カスタムインストールと Server Examples をインストールすると、サンプル コードおよびサンプル アプリケーションにアクセスでき、さまざまな方法で WebLogic Server について学習し、操作してみることができます。
WebLogic Server では、任意で API コード サンプルを WL_HOME
\samples\server\examples\src\examples
にインストールされます。WL_HOME
は WebLogic Server インストール先の最上位ディレクトリを示します。また、[スタート] メニューからもサンプルが利用できます。Linux や他のプラットフォームでは、WL_HOME
/samples/domains/wl_server
ディレクトリから Examples Server を起動できます。
サンプル ドメイン用の管理ユーザ名/パスワードは、weblogic/welcome1
です。
注意 : ユーザのパスワードweblogic を変更した場合は、WebLogic Server 起動が失敗する可能性があります。解決策および詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server サーバの起動と停止』の「ユーザ weblogic に関する制限」を参照してください。 |
サンプルは以下のカテゴリに分類できます。括弧内は各カテゴリの親ディレクトリです。
データベース接続 (jdbc) : DataSource、MultiDataSource、および Rowset の使用。
EJB (ejb) : ステートレス EJB、ステートフル EJB、エンティティ EJB、メッセージ駆動型 EJB、その他 EJB の作成。
国際化 (i18n) : シンプル メッセージ カタログを使用したアプリケーションのインターナショナライゼーション。
メッセージング (jms) : JMS トピック、JMS キュー、メッセージ駆動型 Bean の使用。
リソース アダプタ (resadapter) : エンティティ EJB を使用した Java EE コネクタのリソース アダプタとの対話。
セキュリティ (security) : 認証、認可および SSL のコンフィグレーション。
トランザクション (jta) : JTA を使用した分散トランザクションの実行 (トランザクションには、2 つの XA リソースにわたる 2 フェーズ コミット プロトコルを使用)。
Web アプリケーション (webapp) : 簡単なサーブレットおよび JSP の作成、HTTP パブリッシュ/サブスクライブ サーバの使用など。
Web サービス (webservices) : JWS アノテーションを使用したさまざまな Web サービスの作成。
XML (xml) : StAX API および XMLBean の使用。
クラスタ (cluster) : EJB のクラスタ化および HTTP セッション ステート レプリケーションの使用。
WebLogic Scripting Tool (wlst) : WebLogic Scripting Tool (WLST) を使用した、実行中 WebLogic 管理サーバのコンフィグレーションと管理。
分割開発 (splitdir) : WebLogic 分割開発ディレクトリ構造を使用した、エンタープライズ アプリケーションのビルド、パッケージ化、デプロイ。
Avitek Medical Record (MedRec) は、WebLogic Server および Java EE の機能とベスト プラクティスを例示する総合的な学習用サンプル アプリケーションです。Server Example をインストールする場合は、Avitek Medical Record は Windows の [スタート] メニューから利用できます。Linux およびその他のプラットフォームでは、WL_HOME/samples/domains/medrec
ディレクトリから起動できます。WL_HOME
は WebLogic Server インストール先の最上位ディレクトリです。
このリリースでは、新しいサンプル アプリケーション MedRec (Spring) は Springアプリケーション開発プラクティスを示します。
Medical Record ドメイン用のデフォルト管理ユーザ名/パスワードは、weblogic/welocome1
です。
PointBase Server は WebLogic Server 配布キットに含まれる all-Java の DBMS 製品です。カスタムの試用版アプリケーションまたは WebLogic Server で提供されるパッケージ化されたサンプル アプリケーションを使用した WebLogic Server の評価のみをサポートしています。ドキュメントは、WL_HOME
/common/eval/pointbase/docs/
ディレクトリにあります。PointBase Server を評価目的以外の開発やプロダクション環境で使用する場合は、個別のライセンスを http://www.pointbase.com
から入手できます。