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Oracle Application Serverリリース・ノートおよび新機能
10gリリース3(10.1.3.5.1)
B57229-01
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13 Oracle Business Rules

この章では、Oracle Business Rulesに関連する問題について説明します。内容は次のとおりです。

13.1 スローされるOracle Rules SDK StoreException: ファイルへのアクセス・エラー

これは、既知の問題です。ファイルベースのリポジトリにOC4Jユーザーがアクセスできない場合、Rule Authorで接続を試みると、StoreExceptionがスローされます。たとえば、次のようになります。

oracle.rules.sdk.store.StoreException: Error accessing file
 '/scratch/how-to-rules-java/dict/CarRepository'. at
 oracle.rules.sdk.store.RepositoryConnectionFactory.getRepositoryConnection(Rep
 ositoryConnectionFactory.java:129) at
oracle.rules.sdk.repository.impl.RuleRepositoryImpl.init(RuleRepositoryImpl.java:65) at
 java.util.zip.ZipException: error in opening zip file at
 java.util.zip.ZipFile.open(Native Method) at
 java.util.zip.ZipFile.<init>(ZipFile.java:114) at
 java.util.jar.JarFile.<init>(JarFile.java:133) at
 java.util.jar.JarFile.<init>(JarFile.java:70)

この問題は、OC4Jユーザーがファイルの読取りと書込みの両方ができるように、ファイル権限を変更することで回避できます。

13.2 インポートされたXMLスキーマでのMultipleInheritance例外

デフォルトでは、XMLスキーマがデータ・モデルにインポートされるとき、ObjectFactoryから作成されたファクト・タイプでは、プロパティSupports XPathがfalseに設定されています。これにより、生成されたRLで参照されるクラスがファクト・クラス化される前に、ObjectFactoryクラスがファクト・クラス化されている場合、MultipleInheritanceExceptionがスローされるのを防ぎます。

複数のXMLスキーマがデータ・モデルにインポートされると、ObjectFactoryの最初のインスタンスでのみ、プロパティSupports XPathがfalseに設定されます。他のパッケージ内のObjectFactoryというファクト・タイプのその他のインスタンスでは、MultipleInheritanceExceptionを防ぐために、この値をユーザーが明示的に設定する必要があります。

13.3 SafariブラウザをRule Authorで使用

Safari Webブラウザではポップアップ・ブロッカがデフォルトで有効になっています。ポップアップ・ブロッカが有効なままであると、Rule Authorはルール・アクションを新規作成するためのウィンドウを表示できません。ポップアップ・ブロッカを無効にすると、Rule Authorは正しく動作します。

そのため、SafariブラウザをRule Authorで使用する場合は、Rule Authorが正しく動作するようにデフォルトのポップアップ・ブロッカを無効にする必要があります。

13.4 Rule Authorヘルプにアクセスすると「エラー404: 見つかりません」が発生する

次のアドレスでRule Authorヘルプにアクセスすると、エラーが発生することがあります。

http://<hostname>:<port>/ruleauthor/help

Error 404--Not Found
From RFC 2068 Hypertext Transfer Protocol -- HTTP/1.1:10.4.5 404 Not Found

この問題の回避方法は、次のリンクからヘルプにアクセスすることです。

http://<host>:<port>/ruleauthor/help/help/state?navSetId=_&navId=0

13.5 新機能

この項では、Oracle Business Rules Rule Author 10.1.3.4の新機能について説明します。

パッチを適用すると、Oracle Business Rulesの機能が次のように変更されます。

13.5.1 「変数サマリー」ページの「値」フィールドの更新

Rule Authorが更新され、「変数サマリー」ページで「値」フィールドを使用して変数の値を編集できるようになりました。

13.5.2 「定義」タブへのスキーマ・ファイル・ブラウザ・ボタンの追加

Oracle Business Rules Rule Authorには、ファイルの・ブラウザ・ボタンがあり、スキーマの.xsdファイルを参照してXMLファクト・タイプをインポートすることができます。現在、「定義」タブで、スキーマのパス名を入力するか、参照を使用してスキーマ・ファイルを選択することで、XMLスキーマをインポートできるようになりました。

13.5.3 JAXBでインポートされたXMLスキーマに対してSupports XpathがデフォルトでFALSEに設定される

スキーマのインポート時に、JAXB生成クラスの要素に対して生成されたObjectFactoryおよびJAXBクラスについて、Supports Xpathはデフォルトでfalseに設定されます。

13.5.4 変数値のインライン編集のサポート

Oracle Business Rules Rule Authorの10.1.3.4リリースでは、図13-1に示すように「変数サマリー」ページで変数値のインライン編集がサポートされます。

図13-1 値を編集できる「変数サマリー」ページ

図13-1の説明が続きます
「図13-1 値を編集できる「変数サマリー」ページ」の説明