は、セキュアではないメール・サーバーを使用している場合にのみ発生します。また、この問題は、ReportsサーバーがWindowsプラットフォームで実行されている場合にのみ発生します。たとえば、rwservletを通じてジョブが発行されると、ブラウザに次のエラー・メッセージが表示される可能性があります。

COULD NOT CONNECT TO SMTP HOST: LOCALHOST, PORT: 25: SENDING MAIL

この問題を回避するには、rwbuilder.confおよびrwserver.conf構成ファイルにメール・サーバーの子要素のエントリを手動で追加し、次の例のようにそのエントリをコメント・アウトします。

<pluginParam name="mailServer" value="aaa.bbb.com">
    <!--property name="enableSSL" value="yes"/-->
</pluginParam>

35.2 相互運用性の問題および回避方法

この項では、相互運用性の問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。

35.2.1 Reports 11gサーバーとReports 10.1.2.3クライアントの相互運用性

この相互運用環境では、パッチ7597820をインストールする必要があります。このパッチは、http://updates.oracle.com/download/7597820.htmlからダウンロードできます。このパッチは、ジョブ・ステータス情報の2つのリリース間におけるCORBA IDLの変更に対処するために必要です。Reports 10gリリース2(10.1.2.3)のrwservletをReports 11gリリース1(11.1.1)のサーバーと組み合せて使用する場合、このパッチを10.1.2.3インストール環境にインストールしておく必要があります。このパッチは、http://metalink.oracle.comからダウンロードできます。

35.3 ドキュメントの訂正箇所

この項では、ドキュメントの訂正箇所を示します。内容は次のとおりです。

35.3.1 マルチバイト・レポートのXML PROLOG VALUEのデフォルト値

Reportsのオンライン・ヘルプに記載されているマルチバイト・レポートのレポート・オブジェクト・プロパティXML PROLOG VALUEのデフォルト値は、間違っています。このデフォルト値は、<?xml version="1.0"?>と記載されています。正しいデフォルト値は、<?xml version="1.0" encoding="&Encoding"?>です。