Monicaと彼女のチームは、協力してTony Notebookの売上が落ち込んだ原因を解明することができました。一般的なビジネス・ユーザーの役割を想定することで、通常使用する複数のツールやアプリケーションが、WebCenter Spacesでは1つの簡潔なインタフェースにどのようにまとめられているかを実際に確認することができました。 また、あらゆるタイプの共同作業やコミュニケーションを円滑に行うために必要なすべてのサービスを提供するプロジェクト・グループ・スペースを使用する機会がありました。さらに、関心のあるコミュニティを使用して、共通の関心やテーマを持つユーザーを編成する方法についても簡単に確認しました。学習した内容の詳細は、次のとおりです。
個人用スペースでの作業。このチュートリアルを通じて、企業にWebCenter Spacesが導入された場合に必ず日常的に使用することになる多くのサービスに触れました。 電子メール、オンライン・チャットおよび会議のスケジューリングはあらゆる作業環境で不可欠なものですが、WebCenter Spacesではさらに多くのものが提供されています。たとえば、専用の個人用メモの作成、個人用スペースでの他のユーザーに対するページの有効化、個人用スペース外のアクティビティでのタブの保持、リンク(お気に入り)の作成、外部サービスに対するRSSフィードの追加、このチュートリアルで試されていない他の多くのサービスなどです。
プロジェクト・グループ・スペースの作成。 Monicaとして、プロジェクト・グループ・スペースを簡単に作成してチームの活動を具体的な問題の解決に集中させる方法と、グループのメンバーシップを制御する方法を確認しました。 Zebaは、顧客から頻繁に寄せられた質問についての調査結果を報告する手段としてカスタマイズ・リストを作成しました。
ページの作成。 個人用スペースでのページの作成方法に加え、特定のロールを割り当てられたユーザーにビジネス・ロール・ページを簡単に表示する方法を確認しました。 さらに、ページへのコンテンツの移入も試行しました。その移入は、OmniPortletのスプレッドシートを使用する方法、およびカスタマイズされたテキストを作成する方法で行いました。「Data」ページにタグ付けすることによって、他のユーザーが検索項目との関連性を認識していない場合にも、簡単にページを検出できるようになりました。
ドキュメントでの作業。 ドキュメント・サービスでは、離れた場所にあるコンテンツを簡単に使用できるようにする強力なインタフェースが提供されています。 ドキュメント・サービス・ツリー構造には各グループ・スペース専用のフォルダがあり、個人用スペースの「ドキュメント」ページでは個人用のドキュメントが使用可能であることを確認しました。 また、自分のファイル・システムから「パブリック」フォルダにドキュメントを迅速にアップロードすることによって、グループ・スペースの他のメンバーとドキュメントを共有できるようにしました。
関心のあるコミュニティの作成。 関心のあるコミュニティのグループ・スペースが提供する機能について、深く探求はしませんでしたが、共通の関心事によって結びついたユーザーをまとめる機能についての洞察を得ました。 関心を持ったユーザーがこのタイプのグループ・スペースに参加する方法を確実に制御するためにメンバーシップを設定し、可能性を最大限に引き出すために提供可能な様々なタイプのコンテンツについて考えました。
WebCenter Spacesで提供されるメリットについて、作業上の基本的な知識を理解しました。WebCenter Spacesの使用および管理に関する包括的な手順の詳細は、『Oracle Fusion Middleware User's Guide for Oracle WebCenter』を参照してください。また、Oracle WebCenter Frameworkを使用してWebCenter Spacesなどのカスタム・アプリケーションを構築する方法については、『Oracle Fusion Middleware Developer's Guide for Oracle WebCenter』を参照してください。Oracle WebCenter Frameworkでは、Oracle ADFを使用してWebCenterアプリケーションを構築およびデプロイするプロセスを簡素化するための一連の機能が提供されています。