| Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Web アプリケーション、サーブレット、JSP の開発 11g リリース 1 (10.3.1) B55521-01 |
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この章では、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Web アプリケーション、サーブレット、JSP の開発』の内容と構成について説明します。
このマニュアルは、WebLogic Server にデプロイするための Web アプリケーションや、HTTP サーブレット、JavaServer Page (JSP) などのコンポーネントを開発するソフトウェア開発者向けの情報源です。Web アプリケーションのユーザおよびデプロイヤ向けの情報も提供しています。また、WebLogic Server を評価するビジネス アナリストや、特定のアプリケーションで WebLogic Server Web アプリケーションの使用を考えているシステム設計者にとって便利な情報も掲載されています。
このマニュアルのトピックでは、ソフトウェア プロジェクトの設計および開発段階に関連する情報を提供します。また、プロジェクトのテストおよびプロダクション前の段階で見つかるアプリケーションの問題を解決するうえで便利なトピックもあります。
このマニュアルでは、プロダクション段階での管理、モニタ、パフォーマンス チューニングについては扱いません。これらのトピックに関する WebLogic Server のドキュメントとリソースへのリンクについては、「関連ドキュメント」を参照してください。
このマニュアルは、J2EE および Web アプリケーションの概念に精通している読者を対象としています。このマニュアルでは、WebLogic Server Web アプリケーションが提供する付加価値機能と、Web アプリケーションを実行する WebLogic Server 機能の使い方に関する主要な情報が重点的に扱われています。
この章「概要とロードマップ」では、このドキュメントの構成を紹介します。
「Web アプリケーション、サーブレット、および JSP について」では、WebLogic Server Web アプリケーション、サーブレット、および Java Server Page (JSP) の概要を示します。
「Web アプリケーションの作成とコンフィグレーション」では、Web アプリケーション リソースの作成およびコンフィグレーションの方法について説明します。
「サーブレットの作成とコンフィグレーション」では、サーブレットの作成およびコンフィグレーションの方法について説明します。
「JSP の作成とコンフィグレーション」では、JSP の作成およびコンフィグレーションの方法について説明します。
「JSF および JSTL ライブラリのコンフィグレーション」では、JavaServer Faces (JSF) および JSP Tag Standard Library (JSTL) をコンフィグレーションする方法について説明します。
「Web アプリケーションのリソースのコンフィグレーション」では、Web アプリケーション リソースのコンフィグレーション方法について説明します。
「Web コンポーネント用の WebLogic アノテーション」では、Web コンポーネントでアノテーションとリソース注入を使用して開発を簡略化する方法について説明します。
「サーブレット プログラミング タスク」では、WebLogic Server 環境での HTTP サーブレットの記述方法について説明します。
「セッションとセッション永続性の使用」では、セッションおよびセッション永続性の設定方法について説明します。
「アプリケーション イベントとイベント リスナ クラス」では、アプリケーション イベントおよびイベント リスナ クラスについて説明します。
「HTTP パブリッシュ/サブスクライブ サーバの使用」では、HTTP パブリッシュ/サブスクライブ サーバの概要と、Web アプリケーションにおけるこのサーバの使用方法を示します。
「WebLogic JSP リファレンス」では、JavaServer Page (JSP) を記述するためのリファレンス情報を提供します。
「フィルタ」では、Web アプリケーションでのフィルタの使い方について説明します。
「WebLogic JSP フォーム検証タグの使い方」では、WebLogic JSP フォーム検証タグの使い方について説明します。
「カスタム WebLogic JSP タグ (cache、process、repeat) の使い方」では、WebLogic Server 配布キットに含まれる 3 つのカスタム JSP タグ (cache、repeat、および process) の使い方について説明します。
「WebLogic EJB-to-JSP 統合ツールの使い方」では、WebLogic EJB-to-JSP 統合ツールを使用して、JavaServer Page (JSP) で EJB を呼び出すための JSP タグ ライブラリを作成する方法について説明します。ここでは、読者が少なくとも EJB と JSP の両方についてある程度の知識を持っていることを前提としています。
「web.xml デプロイメント記述子の要素」では、web.xml スキーマで定義される、ルート要素 <web-app> の下のデプロイメント記述子の要素について説明します。
「weblogic.xml デプロイメント記述子の要素」は、WebLogic Server 固有のデプロイメント記述子 weblogic.xml のスキーマに関する詳細なリファレンスです。
「Web アプリケーションのベスト プラクティス」には、WebLogic Web アプリケーションおよびアプリケーション リソースを設計、開発、およびデプロイするための Oracle のベスト プラクティスが記載されています。
このマニュアルには、Web アプリケーションに固有の設計および開発上の情報が含まれています。
WebLogic Server アプリケーションを開発、デプロイ、およびモニタするための包括的なガイドラインについては、以下のドキュメントを参照してください。
『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server アプリケーションの開発』。WebLogic Server アプリケーションの開発用ガイドです。
『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server アプリケーションのデプロイメント』。WebLogic Server アプリケーションのデプロイに関する最も詳細なガイドです。
『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server アップグレード ガイド』。以前のリリースの WebLogic Server における Web アプリケーション、JSP、およびサーブレットとの互換性に関する情報が記載されています。
Sun Microsystems の「Java Servlet Technology」(http://java.sun.com/products/servlet/index.jsp)。
Sun Microsystems の「JavaServer Pages Technology」(http://java.sun.com/products/jsp/)。
Sun Microsystems の「JavaServer Faces Technology」(http://java.sun.com/javaee/javaserverfaces/)。
Sun Microsystems の「JavaServer Pages Standard Tag Library」(http://java.sun.com/products/jsp/jstl)。
Java アプリケーション開発に関する全般的な詳細については、http://java.sun.com/javaee/ を参照。
このマニュアルに加えて、次の節で説明する Avitek Medical Records アプリケーション (MedRec) サンプルのコンテキスト内で、ソフトウェア開発者向けのサンプルが用意されています。
MedRec は WebLogic Server に付属したエンドツーエンドのサンプル J2EE アプリケーションであり、一元的で独立した医療記録管理システムをシミュレートします。MedRec アプリケーションには、患者、医師、および管理者に対して、さまざまなクライアントを使用して患者のデータを管理するフレームワークが用意されています。
MedRec では WebLogic Server と J2EE の機能が例示され、Oracle 推奨のベスト プラクティスが重点的に示されます。MedRec は WebLogic Server 配布キットに含まれており、Windows マシンの [スタート] メニューからアクセスできます。Linux などのプラットフォームでは、WL_HOME\samples\domains\medrec ディレクトリから MedRec を起動します。WL_HOME は、WebLogic Server の最上位インストール ディレクトリです。
WebLogic Server では、任意で API サンプル コードを WL_HOME\samples\server\examples\src\examples にインストールできます。WL_HOME は、WebLogic Server の最上位インストール ディレクトリです。WebLogic Server のスタート メニューからサンプル サーバを起動して、サンプルとその実行手順に関する情報を確認できます。
このリリースの WebLogic Server では、複数の Web アプリケーション、サーブレット、および JSP サンプルが用意されています。独自の Web アプリケーションを開発する前に、まずこれらの Web アプリケーション サンプルを実行することをお勧めします。
このリリースで導入された WebLogic Server の新機能の一覧については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server の新機能』を参照してください。