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Oracle Fusion Middleware Web Servicesセキュリティおよび管理者ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B56247-01
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C 事前定義済アサーション・テンプレート

この付録では、ポリシーの作成に使用することや、新規ポリシー作成のためにコピーすることが可能な事前定義済アサーション・テンプレートについて説明します。

この章の内容は次のとおりです。

セキュリティ・アサーション・テンプレート

次の項では、セキュリティ・アサーション・テンプレートをより詳細に説明します。

次のリンク(アルファベット順)を使用して、特定のアサーション・テンプレートの説明(クライアントまたはテンプレート)に移動できます。

認証のみのアサーション・テンプレート

表C-61に、認証のみを実行するアサーション・テンプレートをまとめ、トークンがトランスポート・レイヤーまたはSOAPヘッダーに組み込まれるかどうかを示します。

表C-1 認証のみのアサーション

クライアント・テンプレート サービス・テンプレート 認証(トランスポート) 認証(SOAP) メッセージ保護(トランスポート) メッセージ保護(SOAP)

oracle/wss_http_token_client_template


oracle/wss_http_token_service_template


X

X

X

oracle/wss_oam_token_client_template


oracle/wss_oam_token_service_template


X

X

X

oracle/wss_username_token_client_template


oracle/wss_username_token_service_template


X

X

X

oracle/wss10_saml_token_client_template


oracle/wss10_saml_token_service_template


X

X

X


oracle/wss_http_token_client_template

wss_http_token_client_templateアサーション・テンプレートは、HTTPヘッダー内にユーザー名およびパスワード資格証明を含めます。一方向認証または双方向認証が必要かどうかを制御できます。

設定

表C-2に、wss_http_token_client_templateアサーション・テンプレートの設定をリストします。

表C-2 wss_http_token_client_templateの設定

名前 説明 デフォルト値

認証ヘッダー - メカニズム

認証のメカニズム。

有効な値は次のとおりです。

  • basic: ユーザー名およびパスワードを送信することで、クライアントが自身を認証します。

  • digest: このリリースではサポートされていません。暗号化されたパスワードをMD5ダイジェストを使用して送信することで、クライアントが自身を認証します。

  • cert: このリリースではサポートされていません。証明書を送信することで、クライアントが自身を認証します。

  • custom: このリリースではサポートされていません。カスタムの認証メカニズム。

basic

認証ヘッダー - ヘッダー名

認証ヘッダーの名前。

なし

トランスポート・セキュリティ - 相互認証が必要

適用されません。

Disabled


構成

表C-3に、wss_http_token_client_templateアサーション・テンプレートのアイデンティティ・ストア構成をリストします。

表C-3 wss_http_token_client_templateの構成

名前 説明

csf-key

Oracle Platform Security Servicesアイデンティティ・ストアのユーザー名およびパスワードにマップする資格証明ストア・キー。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはbasic.credentialsです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはrequiredです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。

role

SOAPロール。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはultimateReceiverです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはconstantです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。


oracle/wss_http_token_service_template

wss_http_token_service_templateアサーション・テンプレートでは、HTTPヘッダーの資格証明を使用して、Oracle Platform Security Servicesアイデンティティ・ストアに対してユーザーを認証します。一方向認証または双方向認証が必要かどうかを制御できます。

設定

wss_http_token_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーションの設定と同じです。設定の詳細は、表C-2を参照してください。

構成

表C-4に、wss_http_token_service_templateアサーション・テンプレートのアイデンティティ・ストア構成をリストします。

表C-4 wss_http_token_service_templateの構成

名前 説明

realm

HTTPレルム。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはowsmです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはconstantです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。

role

SOAPロール。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはultimateReceiverです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはconstantです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。


oracle/wss_oam_token_client_template

wss_oam_token_client_templateアサーション・テンプレートは、バイナリ・セキュリティ・トークンの一部として、Oracle Access Managerの資格証明をWS-Securityヘッダーに挿入します。

設定

表C-5に、wss_oam_token_client_templateアサーション・テンプレートの設定をリストします。

表C-5 wss_oam_token_client_templateの設定

名前 説明 デフォルト値

COREidバージョン

OAMのバージョン。

なし


構成

表C-6に、wss_oam_token_client_templateアサーション・テンプレートのアイデンティティ・ストア構成をリストします。

表C-6 wss_oam_token_client_templateの構成

名前 説明

role

SOAPロール。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはultimateReceiverです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはconstantです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。


oracle/wss_oam_token_service_template

このwss_oam_token_service_templateアサーション・テンプレートは、WS-Securityヘッダーのバイナリ・セキュリティ・トークンの資格証明を使用して、Oracle Access Managerアイデンティティ・ストアに対してユーザーを認証します。

設定

wss_oam_token_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーションの設定と同じです。設定の詳細は、表C-5を参照してください。

構成

wss_oam_token_service_templateのアイデンティティ・ストア構成は、クライアント・バージョンのアサーションの設定と同じです。設定の詳細は、表C-6を参照してください。

oracle/wss_username_token_client_template

wss_username_token_client_templateアサーション・テンプレートは、WS-Security UsernameTokenヘッダー内にユーザー名およびパスワード資格証明を使用した認証を含めます。アサーションでは、3つのタイプのパスワード資格証明(プレーン・テキスト、ダイジェストおよびパスワードなし)がサポートされています。


注意:

このリリースでは、ダイジェスト・パスワードはサポートされていません。

リプレイ攻撃から保護するため、アサーションには、ユーザー名トークンにNonceまたは作成時間を必要とするオプションが用意されています。

設定

表C-7に、wss_username_token_client_templateアサーション・テンプレートの設定をリストします。

表C-7 wss_username_token_client_templateの設定

名前 説明 デフォルト値

パスワード・タイプ

必要なパスワードのタイプ。

有効な値は次のとおりです。

  • none: パスワードは使用されません。

  • plaintext: 暗号化されていない、クリアテキストのパスワード。

  • digest: このリリースではサポートされていません。暗号化されたパスワードをMD5ダイジェストを使用して送信することで、クライアントが自身を認証します。

注意: 保護されていないチャネルでトークンの伝播が発生する場合、プレーン・テキスト・タイプはお薦めできません。ただし、クライアントとサーバー間のポイント・ツー・ポイント接続を保護するためにSSLを転送チャネルとして使用している場合は、チャネルでパスワードが保護されるため、プレーン・テキストタイプを使用できます。

plaintext

必要なNonce

リプレイ攻撃を防止するためユーザー名にNonceを含める必要があるかどうかを指定するフラグ。

注意: 「パスワード・タイプ」がdigestに設定されている場合は、この属性をtrueに設定する必要があります。設定しない場合、添付先のポリシーは検証されません。

False

必要な作成時間

ユーザー名トークンの作成にタイム・スタンプが必要かどうかを指定するフラグ。

注意: 「パスワード・タイプ」がdigestに設定されている場合は、この属性をtrueに設定する必要があります。設定しない場合、添付先のポリシーは検証されません。

False


構成

表C-8に、wss_username_token_client_templateアサーション・テンプレートのアイデンティティ・ストア構成をリストします。

表C-8 wss_username_token_client_templateの構成

名前 説明

role

SOAPロール。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはultimateReceiverです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはconstantです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。

csf-key

Oracle Platform Security Servicesアイデンティティ・ストアのユーザー名およびパスワードにマップする資格証明ストア・キー。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはbasic.credentialsです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはrequiredです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。


oracle/wss_username_token_service_template

wss_username_token_service_templateアサーション・テンプレートは、WS-Security UsernameToken SOAPヘッダー内のユーザー名およびパスワード資格証明を使用した認証を実行します。アサーションでは、3つのタイプのパスワード資格証明(プレーン・テキスト、ダイジェストおよびパスワードなし)がサポートされています。


注意:

このリリースでは、ダイジェスト・パスワードはサポートされていません。

リプレイ攻撃から保護するため、アサーションには、ユーザー名トークンにNonceまたは作成時間を必要とするオプションが用意されています。

設定

wss_username_token_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーションの設定と同じです。設定の詳細は、表C-7を参照してください。

構成

表C-9に、wss_username_token_service_templateアサーション・テンプレートのアイデンティティ・ストア構成をリストします。

表C-9 wss_username_token_service_templateの構成

名前 説明

role

SOAPロール。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはultimateReceiverです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはconstantです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。


oracle/wss10_saml_token_client_template

wss10_saml_token_client_templateアサーション・テンプレートは、アウトバウンドSOAPリクエスト・メッセージにSAMLトークンを含めます。SAMLトークンは自動的に作成されます。

設定

表C-10に、wss10_saml_token_client_templateアサーション・テンプレートの設定をリストします。

表C-10 wss10_saml_token_client_templateの設定

名前 説明 デフォルト値

バージョン

SAMLバージョン。有効な値は1.1のみです。

1.1

確認タイプ

確認タイプ。次の値のみ有効です。

  • sender-vouches: 認証に送信者保証のSAMLトークンが使用されます。

sender-vouches


構成

表C-11に、wss10_saml_token_client_templateアサーション・テンプレートのアイデンティティ・ストア構成をリストします。

表C-11 wss10_saml_token_client_templateの構成

名前 説明

user.roles.include

指定するSOAPロール。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはfalseです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはoptionalです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。

saml.issuer.name

SAMLトークンの発行者の名前。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはwww.oracle.comです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはoptionalです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。


oracle/wss10_saml_token_service_template

wss10_saml_token_service_templateアサーション・テンプレートは、WS-Security SOAPヘッダー内のSAMLトークンに含まれる資格証明を使用してユーザーを認証します。

設定

wss10_saml_token_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーションの設定と同じです。設定の詳細は、表C-10を参照してください。

構成

表C-12に、wss10_saml_token_service_templateアサーション・テンプレートのアイデンティティ・ストア構成をリストします。

表C-12 wss10_saml_token_service_templateの構成

名前 説明

role

SOAPロール。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはultimateReceiverです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはconstantです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。


oracle/wss11_kerberos_token_client_template

wss11_kerberos_token_client_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security Kerberos Token Profile v1.1標準に従い、WS-SecurityヘッダーにKerberosトークンを含めます。

設定

表C-13に、wss11_kerberos_token_client_templateアサーション・テンプレートの設定をリストします。

表C-13 wss11_kerberos_token_client_templateの設定

名前 説明 デフォルト値

Kerberosトークン・タイプ

Kerberosトークンのタイプ。有効な値は、gss-apreq-v5(Kerberosバージョン5 GSS-API)のみです。

gss-apreq-v5


構成

表C-14に、wss11_kerberos_token_client_templateアサーション・テンプレートのアイデンティティ・ストア構成をリストします。

表C-14 wss11_kerberos_token_client_templateの構成

名前 説明

service.principal.name

サービスを識別するKerberosプリンシパルの名前。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはHOST/localhost@EXAMPLE.COMです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはrequiredです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。


oracle/wss11_kerberos_token_service_template

wss11_kerberos_token_service_templateアサーション・テンプレートは、WS-Security Kerberos Token Profile v1.1標準に従って実行されます。このテンプレートは、SOAPヘッダーからKerberosトークンを抽出し、ユーザーを認証します。コンテナには、Oracle Platform Security Servicesを介して構成されたKerberosインフラストラクチャが含まれている必要があります。

設定

wss11_kerberos_token_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーションの設定と同じです。設定の詳細は、表C-13を参照してください。

構成

表C-15に、wss11_kerberos_token_service_templateアサーション・テンプレートのアイデンティティ・ストア構成をリストします。

表C-15 wss11_kerberos_token_service_templateの構成

名前 説明

role

SOAPロール。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはultimateReceiverです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはconstantです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。


メッセージ保護のみのアサーション・テンプレート

表C-16に、メッセージ保護のみを実行するアサーション・テンプレートをまとめ、トークンがトランスポート・レイヤーまたはSOAPヘッダーに組み込まれるかどうかを示します。

表C-16 認証のみのアサーション

クライアント・テンプレート サービス・テンプレート 認証(トランスポート) 認証(SOAP) メッセージ保護(トランスポート) メッセージ保護(SOAP)

oracle/wss10_message_protection_client_template


oracle/wss10_message_protection_service_template


X

X

X

oracle/wss11_message_protection_client_template


oracle/wss11_message_protection_service_template


X

X

X


oracle/wss10_message_protection_client_template

wss10_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートは、WS-Security 1.0標準に従って、アウトバウンドSOAPリクエストのメッセージ保護(整合性および機密保護)を実行します。

設定

表C-17に、wss10_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの設定をリストします。

表C-17 wss10_message_protection_client_templateの設定

名前 説明 デフォルト値

署名鍵参照メカニズム

リクエストの署名に使用できるメカニズム。

有効な値は次のとおりです。

  • direct: リクエストに含まれるX.509トークン。

  • ski: 証明書の参照に使用されるX.509証明書のサブジェクト・キー識別子(SKI)の拡張子の値。(一部の証明書にはこの拡張子がありません。)メッセージの受信者は、SKIに対応する証明書のキーストアを調査し、それに対して署名を検証します。

  • issuerserial: 発行者名およびX.509証明書の参照に使用されるシリアル番号属性のコンポジット・キー。メッセージの受信者は、発行者名およびシリアル番号に対応する証明書のキーストアを調査し、それに対して署名を検証します。

direct

暗号化キー参照メカニズム

リクエストの暗号化に使用されるメカニズム。有効な値は、前述の「署名鍵参照メカニズム」と同じです。

direct

受信者署名鍵参照メカニズム

受信の暗号化に使用されるメカニズム。有効な値は、前述の「署名鍵参照メカニズム」と同じです。

direct

受信者暗号化キー参照メカニズム

受信の暗号化に使用されるメカニズム。有効な値は、前述の「署名鍵参照メカニズム」と同じです。

direct

アルゴリズム・スイート

メッセージ保護に使用されるアルゴリズム・スイート。「サポートされているアルゴリズム・スイート」を参照してください。

Basic128

タイムスタンプを含める

タイムスタンプを含めるかどうかを指定するフラグ。タイムスタンプを使用して、メッセージが無効になる有効期限を識別することで、リプレイ攻撃を防止できます。

Enabled

「リクエスト・メッセージ」設定

表C-64を参照してください。

N/A

「レスポンス・メッセージ」設定

表C-64を参照してください。

N/A

「フォルト・メッセージ」設定

表C-64を参照してください。

N/A


構成

表C-18に、wss10_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートのアイデンティティ・ストア構成をリストします。

表C-18 wss10_message_protection_client_templateの構成

名前 説明

keystore.recipient.alias

ピア証明書に関連付けられているキーストア別名。セキュリティ実行時には、この別名を使用して構成済のキーストアからピア証明書が抽出され、ピアへのメッセージが暗号化されます。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはorakeyです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはrequiredです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。

role

SOAPロール。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはultimateReceiverです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはconstantです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。


oracle/wss10_message_protection_service_template

wss10_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートは、WS-Security 1.0標準に従って、インバウンドSOAPリクエストのメッセージ保護(整合性および機密保護)を実行します。

設定

wss10_message_protection_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーションと同じです。設定の詳細は、表C-17を参照してください。

構成

表C-19に、wss10_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートのアイデンティティ・ストア構成をリストします。

表C-19 wss10_message_protection_service_templateの構成

名前 説明

role

SOAPロール。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはultimateReceiverです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはconstantです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。


oracle/wss11_message_protection_client_template

wss11_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートは、WS-Security 1.1標準に従って、アウトバウンドSOAPリクエストのメッセージ保護(整合性および機密保護)を実行します。

設定

表C-20に、wss11_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの設定をリストします。

表C-20 wss11_message_protection_client_templateの設定

名前 説明 デフォルト値

シグネチャの確認

クライアントにシグネチャの確認を送信するかどうかを指定するフラグ。

True

暗号化キー参照メカニズム

リクエストの暗号化に使用されるメカニズム。有効な値は次のとおりです。

  • direct: リクエストに含まれるX.509トークン。

  • ski: 証明書の参照に使用されるX.509証明書のサブジェクト・キー識別子(SKI)の拡張子の値。(一部の証明書にはこの拡張子がありません。)メッセージの受信者は、SKIに対応する証明書のキーストアを調査し、それに対して署名を検証します。

  • issuerserial: 発行者名およびX.509証明書の参照に使用されるシリアル番号属性のコンポジット・キー。メッセージの受信者は、発行者名およびシリアル番号に対応する証明書のキーストアを調査し、それに対して署名を検証します。

  • thumbprint: 証明書のコンテンツのメッセージ・ダイジェスト(SHA1ハッシュ)。証明書を格納する、オーバーヘッドの少ない方法を提供します。

thumbprint

アルゴリズム・スイート

メッセージ保護に使用されるアルゴリズム・スイート。「サポートされているアルゴリズム・スイート」を参照してください。

Basic128

タイムスタンプを含める

タイムスタンプを含めるかどうかを指定するフラグ。タイムスタンプを使用して、メッセージが無効になる有効期限を識別することで、リプレイ攻撃を防止できます。

Enabled

「リクエスト・メッセージ」設定

表C-64を参照してください。

N/A

「レスポンス・メッセージ」設定

表C-64を参照してください。

N/A

「フォルト・メッセージ」設定

表C-64を参照してください。

N/A


構成

表C-21に、wss11_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートのアイデンティティ・ストア構成をリストします。

表C-21 wss11_message_protection_client_templateの構成

名前 説明

keystore.recipient.alias

ピア証明書に関連付けられているキーストア別名。セキュリティ実行時には、この別名を使用して構成済のキーストアからピア証明書が抽出され、ピアへのメッセージが暗号化されます。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはorakeyです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはrequiredです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。

role

SOAPロール。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはultimateReceiverです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはconstantです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。


oracle/wss11_message_protection_service_template

wss11_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートは、WS-Security 1.1標準に従って、インバウンドSOAPリクエストのメッセージ保護(整合性および機密保護)を実行します。

設定

wss11_message_protection_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーションと同じです。設定の詳細は、表C-20を参照してください。

構成

表C-22に、wss11_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートのアイデンティティ・ストア構成をリストします。

表C-22 wss11_message_protection_service_templateの構成

名前 説明

role

SOAPロール。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはultimateReceiverです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはconstantです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。


メッセージ保護および認証のアサーション・テンプレート

表C-23に、メッセージ保護および認証の両方を実行するアサーション・テンプレートをまとめ、トークンがトランスポート・レイヤーまたはSOAPヘッダーに組み込まれるかどうかを示します。

表C-23 メッセージ保護および認証のアサーション

クライアント・テンプレート サービス・テンプレート 認証(トランスポート) 認証(SOAP) メッセージ保護(トランスポート) メッセージ保護(SOAP)

oracle/wss_http_
token_over_ssl_
client_template


oracle/wss_http_
token_over_ssl_
service_template


X

X

oracle/wss_saml_
token_bearer_
over_ssl_client_
template


oracle/wss_saml_
token_bearer_
over_ssl_service_
template


X

X

oracle/wss_saml_
token_over_ssl_
client_template


oracle/wss_saml_
token_over_ssl_
service_template


X

X

oracle/wss_username_
token_over_ssl_
client_template


oracle/wss_username_
token_over_ssl_
service_template


X

X

oracle/wss10_saml_hok_
with_message_
rotection_client_
template


oracle/wss10_saml_hok_
with_message_
protection_service_
template


X

X

oracle/wss10_saml_
token_with_
message_protection_
client_template


oracle/wss10_saml_
token_with_
message_protection_
service_template


X

X

oracle/wss10_username_
token_with_
message_protection_
client_template


oracle/wss10_username_
token_with_
message_protection_
service_template


X

X

oracle/wss10_x509_
token_with_
message_protection_
client_template


oracle/wss10_x509_
token_with_
message_protection_
service_template


X

X

oracle/wss11_kerberos_
token_with_message_
protection_client_
template


oracle/wss11_kerberos_
token_with_message_
protection_service_
template


X

X

oracle/wss11_saml_token_
with_message_
protection_client_
template


oracle/wss11_saml_token_
with_message_
protection_service_
template


X

X

oracle/wss11_username_
token_with_
message_protection_
client_template


oracle/wss11_username_
token_with_
message_protection_
service_template


X

X

oracle/wss11_x509_token_
with_message_
protection_client_
template


oracle/wss11_x509_token_
with_message_
protection_service_
template


X

X


oracle/wss_http_token_over_ssl_client_template

wss_http_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートは、アウトバウンド・クライアント・リクエストのHTTPヘッダーに資格証明を含め、Oracle Platform Security Servicesアイデンティティ・ストアに対してユーザーを認証します。

設定

表C-24に、wss_http_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートの設定をリストします。

表C-24 wss_http_token_over_ssl_client_templateの設定

名前 説明 デフォルト値

認証ヘッダー - メカニズム

認証のメカニズム。

有効な値は次のとおりです。

  • basic: ユーザー名およびパスワードを送信することで、クライアントが自身を認証します。

  • digest: このリリースではサポートされていません。暗号化されたパスワードをMD5ダイジェストを使用して送信することで、クライアントが自身を認証します。

  • cert: このリリースではサポートされていません。証明書を送信することで、クライアントが自身を認証します。

  • custom: このリリースではサポートされていません。カスタムの認証メカニズム。

basic

認証ヘッダー - ヘッダー名

認証ヘッダーの名前。

なし

トランスポート・セキュリティ - 相互認証が必要

双方向認証が必要かどうかを指定するフラグ。

有効な値は次のとおりです。

  • Enabled: サービスをクライアントに対して認証し、クライアントをサービスに対して認証する必要があります。

  • Disabled: 一方向認証が必要です。サービスをクライアントに対して認証する必要がありますが、クライアントをサービスに対して認証する必要はありません。

Disabled


構成

表C-25に、wss_http_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートのアイデンティティ・ストア構成をリストします。

表C-25 wss_http_token_over_ssl_client_templateの構成

名前 説明

csf-key

Oracle Platform Security Servicesアイデンティティ・ストアのユーザー名およびパスワードにマップする資格証明ストア・キー。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはbasic.credentialsです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはrequiredです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。

role

SOAPロール。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはultimateReceiverです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはconstantです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。


oracle/wss_http_token_over_ssl_service_template

wss_http_token_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートでは、HTTPヘッダーの資格証明を抽出し、Oracle Platform Security Servicesアイデンティティ・ストアに対してユーザーを認証します。

設定

wss_http_token_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートの設定は、クライアント・バージョンのアサーションと同じです。設定の詳細は、表C-24を参照してください。

構成

表C-26に、wss_http_token_service_templateアサーション・テンプレートのアイデンティティ・ストア構成をリストします。

表C-26 wss_http_token_over_ssl_service_templateの構成

名前 説明

realm

HTTPレルム。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはowsmです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはconstantです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。

role

SOAPロール。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはultimateReceiverです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはconstantです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。


oracle/wss_saml_token_bearer_over_ssl_client_template

wss_saml_token_bearer_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートは、アウトバウンドSOAPリクエスト・メッセージにSAMLトークンを含めます。確認方法がBearerのSAMLトークンが自動的に作成されます。

設定

表C-27に、wss_saml_token_bearer_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートの設定をリストします。

表C-27 wss_saml_token_bearer_over_ssl_client_templateの設定

名前 説明 デフォルト値

アルゴリズム・スイート

メッセージ保護に使用されるアルゴリズム・スイート。有効なアルゴリズム・スイートには、Basic128、Basic256およびTripleDESが含まれています。「サポートされているアルゴリズム・スイート」を参照してください。

Basic256


構成

定義されていません。

oracle/wss_saml_token_bearer_over_ssl_service_template

wss_saml_token_bearer_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートは、WS-Security SOAPヘッダー内の確認方法がBearerのSAMLトークンに含まれる資格証明を使用してユーザーを認証します。

設定

wss_saml_token_bearer_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートの設定は、クライアント・バージョンのアサーションと同じです。設定の詳細は、表C-27を参照してください。

構成

定義されていません。

oracle/wss_saml_token_over_ssl_client_template

wss_saml_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートは、sender-vouches確認タイプを使用して、WS-Security SOAPヘッダーのSAMLトークンに含まれる資格証明の認証を可能にします。

設定

表C-28に、wss_saml_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートの設定をリストします。

表C-28 wss_saml_token_over_ssl_client_templateの設定

名前 説明 デフォルト値

アルゴリズム・スイート

メッセージ保護に使用されるアルゴリズム・スイート。有効なアルゴリズム・スイートには、Basic128、Basic256およびTripleDESが含まれています。「サポートされているアルゴリズム・スイート」を参照してください。

Basic256


構成

定義されていません。

oracle/wss_saml_token_over_ssl_service_template

wss_saml_token_over_ssl_service_templateは、sender-vouchesタイプを使用して、WS-Security SOAPヘッダーのSAMLトークンに含まれる資格証明の認証を実行します。

設定

wss_saml_token_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートの設定は、クライアント・バージョンのアサーションと同じです。設定の詳細は、表C-28を参照してください。

構成

定義されていません。

oracle/wss_username_token_over_ssl_client_template

wss_username_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートは、SOAPリクエスト・メッセージのWS-Security UsernameTokenヘッダーに資格証明を含めます。アサーションでは、3つのタイプのパスワード資格証明(プレーン・テキスト、ダイジェストおよびパスワードなし)がサポートされています。


注意:

このリリースでは、ダイジェスト・パスワードはサポートされていません。

リプレイ攻撃から保護するため、アサーションには、ユーザー名トークンにNonceまたは作成時間を必要とするオプションが用意されています。

設定

表C-29に、wss_username_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートの設定をリストします。

表C-29 wss_username_token_over_ssl_client_templateの設定

名前 説明 デフォルト値

パスワード・タイプ

必要なパスワードのタイプ。

有効な値は次のとおりです。

  • none: パスワードは使用されません。

  • plaintext: 暗号化されていない、クリアテキストのパスワード。

  • digest: このリリースではサポートされていません。暗号化されたパスワードをMD5ダイジェストを使用して送信することで、クライアントが自身を認証します。

注意: 保護されていないチャネルでトークンの伝播が発生する場合、プレーン・テキスト・タイプはお薦めできません。ただし、クライアントとサーバー間のポイント・ツー・ポイント接続を保護するためにSSLを転送チャネルとして使用している場合は、チャネルでパスワードが保護されるため、プレーン・テキストタイプを使用できます。

plaintext

必要なNonce

リプレイ攻撃を防止するためユーザー名にNonceを含める必要があるかどうかを指定するフラグ。

注意: 「パスワード・タイプ」がdigestに設定されている場合は、この属性をtrueに設定する必要があります。設定しない場合、添付先のポリシーは検証されません。

False

必要な作成時間

ユーザー名トークンの作成にタイム・スタンプが必要かどうかを指定するフラグ。

注意: 「パスワード・タイプ」がdigestに設定されている場合は、この属性をtrueに設定する必要があります。設定しない場合、添付先のポリシーは検証されません。

False

相互認証が必要

双方向認証が必要かどうかを指定するフラグ。

有効な値は次のとおりです。

  • Enabled: 双方向認証。サービスをクライアントに対して認証し、クライアントをサービスに対して認証する必要があります。

  • Disabled: 一方向認証。サービスをクライアントに対して認証する必要がありますが、クライアントをサービスに対して認証する必要はありません。

Disabled


構成

表C-30に、wss_username_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートのアイデンティティ・ストア構成をリストします。

表C-30 wss_username_token_over_ssl_client_templateの構成

名前 説明

role

SOAPロール。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはultimateReceiverです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはconstantです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。

csf-key

Oracle Platform Security Services(OPSS)アイデンティティ・ストアのユーザー名およびパスワードにマップする資格証明ストア・キー。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはbasic.credentialsです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはrequiredです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。


oracle/wss_username_token_over_ssl_service_template

wss_username_token_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートは、UsernameToken WS-Security SOAPヘッダーの資格証明を使用して、Oracle Platform Security Servicesの構成済のアイデンティティ・ストアに対してユーザーを認証します。アサーションでは、3つのタイプのパスワード資格証明(プレーン・テキスト、ダイジェストおよびパスワードなし)がサポートされています。


注意:

このリリースでは、ダイジェスト・パスワードはサポートされていません。

リプレイ攻撃から保護するため、アサーションには、ユーザー名トークンにNonceまたは作成時間を必要とするオプションが用意されています。

設定

wss_username_token_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートの設定は、クライアント・バージョンのアサーションと同じです。設定の詳細は、表C-30を参照してください。

構成

表C-31に、wss_username_token_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートのアイデンティティ・ストア構成をリストします。

表C-31 wss_username_token_over_ssl_service_templateの構成

名前 説明

role

SOAPロール。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはultimateReceiverです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはconstantです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。


oracle/wss10_saml_hok_with_message_protection_client_template

wss10_saml_hok_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートは、WS-Security 1.0標準に従って、アウトバウンドSOAPメッセージのメッセージ保護(整合性および機密保護)と、SAML鍵所有者ベースの認証を行います。

設定

表C-32に、wss10_saml_hok_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの設定をリストします。

表C-32 wss10_saml_hok_with_message_protection_client_templateの設定

名前 説明 デフォルト値

バージョン

SAMLバージョン。有効な値は1.1のみです。

1.1

確認タイプ

確認タイプ。有効な値はholder-of-keyのみです。

holder-of-key

署名済

ユーザー名を署名するかどうかを指定するフラグ。SAMLポリシーの場合、有効な値はTrueのみです。

True

暗号化済

ユーザー名を暗号化するかどうかを指定するフラグ。

False

署名鍵参照メカニズム

リクエストの署名に使用できるメカニズム。

有効な値は次のとおりです。

  • direct: リクエストに含まれるX.509トークン。

  • ski: 証明書の参照に使用されるX.509証明書のサブジェクト・キー識別子(SKI)の拡張子の値。(一部の証明書にはこの拡張子がありません。)メッセージの受信者は、SKIに対応する証明書のキーストアを調査し、それに対して署名を検証します。

  • issuerserial: 発行者名およびX.509証明書の参照に使用されるシリアル番号属性のコンポジット・キー。メッセージの受信者は、発行者名およびシリアル番号に対応する証明書のキーストアを調査し、それに対して署名を検証します。

ski

暗号化キー参照メカニズム

リクエストの暗号化に使用されるメカニズム。有効な値は次のとおりです。

  • direct: リクエストに含まれるX.509トークン。

  • ski: 証明書の参照に使用されるX.509証明書のサブジェクト・キー識別子(SKI)の拡張子の値。(一部の証明書にはこの拡張子がありません。)メッセージの受信者は、SKIに対応する証明書のキーストアを調査し、それに対して署名を検証します。

  • issuerserial: 発行者名およびX.509証明書の参照に使用されるシリアル番号属性のコンポジット・キー。メッセージの受信者は、発行者名およびシリアル番号に対応する証明書のキーストアを調査し、それに対して署名を検証します。

direct

受信者署名鍵参照メカニズム

受信の暗号化に使用されるメカニズム。有効な値は、前述の「署名鍵参照メカニズム」と同じです。

direct

受信者暗号化キー参照メカニズム

受信の暗号化に使用されるメカニズム。有効な値は、前述の「署名鍵参照メカニズム」と同じです。

direct

アルゴリズム・スイート

メッセージ保護に使用されるアルゴリズム・スイート。「サポートされているアルゴリズム・スイート」を参照してください。

Basic128

タイムスタンプを含める

タイムスタンプを含めるかどうかを指定するフラグ。タイムスタンプを使用して、メッセージが無効になる有効期限を識別することで、リプレイ攻撃を防止できます。

Enabled

「リクエスト・メッセージ」設定

表C-64を参照してください。

N/A

「レスポンス・メッセージ」設定

表C-64を参照してください。

N/A

「フォルト・メッセージ」設定

表C-64を参照してください。

N/A


構成

表C-33に、wss10_saml_hok_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートのアイデンティティ・ストア構成をリストします。

表C-33 wss10_saml_hok_with_message_protection_client_templateの構成

名前 説明

keystore.recipient.alias

ピア証明書に関連付けられているキーストア別名。セキュリティ実行時には、この別名を使用して構成済のキーストアからピア証明書が抽出され、ピアへのメッセージが暗号化されます。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはorakeyです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはrequiredです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。

saml.issuer.name

SAMLトークン発行者の名前識別子。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはwww.oracle.comです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはoptionalです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。

user.roles.include

SOAPロールを含めるかどうかを指定するフラグ。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはfalseです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはoptionalです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。

saml.assertion.filename

SAMLトークン・ファイルの名前。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはtempです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはoptionalです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。


oracle/wss10_saml_hok_with_message_protection_service_template

wss10_saml_hok_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートは、WS-Security 1.0標準に従って、インバウンドSOAPリクエストのメッセージ・レベルの保護と、SAML鍵所有者ベースの認証を行います。

設定

wss10_saml_hok_with_message_protection_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーションの設定と同じです。設定の詳細は、表C-32を参照してください。

構成

表C-34に、wss10_saml_hok_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートのアイデンティティ・ストア構成をリストします。

表C-34 wss10_saml_hok_with_message_protection_service_templateの構成

名前 説明

role

SOAPロール。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはultimateReceiverです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはconstantです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。


oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_client_template

wss10_saml_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートは、WS-Security 1.0標準に従って、アウトバウンドSOAPメッセージのメッセージ・レベルの保護と、SAMLベースの認証を行います。

Webサービス・コンシューマにはSOAPヘッダーのSAMLトークンが含まれ、確認タイプはsender-vouchesです。SOAPメッセージは署名されて暗号化されています。Webサービス・プロバイダはメッセージを復号化し、署名の検証と認証を行います。

リプレイ攻撃から保護するため、アサーションには、タイム・スタンプ、SAMLトークンの制限、およびWebサービス・プロバイダによる検証を含めるオプションが用意されています。

設定

表C-35に、wss10_saml_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの設定をリストします。

表C-35 wss10_saml_token_with_message_protection_client_templateの設定

名前 説明 デフォルト値

バージョン

SAMLバージョン。有効な値は1.1のみです。

1.1

確認タイプ

確認タイプ。有効な値はsender-vouchesのみです。

sender-vouches

署名済

ユーザー名を署名するかどうかを指定するフラグ。SAMLポリシーの場合、有効な値はTrueのみです。

True

暗号化済

ユーザー名を暗号化するかどうかを指定するフラグ。

False

署名鍵参照メカニズム

リクエストの署名に使用できるメカニズム。

有効な値は次のとおりです。

  • direct: リクエストに含まれるX.509トークン。

  • ski: 証明書の参照に使用されるX.509証明書のサブジェクト・キー識別子(SKI)の拡張子の値。(一部の証明書にはこの拡張子がありません。)メッセージの受信者は、SKIに対応する証明書のキーストアを調査し、それに対して署名を検証します。

  • issuerserial: 発行者名およびX.509証明書の参照に使用されるシリアル番号属性のコンポジット・キー。メッセージの受信者は、発行者名およびシリアル番号に対応する証明書のキーストアを調査し、それに対して署名を検証します。

direct

暗号化キー参照メカニズム

リクエストの暗号化に使用されるメカニズム。有効な値は、前述の「署名鍵参照メカニズム」と同じです。

direct

受信者署名鍵参照メカニズム

受信の暗号化に使用されるメカニズム。有効な値は、前述の「署名鍵参照メカニズム」と同じです。

direct

受信者暗号化キー参照メカニズム

受信の暗号化に使用されるメカニズム。有効な値は、前述の「署名鍵参照メカニズム」と同じです。

direct

アルゴリズム・スイート

メッセージ保護に使用されるアルゴリズム・スイート。「サポートされているアルゴリズム・スイート」を参照してください。

Basic128

タイムスタンプを含める

タイムスタンプを含めるかどうかを指定するフラグ。タイムスタンプを使用して、メッセージが無効になる有効期限を識別することで、リプレイ攻撃を防止できます。

Enabled

「リクエスト・メッセージ」設定

表C-64を参照してください。

N/A

「レスポンス・メッセージ」設定

表C-64を参照してください。

N/A

「フォルト・メッセージ」設定

表C-64を参照してください。

N/A


構成

表C-36に、wss10_saml_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートのアイデンティティ・ストア構成をリストします。

表C-36 wss10_saml_token_with_message_protection_client_templateの構成

名前 説明

keystore.recipient.alias

ピア証明書に関連付けられているキーストア別名。セキュリティ実行時には、この別名を使用して構成済のキーストアからピア証明書が抽出され、ピアへのメッセージが暗号化されます。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはorakeyです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはrequiredです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。

user.roles.include

SOAPロールを含めるかどうかを指定するフラグ。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはfalseです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはoptionalです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。

saml.issuer.name

SAMLトークン発行者の名前識別子。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはwww.oracle.comです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはoptionalです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。


oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_service_template

wss10_saml_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートは、WS-Security 1.0標準に従って、インバウンドSOAPリクエストのメッセージ保護(整合性および機密保護)と、SAMLベースの認証を行います。

Webサービス・コンシューマにはSOAPヘッダーのSAMLトークンが含まれ、確認タイプはsender-vouchesです。SOAPメッセージは署名されて暗号化されています。Webサービス・プロバイダはメッセージを復号化し、署名の検証と認証を行います。

リプレイ攻撃から保護するため、アサーションには、タイム・スタンプ、SAMLトークンの制限、およびWebサービス・プロバイダによる検証を含めるオプションが用意されています。

設定

wss10_saml_token_with_message_protection_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーションの設定と同じです。設定の詳細は、表C-36を参照してください。

構成

表C-37に、wss10_saml_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートのアイデンティティ・ストア構成をリストします。

表C-37 wss10_saml_token_with_message_protection_service_templateの構成

名前 説明

role

SOAPロール。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはultimateReceiverです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはconstantです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。


oracle/wss10_username_token_with_message_protection_client_template

wss10_username_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートは、WS-Security 1.0標準に従って、アウトバウンドSOAPリクエストのメッセージ保護(整合性および機密保護)と認証を行います。資格証明は、アウトバウンドSOAPメッセージのWS-Security UsernameTokenヘッダーに含まれます。

アサーションでは、3つのタイプのパスワード資格証明(プレーン・テキスト、ダイジェストおよびパスワードなし)がサポートされています。


注意:

このリリースでは、ダイジェスト・パスワードはサポートされていません。

リプレイ攻撃から保護するため、アサーションには、ユーザー名トークンにNonceまたは作成時間を必要とするオプションが用意されています。SOAPメッセージは署名されて暗号化されています。Webサービス・プロバイダはメッセージを復号化し、署名の検証と認証を行います。

設定

表C-38に、wss10_username_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの設定をリストします。

表C-38 wss10_username_token_with_message_protection_client_templateの設定

名前 説明 デフォルト値

パスワード・タイプ

必要なパスワードのタイプ。

有効な値は次のとおりです。

  • none: パスワードは使用されません。

  • plaintext: 暗号化されていない、クリアテキストのパスワード。

  • digest: このリリースではサポートされていません。暗号化されたパスワードをMD5ダイジェストを使用して送信することで、クライアントが自身を認証します。

plaintext

必要なNonce

リプレイ攻撃を防止するためユーザー名にNonceを含める必要があるかどうかを指定するフラグ。

注意: 「パスワード・タイプ」がdigestに設定されている場合は、この属性をtrueに設定する必要があります。設定しない場合、添付先のポリシーは検証されません。

False

必要な作成時間

ユーザー名トークンの作成にタイム・スタンプが必要かどうかを指定するフラグ。

注意: 「パスワード・タイプ」がdigestに設定されている場合は、この属性をtrueに設定する必要があります。設定しない場合、添付先のポリシーは検証されません。

False

署名済

ユーザー名を署名するかどうかを指定するフラグ。

True

暗号化済

ユーザー名を暗号化するかどうかを指定するフラグ。

True

署名鍵参照メカニズム

リクエストの署名に使用できるメカニズム。

有効な値は次のとおりです。

  • direct: リクエストに含まれるX.509トークン。

  • ski: 証明書の参照に使用されるX.509証明書のサブジェクト・キー識別子(SKI)の拡張子の値。(一部の証明書にはこの拡張子がありません。)メッセージの受信者は、SKIに対応する証明書のキーストアを調査し、それに対して署名を検証します。

  • issuerserial: 発行者名およびX.509証明書の参照に使用されるシリアル番号属性のコンポジット・キー。メッセージの受信者は、発行者名およびシリアル番号に対応する証明書のキーストアを調査し、それに対して署名を検証します。

direct

暗号化キー参照メカニズム

リクエストの暗号化に使用されるメカニズム。有効な値は、前述の「署名鍵参照メカニズム」と同じです。

direct

受信者署名鍵参照メカニズム

受信の暗号化に使用されるメカニズム。有効な値は、前述の「署名鍵参照メカニズム」と同じです。

direct

受信者暗号化キー参照メカニズム

受信の暗号化に使用されるメカニズム。有効な値は、前述の「署名鍵参照メカニズム」と同じです。

direct

アルゴリズム・スイート

メッセージ保護に使用されるアルゴリズム・スイート。「サポートされているアルゴリズム・スイート」を参照してください。

Basic128

タイムスタンプを含める

タイムスタンプを含めるかどうかを指定するフラグ。タイムスタンプを使用して、メッセージが無効になる有効期限を識別することで、リプレイ攻撃を防止できます。

Enabled

「リクエスト・メッセージ」設定

表C-64を参照してください。

N/A

「レスポンス・メッセージ」設定

表C-64を参照してください。

N/A

「フォルト・メッセージ」設定

表C-64を参照してください。

N/A


構成

表C-39に、wss10_username_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートのアイデンティティ・ストア構成をリストします。

表C-39 wss10_username_token_with_message_protection_client_templateの構成

名前 説明

csf-key

Oracle Platform Security Servicesアイデンティティ・ストアのユーザー名およびパスワードにマップする資格証明ストア・キー。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはbasic.credentialsです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはrequiredです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。

role

SOAPロール。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはultimateReceiverです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはconstantです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。

keystore.recipient.alias

ピア証明書に関連付けられているキーストア別名。セキュリティ実行時には、この別名を使用して構成済のキーストアからピア証明書が抽出され、ピアへのメッセージが暗号化されます。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはorakeyです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはrequiredです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。


oracle/wss10_username_token_with_message_protection_service_template

wss10_username_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートは、WS-Security 1.0標準に従って、インバウンドSOAPリクエストのメッセージ保護(整合性および機密保護)と認証を行います。

アサーションでは、3つのタイプのパスワード資格証明(プレーン・テキスト、ダイジェストおよびパスワードなし)がサポートされています。


注意:

このリリースでは、ダイジェスト・パスワードはサポートされていません。

リプレイ攻撃から保護するため、アサーションには、ユーザー名トークンにNonceまたは作成時間を必要とするオプションが用意されています。SOAPメッセージは署名されて暗号化されています。Webサービス・プロバイダはメッセージを復号化し、署名の検証と認証を行います。

設定

wss10_username_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートの設定は、クライアント・バージョンのアサーションの設定と同じです。設定の詳細は、表C-38を参照してください。

構成

表C-40に、wss10_username_token_with_message_protectin_service_templateアサーション・テンプレートのアイデンティティ・ストア構成をリストします。

表C-40 wss10_username_token_with_message_protection_service_templateの構成

名前 説明

role

SOAPロール。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはultimateReceiverです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはconstantです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。


oracle/wss10_x509_token_with_message_protection_client_template

wss10_x509_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートは、WS-Security 1.0標準に従って、アウトバウンドSOAPリクエストのメッセージ保護(整合性および機密保護)と、証明書資格証明の移入を行います。

設定

表C-38に、wss10_x509_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの設定をリストします。

表C-41 wss10_x509_token_with_message_protection_client_templateの設定

名前 説明 デフォルト値

署名鍵参照メカニズム

リクエストの署名に使用できるメカニズム。

有効な値は次のとおりです。

  • direct: リクエストに含まれるX.509トークン。

  • ski: 証明書の参照に使用されるX.509証明書のサブジェクト・キー識別子(SKI)の拡張子の値。(一部の証明書にはこの拡張子がありません。)メッセージの受信者は、SKIに対応する証明書のキーストアを調査し、それに対して署名を検証します。

  • issuerserial: 発行者名およびX.509証明書の参照に使用されるシリアル番号属性のコンポジット・キー。メッセージの受信者は、発行者名およびシリアル番号に対応する証明書のキーストアを調査し、それに対して署名を検証します。

direct

暗号化キー参照メカニズム

リクエストの暗号化に使用されるメカニズム。有効な値は、前述の「署名鍵参照メカニズム」と同じです。

direct

受信者署名鍵参照メカニズム

受信の暗号化に使用されるメカニズム。有効な値は、前述の「署名鍵参照メカニズム」と同じです。

direct

受信者暗号化キー参照メカニズム

受信の暗号化に使用されるメカニズム。有効な値は、前述の「署名鍵参照メカニズム」と同じです。

direct

アルゴリズム・スイート

メッセージ保護に使用されるアルゴリズム・スイート。「サポートされているアルゴリズム・スイート」を参照してください。

Basic128

タイムスタンプを含める

タイムスタンプを含めるかどうかを指定するフラグ。タイムスタンプを使用して、メッセージが無効になる有効期限を識別することで、リプレイ攻撃を防止できます。

Enabled

「リクエスト・メッセージ」設定

表C-64を参照してください。

N/A

「レスポンス・メッセージ」設定

表C-64を参照してください。

N/A

「フォルト・メッセージ」設定

表C-64を参照してください。

N/A


構成

表C-42に、wss10_x509_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートのアイデンティティ・ストア構成をリストします。

表C-42 wss10_x509_token_with_message_protection_client_templateの構成

名前 説明

role

SOAPロール。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはultimateReceiverです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはconstantです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。

keystore.recipient.alias

ピア証明書に関連付けられているキーストア別名。セキュリティ実行時には、この別名を使用して構成済のキーストアからピア証明書が抽出され、ピアへのメッセージが暗号化されます。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはorakeyです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはrequiredです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。


oracle/wss10_x509_token_with_message_protection_service_template

wss10_x509_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートは、WS-Security 1.0標準に従って、インバウンドSOAPリクエストのメッセージ保護(整合性および機密保護)と、証明書ベースの認証を行います。

設定

wss10_x509_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートの設定は、クライアント・バージョンのアサーションの設定と同じです。設定の詳細は、表C-41を参照してください。

構成

表C-43に、wss10_x509_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートのアイデンティティ・ストア構成をリストします。

表C-43 wss10_x509_token_with_message_protection_service_templateの構成

名前 説明

role

SOAPロール。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはultimateReceiverです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはconstantです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。


oracle/wss11_kerberos_token_with_message_protection_client_template

wss11_kerberos_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートは、WS-Security Kerberos Token Profile v1.1標準に従い、WS-SecurityヘッダーにKerberosトークンを含めます。

設定

表C-44に、wss11_kerberos_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの設定をリストします。

表C-44 wss11_kerberos_token_with_message_protection_client_templateの設定

名前 説明 デフォルト値

Kerberosトークン・タイプ

Kerberosトークンのタイプ。有効な値は、gss-apreq-v5(Kerberosバージョン5 GSS-API)のみです。

gss-apreq-v5

シグネチャの確認

クライアントにシグネチャの確認を送信するかどうかを指定するフラグ。

True

署名鍵参照メカニズム

リクエストの署名に使用できるメカニズム。

有効な値は次のとおりです。

  • direct: リクエストに含まれるX.509トークン。

  • ski: 証明書の参照に使用されるX.509証明書のサブジェクト・キー識別子(SKI)の拡張子の値。(一部の証明書にはこの拡張子がありません。)メッセージの受信者は、SKIに対応する証明書のキーストアを調査し、それに対して署名を検証します。

  • issuerserial: 発行者名およびX.509証明書の参照に使用されるシリアル番号属性のコンポジット・キー。メッセージの受信者は、発行者名およびシリアル番号に対応する証明書のキーストアを調査し、それに対して署名を検証します。

direct

暗号化キー参照メカニズム

リクエストの暗号化に使用されるメカニズム。有効な値は、前述の「署名鍵参照メカニズム」と同じです。

direct

アルゴリズム・スイート

メッセージ保護に使用されるアルゴリズム・スイート。「サポートされているアルゴリズム・スイート」を参照してください。

TripleDes

タイムスタンプを含める

タイムスタンプを含めるかどうかを指定するフラグ。タイムスタンプを使用して、メッセージが無効になる有効期限を識別することで、リプレイ攻撃を防止できます。

Enabled

「リクエスト・メッセージ」設定

表C-64を参照してください。

N/A

「レスポンス・メッセージ」設定

表C-64を参照してください。

N/A

「フォルト・メッセージ」設定

表C-64を参照してください。

N/A


構成

表C-45に、wss11_kerberos_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートのアイデンティティ・ストア構成をリストします。

表C-45 wss11_kerberos_token_with_message_protection_client_templateの構成

名前 説明

service.principal.name

サービスを識別するKerberosプリンシパルの名前。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはHOST/localhost@EXAMPLE.COMです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはrequiredです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。


oracle/wss11_kerberos_token_with_message_protection_service_template

wss11_kerberos_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートは、WS-Security Kerberos Token Profile v1.1標準に従って実行されます。このテンプレートは、SOAPヘッダーからKerberosトークンを抽出し、ユーザーを認証します。コンテナには、Oracle Platform Security Servicesを介して構成されたKerberosインフラストラクチャが含まれている必要があります。

設定

wss11_keberos_token_with_message_protection_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーションの設定と同じです。設定の詳細は、表C-44を参照してください。

構成

不要。

表C-46 wss11_kerberos_token_with_message_protection_service_templateの構成

名前 説明

role

SOAPロール。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはultimateReceiverです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはconstantです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。


oracle/wss11_saml_token_with_message_protection_client_template

wss11_saml_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートは、WS-Security 1.1に従って、アウトバウンドSOAPリクエストのメッセージ保護(整合性および機密保護)と、SAMLトークンの移入を可能にします。SOAPメッセージに含まれているSAMLトークンは、送信者保証確認を使用したSAMLベースの認証で使用します。

設定

表C-47に、wss11_saml_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの設定をリストします。

表C-47 wss11_saml_token_with_message_protection_client_templateの設定

名前 説明 デフォルト値

バージョン

SAMLバージョン。有効な値は1.1のみです。

なし

確認タイプ

確認タイプ。有効な値はsender-vouchesです。

sender-vouches

署名済

ユーザー名を署名するかどうかを指定するフラグ。SAMLポリシーの場合、有効な値はTrueのみです。

True

暗号化済

ユーザー名を暗号化するかどうかを指定するフラグ。

False

シグネチャの確認

クライアントにシグネチャの確認を送信するかどうかを指定するフラグ。

True

署名鍵参照メカニズム

リクエストの署名に使用できるメカニズム。

有効な値は次のとおりです。

  • direct: リクエストに含まれるX.509トークン。

  • ski: 証明書の参照に使用されるX.509証明書のサブジェクト・キー識別子(SKI)の拡張子の値。(一部の証明書にはこの拡張子がありません。)メッセージの受信者は、SKIに対応する証明書のキーストアを調査し、それに対して署名を検証します。

  • issuerserial: 発行者名およびX.509証明書の参照に使用されるシリアル番号属性のコンポジット・キー。メッセージの受信者は、発行者名およびシリアル番号に対応する証明書のキーストアを調査し、それに対して署名を検証します。

  • thumbprint: 証明書のコンテンツのメッセージ・ダイジェスト(SHA1ハッシュ)。証明書を格納する、オーバーヘッドの少ない方法を提供します。この値は、「暗号化キー参照メカニズム」(後述)に対してのみ有効です。

direct

暗号化キー参照メカニズム

リクエストの暗号化に使用されるメカニズム。有効な値は、前述の「署名鍵参照メカニズム」と同じです。

thumbprint

アルゴリズム・スイート

メッセージ保護に使用されるアルゴリズム・スイート。「サポートされているアルゴリズム・スイート」を参照してください。

Basic128

タイムスタンプを含める

タイムスタンプを含めるかどうかを指定するフラグ。タイムスタンプを使用して、メッセージが無効になる有効期限を識別することで、リプレイ攻撃を防止できます。

Enabled

「リクエスト・メッセージ」設定

表C-64を参照してください。

N/A

「レスポンス・メッセージ」設定

表C-64を参照してください。

N/A

「フォルト・メッセージ」設定

表C-64を参照してください。

N/A


構成

表C-47に、wss11_saml_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートのアイデンティティ・ストア構成をリストします。

表C-48 wss11_saml_token_with_message_protection_client_templateの構成

名前 説明

saml.issuer.name

SAMLトークン発行者の名前識別子。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはwww.oracle.comです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはoptionalです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。

role

SOAPロール。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはultimateReceiverです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはconstantです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。

keystore.recipient.alias

ピア証明書に関連付けられているキーストア別名。セキュリティ実行時には、この別名を使用して構成済のキーストアからピア証明書が抽出され、ピアへのメッセージが暗号化されます。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはorakeyです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはrequiredです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。


oracle/wss11_saml_token_with_message_protection_service_template

wss11_saml_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートは、WS-Security 1.1標準に従って、インバウンドSOAPリクエストのメッセージ・レベルの整合性の保護と、SAMLベースの認証を行います。WS-Securityバイナリ・セキュリティ・トークンからSAMLトークンを抽出し、その資格証明をOracle Platform Security Servicesアイデンティティ・ストアに対するユーザーの検証に使用します。

設定

wss11_saml_token_with_message_protection_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーションの設定と同じです。設定の詳細は、表C-47を参照してください。

構成

表C-46に、wss11_saml_token__with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートのアイデンティティ・ストア構成をリストします。

表C-49 wss11_saml_token_with_message_protection_service_templateの構成

名前 説明

role

SOAPロール。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはultimateReceiverです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはconstantです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。


oracle/wss11_username_token_with_message_protection_client_template

oracle/wss11_username_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートは、WS-Security v1.1標準に従って認証およびメッセージ保護を含めます。

Webサービス・コンシューマは、ユーザー名とパスワード資格証明を挿入し、送信するSOAPメッセージに署名して暗号化します。Webサービス・プロバイダは、メッセージと署名の復号化および検証を行います。

リプレイ攻撃から保護するため、アサーションには、タイム・スタンプおよびWebサービス・プロバイダによる検証を含めるオプションが用意されています。異なる強度の暗号を使用してメッセージを保護できます。

設定

表C-50に、wss11_username_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの設定をリストします。

表C-50 wss11_username_token_with_message_protection_client_templateの設定

名前 説明 デフォルト値

パスワード・タイプ

必要なパスワードのタイプ。

有効な値は次のとおりです。

  • none: パスワードは使用されません。

  • plaintext: 暗号化されていない、クリアテキストのパスワード。

  • digest: このリリースではサポートされていません。暗号化されたパスワードをMD5ダイジェストを使用して送信することで、クライアントが自身を認証します。

plaintext

必要なNonce

リプレイ攻撃を防止するためユーザー名にNonceを含める必要があるかどうかを指定するフラグ。

注意: 「パスワード・タイプ」がdigestに設定されている場合は、この属性をtrueに設定する必要があります。設定しない場合、添付先のポリシーは検証されません。

False

必要な作成時間

ユーザー名トークンの作成にタイム・スタンプが必要かどうかを指定するフラグ。

注意: 「パスワード・タイプ」がdigestに設定されている場合は、この属性をtrueに設定する必要があります。設定しない場合、添付先のポリシーは検証されません。

False

署名済

ユーザー名を署名するかどうかを指定するフラグ。

True

暗号化済

ユーザー名を暗号化するかどうかを指定するフラグ。

True

シグネチャの確認

クライアントにシグネチャの確認を送信するかどうかを指定するフラグ。

True

暗号化キー参照メカニズム

リクエストの暗号化に使用されるメカニズム。

有効な値は次のとおりです。

  • direct: リクエストに含まれるX.509トークン。

  • ski: 証明書の参照に使用されるX.509証明書のサブジェクト・キー識別子(SKI)の拡張子の値。(一部の証明書にはこの拡張子がありません。)メッセージの受信者は、SKIに対応する証明書のキーストアを調査し、それに対して署名を検証します。

  • issuerserial: 発行者名およびX.509証明書の参照に使用されるシリアル番号属性のコンポジット・キー。メッセージの受信者は、発行者名およびシリアル番号に対応する証明書のキーストアを調査し、それに対して署名を検証します。

  • thumbprint: 証明書のコンテンツのメッセージ・ダイジェスト(SHA1ハッシュ)。証明書を格納する、オーバーヘッドの少ない方法を提供します。

thumbprint

アルゴリズム・スイート

メッセージ保護に使用されるアルゴリズム・スイート。「サポートされているアルゴリズム・スイート」を参照してください。

Basic256

タイムスタンプを含める

タイムスタンプを含めるかどうかを指定するフラグ。タイムスタンプを使用して、メッセージが無効になる有効期限を識別することで、リプレイ攻撃を防止できます。

Enabled

「リクエスト・メッセージ」設定

表C-64を参照してください。

N/A

「レスポンス・メッセージ」設定

表C-64を参照してください。

N/A

「フォルト・メッセージ」設定

表C-64を参照してください。

N/A


構成

表C-51に、wss11_username_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートのアイデンティティ・ストア構成をリストします。

表C-51 wss11_username_token_with_message_protection_client_templateの構成

名前 説明

csf-key

Oracle Platform Security Servicesアイデンティティ・ストアのユーザー名およびパスワードにマップする資格証明ストア・キー。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはbasic.credentialsです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはrequiredです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。

role

SOAPロール。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはultimateReceiverです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはconstantです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。

keystore.recipient.alias

ピア証明書に関連付けられているキーストア別名。セキュリティ実行時には、この別名を使用して構成済のキーストアからピア証明書が抽出され、ピアへのメッセージが暗号化されます。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはorakeyです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはrequiredです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。


oracle/wss11_username_token_with_message_protection_service_template

oracle/wss11_username_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートは、WS-Security v1.1標準に従って認証およびメッセージ保護を実行します。

Webサービス・コンシューマは、ユーザー名とパスワード資格証明を挿入し、送信するSOAPメッセージに署名して暗号化します。Webサービス・プロバイダは、メッセージと署名の復号化および検証を行います。リプレイ攻撃から保護するため、アサーションには、タイム・スタンプおよびWebサービス・プロバイダによる検証を含めるオプションが用意されています。異なる強度の暗号を使用してメッセージを保護できます。

設定

wss11_username_token_with_message_protection_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーションの設定と同じです。設定の詳細は、表C-50を参照してください。

構成

表C-52に、wss11_username_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートのアイデンティティ・ストア構成をリストします。

表C-52 wss11_username_token_with_message_protection_service_templateの構成

名前 説明

role

SOAPロール。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはultimateReceiverです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはconstantです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。


oracle/wss11_x509_token_with_message_protection_client_template

wss11_x509_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートは、WS-Security 1.1標準に従って、アウトバウンドSOAPリクエストのメッセージ保護(整合性および機密保護)と、証明書ベースの認証を行います。資格証明は、SOAPメッセージのWS-Securityバイナリ・セキュリティ・トークンに含まれます。

設定

表C-53に、wss11_x509_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの設定をリストします。

表C-53 wss11_x509_token_with_message_protection_client_templateの設定

名前 説明 デフォルト値

シグネチャの確認

クライアントにシグネチャの確認を送信するかどうかを指定するフラグ。

True

署名鍵参照メカニズム

リクエストの署名に使用できるメカニズム。

有効な値は次のとおりです。

  • direct: リクエストに含まれるX.509トークン。

  • ski: 証明書の参照に使用されるX.509証明書のサブジェクト・キー識別子(SKI)の拡張子の値。(一部の証明書にはこの拡張子がありません。)メッセージの受信者は、SKIに対応する証明書のキーストアを調査し、それに対して署名を検証します。

  • issuerserial: 発行者名およびX.509証明書の参照に使用されるシリアル番号属性のコンポジット・キー。メッセージの受信者は、発行者名およびシリアル番号に対応する証明書のキーストアを調査し、それに対して署名を検証します。

  • thumbprint: 証明書のコンテンツのメッセージ・ダイジェスト(SHA1ハッシュ)。証明書を格納する、オーバーヘッドの少ない方法を提供します。この値は、「暗号化キー参照メカニズム」(後述)に対してのみ有効です。

direct

暗号化キー参照メカニズム

リクエストの暗号化に使用されるメカニズム。有効な値は、前述の「署名鍵参照メカニズム」と同じです。

thumbprint

アルゴリズム・スイート

メッセージ保護に使用されるアルゴリズム・スイート。「サポートされているアルゴリズム・スイート」を参照してください。

Basic128

タイムスタンプを含める

タイムスタンプを含めるかどうかを指定するフラグ。タイムスタンプを使用して、メッセージが無効になる有効期限を識別することで、リプレイ攻撃を防止できます。

Enabled

「リクエスト・メッセージ」設定

表C-64を参照してください。

N/A

「レスポンス・メッセージ」設定

表C-64を参照してください。

N/A

「フォルト・メッセージ」設定

表C-64を参照してください。

N/A


構成

表C-54に、wss11_x509_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートのアイデンティティ・ストア構成をリストします。

表C-54 wss11_x509_token_with_message_protection_client_templateの構成

名前 説明

role

SOAPロール。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはultimateReceiverです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはconstantです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。

keystore.recipient.alias

ピア証明書に関連付けられているキーストア別名。セキュリティ実行時には、この別名を使用して構成済のキーストアからピア証明書が抽出され、ピアへのメッセージが暗号化されます。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはorakeyです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはrequiredです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。


oracle/wss11_x509_token_with_message_protection_service_template

wss11_x509_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートは、WS-Security 1.1標準に従って、インバウンドSOAPリクエストのメッセージ・レベルの保護と、証明書ベースの認証を行います。証明書は、WS-Securityバイナリ・セキュリティ・トークン・ヘッダーから抽出され、証明書内の資格証明はOracle Platform Security Servicesアイデンティティ・ストアに対して検証されます。

設定

wss11_x509_token_with_message_protection_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーションの設定と同じです。設定の詳細は、表C-53を参照してください。

構成

表C-55に、wss11_x509_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートのアイデンティティ・ストア構成をリストします。

表C-55 wss11_x509_token_with_message_protection_service_templateの構成

名前 説明

role

SOAPロール。

次のプロパティを指定します。

  • 値: 現在の値。

  • デフォルト: デフォルト値。この値は、「値」フィールドが設定されていない場合に使用されます。デフォルトはultimateReceiverです。

  • タイプ: 次のいずれかの値を指定します。

    - Constant: プロパティを上書きできません。

    - Required: プロパティは必須で、上書きできます。

    - Optional: プロパティはオプションで、上書きできます。

    この値のデフォルトはconstantです。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「オーバーライド可能なクライアント・ポリシーの添付」を参照してください。

  • 説明: プロパティの説明。


認可アサーション・テンプレート

表C-56に、認可に使用されるアサーション・テンプレートをまとめます。それぞれの認可アサーション・テンプレートは、認証アサーション・テンプレートの後に続ける必要があります。

表C-56 認可アサーション・テンプレート

サービス・テンプレート 説明

oracle/binding_authorization_template


SOAPバインディング・レベルの認証されたサブジェクトに基づき、リクエストに対して簡単なロールベースの認可を行います。

oracle/binding_permission_authorization_template


SOAPバインディング・レベルの認証されたサブジェクトに基づき、リクエストに対して簡単な権限ベースの認可を行います。

oracle/component_authorization_template


SOAコンポーネント・レベルの認証されたサブジェクトに基づき、リクエストに対して簡単なロールベースの認可を行います。

oracle/component_permission_authorization_template


SOAコンポーネント・レベルの認証されたサブジェクトに基づき、リクエストに対して簡単な権限ベースの認可を行います。


oracle/binding_authorization_template

binding_authorization_templateアサーション・テンプレートは、SOAPバインディング・レベルの認証されたサブジェクトに基づき、リクエストに対して簡単なロールベースの認可を行います。認証アサーション・テンプレートの後に続ける必要があります。

設定

表C-57にbinding_authorization_templateアサーション・テンプレートの設定をリストします。

表C-57 binding_authorization_templateの設定

名前 説明 デフォルト値

アクション・パターン

認可チェックが実行されるアクションまたはWebサービス操作。この値は、値のカンマ区切りのリストにすることもできます。このフィールドではワイルドカードを使用できます。

たとえば、validate,amountAvailableのようになります。

actionMatchPattern

リソース・パターン

認可チェックが実行されるリソースの名前。このフィールドではワイルドカードを使用できます。

たとえば、Webサービスの名前空間がhttp://project11で、サービス名がCreditValidationの場合、リソース名はhttp://project11/CreditValidationになります。

resourceMatchPattern

認証設定

認可されたロールを指定します。

有効な値は次のとおりです。

  • すべてを許可: すべてのロールのユーザーを許可します。

  • すべてを拒否: ロールを持つすべてのユーザーを拒否します。

  • 選択したロール: 選択したロールを許可します。

ロールを追加するには、次のようにします。

  1. 「追加」をクリックします。

  2. ロールを追加するには、「使用可能なロール」列の追加する各ロールの隣にあるチェック・ボックスをクリックし、「移動」をクリックします。すべてのロールを追加するには、「すべて移動」をクリックします。

    ロールを削除するには、「追加対象として選択したロール」列の削除する各ロールの隣にあるチェック・ボックスをクリックし、「削除」をクリックします。すべてのロールを削除するには、「すべて削除」をクリックします。

    ロールを検索するには、「ロール名」検索ボックスに検索文字列を入力して、実行の矢印をクリックします。検索文字列に一致するロールのみが含まれるように、「使用可能なロール」列が更新されます。

  3. 「OK」をクリックします。

ロールを削除するには、次のようにします。

  1. 「選択したロール」リストで削除するロールを選択します。

  2. 「削除」をクリックします。

選択したロール


構成

定義されていません。

oracle/binding_permission_authorization_template

binding_permission_authorization_templateアサーションは、SOAPバインディング・レベルの認証されたサブジェクトに基づき、リクエストに対して簡単な権限ベースの認可を行います。認証アサーションの後に続ける必要があります。


注意:

system-jazn-data.xmlで指定したセキュリティ権限の緩和は、複数のサービス操作の実施に適用されるため、権限ベースのポリシーをEJBで使用する場合は注意が必要です。

設定

表C-58にbinding_permission_authorization_templateアサーション・テンプレートの設定をリストします。

表C-58 binding_permission_authorization_templateの設定

名前 説明 デフォルト値

制約パターン

今後の使用のため予約済です。

N/A

アクション・パターン

権限ベースの確認が実行されるアクションまたはWebサービス操作。この値は、値のカンマ区切りのリストにすることもできます。このフィールドではワイルドカードを使用できます。

たとえば、validate,amountAvailableのようになります。

*


リソース・パターン

権限ベースの確認が実行されるリソースの名前。このフィールドではワイルドカードを使用できます。

たとえば、Webサービスの名前空間がhttp://project11で、サービス名がCreditValidationの場合、リソース名はhttp://project11/CreditValidationになります。

*


権限チェック・クラス

権限ベースの確認に使用されるクラス。oracle.wsm.security.WSFuncPermissionなどが該当します。

N/A


構成

定義されていません。

oracle/component_authorization_template

component_authorization_templateアサーションは、SOAコンポーネント・レベルの認証されたサブジェクトに基づき、リクエストに対して簡単なロールベースの認可を行います。認証アサーションの後に続ける必要があります。

設定

表C-59にcomponent_authorization_templateアサーション・テンプレートの設定をリストします。

表C-59 component_authorization_templateの設定

名前 説明 デフォルト値

認証設定

認可されたロールを指定します。

有効な値は次のとおりです。

  • すべてを許可: すべてのロールのユーザーを許可します。

  • すべてを拒否: ロールを持つすべてのユーザーを拒否します。

  • 選択したロール: 選択したロールを許可します。

ロールを追加するには、次のようにします。

  1. 「追加」をクリックします。

  2. ロールを追加するには、「使用可能なロール」列の追加する各ロールの隣にあるチェック・ボックスをクリックし、「移動」をクリックします。すべてのロールを追加するには、「すべて移動」をクリックします。

    ロールを削除するには、「追加対象として選択したロール」列の削除する各ロールの隣にあるチェック・ボックスをクリックし、「削除」をクリックします。すべてのロールを削除するには、「すべて削除」をクリックします。

    ロールを検索するには、「ロール名」検索ボックスに検索文字列を入力して、実行の矢印をクリックします。検索文字列に一致するロールのみが含まれるように、「使用可能なロール」列が更新されます。

  3. 「OK」をクリックします。

ロールを削除するには、次のようにします。

  1. 「選択したロール」リストで削除するロールを選択します。

  2. 「削除」をクリックします。

選択したロール


構成

定義されていません。

oracle/component_permission_authorization_template

component_permission_authorization_templateアサーションは、SOAコンポーネント・レベルの認証されたサブジェクトに基づき、リクエストに対して簡単な権限ベースの認可を行います。認証アサーションの後に続ける必要があります。


注意:

system-jazn-data.xmlで指定したセキュリティ権限の緩和は、複数のサービス操作の実施に適用されるため、権限ベースのポリシーをEJBで使用する場合は注意が必要です。

設定

表C-60にcomponent_permission_authorization_templateアサーション・テンプレートの設定をリストします。

表C-60 component_permission_authorization_templateの設定

名前 説明 デフォルト値

制約パターン

今後の使用のため予約済です。

N/A

アクション・パターン

権限ベースの確認が実行されるアクションまたはWebサービス操作。この値は、値のカンマ区切りのリストにすることもできます。このフィールドではワイルドカードを使用できます。

たとえば、validate,amountAvailableのようになります。

*


リソース・パターン

権限ベースの確認が実行されるリソースの名前。このフィールドではワイルドカードを使用できます。

たとえば、Webサービスのコンポジット名がHelloWorldで、サービス名がHelloの場合、リソース名はHelloWorld/Helloになります。

*


権限チェック・クラス

権限ベースの確認に使用されるクラス。oracle.wsm.security.WSFunctionPermissionなどが該当します。

N/A


構成

定義されていません。

管理アサーション

表C-61に、管理アサーション・テンプレートをまとめます。

表C-61 管理アサーション・テンプレート

名前 説明

oracle/security_log_template


認証されたサブジェクトに基づき、リクエストに対して簡単なロールベースの認可を行います。


oracle/security_log_template

security_log_templateアサーション・テンプレートは、すべてのバインディングまたはコンポーネントに添付可能な、ロギング・アサーション・テンプレートを提供します。


注意:

ロギング・アサーションは、デバッグおよび監査にのみ使用することをお薦めします。

設定

表C-62に、security_log_templateアサーション・テンプレートの設定をリストします。

表C-62 security_log_templateの設定

名前 説明 デフォルト値

リクエスト

ロギング・リクエスト・メッセージの要件。

有効な値は次のとおりです。

  • all: SOAPメッセージ全体が記録されます。

  • header: SOAPヘッダー情報のみが記録されます。

  • soap_body: SOAP本文の情報のみが記録されます。

  • soap_envelope: SOAPエンベロープの情報のみが記録されます。

all

レスポンス

ロギング・レスポンス・メッセージの要件。有効な値は、前述の「リクエスト」と同じです。

soap_body


構成

定義されていません。

サポートされているアルゴリズム・スイート

表C-63に、メッセージ保護でサポートされているアルゴリズム・スイートを示します。アルゴリズム・スイートを使用すると、メッセージ保護に使用されるアルゴリズムの暗号文字を制御できます。

表C-63 サポートされているアルゴリズム・スイート

アルゴリズム・スイート Digest 暗号化 対称鍵のラップ 非対称鍵のラップ 暗号化鍵の導出 署名キーの導出 署名キーの最小長

Basic256

Sha1

Aes256

KwAes256

KwRsaOaep

PSha1L256

PSha1L192

256

Basic192

Sha1

Aes192

KwAes192

KwRsaOaep

PSha1L192

PSha1L192

192

Basic128

Sha1

Aes128

KwAes128

KwRsaOaep

PSha1L128

PSha1L128

128

TripleDes

Sha1

TripleDes

KwTripleDes

KwRsaOaep

PSha1L192

PSha1L192

192

Basic256Rsa15

Sha1

Aes256

KwAes256

KwRsa15

PSha1L256

PSha1L192

256

Basic192Rsa15

Sha1

Aes192

KwAes192

KwRsa15

PSha1L192

PSha1L192

192

Basic128Rsa15

Sha1

Aes128

KwAes128

KwRsa15

PSha1L128

PSha1L128

128

TripleDesRsa15

Sha1

TripleDes

KwTripleDes

KwRsa15

PSha1L192

PSha1L192

192


リクエスト、レスポンスおよびフォルト・メッセージへの署名と暗号化の設定

表C-64に、リクエスト、レスポンスおよびフォルト・メッセージの設定をリストします。これらの設定は、メッセージの署名および暗号化用に構成します。

表C-64 リクエスト、レスポンスおよびフォルト・メッセージへの署名と暗号化の設定

名前 説明 デフォルト値

本体全体を含める

SOAPメッセージのボディ全体に署名するか暗号化します。

falseの場合は、「本体要素」セクションを使用して特定の本体要素を追加できます。

リクエストおよびレスポンス・メッセージの場合はTrue

フォルト・メッセージの場合はFalse

添付を含める

添付ファイル付きSOAPメッセージに署名するか暗号化します。

注意: このフィールドは、MTOMアタッチメントには適用されません。

False

MIMEヘッダーとともに添付を含める

MIMEヘッダー付きのSOAP添付ファイルに署名するか暗号化します。

注意: このフィールドは、「添付を含める」フィールドが有効化されている場合に適用できます。このフィールドは、MTOMアタッチメントには適用されません。

False

ヘッダー要素

指定されたSOAPヘッダー要素に署名するか暗号化します。

ヘッダー要素を追加するには、次のようにします。

  1. 「追加」をクリックします。

  2. ドロップダウン・リストからヘッダー要素のネームスペースURIを選択するか、新しいネームスペースを入力します。

  3. ドロップダウン・リストからヘッダー要素のローカル名を選択するか、新しいヘッダー名を入力します。

  4. 「OK」をクリックします。

ヘッダー要素を編集するには、次のようにします。

  1. 「ヘッダー要素」リストで、編集するヘッダー要素を選択します。

  2. 「編集」をクリックします。

  3. 必要に応じて値を変更します。

  4. 「OK」をクリックします。

ヘッダー要素を削除するには、次のようにします。

  1. 「ヘッダー要素」リストで、削除するヘッダー要素を選択します。

  2. 「削除」をクリックします。

  3. 確認を要求されたら、「OK」をクリックします。

なし

本体要素

注意: このフィールドは、「本体全体を含める」が無効化されている場合に使用できます。

指定された本体要素に署名するか暗号化します。このフィールドは、「ボディを含める」が無効化されている場合に使用できます。

本体要素を追加するには、次のようにします。

  1. 「追加」をクリックします。

  2. ドロップダウン・リストから本体要素のネームスペースURIを選択するか、新しいネームスペースを入力します。

  3. ドロップダウン・リストから本体要素のローカル名を選択するか、新しいヘッダー名を入力します。

  4. 「OK」をクリックします。

本体要素を編集するには、次のようにします。

  1. 「本体要素」リストで、編集するbpdu要素を選択します。

  2. 「編集」をクリックします。

  3. 必要に応じて値を変更します。

  4. 「OK」をクリックします。

本体要素を削除するには、次のようにします。

  1. 「本体要素」リストで、削除する本体要素を選択します。

  2. 「削除」をクリックします。

  3. 確認を要求されたら、「OK」をクリックします。

なし