Oracle® Fusion Middleware WebLogic Scripting Tool コマンド リファレンス 11g リリース 1 (10.3.1) B55569-01 |
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以下の節では、WLST コマンドと変数について詳細に説明します。以下のトピックがあります。
注意 : コマンドの構文の要件について、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool ガイド』の「WLST コマンドの構文」を参照しておくことをお勧めします。 |
WLST コマンドは以下のカテゴリに分かれています。
表 3-1 WLST コマンド カテゴリ
コマンド カテゴリ | 説明 |
---|---|
|
コンフィグレーション Bean または実行時 Bean の階層を移動する。プロンプトの表示を制御する。 |
|
|
|
WLST |
|
|
|
診断データをエクスポートする。 |
|
コンフィグレーション Bean の照会や編集を行う。 |
|
ドメイン、サーバ、変数に照会する。コンフィグレーション Bean、実行時 Bean、WLST に関連した情報を提供する。 |
|
サーバ インスタンスのライフサイクルを管理する。 |
|
ノード マネージャを使用して、WebLogic Server インスタンスを起動、停止、再起動、およびモニタする。 |
MBean 階層内を移動する。 |
表 3-13 に示す WLST 参照コマンドを使用して、コンフィグレーション Bean または実行時 Bean の階層を移動したり、プロンプトの表示を制御したりします。
表 3-2 WLST コンフィグレーションの参照コマンド
コマンド | 説明 | WLST の使用状況 |
---|---|---|
|
コンフィグレーション Bean または実行時 Bean の階層を移動する。 |
オンラインまたはオフライン |
|
階層内の現在の場所を返す。 |
オンライン |
|
プロンプトでパス情報の表示を切り替える。 |
オンラインまたはオフライン |
|
階層内の現在の場所を表示する。 |
オンラインまたはオフライン |
コマンド カテゴリ : 参照コマンド
WLST の使用状況 : オンラインまたはオフライン
コンフィグレーション Bean または実行時 Bean の階層を移動します。このコマンドでは、Windows または UNIX コマンド シェルのファイル システムを移動するときと同様のモデルを使用しています。たとえば、親のコンフィグレーション Bean または実行時 Bean に戻るには、cd('..')
と入力します。文字列 ..
(ドット、ドット) は、カレント ディレクトリのすぐ上のディレクトリを表します。階層の深くにある Bean に移動した後でルートの Bean に戻るには、cd('/')
と入力します。
現在の階層内の Bean に移動できます。子やインスタンスに移動することができます。
cd
コマンドは、コンフィグレーション Bean または実行時 Bean のインスタンスがある場合は、そのスタブを返します。特定のタイプに移動する場合は、移動元になるコンフィグレーション Bean または実行時 Bean インスタンスのスタブを返します。エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
注意 : cmo 変数は、WLST をサーバ インスタンスに最初に接続するときに、すべてのドメイン コンフィグレーション Bean のルートに初期化されます。あるインスタンスに移動するまでは、この値が親コンフィグレーション Bean タイプとなります。cmo 変数の詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool ガイド』の「現在の管理オブジェクトの変更」を参照してください。 |
以下の例では、コンフィグレーション Bean の階層を移動します。最初のコマンドでは Servers
コンフィグレーション Bean タイプに、2 番目のコマンドでは myserver
コンフィグレーション Bean インスタンスに移動します。最後のコマンドで、2 レベル上の元のディレクトリ位置に戻ります。
wls:/mydomain/serverConfig> cd('Servers') wls:/mydomain/serverConfig/Servers> cd('myserver') wls:/mydomain/serverConfig/Servers/myserver> cd('../..') wls:/mydomain/serverConfig>
コマンド カテゴリ : 参照コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
階層内の現在の場所を返します。このコマンドを使用すると、階層内の現在の場所を格納しておいて、参照後に簡単にそこに戻ることができます。エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
以下の例では、階層内の現在の場所を myTree
に格納して、管理サーバ インスタンス上の実行時 MBean 階層から編集 MBean 階層に戻るときに使用します。
wls:/mydomain/edit> myTree=currentTree() wls:/mydomain/edit> serverRuntime() Location changed to serverRuntime tree. This is a read-only tree with ServerRuntimeMBean as the root. For more help, use help('serverRuntime') wls:/mydomain/serverRuntime> myTree() wls:/mydomain/edit>
コマンド カテゴリ : 参照コマンド
WLST の使用状況 : オンラインまたはオフライン
引数なしで入力した場合は、プロンプトでパス情報の表示を切り替えます。このコマンドは、パスが長くてプロンプトが長くなり過ぎた場合に便利です。
このコマンドに、引数として on
または off
を明示的に指定することもできます。off
を指定した場合、WLST は WLST プロンプトを非表示にして、デフォルトで Jython プロンプトを表示します。デフォルトでは、WLST プロンプトはコンフィグレーションまたは実行時の移動パス情報を表示します。
プロンプトの詳細を表示しない場合に、階層内の現在の場所を調べるには、pwd
コマンドを使用できます (「pwd」を参照)。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
prompt(myPrompt)
引数 | 定義 |
---|---|
myPrompt
|
省略可能。WLST プロンプトを非表示にしたり表示したりする。有効な値は off または on 。
|
以下の例では、プロンプトでパス情報を非表示にしてから再表示します。
wls:/mydomain/serverConfig/Servers/myserver> prompt()
wls:/> prompt()
wls:/mydomain/serverConfig/Servers/myserver>
以下の例では、プロンプトを非表示にして、デフォルトで Jython プロンプトを表示し (WLST オンラインを使用してコマンドを実行している場合)、Jython プロンプトを変更してから、WLST プロンプトを再表示します。この例では、pwd
コマンドの使い方も示しています。
wls:/mydomain/serverConfig/Servers/myserver> prompt('off') >>>sys.ps1="myprompt>" myprompt> prompt() wls:> pwd() 'serverConfig:Servers/myserver' wls:> prompt() wls:/mydomain/serverConfig/Servers/myserver>
コマンド カテゴリ : 参照コマンド
WLST の使用状況 : オンラインまたはオフライン
コンフィグレーション Bean または実行時 Bean 階層内の現在の場所を表示します。
このコマンドは、prompt
コマンドを使用してプロンプトでパス情報の表示を無効にした場合に便利です (「prompt」を参照)。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
表 3-13 に示す WLST 制御コマンドを使用して、以下のタスクを行います。
サーバに接続したり、サーバへの接続を切断したりする
コンフィグレーション ウィザードと同様に、WebLogic ドメインまたはドメイン テンプレートを作成およびコンフィグレーションする
WLST を終了する
表 3-13 に、WLST コンフィグレーションの制御コマンドを示します。
表 3-3 WLST コンフィグレーションの制御コマンド
コマンド | 説明 | WLST の使用状況 |
---|---|---|
|
WLST を WebLogic Server インスタンスに接続する。 |
オンラインまたはオフライン |
|
WLST を WebLogic Server インスタンスから接続解除する。 |
オンライン |
|
指定されたテンプレートを使用して新しいドメインを作成する。 |
オフライン |
|
ドメインを作成するために既存のドメイン テンプレートを開く。 |
オフライン |
|
指定されたディレクトリにドメインのコンフィグレーション情報を書き込む。 |
オフライン |
|
現在のドメイン テンプレートを閉じる。 |
オフライン |
|
更新するために既存のドメインを開く。 |
オフライン |
|
アプリケーションまたはサービスの拡張テンプレートを使用して、現在のドメインを拡張する。 |
オフライン |
|
現在のドメインを更新して保存する。 |
オフライン |
|
現在のドメインを閉じる。 |
オフライン |
|
指定されたドメイン テンプレート ファイルにコンフィグレーション情報を書き込む。 |
オフライン |
|
WLST を対話セッションから終了させて、スクリプト シェルを閉じる。 |
オンラインまたはオフライン |
コマンド カテゴリ : 制御コマンド
WLST の使用状況 : オフライン
アプリケーションまたはサービスの拡張テンプレートを使用して、現在のドメインを拡張します。Template Builder を使用してアプリケーション テンプレートまたはサービスの拡張テンプレートを作成します。「Oracle WebLogic Server Domain Template Builder を使用したテンプレートの作成」を参照してください。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
コマンド カテゴリ : 制御コマンド
WLST の使用状況 : オンラインまたはオフライン
WLST を WebLogic Server インスタンスに接続します。
アクティブな WebLogic セキュリティ レルムで定義されているユーザの資格 (ユーザ名およびパスワード) を提供する必要があります。接続後は、一群のセキュリティ ポリシーによって、表示または変更できるコンフィグレーション属性が決まります (『WebLogic Server MBean リファレンス』の「Default Security Policies for MBeans」を参照)。
ユーザ資格は、次のいずれかの方法で提供できます。
コマンドラインで資格を入力する。この方法は、WLST を対話モードで使用している場合にのみお勧めします。
資格をコマンドラインで入力してから、storeUserConfig
コマンドを使用して、暗号化された形式の資格が格納されたユーザ コンフィグレーション ファイル、およびその資格の復号化に使用されるキー ファイルを作成する。以降の WLST セッション (または WLST スクリプト) では、コマンドラインで資格を入力する代わりに、このユーザ コンフィグレーション ファイルおよびキー ファイルの名前を指定します。この方法は、WLST をスクリプト モードで使用している場合にお勧めします。スクリプト モードでは、暗号化されていないユーザの資格がスクリプトに格納されないためです。
管理サーバの boot.properties
ファイルに格納されている資格を使用する。デフォルトでは、管理サーバを作成すると、WebLogic Server はサーバの作成に使用された資格を暗号化し、暗号化した資格を boot.properties
ファイルに格納します。
ユーザ名とパスワード、またはユーザ コンフィグレーション ファイルとキー ファイルを指定しないで connect
コマンドを実行した場合、WLST は以下のいずれかの方法を順次使用してコマンドを処理しようとします。
ユーザ コンフィグレーション ファイルとデフォルトのキー ファイルがホーム ディレクトリに存在する場合、それらのファイルを使用します。ホーム ディレクトリの場所は、WLST が実行されているオペレーティング システムのタイプによって異なります。デフォルトの場所については、「storeUserConfig」を参照してください。
adminServerName
引数が指定されていない場合、./boot.properties
または ./servers/myserver/security/boot.properties
にある boot.properties
ファイルを検索します。
adminServerName
引数が指定されている場合、/servers/
adminServerName
/security/boot.properties
にある boot.properties
を検索します。ここで、adminServerName
は、adminServerName
引数の値です。
以下の点に注意してください。
WLST のサーバへの接続は、SSL ポートまたは管理ポートを介して行うことが強く推奨される。そうしなかった場合は、以下の警告メッセージが表示される。
Warning: An insecure protocol was used to connect to the server.To ensure on-the-wire security, the SSL port or Admin port should be used instead.
デモ用の SSL キーおよび証明書を使用しているサーバの SSL リスン ポートから WebLogic Server インスタンスに接続している場合は、次のコマンドで WLST を呼び出す。
java -Dweblogic.security.SSL.ignoreHostnameVerification=true -Dweblogic.security.TrustKeyStore=DemoTrust weblogic.WLST
WLST の呼び出しの詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool ガイド』の「対話モードまたはスクリプト モードでの WLST の使用の主な手順」を参照してください。
HTTP を介して WebLogic Server インスタンスに接続している場合は、その WebLogic Server インスタンスの TunnelingEnabled
属性が true
に設定されていることを確認してください。詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server MBean リファレンス』の「TunnelingEnabled」を参照してください。
WebLogic Server インスタンスに正常に接続した後で、すべてのローカル変数が初期化されます。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
connect([username, password], [url], [timeout]) connect([userConfigFile, userKeyFile], [url], [timeout]) connect([url], [adminServerName], [timeout])
引数 | 定義 |
---|---|
username
|
省略可能。WLST をサーバに接続するオペレータのユーザ名。指定しない場合、WLST はコマンドを上記のように処理する。 |
password
|
省略可能。WLST をサーバに接続するオペレータのパスワード。指定しない場合、WLST はコマンドを上記のように処理する。 |
url
|
省略可能。サーバ インスタンスのリスン アドレスとリスン ポート。[ protocol ://] listen-address:listen-port という形式で指定する。指定しない場合、この引数はデフォルトで t3://localhost:7001 になる。 |
timeout
|
省略可能。オンライン コマンドが完了する (返される) のを WLST が待機するミリ秒数。
WLST オンライン コマンドを呼び出すと、WLST は MBean サーバに接続して MBean サーバ メソッドを呼び出し、呼び出しの結果を返す。MBean サーバ メソッドがタイムアウト期間内に返されない場合、WLST は呼び出しを破棄する。この引数には次の構文を使用すること。
値 |
userConfigFile
|
省略可能。暗号化されたユーザ名とパスワードを格納するユーザ コンフィグレーション ファイルの名前と場所。この引数には次の構文を使用すること。
指定しない場合、WLST はコマンドを上記のように処理する。 ユーザ コンフィグレーション ファイルの作成時に、 |
userKeyFile
|
省略可能。指定されたユーザ コンフィグレーション ファイルに関連付けられていて、そのファイルの復号化に使用されるキー ファイルの名前と場所。この引数には次の構文を使用すること。
指定しない場合、WLST はコマンドを上記のように処理する。 「storeUserConfig」を参照。 |
adminServerName
|
省略可能。ドメインの管理サーバの名前。connect コマンドで、管理サーバの boot.properties ファイルに格納されている資格を使用するようにする。この引数には次の構文を使用すること。
この引数は、WLST をドメイン ディレクトリから起動した場合にのみ有効となる。管理サーバの 指定しない場合、WLST はコマンドを上記のように処理する。 |
以下の例では、WLST を WebLogic Server インスタンスに接続します。この例では、管理サーバ名はデフォルトの AdminServer
になります。サーバへの接続に SSL または管理ポートが使用されない場合は警告が表示されます。
wls:/offline> connect('weblogic','welcome1','t3://localhost:8001')
Connecting to weblogic server instance running at t3://localhost:8001 as
username weblogic...
Successfully connected to Admin Server 'AdminServer' that belongs to domain
'mydomain'.
Warning: An insecure protocol was used to connect to the server.To ensure on-the-wire security, the SSL port or Admin port should be used instead.wls:/mydomain/serverConfig>
以下の例では、WLST を指定された URL の WebLogic Server インスタンスに接続します。この例では、ユーザ名とパスワードが引数として渡されます。この例ではセキュアなプロトコルを使用しています。
wls:/offline> username = 'weblogic' wls:/offline> password = 'welcome1' wls:/offline> connect(username,password,'t3s://myhost:8001') Connecting to weblogic server instance running at t3://myhost:8001 as username weblogic... Successfully connected to Admin Server 'AdminServer' that belongs to domain 'mydomain'. wls:/mydomain/serverConfig>
以下の例では、ユーザの資格を提供するユーザ コンフィグレーション ファイルとキー ファイルを使用して、WLST を WebLogic Server インスタンスに接続します。
wls:/offline> connect(userConfigFile='c:/myfiles/myuserconfigfile.secure', userKeyFile='c:/myfiles/myuserkeyfile.secure')
Connecting to weblogic server instance running at t3://localhost:7001 as
username ...
Successfully connected to Admin Server 'AdminServer' that belongs to domain 'mydomain'.
wls:/mydomain/serverConfig>
コマンド カテゴリ : 制御コマンド
WLST の使用状況 : オフライン
指定されたテンプレートを使用してドメインを作成します。
注意 : ドメイン作成時にドメイン コンフィグレーションの設定を変更する場合は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool ガイド』の「ドメインの編集 (オフライン)」のオプション 2 を参照してください。
|
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
createDomain(domainTemplate, domainDir, user, password)
引数 | 定義 |
---|---|
domainTemplate
|
作成するドメインの基になるドメイン テンプレートの名前および場所。 |
domainDir
|
ドメイン コンフィグレーション情報を書き込むディレクトリの名前。 |
user
|
デフォルト ユーザの名前。 |
password
|
デフォルト ユーザのパスワード。 |
次の例では、Avitek MedRec テンプレートを使用して新しいドメインを作成し、デフォルトのユーザ名を weblogic
に設定し、パスワードを welome1
に設定しています。ドメインは、c:/bea/user_projects/domains/medrec
ディレクトリに格納されます。
wls:/offline> createDomain('c:/bea/wlserver_10.3/common/templates/domains /wls_medrec.jar','c:/bea/user_projects/domains/medrec', 'weblogic', 'welcome1')
コマンド カテゴリ : 制御コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
WLST を WebLogic Server インスタンスから接続解除します。disconnect
コマンドを実行しても対話スクリプト シェルは終了しません。対話シェルを開いたままで、現在の WebLogic Server インスタンスの接続を閉じて、すべての変数をリセットします。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
connect
コマンドを使用して別の WebLogic Server インスタンスに接続できます (「connect」を参照)。
disconnect(force)
引数 | 定義 |
---|---|
force
|
省略可能。アクティブなセッションの完了を待たずに接続を解除するかどうかを指定するブール値。この引数のデフォルトは false 。その場合は、すべてのアクティブ セッションが完了してから接続解除する。 |
コマンド カテゴリ : 制御コマンド
WLST の使用状況 : オンラインまたはオフライン
WLST をユーザ セッションから終了させて、スクリプト シェルを閉じます。
進行中の編集セッションがある場合、WLST はユーザに確認を求めます。このプロンプトをスキップするには、defaultAnswer
引数を y
に設定します。
デフォルトでは、WLST を終了するときに、現在の WLST JVM の System.exit(0)
が呼び出されます。JVM に別の終了コードで終了させるには、exitCode
引数を使用して値を指定できます。
注意 : Ant スクリプトの中で WLST exit コマンドが発行されると、Ant スクリプトの実行も終了する可能性があります。Ant スクリプトの中で WLST を呼び出す場合は、fork="true" を指定して新しい JVM を使用することをお勧めします。 |
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
exit([defaultAnswer], [exitcode])
引数 | 定義 |
---|---|
defaultAnswer
|
省略可能。コマンドラインで入力を求められたくない場合の、デフォルトの応答。有効な値は y および n 。この引数のデフォルトは null。null の場合、WLST はユーザに応答を求める。 |
exitcode
|
省略可能。WLST を終了するときに設定する終了コード。 |
コマンド カテゴリ : 制御コマンド
WLST の使用状況 : オフライン
更新するために既存のドメインを開きます。
WLST オフラインでは、Template Builder を使用して作成したドメイン テンプレート JAR 内、またはドメインの config
ディレクトリ内に永続化されているコンフィグレーション データへの読み書きアクセスが可能です。このデータは、XML ドキュメントの集合であり、管理オブジェクトの階層構造を表します。
テンプレートまたはドメインを開くと、WLST はそのドメインのコンフィグレーション階層のルートに入り、プロンプトはそのコンフィグレーション階層での現在の場所を示すように更新されます。次に例を示します。
wls:/offline/base_domain>
詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool ガイド』の「MBean の移動と照会」を参照してください。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
コマンド カテゴリ : 制御コマンド
WLST の使用状況 : オフライン
ドメインを作成するために既存のドメイン テンプレートを開きます。
ドメイン テンプレートを開くと、WLST はそのドメイン テンプレートのコンフィグレーション Bean 階層に入り、プロンプトはそのコンフィグレーション階層での現在の場所を示すように更新されます。次に例を示します。
wls:/offline/base_domain>
WebLogic Server コンフィグレーション Bean は階層構造の中に存在します。WLST ファイル システムでは、階層はドライブに、タイプとインスタンスはディレクトリに、属性とオペレーションはファイルに相当します。UNIX または Windows コマンド シェルでファイル システムを移動するときと同じように、WLST は cd
、ls
、および pwd
などのコマンドを使用して、コンフィグレーション Bean の階層構造を移動します。コンフィグレーション Bean インスタンスに移動したら、WLST コマンドを使用して Bean と対話します。詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool ガイド』の「MBean の移動と照会」を参照してください。
注意 : WLST とドメイン テンプレートを使用する場合、新しいドメインを作成するときにのみセキュリティ情報を作成してアクセスできます。ドメインを更新するときは、WLST からセキュリティ情報にアクセスすることはできません。 |
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
コマンド カテゴリ : 制御コマンド
WLST の使用状況 : オフライン
指定されたディレクトリにドメインのコンフィグレーション情報を書き込みます。
ドメインをファイル システムに書き込んだ後で、メモリ内に存在するドメイン テンプレート オブジェクトを引き続き更新し、writeDomain
コマンドを再発行して、ドメイン コンフィグレーションを新しいファイルまたは既存のファイルに格納できます。
デフォルトでは、ドメインを書き込むときに、関連するアプリケーションが BEAHOME
/user_projects/applications/
domainname
に書き込まれます。BEAHOME
は BEA ホーム ディレクトリ、domainname
はドメインの名前を表します。このディレクトリは空でなければなりません。空でない場合はエラーが表示されます。
メモリ内のドメイン テンプレート オブジェクトを使用し終えたら、closeTemplate
コマンドを使用して閉じます。ディスクに保存されているドメインを編集する場合は、readDomain
コマンドを使用してドメインを開くことができます。
注意 : ドメインの名前はドメイン ディレクトリの名前から取られます。たとえば、ドメインがc:/bea/user_projects/domains/myMedrec に保存される場合、ドメイン名は myMedrec になります。 |
ドメインを書き込む前に、まだ定義されていない場合は、デフォルト ユーザのパスワードを定義する必要があります。次に例を示します。
cd('/Security/base_domain/User/weblogic') cmo.setPassword('welcome1')
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
コマンド カテゴリ : 制御コマンド
WLST の使用状況 : オフライン
指定されたドメイン テンプレート ファイルにドメイン コンフィグレーション情報を書き込みます。ドメイン コンフィグレーション テンプレートを使用してドメインを再作成できます。
コンフィグレーション情報をドメイン コンフィグレーション テンプレートに書き込んだ後で、メモリ内に存在するドメインまたはドメイン テンプレート オブジェクトを引き続き更新し、writeDomain
または writeTemplate
コマンドを再発行して、ドメイン コンフィグレーションを新規あるいは既存のドメインまたはドメイン テンプレート ファイルに格納できます。詳細については、「writeDomain」または「writeTemplate」をそれぞれ参照してください。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
注意 : writeTemplate コマンドは、『pack および unpack コマンドを使用したテンプレートとドメインの作成』の「pack コマンド」で説明されているように、pack コマンドに類似した機能を備えています。ただし、writeTemplate は管理対象サーバ テンプレートの作成をサポートしていません。 |
表 3-4 に示す WLST カスタマイズ コマンドを使用して、WLST help()
および help('
commandGroup
')
コマンドによって表示されるコマンド グループ ヘルプおよびコマンド ヘルプを追加します。WLST へのコマンド ヘルプの追加の詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool ガイド』の「カスタム コマンドの統合ヘルプの追加」を参照してください。
表 3-4 WLST コンフィグレーションのカスタマイズ コマンド
コマンド | 説明 | WLST の使用状況 |
---|---|---|
|
WLST |
オンラインまたはオフライン |
|
既存のコマンド グループにコマンド用の新しいコマンド ヘルプを追加する。一度グループに追加されたら、 |
オンラインまたはオフライン |
コマンド カテゴリ : カスタマイズ コマンド
WLST の使用状況 : オンラインまたはオフライン
addHelpCommandGroup(commandGroup, resourceBundleName)
引数 | 定義 |
---|---|
commandGroup
|
コマンド グループのユニークな名前を使用する。WLST help() コマンドにすでに示されるコマンド グループ名を使用しない。 |
resourceBundleName
|
クラス名またはプロパティ リソース ファイル名を表す。リソース バンドルには、標準パターンでコマンド グループのエントリのヘルプ テキストが格納される。リソース バンドルの名前は、ResourceBundle.getBundle(...) に渡される。複数のコマンド グループでは同じリソース バンドルを使用できる。
リソース バンドルはクラスパスに存在する必要がある。 各コマンド グループおよびコマンドのヘルプ テキストの定義方法については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool ガイド』の「カスタム コマンドの統合ヘルプの追加」を参照してください。 resourceBundles およびローカライゼーションの詳細については、 |
次の例では、help()
コマンドで表示されたグループの一覧に boot
コマンド グループを追加し、ヘルプ テキストがプロパティ リソース ファイル 'myhelp' に格納されていることを指定します。
wls:/offline> addHelpCommandGroup('boot','myhelp')
次の例では、help()
コマンドで表示されるグループの一覧に boot
コマンド グループを追加し、ヘルプ テキストがクラス foo.bar.MyResourceBundleClass
に格納されていることを指定します。
wls:/offline> addHelpCommandGroup('boot','foo.bar.MyResourceBundleClass')
コマンド カテゴリ : カスタマイズ コマンド
WLST の使用状況 : オンラインまたはオフライン
既存のコマンド グループにコマンド用の新しいコマンド ヘルプを追加する。一度グループに追加されたら、help('commandGroup')
コマンドを入力する場合、コマンド (簡単な説明を含む) は、グループのコマンド リストに表示される。コマンドは、help('online')
および help('offline')
コマンドによって表示されるかどうかも指定できる。
addHelpCommand(commandName,commandGroup,[offline=false, online=false])
引数 | 定義 |
---|---|
commandName
|
commandGroup で指定されたコマンド グループで定義されるコマンドの名前。 |
commandGroup
|
コマンドが属する commandGroup。 |
オンライン |
省略可能。help('online') 出力にコマンドを表示するかどうかを判断するブール値。デフォルト値は 'false' 。 |
オフライン |
省略可能。help('offline') 出力にコマンドを表示するかどうかを判断するブール値。デフォルト値は 'false' 。 |
表 3-13 に示す WLST デプロイメント コマンドを使用します。
アプリケーションとスタンドアロン モジュールを WebLogic Server インスタンスにデプロイ、アンデプロイ、および再デプロイする。
既存のデプロイメント プランを更新する。
WebLogic デプロイメント マネージャ オブジェクトに照会する。
デプロイされたアプリケーションを起動および停止する。
アプリケーションのデプロイの詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server アプリケーションのデプロイメント』を参照してください。
表 3-5 WLST コンフィグレーションのデプロイメント コマンド
コマンド | 説明 | WLST の使用状況 |
---|---|---|
|
WebLogic Server インスタンスにアプリケーションをデプロイする。 |
オンライン |
|
指定された対象にデプロイメント バンドルをコピーする。 |
オンライン |
|
WebLogic |
オンライン |
|
ドメイン内に現在デプロイされているすべてのアプリケーションをリストする。 |
オンライン |
|
アプリケーションとデプロイメント プランをメモリにロードする。 |
オンライン |
|
以前にデプロイされたアプリケーションを再デプロイする。 |
オンライン |
|
アプリケーションを起動して、ユーザが利用できるようにする。 |
オンライン |
|
アプリケーションを停止して、ユーザが利用できないようにする。 |
オンライン |
|
指定されたサーバからアプリケーションをアンデプロイする。 |
オンライン |
|
新しいデプロイメント プランを使用してアプリケーションのコンフィグレーションを更新する。 |
オンライン |
コマンド カテゴリ : デプロイメント コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
WebLogic Server インスタンスにアプリケーションをデプロイします。
deploy
コマンドは、コマンドのステータスをチェックするためにアクセスできる WLSTProgress
オブジェクトを返します。WLSTProgress
オブジェクトの詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool ガイド』の「WLSTProgress オブジェクト」を参照してください。エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
注意 : 進行中の編集セッションがある場合、deploy コマンドはユーザの対話をブロックしません。 |
deploy(appName, path, [targets], [stageMode], [planPath], [options])
引数 | 定義 |
---|---|
appName
|
デプロイするスタンドアロン Java EE モジュールまたはアプリケーションの名前。 |
path
|
デプロイするアプリケーション ディレクトリ、アーカイブ ファイル、または展開されたアーカイブ ディレクトリのルートの名前。 |
targets
|
省略可能。対象のカンマ区切りのリスト。各対象を Java EE モジュール名で修飾できる (たとえば、module1@server1 )。それによって、別々のサーバにあるアプリケーション アーカイブの別々のモジュールをデプロイできる。この引数のデフォルトは、WLST が現在接続しているサーバになる。 |
stageMode
|
省略可能。デプロイするアプリケーションのステージング モード。有効な値は stage 、nostage 、および external_stage 。ステージング モードについては、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server アプリケーションのデプロイメント』の「ステージング モードによるデプロイメント ファイルのコピーの制御」を参照。この引数のデフォルトは null。 |
planPath
|
省略可能。デプロイメント プラン ファイルの名前。ファイル名は絶対パスでも、アプリケーション ディレクトリを基準とした相対パスでもよい。この引数のデフォルトは、アプリケーション ディレクトリの plan/plan.xml ファイル (存在する場合)。 |
options
|
省略可能。デプロイメント オプションのカンマ区切りのリスト。名前と値のペアで指定する。有効なオプションは次のとおり。
|
options
(続き) |
|
以下の例では、c:/myapps/business
にある businessApp
アプリケーションをデプロイします。デフォルトのデプロイメント プランが作成されます。
deploy
コマンドは、コマンドのステータスをチェックするためにアクセスできる WLSTProgress
オブジェクトを返します。WLSTProgress
オブジェクトはユーザ定義の変数 (この場合は progress
) に格納されます。
wls:/mydomain/serverConfig/Servers> progress= deploy(appName='businessApp', path='c:/myapps/business',createplan='true')
前の例では、返された WLSTProgress
オブジェクトが、ユーザ定義の変数 (この場合は progress
) に格納されています。progress
変数を使用して deploy
コマンドのステータスを出力できます。次に例を示します。
wls:/mydomain/serverConfig/Servers> progress.printStatus()
Current Status of your Deployment:
Deployment command type: deploy
Deployment State : completed
Deployment Message : null
wls:/mydomain/serverConfig/Servers>
WLSTProgress
オブジェクトの詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool ガイド』の「WLSTProgress オブジェクト」を参照してください。
以下の例では、c:/myapps/demos/app/demoApp.ear
にあるアーカイブ ファイル内の demoApp
アプリケーションをデプロイして、そのアプリケーション モジュールを myserver
に割り当てます。c:/myapps/demos/app/plan/plan.xml
にあるデプロイメント プラン ファイルを使用します。WLST はプロセスが完了するまで 120,000 ミリ秒待機します。
wls:/mydomain/serverConfig/Servers> deploy('demoApp', 'c:/myapps/demos/app/demoApp.ear', targets='myserver', planPath='c:/myapps/demos/app/plan/plan.xml', timeout=120000)
以下の例では、c:/myapps/demos/jmsApp/demo-jms.xml
にある jmsApp
アプリケーションをデプロイして、そのアプリケーション モジュールを特定の対象に割り当てます。
wls:/mydomain/serverConfig/Servers> deploy('jmsApp',path= 'c:/myapps/demos/jmsApps/demo-jms.xml', subModuleTargets='jmsApp@managed1')
次の例では、プロダクションの (side-by-side) 再デプロイメントをサポートするように、アプリケーションのバージョン (appVersion
) をユニークな識別子に設定する方法を示します。この例では、c:/myapps/demos/app/demoApp.ear
にあるアーカイブ ファイル内の demoApp
アプリケーションをデプロイし、アプリケーションとアーカイブのバージョン番号を、指定された値に設定します。
wls:/mydomain/serverConfig> deploy('demoApp', 'c:/myapps/demos/app/demoApp.ear', archiveVersion='901-101', appVersion='901-102')
プロダクションの再デプロイメント方式の詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server アプリケーションのデプロイメント』の「プロダクション環境でのアプリケーションの再デプロイメント」を参照してください。
コマンド カテゴリ : デプロイメント コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
指定された対象にデプロイメント バンドルをコピーします。デプロイメント バンドルにはモジュール、コンフィグレーション データ、その他の生成コードが含まれます。distributeApplication
コマンドではデプロイメントは開始されません。
distributeApplication
コマンドは、コマンドのステータスをチェックするためにアクセスできる WLSTProgress
オブジェクトを返します。WLSTProgress
オブジェクトの詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool ガイド』の「WLSTProgress オブジェクト」を参照してください。エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
distributeApplication(appPath, [planPath], [targets], [options])
引数 | 定義 |
---|---|
appPath
|
デプロイするアーカイブ ファイル、または展開されたアーカイブ ディレクトリのルートの名前。 |
planPath
|
省略可能。デプロイメント プラン ファイルの名前。ファイル名は絶対パスでも、アプリケーション ディレクトリを基準とした相対パスでもよい。この引数のデフォルトは、アプリケーション ディレクトリの plan/plan.xml ファイル (存在する場合)。 |
targets
|
省略可能。対象のカンマ区切りのリスト。各対象を Java EE モジュール名で修飾できる (たとえば、module1@server1 )。それによって、別々のサーバにあるアプリケーション アーカイブの別々のモジュールをデプロイできる。この引数のデフォルトは、WLST が現在接続しているサーバになる。 |
options
|
省略可能。デプロイメント オプションのカンマ区切りのリスト。名前と値のペアで指定する。有効なデプロイメント オプションのリストについては、「deploy」の options 引数の説明を参照。 |
以下の例では、c:/myapps
ディレクトリにある BigApp
アプリケーションをロードして、WLSTProgress
オブジェクトを、ユーザ定義の変数 (この場合は progress
) に格納します。
以下の例では、c:/deployment/BigApp/plan.xml
で定義されたデプロイメント プランを使用して、c:/myapps/BigApp
アプリケーションを myserver
、oamserver1
、oamcluster
の各サーバに配布します。
wls:/offline> progress=distributeApplication('c:/myapps/BigApp', 'c:/deployment/BigApp/plan.xml', 'myserver,oamserver1,oamcluster')
Distributing Application and Plan ...
Successfully distributed the application.
前の例では、WLSTProgress
オブジェクトが、ユーザ定義の変数 (この場合は progress
) に格納されています。progress
変数を使用して、distributeApplication
コマンドが完了したかどうかを判断できます。次に例を示します。
wls:/mydomain/serverConfig/Servers> progress.isCompleted()
1
wls:/mydomain/serverConfig/Servers>
WLSTProgress
オブジェクトの詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool ガイド』の「WLSTProgress オブジェクト」を参照してください。
コマンド カテゴリ : デプロイメント コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
WebLogic DeploymentManager
オブジェクトを返します。このオブジェクトのメソッドを使用して、アプリケーションをコンフィグレーションしたりデプロイしたりできます。このコマンドを実行するには、WLST が管理サーバに接続している必要があります。エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
コマンド カテゴリ : デプロイメント コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
アプリケーションとデプロイメント プランをメモリにロードします。
loadApplication
コマンドは、デプロイメント プランを変更するためにアクセスできる WLSTPlan
オブジェクトを返します。WLSTPlan
オブジェクトの詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool ガイド』の「WLSTPlan オブジェクト」を参照してください。エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
loadApplication(appPath, [planPath], [createPlan])
引数 | 定義 |
---|---|
appPath
|
ロードするアプリケーションが含まれている、最上位の親アプリケーション ディレクトリ、アーカイブ ファイル、または展開されたアーカイブ ディレクトリのルートの名前。 |
planPath
|
省略可能。デプロイメント プラン ファイルの名前。ファイル名は絶対パスでも、アプリケーション ディレクトリを基準とした相対パスでもよい。この引数のデフォルトは、アプリケーション ディレクトリの plan/plan.xml ファイル (存在する場合)。 |
createPlan
|
省略可能。指定されたプランが存在しない場合に、WLST がアプリケーション ディレクトリにプランを作成するかどうかを指定するブール値。この引数のデフォルトは true 。 |
以下の例では、c:/myplans/myejb/plan.xml
のプラン ファイルを使用して c:/myapps/myejb.jar
アプリケーションをロードします。
wls:/myserver/serverConfig> myPlan=loadApplication('c:/myapps/myejb.jar', 'c:/myplans/myejb/plan.xml')
Loading application from c:/myapps/myejb.jar and deployment plan from c:/myplans/myejb/plan.xml ...
Successfully loaded the application.
wls:/myserver/serverConfig>
前の例では、返された WLSTPlan
オブジェクトを myPlan
変数に格納しています。myPlan
変数を使用して、プランに関する情報 (変数など) を表示できます。次に例を示します。
wls:/myserver/serverConfig> myPlan.showVariables()
MyEJB jndi.ejb
MyWAR app.foo
wls:/myserver/serverConfig>
WLSTPlan
オブジェクトの詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool ガイド』の「WLSTPlan オブジェクト」を参照してください。
コマンド カテゴリ : デプロイメント コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
クラスを再ロードして、以前にデプロイされたアプリケーションを再デプロイします。
redeploy
コマンドは、コマンドのステータスをチェックするためにアクセスできる WLSTProgress
オブジェクトを返します。WLSTProgress
オブジェクトの詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool ガイド』の「WLSTProgress オブジェクト」を参照してください。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
アプリケーションの再デプロイの詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server アプリケーションのデプロイメント』の「一般的なデプロイメント シナリオの概要」を参照してください。
redeploy(appName, [planPath], [options])
引数 | 定義 |
---|---|
appName
|
再デプロイするアプリケーションの名前。 |
planPath
|
省略可能。デプロイメント プラン ファイルの名前。ファイル名は絶対パスでも、アプリケーション ディレクトリを基準とした相対パスでもよい。この引数のデフォルトは、アプリケーション ディレクトリの plan/plan.xml ファイル (存在する場合)。 |
options
|
省略可能。デプロイメント オプションのカンマ区切りのリスト。名前と値のペアで指定する。有効なデプロイメント オプションのリストについては、「deploy」の options 引数の説明を参照。
加えて、
|
以下の例では、c:/myapps
ディレクトリにある plan.xml
ファイルを使用して myApp
アプリケーションを再デプロイします。
wls:/mydomain/serverConfig> progress=redeploy('myApp' 'c:/myapps/plan.xml')
Redeploying application 'myApp' ...
Redeployment of 'myApp' is successful
wls:/mydomain/serverConfig>
前の例では、返された WLSTProgress
オブジェクトが、ユーザ定義の変数 (この場合は progress
) に格納されています。progress
変数を使用して redeploy
コマンドの状態にアクセスできます。次に例を示します。
wls:/mydomain/serverConfig/Servers> progress.getState()
'completed'
wls:/mydomain/serverConfig/Servers>
WLSTProgress
オブジェクトの詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool ガイド』の「WLSTProgress オブジェクト」を参照してください。
コマンド カテゴリ : デプロイメント コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
アプリケーションを起動して、ユーザが利用できるようにします。アプリケーションは完全にコンフィグレーション済みで、ドメインで利用できる状態でなければなりません。
startApplication
コマンドは、コマンドのステータスをチェックするためにアクセスできる WLSTProgress
オブジェクトを返します。WLSTProgress
オブジェクトの詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool ガイド』の「WLSTProgress オブジェクト」を参照してください。エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
startApplication(appName, [options])
引数 | 定義 |
---|---|
appName
|
plan.xml ファイルに指定されている、起動するアプリケーションの名前。 |
options
|
省略可能。デプロイメント オプションのカンマ区切りのリスト。名前と値のペアで指定する。有効なデプロイメント オプションのリストについては、「deploy」の options 引数の説明を参照。 |
以下の例では、指定されたデプロイメント オプションで BigApp
アプリケーションを起動します。
wls:/offline> progress=startApplication('BigApp', stageMode='NOSTAGE', testMode='false')
Starting the application...
Successfully started the application.
前の例では、返された WLSTProgress
オブジェクトが、ユーザ定義の変数 (この場合は progress
) に格納されています。progress
変数を使用して startApplication
コマンドの状態にアクセスできます。次に例を示します。
wls:/mydomain/serverConfig/Servers> progress.getState()
'completed'
wls:/mydomain/serverConfig/Servers>
WLSTProgress
オブジェクトの詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool ガイド』の「WLSTProgress オブジェクト」を参照してください。
コマンド カテゴリ : デプロイメント コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
アプリケーションを停止して、ユーザが利用できないようにします。アプリケーションは完全にコンフィグレーション済みで、ドメインで利用できる状態でなければなりません。
stopApplication
コマンドは、コマンドのステータスをチェックするためにアクセスできる WLSTProgress
オブジェクトを返します。WLSTProgress
オブジェクトの詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool ガイド』の「WLSTProgress オブジェクト」を参照してください。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
stopApplication(appName, [options])
引数 | 定義 |
---|---|
appName
|
plan.xml ファイルに指定されている、停止するアプリケーションの名前。 |
options
|
省略可能。デプロイメント オプションのカンマ区切りのリスト。名前と値のペアで指定する。有効なデプロイメント オプションのリストについては、「deploy」の options 引数の説明を参照。 |
以下の例では、BigApp
アプリケーションを停止します。
wls:/offline> progress=stopApplication('BigApp')
Stopping the application...
Successfully stopped the application.
前の例では、返された WLSTProgress
オブジェクトが、ユーザ定義の変数 (この場合は progress
) に格納されています。progress
変数を使用して、stopApplication
コマンドが実行中かどうかをチェックできます。次に例を示します。
wls:/mydomain/serverConfig/Servers> progress.isRunning()
0
wls:/mydomain/serverConfig/Servers>
WLSTProgress
オブジェクトの詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool ガイド』の「WLSTProgress オブジェクト」を参照してください。
コマンド カテゴリ : デプロイメント コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
指定されたサーバからアプリケーションをアンデプロイします。
undeploy
コマンドは、コマンドのステータスをチェックするためにアクセスできる WLSTProgress
オブジェクトを返します。WLSTProgress
オブジェクトの詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool ガイド』の「WLSTProgress オブジェクト」を参照してください。エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
アプリケーションのデプロイおよびアンデプロイの詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server アプリケーションのデプロイメント』の「一般的なデプロイメント シナリオの概要」を参照してください。
undeploy(appName,[targets],[options])
引数 | 定義 |
---|---|
appName
|
デプロイ済みのアプリケーションのデプロイメント名。 |
targets
|
省略可能。アプリケーションを削除する対象サーバのリスト。指定しない場合は、デフォルトで現在のすべての対象に設定される。 |
options
|
省略可能。デプロイメント オプションのカンマ区切りのリスト。名前と値のペアで指定する。有効なデプロイメント オプションのリストについては、「deploy」の options 引数の説明を参照。 |
以下の例では、すべての対象サーバから businessApp アプリケーションを削除します。WLST はプロセスが完了するまで 60,000 ミリ秒待機します。
wls:/mydomain/serverConfig> undeploy('businessApp', timeout=60000)
Undeploying application businessApp ...
<Jul 20, 2005 9:34:15 AM EDT> <Info> <J2EE Deployment SPI> <BEA-260121>
<Initiating undeploy operation for application, businessApp [archive: null],
to AdminServer .>
Completed the undeployment of Application with status
Current Status of your Deployment:
Deployment command type: undeploy
Deployment State : completed
Deployment Message : no message
wls:/mydomain/serverConfig>
コマンド カテゴリ : デプロイメント コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
新しいデプロイメント プランを使用してアプリケーションのコンフィグレーションを更新します。アプリケーションは完全にコンフィグレーション済みで、ドメインで利用できる状態でなければなりません。
updateApplication
コマンドは、コマンドのステータスをチェックするためにアクセスできる WLSTProgress
オブジェクトを返します。WLSTProgress
オブジェクトの詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool ガイド』の「WLSTProgress オブジェクト」を参照してください。エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
updateApplication(appName, [planPath], [options])
引数 | 定義 |
---|---|
appName
|
現在の plan.xml ファイルに指定されているアプリケーションの名前。 |
planPath
|
省略可能。新しいデプロイメント プラン ファイルの名前。ファイル名は絶対パスでも、アプリケーション ディレクトリを基準とした相対パスでもよい。 |
options
|
省略可能。デプロイメント オプションのカンマ区切りのリスト。名前と値のペアで指定する。有効なデプロイメント オプションのリストについては、「deploy」の options 引数の説明を参照。 |
以下の例では、c:/myapps/BigApp/newPlan
にある plan.xml
ファイルを使用して、BigApp
のアプリケーション コンフィグレーションを更新します。
wls:/offline> progress=updateApplication('BigApp', 'c:/myapps/BigApp/newPlan/plan.xml', stageMode='STAGE', testMode='false')
Updating the application...
Successfully updated the application.
前の例では、返された WLSTProgress
オブジェクトが、ユーザ定義の変数 (この場合は progress
) に格納されています。progress
変数を使用して updateApplication
コマンドの状態にアクセスできます。次に例を示します。
wls:/mydomain/serverConfig/Servers> progress.getState() 'completed' wls:/mydomain/serverConfig/Servers>
WLSTProgress
オブジェクトの詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool ガイド』の「WLSTProgress オブジェクト」を参照してください。
表 3-13 に示す WLST 診断コマンドを使用し、WebLogic 診断フレームワーク (WLDF) のデータ ストアに対してクエリを実行することによって、診断データを取得できます。WLDF の詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server のコンフィグレーションと診断フレームワークの使い方』を参照してください。
表 3-6 WLST コンフィグレーションの診断コマンド
コマンド | 説明 | WLST の使用状況 |
---|---|---|
|
指定されたログ ファイルに対するクエリを実行する。 |
オフライン |
exportDiagnosticDataFromServer |
サーバ サイドでクエリを実行して、エクスポートされた WebLogic 診断フレームワーク (WLDF) データを取得する。 |
オンライン |
コマンド カテゴリ : 診断コマンド
WLST の使用状況 : オフライン
指定されたログ ファイルに対するクエリを実行します。結果は XML ファイルとして保存されます。
WebLogic Server 診断サービスの詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server のコンフィグレーションと診断フレームワークの使い方』を参照してください。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
exportDiagnosticData([options])
引数 | 定義 |
---|---|
options
|
省略可能。エクスポート診断オプションのカンマ区切りのリスト。名前と値のペアで指定する。有効なオプションは次のとおり。
|
以下の例では、myserver.log
という名前の ServerLog
に対してクエリを実行し、その結果を myExport.xml
というファイルに格納します。
wls:/offline/mydomain>exportDiagnosticData(logicalName='ServerLog', logName='myserver.log', exportFileName='myExport.xml')
{'elfFields': '', 'logName': 'myserver.log', 'logRotationDir': '.',
'endTimestamp': 9223372036854775807L, 'exportFileName': 'export.xml',
'storeDir': '../data/store/diagnostics', 'logicalName': 'ServerLog',
'query': '', 'beginTimestamp': 0}
Exporting diagnostic data to export.xml
<Aug 2, 2005 6:58:21 PM EDT> <Info> <Store> <BEA-280050> <Persistent store
"WLS_DIAGNOSTICS" opened: directory="c:\bea\wlserver_10.3\server\data\store\diagnostics"
writePolicy="Disabled" blockSize=512 directIO=false driver="wlfileio2">
wls:/mydomain/serverRuntime>
コマンド カテゴリ : 診断コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
サーバ サイドでクエリを実行して、エクスポートされた WebLogic 診断フレームワーク (WLDF) データを取得します。結果は XML ファイルとして保存されます。
WebLogic Server 診断サービスの詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server のコンフィグレーションと診断フレームワークの使い方』を参照してください。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
exportDiagnosticDataFromServer([options])
引数 | 定義 |
---|---|
options
|
|
表 3-13 に示す WLST 編集コマンドを使用して、コンフィグレーション Bean の照会や編集を行います。
注意 : コンフィグレーション Bean を編集するには、管理サーバに接続している必要があります。また、編集ツリーに移動して、編集セッションを開始する必要があります。「edit」および「startEdit」をそれぞれ参照してください。管理対象サーバに接続した場合、WLST の機能はコンフィグレーション Bean 階層の参照だけに制限されます。WLST を使用して管理対象サーバ上の MBean の値を変更することはできませんが、管理 API を使用すれば可能です。ただし、管理サーバ上のコンフィグレーション MBean の値のみを変更することをお勧めします。管理対象サーバ上の MBean の値を変更すると、ドメイン コンフィグレーションに矛盾が生じる可能性があります。 コンフィグレーション Bean の編集に関する詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool ガイド』の「WLST オンラインを使用した既存ドメインの更新」を参照してください。 |
表 3-7 WLST コンフィグレーションの編集コマンド
コマンド | 説明 | WLST の使用状況 |
---|---|---|
|
現在の編集セッション中に保存されてまだデプロイされていない変更をアクティブ化する。 |
オンラインまたはオフライン |
|
リソースを 1 つまたは複数の送り先に割り当てる。 |
オフライン |
|
編集セッションを取り消して、編集ロックを解放し、未保存の変更をすべて破棄する。このオペレーションは、その編集セッションを開始したユーザでなくても、管理者特権を持つユーザであれば誰でも呼び出すことができる。 |
オンライン |
|
現在の Bean に対して、指定されたタイプのコンフィグレーション Bean を作成する。 |
オンラインまたはオフライン |
|
現在のコンフィグレーション Bean のコンフィグレーションのインスタンスを削除する。 |
オンラインまたはオフライン |
|
指定された文字列を暗号化する。 |
オンライン |
|
指定された属性の値を返す。 |
オンラインまたはオフライン |
|
ユーザがステータスを取得できる最新の |
オンライン |
|
現在のコンフィグレーション Bean の管理オペレーションを呼び出す。 |
オンライン |
|
サーバの再起動が必要かどうかを判断する。 |
オンライン |
|
SQL ファイルをデータベースにロードする。 |
オフライン |
|
プロパティ値をファイルからロードする。 |
オンラインまたはオフライン |
|
編集されてまだ保存されていない編集内容を保存する。 |
オンライン |
|
現在のコンフィグレーション Bean の指定された属性値を設定する。 |
オンラインまたはオフライン |
|
ドメインの作成または更新に関連するオプションを設定する。 |
オフライン |
|
現在の編集セッション中に現在のユーザが行ったコンフィグレーションの変更内容を表示する。 |
オンライン |
|
現在接続しているユーザのためにコンフィグレーション編集セッションを開始する。 |
オンライン |
|
編集セッションを停止して、編集ロックを解放し、未保存の変更を破棄する。 |
オンライン |
|
1 つまたは複数の送り先からアプリケーションまたはリソースの割り当てを解除する。 |
オフライン |
|
保存またはアクティブ化されていない編集をすべて元に戻す。 |
オンライン |
|
変更されてまだ保存されていない変更内容を検証する。 |
オンライン |
コマンド カテゴリ : 編集コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
現在の編集セッション中に保存されてまだデプロイされていない変更をアクティブ化します。アクティブ化する変更内容にサーバの再起動が必要なものがある場合、このコマンドはメッセージを出力します。
activate
コマンドは、ユーザが現在行っている変更、または最近行った変更の状態を反映する、最新の ActivationTask
MBean を返します。メソッドを呼び出して、進行中または完了したばかりの、最近のコンフィグレーション マネージャのアクティブ化タスクに関する情報を取得できます。エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
activate([timeout], [block])
引数 | 定義 |
---|---|
timeout
|
省略可能。オペレーションを取り消す前に、WLST がコンフィグレーションの変更のアクティブ化が完了するのを待機する時間 (ミリ秒単位)。値 -1 は、オペレーションがタイムアウトしないことを表す。この引数のデフォルトは 300,000 ミリ秒 (5 分)。 |
block
|
省略可能。コマンドが完了するまで WLST がユーザ対話をブロックするかどうかを指定するブール値。この引数のデフォルトは false で、ユーザ対話がブロックされないことを示す。この場合、WLST はコマンドを発行した後でユーザに制御を返し、現在のタスクに関連付けられているタスク MBean を変数に割り当てる。その変数を利用すると、タスクのステータスをチェックできる。『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool ガイド』の「Jython モジュールとしての WLST のインポート」で説明するように、WLST を Jython モジュールとしてインポートしている場合、block は常に true に設定される。 |
以下の例では、現在の編集セッション中に変更され、ディスクに保存されていて、まだアクティブ化されていない変更内容をアクティブ化します。WLST はアクティブ化が完了するのを 100,000 ミリ秒待機し、アクティブ化を停止する前に 200,000 ミリ秒待機します。
wls:/mydomain/edit !> activate(200000, block='true')
Activating all your changes, this may take a while ...
The edit lock associated with this edit session is released once the activation is completed.
Action completed.
wls:/mydomain/edit>
コマンド カテゴリ : 編集コマンド
WLST の使用状況 : オフライン
assign(sourceType, sourceName, destinationType, destinationName)
引数 | 定義 |
---|---|
sourceType
|
割り当てるコンフィグレーション Bean のタイプ。この値は、次のいずれかの値に設定できる。
この値の設定のガイドラインについては以下を参照。 |
sourceName
|
割り当てるリソースの名前。複数の名前をカンマで区切って指定することも、ワイルドカード (*) を使って指定されたタイプのすべてのリソースを指定することも可能。
サブデプロイメントは |
destinationType
|
送り先のタイプ。この値の設定のガイドラインについては以下を参照。 |
destinationName
|
送り先の名前。複数の名前をカンマで区切って指定できる。 |
sourceType
および destinationType
の設定では以下のガイドラインを使用してください。
アプリケーション デプロイメントを割り当てるときは、次のように値を設定する。
sourceType
: AppDeployment
destinationType
: Target
ライブラリを割り当てるときは、次のように値を設定する。
sourceType
: Library
destinationType
: Target
サービスを割り当てるときは、次のように値を設定する。
sourceType:
特定のサーバの名前 (JDBCSystemResource
など)
destinationType
: Target
サーバをクラスタに割り当てるときは、次のように値を設定する。
sourceType
: Server
destinationType
: Cluster
サブデプロイメントを割り当てるときは、次のように値を設定する。
sourceType
: service
.Subdeployment
。service
には SubDeployment
の親を指定する (JMSSystemResource.SubDeployment
など)。ネストされたサブデプロイメントも指定できる (AppDeployment.SubDeployment.SubDeployment
など)。
destinationType
: Target
セキュリティ タイプを割り当てるときは、次のように値を設定する。
sourceType
: 特定のセキュリティ タイプの名前 (User
など)
destinationType
: 送り先のセキュリティ タイプの名前 (Group
など)
以下の例では、
myServer
と myServer2
をクラスタ myCluster
に割り当てる。
wls:/offline/mydomain> assign("Server", "myServer,myServer2", "Cluster", "myCluster")
すべてのサーバをクラスタ myCluster
に割り当てる。
wls:/offline/mydomain> assign("Server", "*", "Cluster", "myCluster")
アプリケーション デプロイメント myAppDeployment
を対象サーバ newServer
に割り当てる。
wls:/offline/mydomain> assign("AppDeployment", "myAppDeployment", "Target", "newServer")
ユーザ newUser
をグループ Monitors
に割り当てる。
wls:/offline/mydomain> assign("User", "newUser", "Group", "Monitors")
サブデプロイメント myQueueSubDeployment
(JMS リソース myJMSResource
の子) を対象サーバ newServer
に割り当てる。
wls:/offline/mydomain> assign('JMSSystemResource.SubDeployment', 'myJMSResource.myQueueSubDeployment', 'Target', 'newServer')
ネストされたサブデプロイメント MedRecAppScopedJMS.MedRecJMSServer
(アプリケーション デプロイメント AppDeployment
の子) を対象サーバ AdminServer
に割り当てる。
wls:/offline/mydomain>assign('AppDeployment.SubDeployment.SubDeployment ','MedRecEAR.MedRecAppScopedJMS.MedRecJMSServer','Target','AdminServer')
コマンド カテゴリ : 編集コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
編集セッションを取り消して、編集ロックを解放し、未保存の変更をすべて破棄します。
このコマンドを発行するユーザは現在の編集者でなくてもかまいません。つまり、必要な場合は、他のユーザが編集セッションを開始できるように、管理者が編集セッションを取り消すことができます。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
cancelEdit([defaultAnswer])
引数 | 定義 |
---|---|
defaultAnswer
|
省略可能。コマンドラインで入力を求められたくない場合の、デフォルトの応答。有効な値は y および n 。この引数のデフォルトは null。null の場合、WLST はユーザに応答を求める。 |
コマンド カテゴリ : 編集コマンド
WLST の使用状況 : オンラインまたはオフライン
現在の Bean に対して、指定されたタイプのコンフィグレーション Bean を作成します。
create
コマンドは新しく作成されたコンフィグレーション Bean のスタブを返します。エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
注意 : 子タイプは、その親タイプのインスタンスの下に作成される必要があります。現在のコンフィグレーション管理オブジェクト (cmo ) タイプの子であるコンフィグレーション Bean のみを作成できます。cmo 変数の詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool ガイド』の「現在の管理オブジェクトの変更」を参照してください。 |
WLST オンライン
で create コマンドを使用する場合は、以下の点に注意してください。
管理サーバに接続している必要がある。実行時 MBean に対して、または WLST が管理対象サーバ インスタンスに接続しているときに、create
コマンドを使用することはできない。
このコマンドを発行する前に、edit
コマンドを使用してコンフィグレーション MBean 階層に移動する必要があります。「edit」を参照。
create コマンドを使用して、現在の MBean タイプの子である WebLogic Server コンフィグレーション MBean を作成できる。
WLST オフラインで create
コマンドを使用する場合は、以下の点に注意してください。
WLST オフラインを使用している場合、オブジェクト名において、ピリオド (.
)、フォワード スラッシュ (/
) またはバックスラッシュ (\
) は無効。
詳細については、以下を参照してください。
MBean の作成については、『JMX によるカスタム管理ユーティリティの開発』の「WebLogic Server MBean について」を参照。
JMS または JDBC システム リソースなど、特定のタイプの MBean リソースを作成する例については、製品と一緒にインストールされる WLST サンプル スクリプトを参照 (『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool ガイド』の「WLST サンプル スクリプト」を参照)。
MBean とその子タイプ、属性、オペレーションについては、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server MBean リファレンス』を参照。
create(name, childMBeanType, [baseProviderType])
引数 | 定義 |
---|---|
name
|
作成するコンフィグレーション Bean の名前。 |
childMBeanType
|
作成するコンフィグレーション Bean のタイプ。config.xml ファイルに定義されたタイプのインスタンスを作成できる (カスタム セキュリティ タイプは除く)。有効なコンフィグレーション Bean の詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server MBean リファレンス』を参照。 |
baseProviderType
|
セキュリティ プロバイダを作成する場合は、基本セキュリティ プロバイダ タイプ (AuthenticationProvider など) を指定する。この引数のデフォルトは None。 |
以下の例では、現在のコンフィグレーション Bean で、newServer という名前の Server
タイプの子コンフィグレーション Bean を作成して、スタブを server1
に格納します。
wls:/mydomain/edit !> server1=create('newServer','Server') Server with name 'newServer' has been created successfully. wls:/mydomain/edit !> server1.getName() 'newServer' wls:/mydomain/edit !>
以下の例では、myProvider
という認証セキュリティ プロバイダを作成します。
wls:/mydomain/edit !> cd('SecurityConfiguration/mydomain/Realms/myrealm') wls:/mydomain/edit !> create('myProvider','weblogic.security.providers.authentication.SQLAuthenticator','AuthenticationProvider')
以下の例では、highsec_nm
というマシンを作成して、関連するノード マネージャの属性を設定します。
wls:/mydomain/edit !> create('highsec_nm', 'Machine') wls:/mydomain/edit !> cd('Machine/highsec_nm/NodeManager/highsec_nm') wls:/mydomain/edit !> set('DebugEnabled', 'true') wls:/mydomain/edit !> set('ListenAddress', 'innes') wls:/mydomain/edit !> set('NMType', 'SSL') wls:/mydomain/edit !> set('ShellCommand', '')
コマンド カテゴリ : 編集コマンド
WLST の使用状況 : オンラインまたはオフライン
現在のコンフィグレーション Bean に対する、指定されたタイプのコンフィグレーション Bean のインスタンスを削除します。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
注意 : 現在のコンフィグレーション管理オブジェクト (cmo ) タイプの子であるコンフィグレーション Bean のみを削除できます。cmo 変数の詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool ガイド』の「現在の管理オブジェクトの変更」を参照してください。 |
delete(name, childMBeanType)
引数 | 定義 |
---|---|
name
|
削除する子コンフィグレーション Bean の名前。 |
childMBeanType
|
削除するコンフィグレーション Bean のタイプ。config.xml ファイルで定義されたタイプのインスタンスを削除できる。有効なコンフィグレーション Bean の詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server MBean リファレンス』を参照。 |
コマンド カテゴリ : 編集コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
指定された文字列を暗号化します。暗号化した文字列は、コンフィグレーション ファイルやコマンドの引数として使用できます。
このコマンドは、暗号化された文字列を使用する必要のある各ドメインにつき 1 回呼び出す必要があります。暗号化された文字列は、その文字列が元々暗号化されたドメインでのみ使用できます。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
encrypt(obj, [domainDir])
引数 | 定義 |
---|---|
obj
|
暗号化する文字列。 |
domainDir
|
省略可能。ドメイン ディレクトリの絶対パス名。暗号化された文字列は、指定したディレクトリ内にあるドメインでのみ使用できる。
この引数を指定しない場合、WLST が現在接続されているドメインで使用されるために文字列が暗号化される。 |
コマンド カテゴリ : 編集コマンド
WLST の使用状況 : オンラインまたはオフライン
指定された属性の値を返します。表示できる MBean 属性の詳細については、『Oracle WebLogic Server MBean リファレンス』を参照してください。エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
代わりに、cmo
変数を使用して、現在のコンフィグレーション Bean の任意の get メソッドを実行できます。次に例を示します。
cmo.getListenPort()
cmo
変数の詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool ガイド』の「現在の管理オブジェクトの変更」を参照してください。
get(attrName)
引数 | 定義 |
---|---|
attrName
|
表示する属性の名前。属性の絶対パス名を指定できる。パス名を指定しない場合は、現在のコンフィグレーション オブジェクトの属性が表示される。 |
コマンド カテゴリ : 編集コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
ユーザがステータスを取得できる最新の ActivationTask
MBean を返します。ActivationTask
MBean には、ユーザが最近行った変更の状態が反映されています。メソッドを呼び出して、進行中または完了したばかりの、最近のコンフィグレーション マネージャのアクティブ化タスクに関する情報を取得できます。エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
注意 : WLST の外部で変更をアクティブ化する場合、ConfigurationManagerMBean getActivationTasks() メソッド を使用して、他のツールに作成したアクティブ化タスクにアクセスできます。 |
コマンド カテゴリ : 編集コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
現在のコンフィグレーション Bean の管理オペレーションを呼び出します。通常、このコマンドを使用して、ほとんどの WebLogic Server コンフィグレーション Bean で提供されている get
および set
以外のオペレーションを呼び出します。クラス オブジェクトは、このアクションが呼び出されるコンフィグレーション Bean をロードする際に使用されたものと同じクラス ローダから、ロードされます。
WLST が管理対象サーバ インスタンスに接続しているときに invoke
コマンドを使用することはできません。
成功した場合、invoke
コマンドは、呼び出されたオペレーションが返すオブジェクトを返します。エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
invoke(methodName, parameters, signatures)
引数 | 定義 |
---|---|
methodName
|
呼び出すメソッドの名前。 |
parameters
|
メソッド呼び出しに渡されるパラメータの配列。 |
signatures
|
アクションのシグネチャを含む配列。 |
以下の例では、現在のコンフィグレーション Bean の lookupServer
メソッドを呼び出します。
wls:/mydomain/config> objs = jarray.array([java.lang.String("oamserver")],java.lang.Object) wls:/mydomain/edit> strs = jarray.array(["java.lang.String"],java.lang.String) wls:/mydomain/edit> invoke('lookupServer',objs,strs) true wls:/mydomain/edit>
コマンド カテゴリ : 編集コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
サーバの再起動が必要かどうかを判断します。
編集セッションの進行中にこのコマンドを呼び出すと、現在進行中の編集に基づいて応答が行われます。属性の名前を指定した場合は、その属性に関してのみ、サーバの再起動が必要かどうかが示されます。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
以下の例では、現在の WLST セッション中に行われるすべての変更について、サーバの再起動が必要かどうかが示されます。
wls:/mydomain/edit !> isRestartRequired()
Server re-start is REQUIRED for the set of changes in progress.
The following attribute(s) have been changed on MBeans that require server re-start.
MBean Changed : mydomain:Name=mydomain,Type=Domain
Attributes changed : AutoConfigurationSaveEnabled
以下の例では、ConsoleEnabled
属性を編集する場合にサーバの再起動が必要かどうかが示されます。
wls:/mydomain/edit !> isRestartRequired("ConsoleEnabled")
Server re-start is REQUIRED if you change the attribute ConsoleEnabled wls:/mydomain/edit !>
コマンド カテゴリ : 編集コマンド
WLST の使用状況 : オフライン
SQL ファイルをデータベースにロードします。
loadDB
コマンドは、テンプレート ファイルから SQL ファイルをロードします。このコマンドは、ドメイン テンプレートまたは拡張テンプレートがメモリにロードされた後でのみ発行できます (「readDomain」および「readTemplate」を参照)。
このコマンドを実行する前に、以下の条件に該当することを確認してください。
適切なデータベースが実行されている。
指定されたデータベースとバージョンの SQL ファイルが存在する。
適切な SQL ファイルが存在することを確認するには、ドメイン テンプレートを開いて、_jdbc_
ディレクトリにある関連する SQL ファイル リスト jdbc.index
を見つけます。たとえば、PointBase バージョン 4.4 の場合、SQL ファイル リストは _jdbc_\Pointbase\44\jdbc.index
にあります。
上記の条件が満たされていない場合、コマンドは失敗します。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
loadDB(dbVersion, datasourceName, dbCategory)
引数 | 定義 |
---|---|
dbVersion
|
SQL ファイルが使用されるデータベースのバージョン。 |
datasourceName
|
SQL ファイルのロードに使用する JDBC データ ソースの名前。 |
dbCategory
|
省略可能。指定されたデータ ソースに関連付けられるデータベース カテゴリ。
|
コマンド カテゴリ : 編集コマンド
WLST の使用状況 : オンラインおよびオフライン
プロパティ値をファイルからロードして、WLST セッションで使用できるようにします。
このコマンドは、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool ガイド』の「Jython モジュールとしての WLST のインポート」で説明するように、WLST を Jython モジュールとしてインポートしている場合は使用できません。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
コマンド カテゴリ : 編集コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
編集されてまだ保存されていない編集内容を保存します。このコマンドは、編集セッションが進行中の場合にのみ有効です。編集セッションの開始方法については、「startEdit」を参照してください。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
コマンド カテゴリ : 編集コマンド
WLST の使用状況 : オンラインまたはオフライン
現在の管理オブジェクトの指定された属性値を設定します。WLST オフラインを使用する場合、このコマンドは、属性値をドメインのコンフィグレーション ファイルに書き込みます。WLST オンラインでは、MBean 属性の値が設定されます。オンラインでの変更は、編集をアクティブ化したときに、ドメインのコンフィグレーション ファイルに書き込まれます。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
暗号化された属性 (名前の末尾が Encrypted
となっている属性) の設定については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool ガイド』の「暗号化されたコンフィグレーション値の読み書き」を参照してください。
WLST オンラインを使用する場合は以下の点に注意してください。
このコマンドを使用するには、編集セッションに移動する必要がある。「startEdit」を参照。
このコマンドは、WLST が管理対象サーバに接続しているときには使用できない。
このコマンドの代替手段として、次の構文で cmo
変数を使用できる。
cmo.set
attrName
(
value
)
たとえば、set('ListenPort', 7011)
を使用する代わりに、cmo.setListenPort(7011)
を使用できます。
cmo
変数の詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool ガイド』の「現在の管理オブジェクトの変更」を参照してください。
以下の例では、DomainMBean
の ArchiveConfigurationCount
属性を 10
に設定します。
wls:/mydomain/serverConfig> set('ArchiveConfigurationCount',10)
次の例では、カスタム Mbean の T1TimerInterval
属性の long 値を 123
に設定しています。
wls:/mydomain/serverConfig> set('T1TimerInterval', Long(123))
次の例では、カスタム Mbean の MyBooleanAttribute
属性のブール値を true
に設定しています。
wls:/mydomain/serverConfig> set('MyBooleanAttribute', Boolean(true))
コマンド カテゴリ : 編集コマンド
WLST の使用状況 : オフライン
setOption(optionName, op tionValue)
引数 | 定義 |
---|---|
optionName
|
設定するオプションの名前。
ドメインの作成で使用できるオプションは次のとおり。
注意 : 管理者権限を持つユーザがソフトウェアをインストールして、[All Users] フォルダに [スタート] メニューのエントリを作成した場合は、管理者権限を持つユーザのみが、コンフィグレーション ウィザードまたは WLST を使用してドメインを作成するときに、同じフォルダに [スタート] メニューのエントリを作成できる。つまり、管理者権限を持たないユーザが、このインストールからコンフィグレーション ウィザードまたは WLST を使用してドメインを作成しても、そのドメインへの [スタート] メニューのショートカットは作成されない。この場合は、必要に応じて、ローカルの [スタート メニュー] フォルダに手動でショートカットを作成できる。
ドメインの更新で使用できるオプションは次のとおり。
ドメインの作成とドメインの更新の両方で使用できるオプションは次のとおり。
|
optionValue
|
オプションの値。
注意 : ブール値は、文字列 ( |
コマンド カテゴリ : 編集コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
showChanges([onlyInMemory])
引数 | 定義 |
---|---|
onlyInMemory
|
省略可能。まだ保存されていない変更のみを表示するかどうかを指定するブール値。この引数のデフォルトは false で、セッションの最初から行われたすべての変更が表示されることを表す。 |
以下の例では、現在の編集セッションが開始されてから、現在のユーザがコンフィグレーションに加えたすべての変更が表示されます。
wls:/mydomain/edit !> showChanges()
Changes that are in memory and saved to disc but not yet activated are:
MBean Changed : com.bea:Name=basicWLSDomain,Type=Domain
Operation Invoked : add
Attribute Modified : Machines
Attributes Old Value : null
Attributes New Value : Mach1
Server Restart Required : false
MBean Changed : com.bea:Name=basicWLSDomain,Type=Domain
Operation Invoked : add
Attribute Modified : Servers
Attributes Old Value : null
Attributes New Value : myserver
Server Restart Required : false
コマンド カテゴリ : 編集コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
現在接続しているユーザのためにコンフィグレーション編集セッションを開始します。このコマンドを発行する前に、edit
コマンドを使用してコンフィグレーション MBean 階層に移動する必要があります。詳細については、「edit」を参照してください。
ドメイン コンフィグレーションを変更するコマンドを呼び出す前に、このコマンドを呼び出す必要があります。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
注意 : 同じユーザによる進行中の編集セッションがあることを検出した場合、WLST は自動的に編集セッションを開始します。進行中のセッションは Administration Console または別の WLST セッションから開始された可能性があります。 |
startEdit([waitTimeInMillis], [timeoutInMillis], [exclusive])
引数 | 定義 |
---|---|
waitTimeInMillis
|
省略可能。別のユーザがロックを保持している場合に、WLST がロックを取得するまでに待機する時間 (ミリ秒単位)。この引数のデフォルトは 0 ミリ秒。 |
timeOutInMillis
|
省略可能。WLST が編集ロックの解放を待機するタイムアウト (ミリ秒単位)。この引数のデフォルトは -1 ミリ秒で、この編集セッションが期限切れにならないことを表す。 |
exclusive
|
省略可能。編集セッションを排他的なセッションにするかどうかを指定する。true に設定した場合、同じ所有者が startEdit コマンドを入力すると、WLST は新しい編集セッションを開始する前に、現在の編集セッションのロックが解放されるまで待機する。排他的なロックは timeoutInMillis で指定された時間に従ってタイムアウトする。この引数のデフォルトは false 。 |
コマンド カテゴリ : 編集コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
stopEdit([defaultAnswer])
引数 | 定義 |
---|---|
defaultAnswer
|
省略可能。コマンドラインで入力を求められたくない場合の、デフォルトの応答。有効な値は y および n 。この引数のデフォルトは null。null の場合、WLST はユーザに応答を求める。 |
コマンド カテゴリ : 編集コマンド
WLST の使用状況 : オフライン
unassign(sourceType, sourceName, destinationType, destinationName)
引数 | 定義 |
---|---|
sourceType
|
割り当て解除するコンフィグレーション Bean のタイプ。この値は、次のいずれかの値に設定できる。
|
sourceName
|
割り当てを解除するアプリケーションまたはリソースの名前。複数の名前をカンマで区切って指定することも、ワイルドカード (*) を使って指定されたタイプのすべてのリソースを指定することも可能。
サブデプロイメントは |
destinationType
|
送り先のタイプ。この値の設定のガイドラインについては以下を参照。 |
destinationName
|
送り先の名前。複数の名前をカンマで区切って指定できる。 |
sourceType
および destinationType
の設定では以下のガイドラインを使用してください。
アプリケーション デプロイメントを割り当て解除するときは、次のように値を設定する。
sourceType
: AppDeployment
destinationType
: Target
ライブラリを割り当て解除するときは、次のように値を設定する。
sourceType
: Library
destinationType
: Target
セキュリティ タイプを割り当て解除するときは、次のように値を設定する。
sourceType
: 特定のセキュリティ タイプの名前 (User
など)
destinationType
: 送り先のセキュリティ タイプの名前 (Group
など)
クラスタからサーバを割り当て解除するときは、次のように値を設定する。
sourceType
: Server
destinationType
: Cluster
サービスを割り当て解除するときは、次のように値を設定する。
sourceType:
特定のサーバの名前 (JDBCSystemResource
など)
destinationType
: Target
サブデプロイメントを割り当て解除するときは、次のように値を設定する。
sourceType
: service
.SubDeployment
。service
には SubDeployment
の親を指定する (JMSSystemResource.SubDeployment
など)。ネストされたサブデプロイメントも指定できる (AppDeployment.SubDeployment.SubDeployment
など)。
destinationType
: Target
以下の例では、
myServer
と myServer2
をクラスタ myCluster
から割り当て解除する。
wls:/offline/medrec> unassign("Server", "myServer,myServer2", "Cluster", "myCluster")
すべてのサーバをクラスタ myCluster
から割り当て解除する。
wls:/offline/mydomain> unassign("Server", "*", "Cluster", "myCluster")
ユーザ newUser
をグループ Monitors
から割り当て解除する。
wls:/offline/medrec> unassign("User", "newUser", "Group", "Monitors")
アプリケーション デプロイメント myAppDeployment
を対象サーバ newServer
から割り当て解除する。
wls:/offline/mydomain> unassign("AppDeployment", "myAppDeployment", "Target", "newServer")
ネストされたサブデプロイメント MedRecAppScopedJMS.MedRecJMSServer
(アプリケーション デプロイメント AppDeployment
の子) を対象サーバ AdminServer
から割り当て解除する。
wls:/offline/mydomain> assign('AppDeployment.SubDeployment.SubDeployment', 'MedRecEAR.MedRecAppScopedJMS.MedRecJMSServer', 'Target','AdminServer')
コマンド カテゴリ : 編集コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
保存またはアクティブ化されていない編集をすべて元に戻します。
(ディスクに保存されたものも含めて) アクティブ化されていないすべての編集を元に戻すか、または、最後の save
オペレーション以降に行われたすべての編集を元に戻すかを指定します。このコマンドでは編集セッションは解放されません。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
undo([unactivatedChanges], [defaultAnswer])
引数 | 定義 |
---|---|
unactivatedChanges
|
省略可能。ディスクに保存された編集内容も含めて、アクティブ化されていないすべての変更を元に戻すかどうかを指定するブール値。この引数のデフォルトは false で、最後の save オペレーション以降に行われたすべての編集を元に戻すことを表す。 |
defaultAnswer
|
省略可能。コマンドラインで入力を求められたくない場合の、デフォルトの応答。有効な値は y および n 。この引数のデフォルトは null。null の場合、WLST はユーザに応答を求める。 |
以下の例では、最後の save
オペレーション以降に行われたすべての変更を元に戻します。WLST は元に戻す前に確認を求めます。
wls:/mydomain/edit !> undo() Sure you would like to undo your changes? (y/n) y Discarded your in-memory changes successfully. wls:/mydomain/edit>
以下の例では、アクティブ化されていないすべての変更を元に戻します。WLST は元に戻す前に確認を求めます。
wls:/mydomain/edit !> undo('true') Sure you would like to undo your changes? (y/n) y Discarded all your changes successfully. wls:/mydomain/edit>
表 3-13 に示す WLST 情報コマンドを使用して、ドメイン、サーバ、変数に照会したり、コンフィグレーション Bean、実行時 Bean、WLST に関連した情報を提供したりします。
表 3-8 WLST コンフィグレーションの情報コマンド
コマンド | 説明 | WLST の使用状況 |
---|---|---|
|
指定された MBean に JMX リスナを追加する。 |
オンライン |
|
既存のサーバ コンフィグレーション ( |
オンラインまたはオフライン |
|
WLST アクションの実行中に発生した最近の例外のスタック トレースを表示して、スタック トレースをリセットする。 |
オンラインまたはオフライン |
|
WLST によって使用されたすべての変数を、その名前と値を含めて表示する。 |
オンラインまたはオフライン |
|
現在の階層内で MBean と属性を検索する。 |
オンライン |
|
変更プロセスを管理している最新の |
オンライン |
|
指定されたパスを参照して MBean を返す。 |
オンライン |
|
指定された |
オンライン |
|
指定された MBean インスタンスの MBean パスを返す。 |
オンライン |
|
cmo タイプで作成または削除できるすべての子 MBean を表示する。 |
オンライン |
|
指定された MBean をルックアップする。 |
オンライン |
|
現在のコンフィグレーション Bean または実行時 Bean のすべての子 Bean と属性を表示する。 |
オンラインまたはオフライン |
|
現在の MBean またはその MBean の指定された属性に関する、 |
オンライン |
|
WLST 出力を指定されたファイル名にリダイレクトする。 |
オンライン |
|
以前に定義したリスナを削除する。 |
オンライン |
|
現在定義されているすべてのリスナを表示する。 |
オンライン |
|
WLST とユーザのすべての対話を記録する。再試行するコマンドの捕捉に便利。 |
オンラインまたはオフライン |
|
ノード マネージャを使用して、サーバまたはクラスタとその状態のマップを返す。 |
オンライン |
|
WLST コマンドの記録を停止する。 |
オンラインまたはオフライン |
|
WLST 出力のファイルへのリダイレクトを停止する。 |
オンラインまたはオフライン |
|
ユーザ コンフィグレーション ファイルと、関連付けられたキー ファイルを作成する。 |
オンライン |
|
指定されたサーバのスレッド ダンプを表示する。 |
オンラインまたはオフライン |
|
属性名と属性値、オペレーションなど、MBean に関する情報を表示する。 |
オンライン |
|
WLST 定義およびメソッド宣言を Python ( |
オンラインまたはオフライン |
コマンド カテゴリ : 情報コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
指定された MBean に JMX リスナを追加します。MBean で変更が行われると、その内容が標準出力に報告されて、指定されたコンフィグレーション ファイルに保存されます。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
addListener(mbean, [attributeNames], [logFile], [listenerName])
引数 | 定義 |
---|---|
mbean
|
リスンする MBean または MBean オブジェクトの名前。 |
attributeNames
|
省略可能。JMX リスナを追加するすべての属性名のカンマ区切りのリスト。この引数のデフォルトは null で、すべての属性に JMX リスナが追加される。 |
logFile
|
省略可能。リスナ情報を書き込むログ ファイルの名前と場所。この引数のデフォルトは標準出力。 |
listenerName
|
省略可能。JMX リスナの名前。この引数のデフォルトは、WLST で生成される名前。 |
コマンド カテゴリ : 情報コマンド
WLST の使用状況 : オンラインまたはオフライン
既存のサーバ コンフィグレーション (config
ディレクトリ) を実行可能な WLST スクリプトに変換します。その結果得られたスクリプトは、他のサーバ上のリソースの再作成に使用できます。
configToScript コマンドでは次のファイルが作成されます。
コンフィグレーションの再作成に必要なコマンドが格納されている WLST スクリプト。
ドメイン固有の値が格納されているプロパティ ファイル。このファイルの値を更新すると、元のコンフィグレーションに似た新しいドメインを作成することができます。
暗号化された属性を格納するユーザ コンフィグレーション ファイルおよび関連キー ファイル。ユーザ コンフィグレーション ファイルには暗号化された情報が格納されます。キー ファイルには、情報の暗号化と復号化に使用される秘密鍵が格納されます。
生成されたスクリプトを実行すると、次の処理が行われます。
サーバが現在実行中であれば、WLST はプロパティ ファイル内の値を使用して接続を確立し、次にスクリプト コマンドを実行して、サーバ リソースを作成しようとする。
現在実行されているサーバがなければ、WLST はプロパティ ファイル内の値でサーバを起動し、スクリプト コマンドを実行してサーバ リソースを作成し、サーバを停止する。これにより、WLST がコマンド シェルを終了させることがあります。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
configToScript([configPath], [pyPath], [overwrite], [propertiesFile], [createDeploymentScript])
引数 | 定義 |
---|---|
configPath
|
省略可能。変換するコンフィグレーションが格納された domain ディレクトリのパス。この引数のデフォルトは、WLST の起動元ディレクトリ (./) 。 |
pyPath
|
省略可能。変換後の WLST スクリプトを書き込むパスとファイル名。この引数のデフォルトは /config/config.py 。 |
overwrite
|
省略可能。スクリプト ファイルが既に存在する場合、そのファイルを上書きするかどうかを指定するブール値。この引数のデフォルトは true で、スクリプト ファイルは上書きされる。 |
propertiesFile
|
省略可能。WLST がプロパティ ファイルを書き込むパスとディレクトリ。この引数のデフォルトは、scriptPath 引数で指定されたパス名。 |
createDeploymentScript
|
省略可能。WLST がデプロイメントのみを実行するスクリプトを作成するかどうかを指定するブール値。この引数のデフォルトは false で、デプロイメント スクリプトが作成されないことを表す。 |
以下の例では、コンフィグレーションを WLST スクリプト config.py
に変換します。デフォルトで、コンフィグレーション ファイルは ./config
からロードされて、スクリプト ファイルは .config/config.py
に、プロパティ ファイルは .config/config.py.properties
に保存されます。
wls:/offline> configToScript()
configToScript is loading configuration from c:\bea\user_projects\domains\wls\config\config.xml ...
Completed configuration load, now converting resources to wlst script...
configToScript completed successfully
The WLST script is written to c:\bea\user_projects\domains\wls\config\config.py
and the properties file associated with this script is written to c:\bea\user_projects\domains\wls\config\config.py.properties
wls:/offline>
以下の例では、c:\bea\user_projects\domains\mydomain\config
ディレクトリにあるファイルでコンフィグレーションされたサーバ リソースを、WLST スクリプト c:\bea\myscripts\config.py
に変換します。
wls:/offline> configToScript('c:/bea/user_projects/domains/mydomain', 'c:/bea/myscripts') configToScript is loading configuration from c:\bea\user_projects\domains\mydomain\config\config.xml ... Completed configuration load, now converting resources to wlst script... configToScript completed successfully The WLST script is written to c:\bea\myscripts\config.py and the properties file associated with this script is written to c:\bea\mydomain\config.py.properties wls:/offline>
コマンド カテゴリ : 情報コマンド
WLST の使用状況 : オンラインまたはオフライン
WLST アクションの実行中に発生した最近の例外のスタック トレースを表示して、スタック トレースをリセットします。
成功した場合、dumpstack
コマンドは Throwable オブジェクトを返します。エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
コマンド カテゴリ : 情報コマンド
WLST の使用状況 : オンラインまたはオフライン
この例では、現在のすべての変数とその値を表示します。
wls:/mydomain/serverConfig> dumpVariables()
adminHome weblogic.rmi.internal.BasicRemoteRef - hostID:
'-1 108080150904263937S:localhost:[7001,8001,-1,-1,-1,-1,-1]:
mydomain:AdminServer', oid: '259', channel: 'null'
cmgr [MBeanServerInvocationHandler]com.bea:Name=ConfigurationManager,
Type=weblogic.management.mbeanservers.edit.ConfigurationManagerMBean
cmo [MBeanServerInvocationHandler]com.bea:Name=mydomain,Type=Domain
connected true
domainName mydomain
...
wls:/mydomain/serverConfig>
コマンド カテゴリ : 情報コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
現在の階層内で MBean と属性を検索します。
WLST は、属性または属性タイプとその値を格納する MBean のパス名を返します。searchInstancesOnly
を false
に設定した場合は、サーバでインスタンス化されていないものの、作成が可能な MBeanType パスの検索も行います。エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
find([name], [type], [searchInstancesOnly])
引数 | 定義 |
---|---|
name
|
省略可能。検索する属性の名前。 |
type
|
省略可能。検索する属性のタイプ。 |
searchInstancesOnly
|
省略可能。登録されたインスタンスのみを検索するか、または、サーバでインスタンス化されていないものの、作成が可能な MBeanTypes パスも検索するかどうかを指定するブール値。この引数のデフォルトは true で、登録されたインスタンスのみが検索される。 |
以下の例では、現在のコンフィグレーション階層で javaCompiler
という属性を検索します。
wls:/mydomain/serverConfig> find(name = 'JavaCompiler')
Finding 'JavaCompiler' in all registered MBean instances ...
/Servers/AdminServer JavaCompilerPreClassPath null
/Servers/AdminServer JavaCompiler java
/Servers/AdminServer JavaCompilerPostClassPath null
wls:/mydomain/serverConfig>
以下の例では、現在のコンフィグレーション階層で JMSRuntime
タイプの属性を検索します。
wls:/mydomain/serverRuntime> find(type='JMSRuntime')
Finding MBean of type 'JMSRuntime' in all the instances ...
/JMSRuntime/AdminServer.jms
wls:/mydomain/serverRuntime>
以下の例では、現在のコンフィグレーション階層で execute
という属性を検索します。searchInstancesOnly
引数は false
に設定されており、サーバでインスタンス化されていない MBeanType も検索することを示しています。
wls:/mydomain/serverConfig> find(name='execute', searchInstancesOnly='false')
Finding 'execute' in all registered MBean instances ...
/Servers/AdminServer ExecuteQueues [Ljavax.management.ObjectName;@1aa7dbc
/Servers/AdminSever Use81StyleExecuteQueues false
Now finding 'execute' in all MBean Types that can be instantiated ...
/Servers ExecuteQueues
/Servers Use81StyleExecuteQueues
wls:/mydomain/serverConfig>
コマンド カテゴリ : 情報コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
変更プロセスを管理している最新の ConfigurationManager
MBean を返します。そのメソッドを呼び出して、ドメイン内のコンフィグレーションの変更を管理できます。エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
コマンド カテゴリ : 情報コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
現在のツリーで、指定された MBean インスタンスの MBean パスまたは MBean の ObjectName を返します。エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
コマンド カテゴリ : 情報コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
cmo
で作成または削除できるすべての子 MBean を表示します。cmo
変数は、WLST を使用して最後に移動したコンフィグレーション Bean インスタンスを表します。cmo
変数の詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool ガイド』の「現在の管理オブジェクトの変更」を参照してください。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
コマンド カテゴリ : 情報コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
lookup(name, [childMBeanType])
引数 | 定義 |
---|---|
name
|
ルックアップする MBean の名前。 |
childMBeanType
|
省略可能。ルックアップする MBean のタイプ。 |
コマンド カテゴリ : 情報コマンド
WLST の使用状況 : オンラインまたはオフライン
指定した管理オブジェクトの属性、オペレーション、および子の管理オブジェクトをリストします。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
デフォルトでは、出力は文字列として返され、3 つの列に配列されます。
1 列目には、リストされた項目を説明する一連のコードが表示される。表 3-9 を参照。
2 列目には、項目の名前が表示される。
項目が属性である場合、3 列目には、その属性値が表示される。属性が暗号化されている場合、3 列目には、値の代わりにアスタリスクが表示される。(『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool』の「暗号化されたコンフィグレーション値の読み書き」を参照。)
項目がオペレーションである場合、3 列目には、次の形式でそのオペレーションの戻り値の型と入力パラメータが表示される。returnType
:
parameterType
(
parameterName
)
表 3-9 ls コマンドの出力情報
コード | 説明 |
---|---|
|
項目が子の管理オブジェクトであることを示す。 UNIX または Windows のファイル システムにおけるディレクトリと同様に、 |
|
項目が子の管理オブジェクト、または読み取り可能な属性であることを示す (セキュリティ レルムのポリシーによって現在のユーザに読み取りパーミッションが付与されていることが前提)。(『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server MBean リファレンス』の「Default Security Policies For MBeans」を参照)。 |
|
項目が書き込み可能な属性であることを示す (セキュリティ レルムのポリシーによって現在のユーザに書き込みパーミッションが付与されていることが前提)。(『Oracle WebLogic Server MBean Reference』の「Default Security Policies For MBeans」を参照)。 |
|
項目が実行可能なオペレーションであることを示す (セキュリティ レルムのポリシーによって現在のユーザに実行パーミッションが付与されていることが前提)。(『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server MBean リファレンス』の「Default Security Policies For MBeans」を参照)。 |
デフォルトの出力では、現在の管理オブジェクトのすべての属性、オペレーション、および子の管理オブジェクトがリストされます。出力をフィルタリングする、または異なる管理オブジェクトのリストを表示するには、コマンドの引数を指定します。
WLST オフラインを使用する場合は以下の点に注意してください。
WebLogic Server のデフォルト値のほとんどは、パフォーマンスを最適化するため、ドメインのコンフィグレーション ファイルには保持されていません。この最適化が原因で、WLST オフラインでは管理オブジェクト全体を表示できない場合があります (WebLogic Server では対応する XML 要素をドメインのコンフィグレーション ファイルに書き込んでいないため)。たとえば、ドメインがアクティブであるときにドメインのロギングのデフォルト重大度を変更しなかった場合、WLST オフラインではドメインの Log
管理オブジェクトは表示されません。
WLST オフラインで表示されない管理オブジェクトの属性のデフォルト値を変更する場合、最初に create
コマンドを使用して管理オブジェクトを作成する必要があります。次に、cd
を使用して管理オブジェクトに移動し、属性値を変更します。「create」を参照してください。
ls( [ a | c | o ] [ moPath ]) ls( [ moPath ] returnMap [ returnType ] )
引数 | 定義 |
---|---|
a |
省略可能。指定した管理オブジェクトの属性のみ表示する (他の項目の表示は抑制される)。 |
c |
省略可能。指定した管理オブジェクトの子の管理オブジェクトのみ表示する (他の項目の表示は抑制される)。 |
o |
省略可能。指定した管理オブジェクトで呼び出し可能なオペレーションのみ表示する (他の項目の表示は抑制される)。
この引数は、WLST オンラインにのみ適用できる。 |
moPath
|
省略可能。リストする属性、オペレーション、および子の管理オブジェクトの管理オブジェクトへのパス名。
階層の現在の場所に対して相対的なパス名を指定することも、絶対パス名を指定することも可能。 WLST オフラインでは、フォワード スラッシュ ( WLST オンラインでは、任意の管理階層の MBean の内容をリストできる (「ツリー コマンド」を参照)。次の構文を使用して階層のルートを指定する。
たとえば、サーバの実行時階層のルートをリストするには、
この引数を指定しない場合、現在の管理オブジェクトの項目がリストされる。 |
returnMap
|
省略可能。コマンドで値をマップとして返すかどうかを指定するブール値。この引数のデフォルトは false (コマンドでは文字列が返される)。 |
returnType
|
省略可能。マップで返される出力を制御する。この表の冒頭で説明した、出力をフィルタリングする a 、c 、または o を指定する。
この引数は、 |
以下の例では、examples
ドメインの、すべての子コンフィグレーション Bean と属性名および値を表示します。このドメインは WLST オフライン モードでメモリにロードされています。
wls:/offline/mydomain > ls()
dr-- AppDeployments
dr-- BridgeDestinations
dr-- Clusters
dr-- CustomResources
dr-- DeploymentConfiguration
dr-- Deployments
dr-- EmbeddedLDAP
dr-- ErrorHandlings
dr-- FileStores
dr-- InternalAppDeployments
dr-- InternalLibraries
dr-- JDBCDataSourceFactories
dr-- JDBCStores
dr-- JDBCSystemResources
dr-- JMSBridgeDestinations
dr-- JMSInteropModules
dr-- JMSServers
dr-- JMSSystemResources
dr-- JMX
...
wls:/offline/examples>
以下の例では、DomainMBean
ドメインのすべての属性名と値を表示します。
wls:/mydomain/serverConfig> ls('a')
-r-- AdminServerName AdminServer
-r-- AdministrationMBeanAuditingEnabled false
-r-- AdministrationPort 9002
-r-- AdministrationPortEnabled false
-r-- AdministrationProtocol t3s
-r-- ArchiveConfigurationCount 0
-r-- ClusterConstraintsEnabled false
-r-- ConfigBackupEnabled false
-r-- ConfigurationAuditType none
-r-- ConfigurationVersion 9.0.0.0
-r-- ConsoleContextPath console
-r-- ConsoleEnabled true
-r-- ConsoleExtensionDirectory console-ext
-r-- DomainVersion 9.0.0.0
-r-- LastModificationTime 0
-r-- Name basicWLSDomain
-r-- Notes null
-r-- Parent null
-r-- ProductionModeEnabled false
-r-- RootDirectory .
-r-- Type Domain
wls:/mydomain/serverConfig>
以下の例では、Servers
MBean のすべての子 Bean と属性名および値を表示します。
wls:/mydomain/serverConfig> ls('Servers')
dr-- AdminServer
以下の例では、指定された MBean パスの属性名と値を表示し、その情報をマップで返します。
wls:/mydomain/serverConfig> svrAttrList = ls('edit:/Servers/myserver', 'true', 'a')
-rw- AcceptBacklog 50
-rw- AdminReconnectIntervalSeconds 10
-rw- AdministrationPort 9002
-rw- AdministrationProtocol t3s
-rw- AutoKillIfFailed false
-rw- AutoMigrationEnabled false
-rw- AutoRestart true
-rw- COMEnabled false
-rw- ClasspathServletDisabled false
-rw- ClientCertProxyEnabled false
-rw- Cluster null
-rw- ClusterRuntime null
-rw- ClusterWeight 100
wls:/mydomain/serverConfig>
コマンド カテゴリ : 情報コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
以下の例では、ServerMBean
Bean に関する MBeanInfo
のヘルプを表示します。
wls:/mydomain/serverConfig> man('Servers')
dynamic : true
creator : createServer
destroyer : destroyServer
description : <p>Returns the ServerMBeans representing the servers that have been configured to be part of this domain.</p>
descriptorType : Attribute
Name : Servers
interfaceClassName : [Lweblogic.management.configuration.ServerMBean;
displayName : Servers
relationship : containment
コマンド カテゴリ : 情報コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
WLST の情報、エラー、およびデバッグに関する各メッセージを指定したファイル名にリダイレクトします。また、dumpStack()
および dumpVariables()
コマンドの出力を、指定したファイル名にリダイレクトします。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
redirect(outputFile, [toStdOut])
引数 | 定義 |
---|---|
outputFile
|
WLST コマンドを記録するファイルの名前。ファイル名は、絶対パスでも、WLST を起動したディレクトリを基準とする相対パスでもよい。 |
toStdOut
|
省略可能。出力を stdout に送信するかどうかを指定するブール値。この引数のデフォルトは true で、出力が stdout に送信されることを表す。 |
コマンド カテゴリ : 情報コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
以前に定義したリスナを削除します。引数を指定しない場合は、すべての MBean で定義されたすべてのリスナが削除されます。リスナの設定の詳細については、「addListener」を参照してください。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
removeListener([mbean], [listenerName])
引数 | 定義 |
---|---|
mbean
|
省略可能。以前に定義されたリスナを削除する MBean または MBean オブジェクトの名前。 |
listenerName
|
省略可能。削除するリスナの名前。 |
コマンド カテゴリ : 情報コマンド
WLST の使用状況 : オンラインまたはオフライン
WLST とユーザのすべての対話を記録します。このコマンドは、再試行するコマンドの捕捉に役立ちます。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
このコマンドは、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool ガイド』の「Jython モジュールとしての WLST のインポート」で説明するように、WLST を Jython モジュールとしてインポートしている場合は使用できません。
startRecording(recordFile, [recordAll])
引数 | 定義 |
---|---|
recordFile
|
WLST コマンドを記録するファイルの名前。ファイル名は、絶対パスでも、WLST を呼び出したディレクトリを基準とする相対パスでもよい。 |
recordAll
|
省略可能。すべてのユーザ対話をファイルに捕捉するかどうかを指定するブール値。この引数のデフォルトは false 。その場合は WLST コマンドのみが捕捉され、WLST 以外のコマンド出力は捕捉されない。 |
コマンド カテゴリ : 情報コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
ノード マネージャを使用して、サーバまたはクラスタとその状態のマップを返します。ノード マネージャが動作している必要があります。
サーバの状態の詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server サーバの起動と停止』の「サーバのライフサイクルについて」を参照してください。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
state(name, [type])
引数 | 定義 |
---|---|
name
|
現在の状態を取得するサーバまたはクラスタの名前。 |
type
|
省略可能。タイプ。Server または Cluster 。この引数のデフォルトは Server 。クラスタの状態を返す場合は、この引数を明示的に Cluster に設定すること。設定しない場合、コマンドは失敗する。 |
以下の例では、管理対象サーバ managed1
の状態を返します。
wls:/mydomain/serverConfig> state('managed1','Server')
Current state of "managed1": SUSPENDED
wls:/mydomain/serverConfig>
以下の例では、クラスタ mycluster
の状態を返します。
wls:/mydomain/serverConfig> state('mycluster','Cluster')
There are 3 server(s) in cluster: mycluster
States of the servers are
MServer1---SHUTDOWN
MServer2---SHUTDOWN
MServer3---SHUTDOWN
wls:/mydomain/serverConfig>
コマンド カテゴリ : 情報コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
ユーザ コンフィグレーション ファイルと、関連付けられたキー ファイルを作成します。ユーザ コンフィグレーション ファイルには、暗号化されたユーザ名とパスワードが格納されます。キー ファイルには、ユーザ名とパスワードの暗号化と復号化に使用される秘密鍵が格納されます。
最初にユーザ名とパスワードを暗号化したキー ファイルのみが、その値の復号化に使用されます。キー ファイルを失った場合には、新しいユーザ コンフィグレーション ファイルとキー ファイルのペアを作成しなければなりません。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
storeUserConfig([userConfigFile], [userKeyFile], [nm])
引数 | 定義 |
---|---|
userConfigFile
|
省略可能。ユーザ コンフィグレーションを格納するファイルの名前。パス名は、絶対パスでも、WLST を起動したファイル システムのディレクトリを基準とする相対パスでもよい。
この引数を指定しない場合、ファイルは、現在の JVM で決定されるホーム ディレクトリに格納される。ホーム ディレクトリの場所は、WLST が実行されているオペレーティング システムのタイプおよび SDK によって異なる。デフォルトのファイル名は、次の形式に基づく。
また、ファイルを作成した場所が標準出力に出力される。 |
userKeyFile
|
省略可能。指定するユーザ コンフィグレーション ファイルに関連付けられているキー情報を格納するファイルの名前。パス名は、絶対パスでも、WLST を起動したファイル システムのディレクトリを基準とする相対パスでもよい。
この引数を指定しない場合、ファイルは、現在の JVM で決定されるホーム ディレクトリに格納される。ホーム ディレクトリの場所は、WLST が実行されているオペレーティング システムのタイプおよび SDK によって異なる。デフォルトのファイル名は、次の形式に基づく。
また、ファイルを作成した場所が標準出力に出力される。 |
nm
|
省略可能。ノード マネージャまたは WebLogic Server のどちらのユーザ名とパスワードを格納するかを指定するブール値。true に設定した場合は、ノード マネージャのユーザ名とパスワードが格納される。この引数のデフォルトは false 。 |
以下の例では、デフォルトの場所に、ユーザ コンフィグレーション ファイルとキー ファイルが作成および格納されます。
wls:/mydomain/serverConfig> storeUserConfig() Creating the key file can reduce the security of your system if it is not kept in a secured location after it is created. Do you want to create the key file?y or n y The username and password that were used for this current WLS connection are stored in stored in C:\Documents and Settings\pat\pat-WebLogicConfig.properties and C:\Documents and Settings\pat\pat-WebLogicKey.properties.
以下の例では、指定された場所に、ユーザ コンフィグレーション ファイルとキー ファイルが作成および格納されます。
wls:/mydomain/serverConfig> storeUserConfig('c:/myFiles/myuserconfigfile.secure', 'c:/myFiles/myuserkeyfile.secure') Creating the key file can reduce the security of your system if it is not kept in a secured location after it is created. Do you want to create the key file?y or n y The username and password that were used for this current WLS connection are stored in c:/myFiles/mysuserconfigfile.secure and c:/myFiles/myuserkeyfile.secure wls:/mydomain/serverConfig>
コマンド カテゴリ : 情報コマンド
WLST の使用状況 : オンラインまたはオフライン
threadDump([writeToFile], [fileName], [serverName])
引数 | 定義 |
---|---|
writeToFile
|
省略可能。出力をファイルに保存するかどうかを指定するブール値。この引数のデフォルトは true で、出力はファイルに保存される。 |
fileName
|
省略可能。出力が書き込まれるファイルの名前。ファイル名は絶対パスでも、WLST を実行しているディレクトリを基準とした相対パスでもよい。この引数のデフォルトは Thread_Dump_ serverName ファイル。serverName はサーバの名前を表す。この引数は、writeToFile が true に設定されている場合にのみ有効。 |
serverName
|
省略可能。スレッド ダンプを要求するサーバの名前。この引数のデフォルトは、WLST が接続しているサーバになる。
管理サーバに接続している場合は、管理サーバと、ドメインで動作している任意の管理対象サーバのスレッド ダンプを表示できる。管理対象サーバに接続している場合は、その管理対象サーバのスレッド ダンプのみを表示できる。 |
コマンド カテゴリ : 情報コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
以下の例では、現在の MBean cmo
に関する情報を表示します。
wls:/mydomain/serverConfig> cmo.getType() 'Domain' wls:/mydomain/serverConfig> viewMBean(cmo) Attribute Names and Values -------------------------- XMLEntityCaches null Targets javax.management.ObjectName[com.bea :Name=MedRecJMSServer,Type=JMSServer, com.bea:Name=WSStoreForwardInternalJMSServerMedRecServer,Type=JMSServer, com.bea:Name=MedRecWseeJMSServer,Type=JMSServer, com.bea:Name=PhysWSEEJMSServer,Type=JMSServer, com.bea:Name=MedRecSAFAgent,Type=SAFAgent, com.bea:Name=AdminServer,Type=Server] RootDirectory . EmbeddedLDAP com.bea:Name=OOTB_medrec,Type=EmbeddedLDAP RemoteSAFContexts null Libraries javax.management.ObjectName[com.bea ... wls:/mydomain/serverConfig>
コマンド カテゴリ : 情報コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
上級ユーザが Jython モジュールとしてインポートできるように、WLST 定義およびメソッド宣言を Python (.py
) ファイルに変換します。インポートすると、その定義とメソッド宣言は他の Jython モジュールから使用できるようになり、Jython 構文を使用して直接アクセスできます。詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool ガイド』の「Jython モジュールとしての WLST のインポート」を参照してください。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
表 3-13 に示す WLST ライフサイクル コマンドを使用して、サーバ インスタンスのライフサイクルを管理します。
サーバ インスタンスのライフサイクルの詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server サーバの起動と停止』の「サーバのライフサイクルについて」を参照してください。
表 3-10 WLST コンフィグレーションのライフサイクル コマンド
コマンド | 説明 | WLST の使用状況 |
---|---|---|
|
クラスタ内の対象サーバにサービスを移行する。 |
オンライン |
|
中断された、または |
オンライン |
|
実行中のサーバ インスタンスまたはクラスタを正常に停止する。 |
オンライン |
|
ノード マネージャを使用して管理対象サーバ インスタンスまたはクラスタを起動する。 |
オンライン |
|
管理サーバを起動する。 |
オンラインまたはオフライン |
|
実行中のサーバを中断する。 |
オンライン |
コマンド カテゴリ : ライフサイクル コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
指定されたサービス (JTA、JMS、またはサーバ) を、クラスタ内の対象のサーバに移行します。エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
サービスの移行については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server クラスタの使い方』の「サービスの移行」を参照してください。
migrate(sname, destinationName, [sourceDown], [destinationDown], [migrationType])
引数 | 定義 |
---|---|
sname
|
サービスの移行元になるサーバの名前。 |
destinationName
|
サービスの移行先となるマシンまたはサーバの名前。 |
sourceDown
|
省略可能。元のサーバが停止しているかどうかを示すブール値。この引数のデフォルトは true で、元のサーバが動作していないことを示す。
JTA サービスを移行する場合、 |
destinationDown
|
省略可能。移行先のサーバが停止しているかどうかを示すブール値。この引数のデフォルトは false で、移行先のサーバが動作してることを示す。
移行先のサーバが動作していない場合に、この引数を 動作していないサーバ インスタンスに JMS 関連サービスを移行した場合、そのサーバ インスタンスは次回の起動時に JMS サービスをアクティブにする。動作していないサーバ インスタンスに JTA トランザクション回復サービスを移行した場合、対象のサーバ インスタンスは起動時に回復サービスを実行する。 |
migrationType
|
省略可能。移行するサービスのタイプ。有効な値は以下のとおり。
この引数のデフォルトは |
以下の例では、server1
にあるすべての JMS および JTA サービスを server2
に移行します。ブール値の引数では、元のサーバが停止していて、移行先のサーバが動作していることを指定します。
wls:/mydomain/edit !> migrate('server1','server2', 'true', 'false', 'all')
Migrating all JMS and JTA services from 'server1' to destination 'server2' ...
wls:/mydomain/edit !>
以下の例では、server1
にあるすべてのサーバ サービスを server2
に移行します。ブール値の引数では、元のサーバが停止していて、移行先のサーバが動作していることを指定します。
wls:/mydomain/edit !> migrate('server1','server2', 'true', 'false', 'Server')
Migrating singleton server services from 'server1' to machine 'server2'...
wls:/mydomain/edit !>
コマンド カテゴリ : ライフサイクル コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
中断された、または ADMIN
状態にあるサーバ インスタンスを再開します。このコマンドはサーバを RUNNING
状態に移行します。サーバの状態の詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server サーバの起動と停止』の「サーバのライフサイクルについて」を参照してください。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
resume([sname], [block])
引数 | 定義 |
---|---|
sname
|
再開するサーバの名前。この引数のデフォルトは、WLST が現在接続しているサーバになる。 |
block
|
省略可能。サーバが再開されるまで WLST がユーザ対話をブロックするかどうかを指定するブール値。この引数のデフォルトは false で、ユーザ対話がブロックされないことを示す。この場合、WLST はコマンドを発行した後でユーザに制御を返し、現在のタスクに関連付けられているタスク MBean を変数に割り当てる。その変数を利用すると、タスクのステータスをチェックできる。『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool ガイド』の「Jython モジュールとしての WLST のインポート」で説明するように、WLST を Jython モジュールとしてインポートしている場合、block は常に true に設定される。 |
コマンド カテゴリ : ライフサイクル コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
実行中のサーバ インスタンスまたはクラスタを正常に停止します。shutdown
コマンドは、進行中のすべての作業が完了するのを待機してから、サーバまたはクラスタを停止します。
引数を指定しないで shutdown
コマンドを入力すると、WLST が接続しているサーバが停止されます。
管理対象サーバ インスタンスに接続している場合は、WLST が接続している管理対象サーバ インスタンスを停止するためにのみ shutdown
コマンドを使用できます。管理対象サーバ インスタンスに接続しているときに、別のサーバを停止することはできません。
WLST はノード マネージャを使用して管理対象サーバを停止します。管理対象サーバを停止するときは、ノード マネージャが動作している必要があります。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
shutdown([name], [entityType], [ignoreSessions], [timeOut], [force], [block])
引数 | 定義 |
---|---|
name
|
省略可能。定義するサーバまたはクラスタの名前。この引数のデフォルトは、WLST が現在接続しているサーバになる。 |
entityType
|
省略可能。タイプ。Server または Cluster 。この引数のデフォルトは Server 。クラスタを停止する場合は、この引数を明示的に Cluster に設定すること。設定しない場合、コマンドは失敗する。 |
ignoreSessions
|
省略可能。停止時に、WLST がすべての HTTP セッションを直ちに中止するか、または、HTTP セッションの完了 (またはタイムアウト) を待機するかどうかを指定するブール値。この引数のデフォルトは false 。その場合は、すべての HTTP セッションが完了 (またはタイムアウト) する必要がある。 |
timeOut
|
省略可能。サーバを中断する前に、サーバが進行中の作業を完了するのを WLST が待機する時間 (秒単位)。この引数のデフォルトは 0 秒で、タイムアウトがないことを表す。 |
force
|
省略可能。WLST が、アクティブなセッションの完了を待たずに、サーバ インスタンスまたはクラスタを停止するかどうかを指定するブール値。この引数のデフォルトは false 。その場合は、すべてのアクティブ セッションが完了してから停止する。 |
block
|
省略可能。サーバが停止されるまで WLST がユーザ対話をブロックするかどうかを指定するブール値。この引数のデフォルトは false で、ユーザ対話がブロックされないことを示す。この場合、WLST はコマンドを発行した後でユーザに制御を返し、現在のタスクに関連付けられているタスク MBean を変数に割り当てる。その変数を利用すると、タスクのステータスをチェックできる。『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool ガイド』の「Jython モジュールとしての WLST のインポート」で説明するように、WLST を Jython モジュールとしてインポートしている場合、block は常に true に設定される。 |
以下の例では、接続しているサーバを停止するように WLST に指示します。
wls:/mydomain/serverConfig> shutdown()
Shutting down the admin server that you are currently connected to .......
Disconnected from weblogic server: AdminServer
以下の例では、HTTP セッションが完了または (1000 ミリ秒で) タイムアウトするのを 1000 秒待機してから myserver
を停止するように、WLST に指示します。
wls:/mydomain/serverConfig> shutdown('myserver','Server','false',1000, block='false')
以下の例では、管理対象サーバ インスタンスに接続しているときに、すべての HTTP セッションを直ちに中止するように、WLST に指示します。
wls:/mydomain/serverConfig> shutdown('MServer1','Server','true',1200)
Shutting down a managed server that you are connected to ...
Disconnected from weblogic server: MServer1
以下の例では、クラスタ mycluster
を停止するように WLST に指示します。
wls:/mydomain/serverConfig> shutdown('mycluster','Cluster') Shutting down the cluster with name mycluster Shutdown of cluster mycluster has been issued, please refer to the logs to check if the cluster shutdown is successful. Use the state(<server-name>) or state(<cluster-name>,"Cluster") to check the status of the server or cluster wls:/mydomain/serverConfig> state('mycluster','Cluster') There are 3 server(s) in cluster: mycluster States of the servers are MServer1---SHUTDOWN MServer2---SHUTDOWN MServer3---SHUTDOWN wls:/mydomain/serverConfig>
コマンド カテゴリ : ライフサイクル コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
ノード マネージャを使用して管理対象サーバ インスタンスまたはクラスタを起動します。WLST が管理サーバに接続していて、ノード マネージャが動作している必要があります。
ノード マネージャに接続して使用するための WLST コマンドの詳細については、「ノード マネージャ コマンド」を参照してください。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
start(name, [type], [url], [block])
引数 | 定義 |
---|---|
name
|
起動する管理対象サーバまたはクラスタの名前。 |
type
|
省略可能。タイプ。Server または Cluster 。この引数のデフォルトは Server 。クラスタを起動する場合は、この引数を明示的に Cluster に設定すること。設定しない場合、コマンドは失敗する。 |
url
|
省略可能。サーバ インスタンスのリスン アドレスとリスン ポート。[ protocol ://] listen-address:listen-port という形式で指定する。指定しない場合、この引数はデフォルトで t3://localhost:7001 になる。 |
block
|
省略可能。サーバまたはクラスタが起動されるまで WLST がユーザ対話をブロックするかどうかを指定するブール値。この引数のデフォルトは false で、ユーザ対話がブロックされないことを示す。この場合、WLST はコマンドを発行した後でユーザに制御を返し、現在のタスクに関連付けられているタスク MBean を変数に割り当てる。その変数を利用すると、タスクのステータスをチェックできる。『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool ガイド』の「Jython モジュールとしての WLST のインポート」で説明するように、WLST を Jython モジュールとしてインポートしている場合、block は常に true に設定される。 |
以下の例では、ノード マネージャに管理対象サーバ インスタンスを起動するように指示します。リスン アドレスは localhost
、リスン ポートは 8801
です。block
が false
に設定されているので、WLST はこのコマンドを発行した後で制御をユーザに返します。
wls:/mydomain/serverConfig> start('myserver', 'Server', block='false')
Starting server myserver ...
Server with name myserver started successfully.
wls:/mydomain/serverConfig>
以下の例では、ノード マネージャにクラスタを起動するように指示します。block
は true
に設定されているので、WLST はクラスタが起動されるまでユーザの対話をブロックします。
wls:/mydomain/serverConfig> start('mycluster', 'Cluster')
Starting the following servers in Cluster, mycluster: MS1, MS2, MS3...
......................................................................
All servers in the cluster mycluster are started successfully.
wls:/mydomain/serverConfig>
コマンド カテゴリ : ライフサイクル コマンド
WLST の使用状況 : オンラインまたはオフライン
startServer([adminServerName], [domainName], [url], [username], [password], [domainDir], [block], [timeout], [serverLog], [systemProperties], [jvmArgs] [spaceAsJvmArgsDelimiter])
引数 | 定義 |
---|---|
adminServerName
|
省略可能。起動する管理サーバの名前。この引数のデフォルトは myserver 。 |
domainName
|
省略可能。管理サーバが属しているドメインの名前。この引数のデフォルトは mydomain 。 |
url
|
省略可能。管理サーバの URL。startServer コマンドに指定した URL によって、config.xml ファイルに指定されたリスン アドレスとリスン ポートが上書きされる。この引数がコマンドラインまたは config.xml ファイルに指定されていない場合は、デフォルトの t3://localhost:7001 が使用される。 |
username
|
省略可能。WLST をサーバに接続するときのユーザ名。この引数のデフォルトは weblogic 。 |
password
|
省略可能。WLST をサーバに接続するときのパスワード。この引数のデフォルトは weblogic 。 |
domainDir
|
省略可能。管理サーバが起動されるドメイン ディレクトリ。この引数のデフォルトは、WLST の起動元ディレクトリ。 |
block
|
省略可能。サーバが起動されるまで WLST がユーザ対話をブロックするかどうかを指定するブール値。block が false に設定された場合、WLST はこのコマンドを発行した後でユーザに制御を返します。この引数のデフォルトは true で、ユーザ対話がブロックされることを示す。『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool ガイド』の「Jython モジュールとしての WLST のインポート」で説明するように、WLST を Jython モジュールとしてインポートしている場合、block は常に true に設定される。 |
timeout
|
省略可能。オペレーションを取り消す前に、WLST がサーバの起動を待機する時間 (ミリ秒単位)。デフォルト値は 60000 ミリ秒。この引数は、block が true に設定されている場合にのみ適用可能。 |
serverLog
|
省略可能。サーバ ログ ファイルの場所。この引数のデフォルトは stdout 。 |
systemProperties
|
省略可能。サーバ プロセスに渡すシステム プロパティ。システム プロパティは、名前と値のペアをカンマで区切って指定する。名前と値は等号 (= ) で区切る。 |
jvmArgs
|
省略可能。サーバ プロセスに渡す JVM 引数。複数の引数をカンマで区切って指定できる。 |
spaceAsJvmArgsDelimiter
|
省略可能。JVM 引数がスペース区切りであるかどうかを示すブール値。デフォルト値は false。 |
コマンド カテゴリ : ライフサイクル コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
実行中のサーバを中断します。このコマンドでは、サーバを RUNNING
状態から ADMIN
状態に移行します。サーバの状態の詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server サーバの起動と停止』の「サーバのライフサイクルについて」を参照してください。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
suspend([sname], [ignoreSessions], [timeOut], [force], [block])
引数 | 定義 |
---|---|
sname
|
省略可能。中断するサーバの名前。この引数のデフォルトは、WLST が現在接続しているサーバになる。 |
ignoreSessions
|
省略可能。中断するときに、WLST がすべての HTTP セッションを直ちに中止するか、または、HTTP セッションの完了 (またはタイムアウト) を待機するかどうかを指定するブール値。この引数のデフォルトは false 。その場合は、HTTP セッションが完了 (またはタイムアウト) する必要がある。 |
timeOut
|
省略可能。サーバを中断する前に、サーバが進行中の作業を完了するのを WLST が待機する時間 (秒単位)。この引数のデフォルトは 0 秒で、タイムアウトがないことを表す。 |
force
|
省略可能。アクティブなセッションの完了を待たずにサーバを中断するかどうかを指定するブール値。この引数のデフォルトは false 。その場合は、すべてのアクティブ セッションが完了してからサーバを中断する。 |
block
|
省略可能。サーバが起動されるまで WLST がユーザ対話をブロックするかどうかを指定するブール値。この引数のデフォルトは false で、ユーザ対話がブロックされないことを示す。この場合、WLST はコマンドを発行した後でユーザに制御を返し、現在のタスクに関連付けられているタスク MBean を変数に割り当てる。その変数を利用すると、タスクのステータスをチェックできる。『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool ガイド』の「Jython モジュールとしての WLST のインポート」で説明するように、WLST を Jython モジュールとしてインポートしている場合、block は常に true に設定される。 |
表 3-13 に示す WLST ノード マネージャ コマンドを使用して、WebLogic Server インスタンスを起動、停止、再起動、およびモニタします。
このカテゴリのコマンドを実行する前に、ノード マネージャを実行する必要があります。
ノード マネージャの詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server ノードマネージャ管理者ガイド』の「ノード マネージャの使用」を参照してください。
表 3-11 WLST コンフィグレーションのノード マネージャ コマンド
コマンド | 説明 | WLST の使用状況 |
---|---|---|
|
WLST がノード マネージャに接続しているかどうかを判断する。 |
オンライン |
|
WLST をノード マネージャに接続してセッションを確立する。 |
オンラインまたはオフライン |
|
WLST をノード マネージャ セッションから接続解除する。 |
オンラインまたはオフライン |
|
これにより、現在のコンピュータ上のノード マネージャが指定されたドメインにサーバを管理できるようになります。 |
オンライン |
|
指定されたサーバのためのノード マネージャ プロパティ ファイル |
オンライン |
|
ノード マネージャで起動された、指定されたサーバ インスタンスを強制停止する。 |
オンラインまたはオフライン |
|
ノード マネージャ ログを返す。 |
オンラインまたはオフライン |
|
ノード マネージャで起動されたサーバのサーバ出力ログを返す。 |
オンラインまたはオフライン |
|
ノード マネージャで起動されたサーバのステータスを返す。 |
オンラインまたはオフライン |
|
ノード マネージャを使用して、現在のドメイン内のサーバを起動する。 |
オンラインまたはオフライン |
|
ノード マネージャのバージョンを返す。 |
オンラインまたはオフライン |
|
WLST を実行している同じコンピュータ上のノード マネージャを起動します。 |
オンラインまたはオフライン |
コマンド カテゴリ : ノード マネージャ コマンド
WLST の使用状況 : オンラインまたはオフライン
WLST がノード マネージャに接続しているかどうかを判断します。true
または false
を返し、説明のメッセージを出力します。このコマンドを実行する前に、ノード マネージャを実行する必要があります。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
以下の例では、WLST は現在、mydomain
をモニタするノード マネージャに接続しています。
wls:/mydomain/serverConfig> nm()
Currently connected to Node Manager that is monitoring the domain "mydomain"
wls:/mydomain/serverConfig>
以下の例では、WLST は現在ノード マネージャに接続していません。
wls:/mydomain/serverConfig> nm()
Not connected to any Node Manager
wls:/mydomain/serverConfig>
コマンド カテゴリ : ノード マネージャ コマンド
WLST の使用状況 : オンラインまたはオフライン
WLST をノード マネージャに接続してセッションを確立します。ノード マネージャに接続したら、WLST からノード マネージャ コマンドを呼び出すことができます。このコマンドを実行する前に、ノード マネージャを実行する必要があります。
接続すると、WLST プロンプトには wls:/nm/
domainName
> と表示されます。domainName
は管理するドメインの名前を表します。その後で WLST を WebLogic Server に接続すると、プロンプトには WebLogic Server インスタンスが示されます。nm
コマンドを使用すると、WLST がノード マネージャに接続しているかどうかを判断できます (「nm」を参照)。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
nmConnect([username, password], [host], [port], [domainName], [domainDir] [nmType], [verbose]) nmConnect([userConfigFile, userKeyFile], [host], [port], [domainName], [domainDir] [nmType], [verbose])
引数 | 定義 |
---|---|
username
|
WLST をノード マネージャに接続するオペレータのユーザ名。ユーザ名のデフォルトは weblogic 。
注意 : プロダクション モードでサーバを実行している場合は、ノード マネージャに接続するときに適切なユーザ名とパスワードが使用されるように、コマンドラインでユーザ名とパスワードを明示的に指定する必要がある。 |
password
|
WLST をノード マネージャに接続するオペレータのパスワード。パスワードのデフォルトは weblogic 。
注意 : プロダクション モードでサーバを実行している場合は、ノード マネージャに接続するときに適切なユーザ名とパスワードが使用されるように、コマンドラインでユーザ名とパスワードを明示的に指定する必要がある。 |
host
|
省略可能。ノード マネージャのホスト名。この引数のデフォルトは localhost 。 |
port
|
省略可能。ノード マネージャのポート番号。この引数のデフォルトは、ノード マネージャ サーバのタイプに基づいた、以下の値になる。
|
domainName
|
省略可能。管理するドメインの名前。この引数のデフォルトは mydomain 。 |
domainDir
|
省略可能。ノード マネージャ秘密ファイル (nm_password.properties ) と SerializedSystemIni.dat ファイルを保存するドメイン ディレクトリのパス。この引数のデフォルトは WLST を起動したディレクトリ。 |
nmType
|
ノード マネージャ サーバのタイプ。有効な値は以下のとおり。
この引数のデフォルトは |
verbose
|
省略可能。WLST がノード マネージャに冗長モードで接続するかどうかを指定するブール値。この引数のデフォルトは false で、冗長モードは無効になる。 |
userConfigFile
|
省略可能。暗号化されたユーザ名とパスワードを格納するユーザ コンフィグレーション ファイルの名前と場所。
ユーザ コンフィグレーション ファイルの作成時に、 |
userKeyFile
|
省略可能。指定されたユーザ コンフィグレーション ファイルに関連付けられていて、そのファイルの復号化に使用されるキー ファイルの名前と場所 (「storeUserConfig」を参照)。 |
以下の例では、デフォルトのホストおよびポート番号と plain
ノード マネージャ タイプを使用して、oamdomain
をモニタするノード マネージャに WLST を接続します。
wls:/myserver/serverConfig> nmConnect('weblogic', 'welcome1', 'localhost', '5555', 'oamdomain', 'c:/bea/user_projects/domains/oamdomain','plain') Connecting to Node Manager Server ... Successfully connected to Node Manager. wls:/nm/oamdomain>
以下の例では、ユーザの資格を提供するユーザ コンフィグレーション ファイルとキー ファイルを使用して、WLST をノード マネージャ サーバ インスタンスに接続します。
wls:/myserver/serverConfig> nmConnect(userConfigFile=' c:/myfiles/myuserconfigfile.secure', userKeyFile='c:/myfiles/myuserkeyfile.secure', host='172.18.137.82', port=26106, domainName='mydomain', domainDir='c:/myfiles/mydomain', mType='plain') Connecting to Node Manager Server ... Successfully connected to Node Manager. wls:/nm/mydomain>
コマンド カテゴリ : ノード マネージャ コマンド
WLST の使用状況 : オンラインまたはオフライン
このコマンドを実行するには、WLST がノード マネージャに接続している必要があります。
コマンド カテゴリ : ノード マネージャ コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
WLST が現在動作しているマシンを登録します。このコマンドを実行するには WLST が管理サーバに接続している必要がありますが、ノード マネージャに接続している必要はありません。
このコマンドでは、以下のファイルを管理サーバからダウンロードします。
ノード マネージャ秘密ファイル (nm_password.properties
)。サーバ認証に使用される暗号化されたユーザ名とパスワードが含まれる。
SerializedSystemIni.dat
ファイル。
また、このコマンドでは、WL_HOME
/common/nodemanager
ディレクトリにある nodemanager.domains
ファイルをドメイン情報で更新します。WL_HOME
は WebLogic Server の最上位のインストール ディレクトリです。
ドメインが管理サーバとルート ディレクトリを共有している場合を除いて、このコマンドは 1 つのドメイン、1 つのマシンごとに実行する必要があります。
このコマンドを実行するときにそのマシンが既に登録されている場合は、ノード マネージャ秘密ファイル (nm_password.properties
) が管理サーバの最新の情報で更新されます。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
nmEnroll([domainDir], [nmHome])
引数 | 定義 |
---|---|
domainDir
|
省略可能。ノード マネージャ秘密ファイル (nm_password.properties ) と SerializedSystemIni.dat ファイルを保存するドメイン ディレクトリのパス。この引数のデフォルトは WLST を起動したディレクトリ。 |
nmHome
|
省略可能。ノード マネージャ ホームのパス。ドメイン情報を含む nodemanager.domains ファイルはこのディレクトリに書き込まれる。この引数のデフォルトは WL_HOME /common/nodemanager 。WL_HOME は WebLogic Server の最上位のインストール ディレクトリ。 |
以下の例では、現在のマシンをノード マネージャに登録して、ノード マネージャ秘密ファイル (nm_password properties
) と SerializedSystemIni.dat
ファイルを c:/bea/mydomain/common/nodemanager/nm_password.properties
に保存します。nodemanager.domains
ファイルはデフォルトでは WL_HOME
/common/nodemanager
に書き込まれます。
wls:/mydomain/serverConfig> nmEnroll('c:/bea/mydomain/common/nodemanager')
Enrolling this machine with the domain directory at c:\bea\mydomain\common\nodemanager
....
Successfully enrolled this machine with the domain directory at C:\bea\mydomain\common\nodemanager
wls:/mydomain/serverConfig>
コマンド カテゴリ : ノード マネージャ コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
指定されたサーバのためのノード マネージャ プロパティ ファイル boot.properties
および startup.properties
を生成します。ノード マネージャ プロパティ ファイルは、指定されたサーバのルート ディレクトリを基準とする相対的な場所に格納されます。対象となるルート ディレクトリは、コマンドを実行しているマシンと同じマシン上にある必要があります。
サーバの名前を指定する必要があります。指定しないと、コマンドは失敗します。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
次の例では、指定されたサーバ ms1
のルート ディレクトリ内に boot.properties
および startup.properties
を生成します。
wls:/mydomain/serverConfig> nmGenBootStartupProps('ms1')
Successfully generated boot.properties at c:\bea\mydomain\servers\ms1\data\nodemanager\boot.properties
Successfully generated startup.properties at c:\bea\mydomain\servers\ms1\data\nodemanager\startup.properties
wls:/mydomain/serverConfig>
コマンド カテゴリ : ノード マネージャ コマンド
WLST の使用状況 : オンラインまたはオフライン
このコマンドを実行するには、WLST がノード マネージャに接続している必要があります。
ノード マネージャで起動された、指定されたサーバ インスタンスを強制停止します。
serverName
引数を使用してサーバ名を指定しない場合、引数はデフォルトで myServer
に設定されます。この引数は使用しているサーバ名と一致している必要があり、一致していない場合はコマンドが失敗します。
起動する際にノード マネージャを使用しなかったサーバ インスタンスを強制停止しようとすると、エラーが表示されます。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
コマンド カテゴリ : ノード マネージャ コマンド
WLST の使用状況 : オンラインまたはオフライン
このコマンドを実行するには、WLST がノード マネージャに接続している必要があります。
コマンド カテゴリ : ノード マネージャ コマンド
WLST の使用状況 : オンラインまたはオフライン
このコマンドを実行するには、WLST がノード マネージャに接続している必要があります。
nmServerLog([serverName], [writer])
引数 | 定義 |
---|---|
serverName |
省略可能。サーバの出力ログを表示するサーバの名前。この引数のデフォルトは myserver 。 |
writer |
省略可能。ログ出力を書き込む java.io.Writer オブジェクト。指定しない場合、この引数のデフォルトは WLSTInterpreter 標準出力になる。 |
コマンド カテゴリ : ノード マネージャ コマンド
WLST の使用状況 : オンラインまたはオフライン
このコマンドを実行するには、WLST がノード マネージャに接続している必要があります。
コマンド カテゴリ : ノード マネージャ コマンド
WLST の使用状況 : オンラインまたはオフライン
このコマンドを実行するには、WLST がノード マネージャに接続している必要があります。
ノード マネージャを使用して、現在のドメイン内のサーバを起動します。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
注意 : boot.properties は、nmStart でサーバを起動するために存在している必要があります。サーバを起動するのが今回が最初である場合、nmStart を使用するために、boot.properties を手動で作成する必要があります。 |
nmStart([serverName], [domainDir], [props], [writer])
引数 | 定義 |
---|---|
serverName
|
省略可能。起動するサーバの名前。 |
domainDir
|
省略可能。起動するサーバのドメイン ディレクトリ。この引数のデフォルトは、WLST の起動元ディレクトリ。 |
props
|
省略可能。新しいサーバに適用するシステム プロパティ。 |
writer
|
省略可能。サーバ出力が書き込まれる java.io.Writer オブジェクト。この引数のデフォルトは WLST ライター。 |
以下の例では、ノード マネージャを使用して、現在のドメインで managed1
サーバを起動します。
wls:/nm/mydomain> nmStart("managed1")
Starting server managed1 ...
Server managed1 started successfully
wls:/nm/mydomain>
以下の例では、ノード マネージャを使用して、指定されたドメインで管理サーバを起動します。この例では、prps
変数にシステム プロパティ設定を格納し、props
引数を使用してコマンドに渡されます。
wls:/nm/mydomain> prps = makePropertiesObject("weblogic.ListenPort=8001") wls:/nm/mydomain> nmStart("AdminServer",props=prps) Starting server AdminServer... Server AdminServer started successfully wls:/nm/mydomain>
コマンド カテゴリ : ノード マネージャ コマンド
WLST の使用状況 : オンラインまたはオフライン
このコマンドを実行するには、WLST がノード マネージャに接続している必要があります。
コマンド カテゴリ : ノード マネージャ コマンド
WLST の使用状況 : オンラインまたはオフライン
WLST を実行している同じコンピュータ上のノード マネージャを起動します。
注意 : WebLogic Server のカスタム インストール プロセスでは、必要に応じてノード マネージャを Windows システム上の Windows サービスとしてインストールおよび起動します。詳細については、『Oracle WebLogic Server インストール ガイド』の「グラフィカル モードでのインストール プログラムの実行」を参照してください。 この場合、ノード マネージャを手動で起動する必要はありません。 |
startNodeManager
コマンドを呼び出すときに、ノード マネージャを既に実行している場合は、次のメッセージが表示されます。
A Node Manager has already been started. Cannot start another Node Manager process via WLST
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
startNodeManager([verbose], [nmProperties])
引数 | 定義 |
---|---|
verbose
|
省略可能。WLST がノード マネージャを冗長モードで起動するかどうかを指定するブール値。この引数のデフォルトは false で、冗長モードは無効になる。 |
nmProperties
|
省略可能。ノード マネージャ プロパティのカンマ区切りのリスト。名前と値のペアで指定する。ノード マネージャ プロパティの例としては、NodeManagerHome 、ListenAddress 、ListenPort 、PropertiesFile などが挙げられる。 |
以下の例では、ノード マネージャのサーバのバージョンを表示します。
wls:/mydomain/serverConfig> startNodeManager(verbose='true', NodeManagerHome='c:/bea/wlserver_10.3/common/nodemanager', ListenPort='6666', ListenAddress='myhost')) Launching Node Manager ... Successfully launched the Node Manager. The Node Manager process is running independent of the WLST process Exiting WLST will not stop the Node Manager process. Please refer to the Node Manager logs for more information. The Node Manager logs will be under c:\bea\wlserver_10.3\common\nodemanager. wls:/mydomain/serverConfig>
表 3-13 に示す WLST ツリー コマンドを使用して、MBean 階層内を移動します。
表 3-12 WLST コンフィグレーションのツリー コマンド
コマンド | 説明 | WLST の使用状況 |
---|---|---|
|
サーバに登録されているカスタム MBean のルートに移動する。 |
オンライン |
|
ドメインのコンフィグレーション階層内で最後に移動した MBean、または階層のルートである |
オンライン |
|
ドメイン実行時 MBean サーバに登録されているカスタム MBean のルートに移動する。 |
オンライン |
|
ドメインの実行時階層内で最後に移動した MBean、または階層のルートである |
オンライン |
|
編集コンフィグレーション MBean 階層内で最後に移動した MBean、または階層のルートである |
オンライン |
|
WLST が現在接続しているサーバの JNDI ツリーに移動します。 |
オンライン |
|
コンフィグレーション MBean 階層内で最後に移動した MBean、または階層のルートである |
オンライン |
|
実行時 MBean 階層内で最後に移動した MBean、または階層のルートである |
オンライン |
コマンド カテゴリ : ツリー コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
実行時 MBean サーバに登録されているカスタム MBean のルートに移動します。WLST はドメイン MBean と同じようにカスタム MBean への移動、照会、編集を行いますが、カスタム MBean ではスタブを利用できないため cmo
変数は使用できません。
注意 : custom ツリーに移動する場合、WLST は互換性 MBean サーバ、実行時 MBean サーバ、あるいは JVM プラットフォーム MBean サーバにあるすべての MBean に問い合わせて、カスタム MBean を検索します。現在のドメインにある MBean の数によっては、このプロセスに数分かかり、WLST がすぐにプロンプトを返さない場合があります。 |
custom
コマンドは、WLST が管理サーバ インスタンスまたは管理対象サーバ インスタンスに接続しているときに使用できます。WebLogic Integration または WebLogic Portal サーバに接続している場合、WLST はすべての WebLogic Integration または WebLogic Portal サーバ MBean と対話できます。
カスタム MBean の詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server JMX によるカスタム管理ユーティリティの開発』を参照してください。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
注意 : domainCustom() コマンドを使用してドメイン実行時 MBean サーバ上のカスタム MBean にも移動できます。詳細については、「domainCustom」を参照してください。 |
コマンド カテゴリ : ツリー コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
ドメインのコンフィグレーション階層内で最後に移動した MBean、または階層のルートである DomainMBean
に移動します。この読み込み専用の階層には、現在のドメインを表すコンフィグレーション MBean が格納されています。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
以下の例では、管理サーバ インスタンス上で、コンフィグレーション MBean 階層からドメインのコンフィグレーション階層に移動します。
wls:/mydomain/serverConfig> domainConfig() Location changed to domainConfig tree. This is a read-only tree with Domainmbean as the root. For more help, use help('domainConfig') wls:/mydomain/domainConfig> ls() dr-- AppDeployments dr-- BridgeDestinations dr-- Clusters dr-- CustomResources dr-- DeploymentConfiguration dr-- Deployments dr-- EmbeddedLDAP dr-- ErrorHandlings dr-- FileStores dr-- InternalAppDeployments dr-- InternalLibraries dr-- JDBCDataSourceFactories dr-- JDBCStores dr-- JDBCSystemResources dr-- JMSBridgeDestinations dr-- JMSInteropModules dr-- JMSServers dr-- JMSSystemResources ... wls:/mydomain/domainConfig>
コマンド カテゴリ : ツリー コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
ドメイン実行時 MBean サーバに登録されているカスタム MBean のドメイン カスタム ツリーに移動します。WLST はドメイン MBean と同じようにドメイン カスタム MBean への移動、照会、編集を行いますが、ドメイン カスタム MBean ではスタブを利用できないため cmo
変数は使用できません。
注意 : domainCustom ツリーに移動する場合、WLST はドメイン実行時 MBean サーバ、各サーバにある実行時 MBean サーバ、あるいは JVM プラットフォーム MBean サーバにあるすべての MBean に問い合わせて、カスタム MBean を検索します。現在のドメインにある MBean の数によっては、このプロセスに数分かかり、WLST がすぐにプロンプトを返さない場合があります。検索の量を制限するために、JMX クエリ オブジェクト名のパターンを指定することをお勧めします。 |
domainCustom
コマンドは、WLST が管理サーバ インスタンスに接続している場合にのみ使用できます。
ドメイン実行時 MBean サーバの詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server JMX によるカスタム管理ユーティリティの開発』の「WebLogic Server MBean について」を参照してください。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
domainCustom(ObjectNamePattern)
引数 | 定義 |
---|---|
ObjectNamePattern
|
sip:* のような JMX クエリ パターン。デフォルト値は null または *:* 。 |
コマンド カテゴリ : ツリー コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
ドメインの実行時階層内で最後に移動した MBean、または階層のルートである DomainRuntimeMBean
に移動します。この読み込み専用の階層には、現在のドメインを表す実行時 MBean が格納されています。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
以下の例では、管理サーバ インスタンス上で、コンフィグレーション MBean 階層からドメインの実行時階層に移動します。
wls:/mydomain/serverConfig> domainRuntime() wls:/mydomain/domainRuntime> ls() dr-- AppRuntimeStateRuntime dr-- DeployerRuntime dr-- DomainServices dr-- LogRuntime dr-- MessageDrivenControlEJBRuntime dr-- MigratableServiceCoordinatorRuntime dr-- MigrationDataRuntimes dr-- SNMPAgentRuntime dr-- ServerLifeCycleRuntimes dr-- ServerRuntimes dr-- ServerServices -r-- ActivationTime Mon Aug 01 11:41:25 EDT 2005 -r-- Clusters null -r-- MigrationDataRuntimes null -r-- Name sampleMedRecDomain -rw- Parent null -r-- SNMPAgentRuntime null -r-- Type DomainRuntime -r-x restartSystemResource Void : WebLogicMBean(weblogic.management.configuration.SystemResourceMBean) wls:/mydomain/domainRuntime>
コマンド カテゴリ : ツリー コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
編集コンフィグレーション MBean 階層内で最後に移動した MBean、または階層のルートである DomainMBean
に移動します。この書き込み可能な階層には、現在のドメインを表すすべてのコンフィグレーション MBean が格納されています。
注意 : コンフィグレーション Bean を編集するには、管理サーバに接続する必要があります。管理対象サーバに接続した場合、WLST の機能はコンフィグレーション Bean 階層の参照だけに制限されます。WLST を使用して管理対象サーバ上の MBean の値を変更することはできませんが、管理 API を使用すれば可能です。ただし、管理サーバ上のコンフィグレーション MBean の値のみを変更することをお勧めします。管理対象サーバ上の MBean の値を変更すると、ドメイン コンフィグレーションに矛盾が生じる可能性があります。コンフィグレーション Bean の編集に関する詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool ガイド』の「WLST オンラインを使用した既存ドメインの更新」を参照してください。 |
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
以下の例では、管理サーバ インスタンス上で、サーバ コンフィグレーション MBean 階層から、ドメイン コンフィグレーション MBean 階層の編集可能なコピーに移動する方法を示しています。
wls:/myserver/serverConfig> edit() Location changed to edit tree. This is a writeable tree with DomainMBean as the root. For more help, use help('edit') wls:/myserver/edit !> ls() dr-- AppDeployments dr-- BridgeDestinations dr-- Clusters dr-- DeploymentConfiguration dr-- Deployments dr-- EmbeddedLDAP ... wls:/myserver/edit !>
コマンド カテゴリ : ツリー コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
WLST が現在接続しているサーバの JNDI ツリーに移動します。この読み込み専用のツリーには、現在 JNDI にバインドされているすべての要素が保持されています。
エラーが発生した場合は、WLSTException を返します。
コマンド カテゴリ : ツリー コマンド
WLST の使用状況 : オンライン
コンフィグレーション MBean 階層内で最後に移動した MBean、または階層のルートである DomainMBean
に移動します。
この読み込み専用の階層には、WLST が現在接続しているサーバを表すコンフィグレーション MBean が格納されています。MBean 属性値には、サーバの起動時にユーザが指定したコマンドラインのオーバーライドが含まれています。
エラーが発生した場合は、WLSTException
が返されます。
詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool ガイド』の「MBean 階層内の移動」を参照してください。
表 3-13 では、WLST の変数とその一般的な使用方法について説明します。すべての変数はユーザ セッションの開始時にデフォルト値に初期化されて、ユーザと WLST の対話に従って変更されます。
表 3-13 WLST 変数
変数 | 説明 | 例 |
---|---|---|
cmo |
現在の管理オブジェクト。 WLST では、この変数が現在の WLST パスに設定される。たとえば、serverConfig 階層に変更すると、 この変数は、カスタムおよび jndi 以外のすべての WLST 階層で利用できる。 |
wls:/mydomain/edit> cmo.setAdministrationPort(9092)
|
connected |
WLST が実行中のサーバに接続しているかどうかを示すブール値。WLST は、実行中のサーバに接続する場合、この変数を |
wls:/mydomain/serverConfig> print connected
false
|
domainName |
WLST が接続しているドメインの名前。 |
wls:/mydomain/serverConfig> print domainName
mydomain
|
domainRuntimeService |
|
|
editService |
|
wls:/mydomain/edit> dc = editService.getDomainConfiguration()
|
exitonerror |
例外が発生した場合に WLST がスクリプトの実行を終了するかどうかを指定するブール値。この変数のデフォルトは |
wls:/mydomain/serverConfig> print exitonerror
true
|
isAdminServer |
WLST が WebLogic 管理サーバ インスタンスに接続しているかどうかを示すブール値。WLST は、WebLogic 管理サーバに接続している場合、この変数を |
wls:/mydomain/serverConfig> print isAdminServer
true
|
mbs |
階層内の現在の場所に相当する |
wls:/mydomain/serverConfig> mbs.isRegistered(ObjectName('mydomain:Name=mydomain,Type=Domain'))
|
recording |
WLST がコマンドを記録しているかどうかを示すブール値。 |
wls:/mydomain/serverConfig> print recording
true
|
runtimeService |
|
wls:/mydomain/serverConfig> sr=runtimeService.getServerRuntime()
|
serverName |
WLST が接続しているサーバの名前。 |
wls:/mydomain/serverConfig> print serverName
myserver
|
typeService |
|
wls:/mydomain/serverConfig> |
username |
現在 WLST に接続しているユーザの名前。 |
wls:/mydomain/serverConfig> print username
weblogic
|
version |
WLST が接続している実行中のサーバの現在のバージョン。 |
wls:/mydomain/serverConfig> print version
WebLogic Server 9.0 Thu Aug 31 12:15:50 PST 2005 778899
|