この章では、Oracle Business Rulesに関連する問題について説明します。内容は次のとおりです。
これは、既知の問題です。ファイルベースのリポジトリにOC4Jユーザーがアクセスできない場合、Rule Authorで接続を試みると、StoreExceptionがスローされます。たとえば、次のようになります。
oracle.rules.sdk.store.StoreException: Error accessing file '/scratch/how-to-rules-java/dict/CarRepository'. at oracle.rules.sdk.store.RepositoryConnectionFactory.getRepositoryConnection(Rep ositoryConnectionFactory.java:129) at oracle.rules.sdk.repository.impl.RuleRepositoryImpl.init(RuleRepositoryImpl.java:65) at java.util.zip.ZipException: error in opening zip file at java.util.zip.ZipFile.open(Native Method) at java.util.zip.ZipFile.<init>(ZipFile.java:114) at java.util.jar.JarFile.<init>(JarFile.java:133) at java.util.jar.JarFile.<init>(JarFile.java:70)
この問題は、OC4Jユーザーがファイルの読取りと書込みの両方ができるように、ファイル権限を変更することで回避できます。
デフォルトでは、XMLスキーマがデータ・モデルにインポートされるとき、ObjectFactoryから作成されたファクト・タイプでは、プロパティSupports XPathがfalseに設定されています。これにより、生成されたRLで参照されるクラスがファクト・クラス化される前に、ObjectFactoryクラスがファクト・クラス化されている場合、MultipleInheritanceException
がスローされるのを防ぎます。
複数のXMLスキーマがデータ・モデルにインポートされると、ObjectFactoryの最初のインスタンスでのみ、プロパティSupports XPathがfalseに設定されます。他のパッケージ内のObjectFactoryというファクト・タイプのその他のインスタンスでは、MultipleInheritanceException
を防ぐために、この値をユーザーが明示的に設定する必要があります。
Safari Webブラウザではポップアップ・ブロッカがデフォルトで有効になっています。ポップアップ・ブロッカが有効なままであると、Rule Authorはルール・アクションを新規作成するためのウィンドウを表示できません。ポップアップ・ブロッカを無効にすると、Rule Authorは正しく動作します。
そのため、SafariブラウザをRule Authorで使用する場合は、Rule Authorが正しく動作するようにデフォルトのポップアップ・ブロッカを無効にする必要があります。
次のアドレスでRule Authorヘルプにアクセスすると、エラーが発生することがあります。
http://<hostname>:<port>/ruleauthor/help Error 404--Not Found From RFC 2068 Hypertext Transfer Protocol -- HTTP/1.1:10.4.5 404 Not Found
この問題の回避方法は、次のリンクからヘルプにアクセスすることです。
http://<host>:<port>/ruleauthor/help/help/state?navSetId=_&navId=0
この項では、Oracle Business Rules Rule Author 10.1.3.4の新機能について説明します。
パッチを適用すると、Oracle Business Rulesの機能が次のように変更されます。
Rule Authorが更新され、「変数サマリー」ページで「値」フィールドを使用して変数の値を編集できるようになりました。
Oracle Business Rules Rule Authorには、ファイルの・ブラウザ・ボタンがあり、スキーマの.xsdファイルを参照してXMLファクト・タイプをインポートすることができます。現在、「定義」タブで、スキーマのパス名を入力するか、参照を使用してスキーマ・ファイルを選択することで、XMLスキーマをインポートできるようになりました。
スキーマのインポート時に、JAXB生成クラスの要素に対して生成されたObjectFactoryおよびJAXBクラスについて、Supports Xpathはデフォルトでfalseに設定されます。
Oracle Business Rules Rule Authorの10.1.3.4リリースでは、図13-1に示すように「変数サマリー」ページで変数値のインライン編集がサポートされます。