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Oracle® Fusion Middleware WebLogic Scripting Tool コマンド リファレンス
11g リリース 1 (10.3.1)
B55569-01
 

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9 Metadata Services (MDS) カスタム WLST コマンド

表 9-1 のカテゴリ カラムに示す Oracle Metadata Services (MDS) コマンドを使用して、Oracle Metadata Services (MDS) を管理します。

MDS リポジトリの作成および管理の詳細については、『Oracle Fusion Middleware 管理者ガイド』の「Oracle メタデータ リポジトリの管理」を参照してください。各オペレーションを実行するために必要なロールの詳細については、『Oracle Fusion Middleware 管理者ガイド』の「MDS オペレーションについて」を参照してください。


注意 :

これらのコマンドを使用するには、コンポーネントがインストールされる Oracle ホームから WLST を呼び出す必要があります。『Oracle Fusion Middleware 管理者ガイド』の「カスタム WLST コマンドの使用」を参照してください。

表 9-1 MDS コマンドのカテゴリ

コマンド カテゴリ 説明

リポジトリ管理コマンド


MDS リポジトリを管理します。

アプリケーション メタデータ管理コマンド


MDS リポジトリのアプリケーション メタデータを管理します。

アプリケーション ラベル管理コマンド


アプリケーションのラベルを管理します。

アプリケーション管理デプロイメント コマンド


アプリケーションのデプロイメントを管理します。


リポジトリ管理コマンド

表 9-2 に示す MDS コマンドを使用して、MDS リポジトリを管理します。WLST の使用状況では、オンラインとは、実行中のサーバに接続する時のみコマンドを使用できるという意味です。オフラインとは、実行中のサーバに接続しない時のみコマンドを使用できるという意味です。オンラインまたはオフラインとは、両方の場合にコマンドを使用できます。

表 9-2 リポジトリ管理コマンド

コマンド 説明 WLST の使用状況

createMetadataPartition


メタデータ リポジトリ パーティションを作成します。

オンライン

deleteMetadataPartition


メタデータ リポジトリ パーティションを削除します。

オンライン

deregisterMetadataDBRepository


データベースベースの MDS リポジトリを登録解除します。

オンライン

registerMetadataDBRepository


データベースベースの MDS リポジトリを登録します。

オンライン


createMetadataPartition

コマンド カテゴリ : リポジトリ管理

WLST の使用状況 : オンライン

説明

アプリケーションは、メタデータを管理するためにリポジトリ内にメタデータパーティションが必要です。このコマンドは、指定したリポジトリに特定の名前でパーティションを作成します。デプロイされた各アプリケーションでは、メタデータ リポジトリに論理パーティションを使用します。メタデータ リポジトリは、さまざまなアプリケーションのメタデータを管理する共通リポジトリとして使用されます。この論理パーティションはメタデータ ライフサイクルを管理するためにも役立ちます。アプリケーションをデプロイする前に、MDS リポジトリにパーティションを作成します。

構文

createMetadataPartition(repository, partition)
引数 定義
repository
パーティションが作成されるリポジトリの名前。
partition
リポジトリに作成するパーティションの名前。

次の例では、リポジトリ「mds-myrepos」にメタデータ パーティション「part1」を作成します。

wls:/weblogic/serverConfig> createMetadataPartition(repository='mds-myrepos',
                              partition='part1')
Executing operation: createMetadataPartition
Metadata partition created: part1
"part1"
wls:/weblogic/serverConfig>

deleteMetadataPartition

コマンド カテゴリ : リポジトリ管理

WLST の使用状況 : オンライン

説明

指定したリポジトリ内のメタデータ パーティションを削除します。リポジトリ パーティションを削除する場合、そのパーティションにあるメタデータがすべて失われます。

構文

deleteMetadataPartition(repository, partition)
引数 定義
repository
パーティションを含むリポジトリの名前。
partition
リポジトリで削除するパーティションの名前。

次の例では、リポジトリ「mds-myrepos」からメタデータ パーティション「part1」を削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> deleteMetadataPartition(repository='mds-myrepos',
                                partition='part1')
Executing operation: deleteMetadataPartition
Metadata partition deleted: part1
wls:/weblogic/serverConfig>

deregisterMetadataDBRepository

コマンド カテゴリ : リポジトリ管理

WLST の使用状況 : オンライン

説明

データベース メタデータ リポジトリの、ドメイン内のシステム JDBC データ ソースとしての登録を削除します。このコマンドが正常に完了したら、アプリケーションはこのリポジトリを使用できなくなります。

構文

deregisterMetadataDBRepository(name)
引数 定義
name
登録を削除するリポジトリの名前。

次の例では、メタデータ リポジトリ「mds-myrepos」の登録を削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> deregisterMetadataDBRepository('mds-myrepos')
Executing operation: deregisterMetadataDBRepository.
Metadata DB repository "mds-myrepos" was deregistered successfully.
wls:/weblogic/serverConfig>

registerMetadataDBRepository

コマンド カテゴリ : リポジトリ管理

WLST の使用状況 : オンライン

説明

データベース メタデータ リポジトリは、アプリケーションで使用する前に WebLogic サーバで登録する必要があります。このコマンドは、データベースベースのメタデータ リポジトリとして使用するためにドメインにシステム JDBC データ ソースを登録します。

構文

registerMetadataDBRepository(name, dbVendor, host, port, dbName, user, password, [targetServers])
引数 定義
name
登録するリポジトリの名前。
dbVendor
データベース ベンダ。受け入れられる値は、ORACLE または MSSQL です。
host
データベースのホスト名または IP アドレス。
port
データベースで使用されるポート番号。
dbName
データベースのサービス名。たとえば、orcl.hostname.com。
user
データベース ユーザ名。
password
データベース ユーザのパスワード。
targetServers
省略可能。このリポジトリが登録される WebLogic サーバ。この引数を指定しない場合、リポジトリが管理サーバのみに登録されます。複数のサーバを指定するには、名前をカンマで区切って入力します。

次の例では、データベース パラメータでメタデータ リポジトリ myrepos を 2 つのサーバに登録します。

wls:/weblogic/serverConfig> registerMetadataDBRepository('myrepos','ORACLE',
              'test.oracle.com','1521','mds', 'user1','x','server1, server2')
Executing operation: registerMetadataDBRepository.
Metadata DB repository "mds-myrepos" was registered successfully.
'mds-myrepos'
wls:/weblogic/serverConfig>

アプリケーション メタデータ管理コマンド

表 9-3 のコマンドを使用して、アプリケーション メタデータを管理します。

表 9-3 アプリケーション メタデータ コマンド

コマンド 説明 WLST の使用状況

deleteMetadata


アプリケーション リポジトリのメタデータを削除します。

オンライン

exportMetadata


アプリケーションのメタデータをエクスポートします。

オンライン

importMetadata


アプリケーションのメタデータをインポートします。

オンライン

purgeMetadata


メタデータをパージします。

オンライン


deleteMetadata

コマンド カテゴリ : アプリケーション メタデータ

WLST の使用状況 : オンライン

説明

アプリケーション リポジトリから選択されたドキュメントを削除します。バージョニングをサポートするデータベースベースのリポジトリに対してこのコマンドを実行する場合、削除は理論であり、MDS リポジトリ パーティションでは、選択したドキュメントの先頭のバージョン (最新バージョン) が「削除済み」としてマークされます。

メタデータは、別のリポジトリに移動される場合、削除する必要があります。この場合、メタデータをエクスポートした後、元のリポジトリのメタデータを削除できます。

構文

deleteMetadata(application, server, [docs], [restrictCustTo], [excludeAllCust],
 [excludeBaseDocs], [excludeExtendedMetadata], [cancelOnException], [applicationVersion]
引数 定義
application
メタデータを削除するアプリケーションの名前。
server
このアプリケーションがデプロイされる対象サーバ。
docs
省略可能。完全修飾ドキュメントまたはドキュメント名パターン、あるいはその両方のカンマ区切りのリスト。パターンには、ワイルドカード文字「*」および「**」を含めることができます。

「*」は、現在のネームスペースの中のすべてのドキュメントを表します。「**」は、現在のネームスペースの中のすべてのドキュメントを表し、サブネームスペースのすべてのドキュメントも再帰的に含めます。

たとえば、「/oracle/*」は、「/oracle/」の中のすべてのドキュメントを含めるが、「/oracle/mds/」の中のドキュメントを含めません。

別の例では、「/oracle/**」は、「/oracle/」の下のすべてのドキュメントを含め、「/oracle/mds/」の下のドキュメントおよびネームスペース チェーンの連続のドキュメントも含めます。

restrictCustTo
省略可能。指定したカスタマイズ レイヤに一致するカスタマイズ ドキュメントのみを削除するように、削除操作を制限するために使用するカスタマイズ レイヤ名のカンマ区切りのリスト。

excludeAllCust 引数も指定すると、この引数は無視されます。

excludeAllCust
省略可能。すべてのカスタマイズ ドキュメントを削除するかどうかを指定するブール値 (true または false)。

この引数のデフォルトは false です。restrictCustTo オプションをオーバーライドします。

excludeBaseDocs
省略可能。ベース ドキュメントを削除するかどうかを指定するブール値 (true または false)。この引数のデフォルトは false です。
excludeExtendedMetadata
省略可能。拡張されたメタデータ ドキュメントを削除するかどうかを指定するブール値 (true または false)。この引数のデフォルトは false です。
cancelOnException
省略可能。例外が発生する場合削除操作を中止するかどうかを指定するブール値 (true または false)。中止すると、削除が対象ストアでサポートされる場合、ロールバックされます。この引数のデフォルトは true です。
applicationVersion
省略可能。アプリケーション バージョン (同じアプリケーションの複数のバージョンをデプロイした場合)。

次の例では、サーバ「srg」にデプロイされた sampleApp からパッケージ「mypackage」にあるメタデータ ファイルを削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> deleteMetadata(application='mdsapp',
           server='srg', docs='/mypackage/*')
Executing operation: deleteMetadata.
"deleteMetadata" operation completed. Summary of "deleteMetadata" operation is:
List of documents successfully deleted:
/mypackage/jobs.xml
/mypackage/mo.xml
2 documents successfully deleted.
wls:/weblogic/serverConfig>

次の例では、サーバ「srg」にデプロイされた sampleApp からパッケージ「mypackage」にあるメタデータ ファイルを削除し、拡張されたメタデータおよびすべてのカスタマイズを除外するように指定します。

wls:/weblogic/serverConfig> deleteMetadata(application='mdsapp',
        server='srg', docs='/mypackage/*', cancelOnException='false',
        excludeExtendedMetadata='true',
        excludeAllCust='true')
Executing operation: deleteMetadata.
"deleteMetadata" operation completed. Summary of "deleteMetadata" operation is:
List of documents successfully deleted:
/mypackage/jobs.xml
/mypackage/mo.xml
2 documents successfully deleted.
wls:/weblogic/serverConfig>

exportMetadata

コマンド カテゴリ : アプリケーション メタデータ

WLST の使用状況 : オンライン

説明

アプリケーション メタデータは、メタデータをインポートおよびエクスポートして 1 つのサーバ位置 (たとえは、テスト) から別のサーバ位置 (たとえば、プロダクション) に移動できます。

メタデータをエクスポートするにはこのコマンドを使用します。

構文

exportMetadata(application, server, toLocation, [docs,] [restrictCustTo],
 [excludeAllCust], [excludeBaseDocs], [excludeExtendedMetadata], [fromLabel],
 [toLabel], [applicationVersion])
引数 定義
application
メタデータをエクスポートするアプリケーションの名前。
server
このアプリケーションがデプロイされる対象サーバ。
toLocation
ソース パーティションから選択されたドキュメントが転送される対象ディレクトリ。ディレクトリは、アプリケーションが物理的にデプロイされているローカルまたはネットワーク ディレクトリである必要があります。

この引数は、1 つのサーバから別のサーバにメタデータを転送するときに一時ファイル システムとして使用できます。

docs
省略可能。完全修飾ドキュメントまたはドキュメント名パターン、あるいはその両方のカンマ区切りのリストパターンには、ワイルドカード文字「*」および「**」を含めることができます。

この引数のデフォルトは「/**」です。

「*」は、現在のネームスペースの中のすべてのドキュメントを表します。「**」は、現在のネームスペースの中のすべてのドキュメントを表し、サブネームスペースのすべてのドキュメントも再帰的に含めます。

たとえば、「/oracle/*」は、「/oracle/」の中のすべてのドキュメントを含めるが、「/oracle/mds/」の中のすべてのドキュメントを含めません。

「/oracle/**」は、「/oracle/」の中のすべてのドキュメントを含め、「/oracle/mds/」の中のすべてのドキュメントおよびネームスペース チェーンの連続のドキュメントも含めます。

restrictCustTo
省略可能。指定したカスタマイズ レイヤに一致するカスタマイズ ドキュメントのみをエクスポートするように、エクスポート操作を制限するために使用するカスタマイズ レイヤ名のカンマ区切りのリスト。excludeAllCust 引数も指定すると、この引数は無視されます。
excludeAllCust
省略可能。すべてのカスタマイズ ドキュメントをエクスポートするかどうかを指定するブール値 (true または false)。この引数のデフォルトは false です。この引数は、restrictCustTo 引数をオーバーライドします。
excludeBaseDocs
省略可能。ベース ドキュメントをエクスポートするかどうかを指定するブール値 (true または false)。この引数のデフォルトは false です。
excludeExtendedMetadata
省略可能。拡張されたメタデータ ドキュメントをエクスポートするかどうかを指定するブール値 (true または false)。この引数のデフォルトは false です。
fromLabel
省略可能。このラベルに関連付けられているソース パーティションからドキュメントを転送します。
toLabel
省略可能。ソース パーティションから fromLabel と toLabel の間にデータを転送するために、fromLabel と連携して動作します。
applicationVersion
省略可能。アプリケーション バージョン (同じアプリケーションの複数のバージョンをデプロイした場合)。

次の例では、サーバ「srg」にデプロイされたアプリケーション「mdsapp」からすべてのメタデータ ファイルをエクスポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> exportMetadata(application='mdsapp', 
                            server='srg',toLocation='/tmp/myrepos',docs='/**')
Location changed to domainRuntime tree. This is a read-only tree with DomainMBean as the root.
For more help, use help(domainRuntime)
Executing operation: exportMetadata.
"exportMetadata" operation completed. Summary of "exportMetadata" operation is:
List of documents successfully transferred:
/mypackage/write.xml
/mypackage/write1.xml
/sample1.jspx
3 documents successfully transferred.
wls:/weblogic/serverConfig>

次の例では、ラベル label1 からラベル label2 にレイヤ user の中のベース ドキュメントを除いてカスタマイズ ドキュメントのみをエクスポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> exportMetadata(application='mdsapp',
                       server='srg',toLocation='/tmp/myrepos',
                       restrictCustTo='user',
                       excludeBaseDocs='true',
                       fromLabel='label1',
                       toLabel='label2',
                       applicationVersion='11.1.1')
Location changed to domainRuntime tree. This is a read-only tree with DomainMBean 
as the root.
For more help, use help(domainRuntime)
Executing operation: exportMetadata.
"exportMetadata" operation completed. Summary of "exportMetadata" operation is:
List of documents successfully transferred:
/mypackage/mdssys/cust/user/user1/write1.xml.xml
/mypackage/mdssys/cust/user/user2/write2.xml.xml
/sample1.jspx
3 documents successfully transferred.

importMetadata

コマンド カテゴリ : アプリケーション メタデータ

WLST の使用状況 : オンライン

説明

アプリケーション メタデータは、メタデータをインポートとエクスポートして 1 つのサーバ位置 (たとえは、テスト) から別のサーバ位置 (たとえば、プロダクション) に移動できます。

メタデータをインポートするには、このコマンドを使用します。

構文

importMetadata(application, server, fromLocation, [docs,] [restrictCustTo],
    [excludeAllCust], [excludeBaseDocs], [excludeExtendedMetadata],
    [cancelOnException], [applicationVersion])
引数 定義
application
メタデータをインポートするアプリケーションの名前。
server
このアプリケーションがデプロイされる対象サーバ。
fromLocation
転送するドキュメントの選択元になるソース ディレクトリ。ディレクトリは、アプリケーションが物理的にデプロイされているローカルまたはネットワーク ディレクトリである必要があります。この引数は、1 つのサーバから別のサーバにメタデータを転送するときに一時ファイル システム場所として使用できます。
docs
省略可能。完全修飾ドキュメントまたはドキュメント名パターン、あるいはその両方のカンマ区切りのリスト。パターンには、ワイルドカード文字「*」および「**」を含めることができます。この引数のデフォルトは「/**」です。

「*」は、現在のネームスペースの中のすべてのドキュメントを表します。「**」は、現在のネームスペースの中のすべてのドキュメントを表し、サブネームスペースのすべてのドキュメントも再帰的に含めます。

たとえば、「/oracle/*」は、「/oracle/」の中のすべてのドキュメントを含めるが、「/oracle/mds/」の中のドキュメントを含めません。

「/oracle/**」は、「/oracle/」の中のすべてのドキュメントを含め、「/oracle/mds/」の中のすべてのドキュメントおよびネームスペース チェーンの連続のドキュメントも含めます。

restrictCustTo
省略可能。指定したカスタマイズ レイヤに一致するカスタマイズ ドキュメントのみをインポートするように、インポート操作を制限するために使用するカスタマイズ レイヤ名のカンマ区切りのリスト。excludeAllCust 引数も指定すると、この引数は無視されます。
excludeAllCust
省略可能。すべてのカスタマイズ ドキュメントをインポートするかどうかを指定するブール値 (true または false)。この引数のデフォルトは false です。この引数は、restrictCustTo 引数をオーバーライドします。
excludeBaseDocs
省略可能。ベース ドキュメントをインポートするかどうかを指定するブール値 (true または false)。この引数のデフォルトは false です。
excludeExtendedMetadata
省略可能。拡張されたメタデータ ドキュメントをインポートするかどうかを指定するブール値 (true または false)。この引数のデフォルトは false です。
cancelOnException
省略可能。例外が発生した場合インポート操作を中止するかどうかを指定するブール値 (true または false)。
applicationVersion
省略可能。アプリケーション バージョン (同じアプリケーションの複数のバージョンをデプロイした場合)。

次の例では、サーバ「srg」上にデプロイされたアプリケーション「mdsapp」に「/tmp/myrepos」のすべてのメタデータをインポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> importMetadata(application='mdsapp', server='srg',
                             fromLocation='/tmp/myrepos',docs="/**")
Executing operation: importMetadata.
"importMetadata" operation completed. Summary of "importMetadata" operation is:
List of documents successfully transferred:
/app1/jobs.xml
/app1/mo.xml
2 documents successfully transferred.
wls:/weblogic/serverConfig>

purgeMetadata

コマンド カテゴリ : アプリケーション メタデータ

WLST の使用状況 : オンライン

説明

アプリケーションのリポジトリからラベルなしのドキュメントのバージョンをパージします。存続期間 (olderThan argument) に基づいて期限切れのすべてのドキュメントはパージされます。ラベルに付加したドキュメント バージョンおよび先頭にあるバージョン (最新バージョン) はパージされません。このコマンドは、バージョニングをサポートする (データベースベースの) リポジトリにのみ適用できます。

構文

purgeMetadata(application, server, olderThan, [applicationVersion])
引数 定義
application
パージ 操作が実行されるリポジトリでのパーティションを識別するために使用されるアプリケーションの名前。
server
このアプリケーションがデプロイされる対象サーバ。
olderThan
この値よりも古いドキュメント バージョンがパージされる。
applicationVersion
省略可能。アプリケーション バージョン (同じアプリケーションの複数のバージョンをデプロイした場合)。

次の例では、バージョンが 10 秒よりも古いの場合、サーバ「srg」にデプロイされるアプリケーション「mdsapp」のドキュメント バージョン履歴をパージします。

wls:/weblogic/serverConfig> purgeMetadata('mdsapp', 'srg', 10)
Executing operation: purgeMetadata.
Metadata purged:Total number of versions: 10.
Number of versions purged: 0.
wls:/weblogic/serverConfig>

アプリケーション ラベル管理コマンド

表 9-4 のコマンドを使用して、アプリケーションのラベルを管理します。

表 9-4 アプリケーション ラベル管理コマンド

コマンド 説明 WLST の使用状況

createMetadataLabel


メタデータ ラベルを作成します。

オンライン

deleteMetadataLabel


リポジトリ パーティションからメタデータ ラベルを削除します。

オンライン

listMetadataLabels


リポジトリ パーティションのメタデータ ラベルを示します。

オンライン

promoteMetadataLabel


ラベルに関連付けられるメタデータを先頭に昇格させます。

オンライン


createMetadataLabel

コマンド カテゴリ: アプリケーション ラベル管理

WLST の使用状況 : オンライン

説明

アプリケーションのリポジトリ パーティションにドキュメントのための新しいラベルを作成します。このコマンドは、バージョニングをサポートするリポジトリにのみ適用されます。

構文

createMetadataLabel(application, server, name, [applicationVersion])
引数 定義
application
このアプリケーションに対してコンフィグレーションしたパーティション内にラベルが作成されるアプリケーションの名前。
server
このアプリケーションがデプロイされる対象サーバ。
name
リポジトリ パーティション内に作成するラベルの名前。
applicationVersion
省略可能。アプリケーション バージョン (同じアプリケーションの複数のバージョンをデプロイした場合)。

次の例では、サーバ「srg」にデプロイされたアプリケーション「mdsapp」のためにラベル「labe11」を作成します。

wls:/weblogic/serverConfig> createMetadataLabel('mdsapp','srg','label1')
Executing operation: createMetadataLabel.
Created metadata label "label1".
wls:/weblogic/serverConfig>

deleteMetadataLabel

コマンド カテゴリ: アプリケーション ラベル管理

WLST の使用状況 : オンライン

説明

アプリケーションのリポジトリ パーティションからドキュメントのラベルを削除します。このコマンドは、バージョニングをサポートするリポジトリにのみ適用されます。

構文

deleteMetadataLabel(application, server, name, [applicationVersion])
引数 定義
application
ラベルを削除するパーティションが関連付けられるアプリケーションの名前。
server
このアプリケーションがデプロイされる対象サーバ。
name
リポジトリ パーティションに削除するラベルの名前。
applicationVersion
省略可能。アプリケーション バージョン (同じアプリケーションの複数のバージョンをデプロイした場合)。

次の例では、サーバ「srg」にデプロイされたアプリケーション「mdsapp」からメタデータ ラベル「label1」を削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> deleteMetadataLabel('mdsapp','srg','label1')
Executing operation: deleteMetadataLabel.
Deleted metadata label "label1".
wls:/weblogic/serverConfig>

listMetadataLabels

コマンド カテゴリ :

WLST の使用状況 : オンライン

説明

アプリケーションのリポジトリ パーティションにあるメタデータ ラベルを示します。このコマンドは、バージョニングをサポートするリポジトリにのみ適用されます。

構文

listMetadataLabels(application, server, [applicationVersion])
引数 定義
application
アプリケーションに関連付けられるリポジトリ パーティション内のすべてのラベルを解除するアプリケーションの名前。
server
このアプリケーションがデプロイされる対象サーバ。
applicationVersion
省略可能。アプリケーション バージョン (同じアプリケーションの複数のバージョンをデプロイした場合)。

次の例では、サーバ「srg」にデプロイされたアプリケーション「mdsapp」に使用できるメタデータ ラベルを示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listMetadataLabels('mdsapp', 'srg')
Executing operation: listMetadataLabels.
Database Repository partition contains the following labels:
label2
label3
wls:/weblogic/serverConfig>

promoteMetadataLabel

コマンド カテゴリ: アプリケーション ラベル管理

WLST の使用状況 : オンライン

説明

リポジトリにある先頭のバージョンにラベルに関連付けられるドキュメントを昇格します。このコマンドは、ロールバック機能の実現に役立ちます。このコマンドは、バージョニングをサポートするリポジトリにのみ適用されます。

構文

promoteMetadataLabel(application, server, name, [applicationVersion])
引数 定義
application
メタデータを先頭に昇格させるリポジトリが関連するアプリケーションの名前。
server
このアプリケーションがデプロイされる対象サーバ。
name
リポジトリ パーティションに昇格するラベルの名前。
applicationVersion
省略可能。アプリケーション バージョン (同じアプリケーションの複数のバージョンをデプロイした場合)。

次の例では、サーバ「srg」にデプロイされたアプリケーション「mdsapp」の先頭にメタデータ ラベル「label1」を昇格させます。

wls:/weblogic/serverConfig> promoteMetadataLabel('mdsapp', 'srg','label1')
Executing operation: promoteMetadataLabel.
Promoted metadata label "label1" to tip.
wls:/weblogic/serverConfig>

アプリケーション管理デプロイメント コマンド

表 9-5 のコマンドを使用して、デプロイメントを管理します。

表 9-5 アプリケーション管理デプロイメント コマンド

コマンド 説明 WLST の使用状況

getMDSArchiveConfig


MDSArchiveConfig オブジェクトを返します。

オフライン

importMAR


MAR をインポートします。

オンライン


getMDSArchiveConfig

コマンド カテゴリ : アプリケーション管理デプロイメント

WLST の使用状況 : オフライン

説明

指定されたアーカイブの MDSArchiveConfig オブジェクトにハンドルを返します。返される MDSArchiveConfig オブジェクトのメソッドは、アーカイブにアプリケーションおよび共有リポジトリ コンフィグレーションを変更するために使用できます。

MDSArchiveConfig オブジェクトでは、以下のメソッドが提供されます。

  • setAppMetadataRepository — このメソッドは、アプリケーション メタデータ リポジトリの接続詳細を設定します。

    アーカイブの既存の adf-config.xml ファイルにはアプリケーションのメタデータ リポジトリ用のコンフィグレーションはない場合、ターゲット リポジトリを定義するために必要な引数を提供する必要があります。データベースベースのリポジトリを定義するには、リポジトリ、パーティション、タイプおよび jndi 引数を提供します。ファイルベースのリポジトリの場合、jndi の代わりにパス引数を提供します。

    adf-config.xml ファイルには、アプリケーションのメタデータ リポジトリの一部のコンフィグレーションがすでに存在する場合、変更する引数のサブセットのみ提供できます。この場合すべての引数を提供する必要はありません。ただし、ストア タイプを変更する場合、対応する jndi またはパス引数が必要です。

  • setAppSharedMetadataRepository—このメソッドは、指定したネームスペースにマップするアプリケーション アーカイブに共有リポジトリの接続詳細を設定します。

    アーカイブの既存の adf-config.xml ファイルには、指定したネームスペースにマップされる共有メタデータ リポジトリ用のコンフィグレーションはない場合、すべての必要な引数 (この場合、リポジトリ、パーティション、タイプおよび jndi またはパス) を提供する必要があります。データベースベースのリポジトリの場合、jndi 引数を提供します。ファイルベースのリポジトリの場合、パースは必須な引数です。

    adf-config.xml ファイルには、指定したネームスペースにマップされる共有メタデータ リポジトリの一部のコンフィグレーションがすでに存在し、特定の引数を変更する場合、それらの引数のサブセットのみ提供できます (それ以外は必要ではない)。

  • save— toLocation を指定する場合、変更はターゲット アーカイブ ファイルに格納され、元のファイルは変更されないままです。それ以外の場合、変更は元のファイル自体に保存されます。

構文

archiveConfigObject = getMDSArchiveConfig(fromLocation)
引数 定義
fromLocation
完全パスを含む ear ファイルの名前。

setAppMetadataRepository の構文は次のようになります。

archiveConfigObject.setAppMetadataRepository([repository], [partition], [type], [jndi], [path])
引数 定義
repository
省略可能。アプリケーションのリポジトリの名前。
partition
省略可能。アプリケーションのメタデータ用のパーティションの名前。
type
省略可能。リポジトリへの接続のタイプ、ファイルまたはデータベース。有効な値は「File」または「DB」 (大文字と小文字は区別されない)。
jndi
省略可能。データベース接続の JNDI 場所。タイプを DB に設定する場合、この引数は必須です。タイプを File に設定する場合、この引数は無視されます。
path
省略可能。ファイル メタデータ ストアの場所。タイプを File に設定する場合、この引数は必須です。タイプを DB に設定する場合、この引数は無視されます。

setAppSharedMetadataRepository の構文は次のようになります。

archiveConfigObject.setAppSharedMetadataRepository(namespace, [repository], [partition], [type], [jndi], [path])
引数 定義
namespace
接続詳細を設定する場合、共有リポジトリを検索するために使用するネームスペース。
repository
省略可能。アプリケーションの共有リポジトリの名前。
partition
省略可能。アプリケーションの共有メタデータのパーティションの名前。
type
省略可能。リポジトリへの接続のタイプ、ファイルまたはデータベース。有効な値は「File」または「DB」 (大文字と小文字は区別されない)。
jndi
省略可能。データベース接続の JNDI 場所。タイプを DB に設定する場合、この引数は必須です。タイプを File に設定する場合、この引数は無視されます。
path
省略可能。ファイル メタデータ ストアの場所。タイプを File に設定する場合、この引数は必須です。タイプを DB に設定する場合、この引数は無視されます。

保存するための構文は次のとおりです。

archiveConfigObject.save([toLocation])
引数 定義
toLocation
省略可能。変更が保存先ファイルの絶対パスを含む名前。このオプションを提供しない場合、変更はこのコンフィグレーション オブジェクトで表されるアーカイブに書き込まれます。

次の例では、アーカイブの adf-config.xml ファイルには定義されたアプリケーションおよび共有メタデータ リポジトリがない場合、詳細な接続情報を提供する必要があります。

wls:/offline> archive = getMDSArchiveConfig(fromLocation='/tmp/testArchive.ear')

wls:/offline> archive.setAppMetadataRepository(repository='AppRepos1',
        partition='partition1', type='DB', jndi='mds-jndi1') 

wls:/offline> archive.setAppSharedMetadataRepository(namespace='/a',
        repository='SharedRepos1', partition='partition2', type='File',
        path='/temp/dir')
wls:/offline> archive.save() 

次の例では、アーカイブの adf-config.xml ファイルには定義されたアプリケーションおよび共有メタデータ リポジトリがすでにある場合、すべての引数は省略できます。変更する引数のみを設定できます。

wls:/offline> archive = getMDSArchiveConfig(fromLocation='/tmp/testArchive.ear')
wls:/offline> archive.setAppMetadataRepository(partition='MDS-partition2')
wls:/offline> archive.setAppSharedMetadataRepository(namespace='/a',
         repository='SharedRepos2') 
wls:/offline> archive.save(toLocation='/tmp/targetArchive.ear')

importMAR

コマンド カテゴリ : アプリケーション管理デプロイメント

WLST の使用状況 : オンライン

説明

アプリケーションの EAR ファイルと共にパッケージ化される MAR からメタデータをインポートします。

構文

importMAR(application, server, [applicationVersion])
引数 定義
application
メタデータをインポートするアプリケーションの名前。
server
このアプリケーションがデプロイされる対象サーバ。
applicationVersion
省略可能。アプリケーション バージョン (同じアプリケーションの複数のバージョンをデプロイした場合)。

次の例では、MAR からメタデータをアプリケーション「mdsapp」にインポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> importMAR('mdsapp','srg')
Executing operation: importMAR.
"importMAR" operation completed. Summary of "importMAR" operation is:
/app1/jobs.xml
/app1/mo.xml
2 documents successfully transferred.
wls:/weblogic/serverConfig>