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Oracle® Fusion Middleware WebLogic Scripting Tool コマンド リファレンス
11g リリース 1 (10.3.1)
B55569-01
 

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6 User Messaging Service (UMS) カスタム WLST コマンド

ユーザ メッセージング プリファレンスをバックエンドのデータベースからダウンロードするには、表 6-1 にリストされている User Messaging Service コマンドを使用します。


注意 :

これらのコマンドを使用するには、コンポーネントがインストールされている Oracle ホームから WLST を呼び出す必要があります。『Oracle Fusion Middleware 管理者ガイド』の「カスタム WLST コマンドの使用」を参照してください。

表 6-1 WLST コンフィグレーションの User Messaging Service

コマンド カテゴリ 説明

UMS WLST コマンド グループ


(コマンド カテゴリについての簡単な説明)


UMS WLST コマンド グループ

UMS WLST コマンドは、「ums」コマンド グループの下に一覧表示されます。

manageUserMessagingPrefs

コマンド カテゴリ : UMS

WLST の使用状況 : オフライン

説明

manageUserMessagingPrefs は、ユーザ メッセージング プリファレンスをバックエンドのデータベースから指定された xml ファイルにダウンロードするために使用でき、またはユーザ メッセージング プリファレンスを XML ファイルからバックエンドのデータベースにアップロードするために使用できます。

構文

manageUserMessagingPrefs (operation=, filename, url, username, password, 
[encoding], [guid], [merge] )
引数 定義
operation 実行するアップロードまたはダウンロード操作を指定する。
filename ダウンロードするための、ユーザ プリファレンスをダウンロードするユニークなファイル名 (パス)。たとえば、 /tmp/download.xml (Linux) または C:\temp\download.xml (Windows)

アップロードするための、ユーザ プリファレンスをアップロードするファイル名 (パス)。

url ユーザ メッセージング サーバをアクセスする JNDI URL。たとえば : t3://<hostname>:<port>
username ユーザ メッセージング サーバをアクセスするためのログインのパーミッションを持つユーザ名。
password ユーザ名のパスワード。
encoding ユーザ プリファレンスをダウンロードするために使用する文字エンコーディング。
guid プリファレンスをダウンロードするユーザ リストの グローバル一意識別子 (guid)。guid が指定されていない場合は、すべてのユーザのプリファレンスをダウンロードできる。
merge このオプションは、アップロードでのみ使用する。有効な値は以下のとおり。

create_new (デフォルト) : 新しいユーザ デバイス、デバイス アドレスやルールセット エンティティを作成する。同じ主キー のエンティティが既に存在する場合は、例外が送出されて処理は終了します。

overwrite : ユーザの既存のエンティティのすべてを削除し、新しいエンティティを作成する。

append : 既存に存在しないエンティティのみをアップロードする。


すべてのユーザのユーザ メッセージング プリファレンスを指定されたファイルにダウンロードするには、以下のコマンドを実行します。

wls:offline> manageUserMessagingPrefs(operation='download', 
filename='download.xml', url='t3://localhost:8001', username='weblogic', 
password='<password>')

すべてのユーザのユーザ メッセージング プリファレンスを、UTF-8 文字エンコーディングを使用されている指定したファイルにダウンロードするには、以下のコマンドを実行します。

wls:offline> manageUserMessagingPrefs(operation='download', 
filename='download.xml', url='t3://localhost:8001', username='weblogic', 
password='<password>', encoding='UTF-8')

guid 「john.doe」のユーザのユーザ メッセージング プリファレンスを指定したファイルにダウンロードするには、以下のコマンドを実行します。

wls:offline> manageUserMessagingPrefs(operation='download', 
filename='download.xml', url='t3://localhost:8001', username='weblogic', 
password='<password>', guid='john.doe')

guid 「john.doe」および「jane.doe] を持つユーザのユーザ メッセージング プリファレンスを UTF-8 文字エンコーディングを使用している指定したファイルにダウンロードするには、以下のコマンドを実行します。

wls:offline> manageUserMessagingPrefs(operation='download', 
filename='download.xml', url='t3://localhost:8001', username='weblogic', 
password='<password>', guid='john.doe,jane.doe', encoding='UTF-8')

指定したファイルからのユーザ メッセージング プリファレンスをバックエンドのデータベースにアップロードするには、以下のコマンドを実行します。

wls:offline> manageUserMessagingPrefs(operation='upload', filename='upload.xml', 
url='t3://localhost:8001', username='weblogic', password='<password>')

指定したファイルからのユーザ メッセージング プリファレンスをバックエンドのデータベースにアップロードして、既存のプリファレンスを上書きするには、以下のコマンドを実行します。

wls:offline> manageUserMessagingPrefs(operation='upload', filename='upload.xml', 
url='t3://localhost:8001', username='weblogic', password='<password>', 
merge='overwrite')

deployUserMessagingDriver

コマンド カテゴリ : UMS

WLST の使用状況 : オンライン

説明

deployUserMessagingDriver は、ユーザ メッセージング ドライバの追加のインスタンスをデプロイするために使用します。ベース ドライバ タイプ (たとえば、email、xmpp、voicexml、およびその他) および新しいドライバ デプロイメントの短い名前を指定します。usermessagingdriver 文字列は、指定したアプリケーションの名前に追加されます。[デプロイ] コマンドの有効なパラメータを指定して、ドライバがデプロイされる時に渡すことができる。

構文

deployUserMessagingDriver(baseDriver, appName, [targets], [stageMode], 
[options])
引数 定義
baseDriver ベース メッセージ ドライバ タイプを指定する。

「email」、「proxy」、「smpp」、「voicexml」、または「xmpp」 のような既知のドライバ タイプでなければならない。

appName 新しいデプロイメントの短い名前。指定した値を usermessagingdriver- 文字列 の先頭に追加する。
targets

stageMode

options

省略可能。デプロイ コマンドの有効な別の引数を指定して、新しいドライバをデプロイされるときに、渡すことができる。

myEmail 名前の電子メール ドライバの第 2 インスタンスをデプロイするには、以下のコマンドを実行します。

wls:base_domain/servereConfig> deployUserMessagingDriver(baseDriver='email', 
appName='myEmail')

デプロイメント対象を指定し、電子メール ドライバの第 2 インスタンスをデプロイするには、以下のコマンドを実行します。

wls:base_domain/servereConfig> deployUserMessagingDriver(baseDriver='email', 
appName='email2', targets='server1,server2')