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Oracle® Fusion Middleware WebLogic Server のインフォメーション ロードマップ
11g リリース 1 (10.3.1)
B55578-01
 

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3 WebLogic Server の互換性

Oracle では、永続的データ、生成されるクラス、および API の互換性について、現在のバージョンの WebLogic Server と WebLogic Server 8.1 以降の全バージョンの、バイナリおよびソースレベルでの互換性をサポートしようと考えています。ただし、完全な互換性を維持することができない場合もあります。そのような場合について、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server アップグレード ガイド』で詳しく説明しています。

Java EE 5 の互換性

WebLogic Server 10.3.1 は JEE5 と互換性があります。この互換性があるため、あるオペレーティング システム プラットフォームで Java EE 5 に準拠したアプリケーションを開発し、そのアプリケーションを別のプラットフォームにプロダクション環境としてデプロイできます。その際、Java EE 5 アプリケーションのコードを変更する必要はありません。Oracle はこのような Java EE 5 アプリケーションの移植に関する互換性を WebLogic Server の 1 つのリリース レベルの範囲内で保証しています。

生成されるクラスの互換性

1 つの例外を除き、WebLogic Server 10.3.1 にアップグレードする場合、アプリケーションを再コンパイルしてクラスを新しく生成する必要はありません。

最新バージョンの EJBGen ユーティリティは、JDK 5.0 メタデータ アノテーション スタイルの EJBGen タグのみを認識し、以前の Javadoc スタイルによるタグは認識しません。つまり、Javadoc スタイルのタグを使用するソース ファイルは、同等のアノテーションを使用するようにアップグレードしてから、更新されたバージョンの EJBGen を使用して再コンパイルする必要があります。

ドメイン内での互換性

永続的データの互換性

Web logic Server 8.1 から 10.3 へ移動する場合は、コンフィグレーション ファイルに変更を加える必要があります。WebLogic Server のバージョン 9.0 以降では、アップグレード ツールによって、コンフィグレーション ファイルが自動的に変換されます。

API の互換性

WebLogic Server 10.3.1 にデプロイされる WebLogic Server 8.1、9.x、10.0、および 10.3 のアプリケーションは変更しなくても動作します。ただし、仕様への準拠や不具合の修正を目的として API の動作が変更されている場合があります。特定の状況では、これらの変更によってアプリケーションの動作が変わる可能性があります。

プロトコルの互換性

WebLogic Server 10.3.1 と WebLogic Server 7.0、8.1、9.x、10.0 および 10.3 の間の相互運用性は、以下のシナリオでサポートされています。

WebLogic Server 7.0 と WebLogic Server 10.3.1 の間の相互運用性は、以下のシナリオでサポートされています。この相互運用性を動作するために CR295275 に関連する WebLogic Server 7.0 パッチが必要です。このパッチは WLS 7.0 SP6 および WLS 7.0 SP7.に適用されます。Oracle のサポートに連絡して、CR295275 に関連しているパッチを要求することができます。さらに、RMI/IIOP 相互運用性サポートのために、次のフラグを使用して WLS 7.0 クライアントを起動します。-Dweblogic.system.iiop.enableClient=true

JMX 互換性

『WebLogic Server 10.3.1 の旧リリースとの互換性』の「JMX 1.2 実装」を参照してください。