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Oracle SOA Suite JBoss Application Serverのためのインストレーション・ガイド
10g リリース3(10.1.3.4)for UNIX Systems and Microsoft Windows
B52889-01
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1 Oracle SOA SuiteのJBoss Application Serverとのインストール

この章では、Oracle SOA SuiteをJBoss Application Server(JBoss)とともにインストールするための要件と手順について説明します。

この章の内容は次のとおりです。


関連項目:


インストール完了後に、次のドキュメントを参照してください。
  • 『Oracle BPEL Process Managerクイック・スタート・ガイド』

  • 『Oracle BPEL Process Manager Order Bookingチュートリアル』

  • 『Oracle BPEL Process Manager開発者ガイド』

  • 『Oracle Application Server Adapters for Files, FTP, DatabasesおよびEnterprise Messagingユーザーズ・ガイド』

  • 『Oracle Application Server Adapter概要』


1.1 JBoss対応のOracle SOA Suiteの概要

Oracle SOA Suiteは、JBossとともにインストールして使用できます。

JBossを使用すると、Webテクノロジによって、複数のコンピューティング・プラットフォームにわたってE-Businessアプリケーションを設定、操作および統合できます。JBossには、ランタイム・コンポーネントと、アプリケーションを開発、設計するためのツールの両方が組み込まれています。

Oracle SOA Suiteには、コンポジット・アプリケーションを設計、デプロイおよび管理するためのサービス・インフラストラクチャ・コンポーネントの完全なセットが用意されています。Oracle SOA Suiteを使用することで、サービスの作成、管理およびコンポジット・アプリケーションとビジネス・プロセスへの編成が可能になります。コンポジットにより、複数のテクノロジ・コンポーネントを1つのSOAコンポジット・アプリケーションに簡単にアセンブルできます。Oracle SOA Suiteは様々な異種ITインフラストラクチャにプラグインできるため、企業での段階的なSOAの採用が可能になります。

Oracle Business Rules(ビジネス・ルール)およびOracle Adaptersがサービス・インフラストラクチャ(正規化されたトランスポート・インフラストラクチャ)にプラグインして、エンタープライズ・サービス・バス(ESB)を構成します。Oracle BPEL Process Manager(BPEL)およびヒューマン・ワークフロー・サービス・コンポーネントの追加により、完全なビジネス・プロセス管理(BPM)プラットフォームが形成されます。

次のコンポーネントが、Oracle SOA Suiteを構成しています。

JBossとともに使用する場合のOracle SOA Suiteのインストールは、主に次の手順で構成されます。

1.2 システム要件とデータベース要件

表1-1は、JBossとともにOracle SOA Suiteを使用するためのシステム要件を説明しています。

表1-1 Oracle SOA Suiteのシステム要件

要素 要件

JBoss Application Server


バージョン4.0.5 + jbossws-1.2.1

Oracle SOA Suite for OC4J

Oracle SOA Suite 10.1.3.1へのSOA Suiteパッチセット10.1.3.4の適用

注意: Oracle SOA Suite for OC4Jのインストールについては、「手順2: Oracle SOA Suite Basic 10.1.3.1.0 for OC4Jのインストール」を参照してください。

Webブラウザ

Internet Explorer 6.0またはMozilla Firefox 2.0

オペレーティング・システム

Microsoft Windows XP、Microsoft Windows 2003、Red Hat Enterprise Linuxリリース3、およびRed Hat Enterprise Linuxリリース4

注意: これらのオペレーティング・システムでJBoss Application Serverを使用する場合の詳細は、JBoss社のWebサイトを参照してください。

デハイドレーション・ストア・データベース

Oracle Database 10g(10.2.0.2)以上

注意: この動作環境はOracle Application Server上で使用した場合のOracle SOA Suiteの動作保証であり、使用するアプリケーション・サーバーによって異なる場合があります。Oracle Databaseバージョンのアプリケーション・サーバーの動作環境を確認してください。


1.3 インストールおよび構成

この項では、Oracle Databaseのインストールと構成、データベースでのスキーマの作成、およびJBossのインストールと構成に関する手順を説明します。

この項の内容は次のとおりです。

1.3.1 手順1: Oracle Databaseの構成

Oracle Database 10gを構成するには、次の指示に従ってください。


注意:


この手順は、Oracle Database 10gバージョン10.2.0.1およびOracle Database 10gパッチ・バージョン10.2.0.2を入手していることを前提としています。

これ以外のデータベースのバージョンについては、次のOracleドキュメントのWebサイトを参照してください。

http://www.oracle.com/technology/documentation/index.html


  1. Oracle Database 10g 10.1.0.2をインストールします。

  2. SQL*Plusを開き、SYSDBA権限のあるユーザーとしてログインします。

  3. データベースを停止します。

    SQL> SHUTDOWN IMMEDIATE
    
  4. Oracle Database 10gをインストールしたOracleホームに、Oracle Database 10g 10.1.0.5パッチをインストールします。

  5. Linuxを使用している場合のみ、rootユーザーとしてログインし、オペレーティング・システムのコマンド・プロンプトから次のコマンドを実行します。

    /etc/init.d/init.cssd stop
    
  6. SQL*Plusのアップグレード・モードでデータベースを起動します。

    SQL> STARTUP UPGRADE
    
  7. 次のスクリプトを実行します。

    SQL> @ORACLE_HOME/rdbms/admin/catpatch.sql;
    
  8. データベースを停止します。

    SQL> SHUTDOWN IMMEDIATE
    
  9. データベースを再起動します。

    SQL> STARTUP
    
  10. 次のスクリプトを実行します。

    SQL> @ORACLE_HOME/rdbms/admin/utlrp.sql;
    

1.3.2 手順2: Oracle SOA Suite Basic 10.1.3.1.0 for OC4Jのインストール

基本のOracle SOA Suite 10.1.3.1 for OC4Jは、次のOracle SOA Suite 10g Software Downloads Webサイトからダウンロードして、インストールできます。

http://www.oracle.com/technology/software/tech/soa/index.html

Oracle SOA Suiteは、JBoss外の独自のディレクトリにインストールする必要があります。JBossインストールは、このインストールのバイナリやプロパティ・ファイルを参照します。この外部インストールは永続的なもので、一時ステージング領域ではありません。OC4Jも含まれていますが、このOC4Jは起動および停止しません。これは、JBossインストール以前の重要な前提条件です。


注意:


  • この手順では、Oracle SOA Suite 10.1.3.1の基本インストールのみをインストールする必要があります。拡張インストールではありません。

  • この手順は、Oracle Database 10gバージョン10.2.0.1およびOracle Database 10gパッチ・バージョン10.2.0.2を入手していることを前提としています。これ以外のデータベースのバージョンについては、次のOracleドキュメントのWebサイトを参照してください。

    http://www.oracle.com/technology/documentation/index.html


1.3.3 手順3: Oracle DatabaseでのOracle SOA Suiteスキーマの作成

Oracle DatabaseにOracle SOA Suiteスキーマを作成する手順は、次のとおりです。

  1. Oracle SOA Suiteインストール設定ファイル・ディレクトリのDisk1\install\soa_schemas\ircaフォルダに移動します。

  2. Oracle Databaseのインストール場所を指すようにORACLE_HOMEを設定します。たとえば、次のようになります。

    set ORACLE_HOME=c:\Oracle10g
    
  3. Windowsではirca.bat、Linuxでは./irca.shと入力します。

    これにより、BPEL、ESBおよびOWSMに必要なスキーマを作成するためのircaスクリプトが実行されます。

  4. プロンプトが表示されたら、sysのパスワードを入力します。

    SOAスキーマがOracle Databaseにロードされます。

1.3.4 手順4: SOA Suiteパッチセット10.1.3.4の適用

OracleMetaLinkからSOA Suiteパッチセット10.1.3.4をダウンロードし、パッチ番号7272722 Oracle Fusion Middleware Family: Patchset 10.1.3.4 PATCHSET UPLOADを適用する必要があります。次の手順を実行します。

  1. http://metalink.oracle.comでOracleMetaLinkにログインします。OracleMetaLinkのホームページが表示されます。

  2. パッチセットの指示に従って、パッチセットをインストールします。


    注意:


    パッチを適用した後は、OC4JサーバーのOracle SOA Suiteインスタンスを起動/再起動しないでください。

  3. 次のようにして、SOA Suiteパッチ後アップグレードを停止します。


    警告:

    Oracle SOA Serverは、Windowsの「スタート」メニューから起動したり、SOA_Home\opmn\bin\opmnctl -startallスクリプトを実行して起動しないでください。このような操作はサポートされていません。



    注意:


    パッチを適用した後は、OC4JサーバーのOracle SOA Suiteインスタンスを起動/再起動しないでください。

    オペレーティング・システム 実行スクリプト
    Windows XP SOA_HOME\opmn\bin> opmnctl stopall
    Linux SOA_HOME\opmn\bin> ./opmnctl stopall

1.3.5 手順5: SOAスキーマの10.1.3.4へのアップグレード

この手順では、SOA Suiteパッチセット10.1.3.4を適用し、ORABPELスキーマおよびORAESBスキーマを10.1.3.4にアップグレードします。

手順5-1: ORABPELスキーマおよびORAESBスキーマの10.1.3.4へのアップグレード

ORABPELスキーマおよびORAESBスキーマを10.1.3.4にアップグレードする手順は、次のとおりです。

  1. SOA Suite 10.1.3.4パッチセット・インストール・パックで使用できるorabpel/oraesbスキーマの10.1.3.4 SOAスキーマ・アップグレード・スクリプトを実行します。

  2. 次のスクリプトを実行して、ORABPELスキーマをアップグレードします。

    Disk1\install\soa_schema_upgrade\bpel\scripts\upgrade_10133_10134_oracle.sql

  3. 次のスクリプトを実行して、ORAESBスキーマをアップグレードします。

    Disk1\install\soa_schema_upgrade\esb\sql\oracle\upgrade_10131_10134_oracle.sql

1.3.6 手順6: Oracle SOA Suite 10.1.3.4へのOpatchの適用

Bug 7495359(HOTPLUG: SOASUITE 10.1.3.4 ON JBOSS 4.0.5 - CHANGES FOR HOTPLUGGABILITY)対応のOpatchをOracleMetaLinkからダウンロードし、Oracle SOA Suite 10.1.3.4にパッチを適用する必要があります。

  1. Bug 7495359用のOPatch p7495359_101340_GENERIC.zipファイルをダウンロードします。

  2. パッチ7495359のReadme.txtファイルの指示に従って、Oracle SOA Suite 10.1.3.4にパッチを適用します。

  3. 次のようにして、SOA Suiteパッチ後アップグレードを停止します。

    オペレーティング・システム 実行スクリプト
    Windows XP SOA_HOME\opmn\bin> opmnctl stopall
    Linux SOA_HOME\opmn\bin> ./opmnctl stopall

1.3.7 手順7: JBossのインストールおよびJBoss用のOracle SOA Suiteの構成

  1. JBoss Application Serverをインストールします。


    注意:


    Linuxにインストールする場合は、コマンドchmod a+x jboss-4.0.5.GAを使用して権限を変更します。

  2. Oracle SOA Suite 10.1.3.4 JBossをmetalink.oracle.comからダウンロードし、ローカル・マシンに解凍して、パッチ7580739を適用します。このzipファイルの内容はJBOSS_SOA10134フォルダに抽出されます。

  3. JBOSS_SOA10134\cfg\constants.propertiesファイルの次の必須インストール・プロパティを変更します。


    注意:


    • これらの手順は、JBossバージョン4.0.5を入手していることを前提としています。

    • Oracle SOA Suiteのダウンロード先ディレクトリは、JBossがインストールされている同じホスト上にある必要があります。

    • root以外のユーザー(Oracle SOA Suite 10.1.3.1 for OC4Jのインストールに使用したユーザーと同じユーザー)として、JBOSS_SOA10134フォルダを解凍します。たとえば、Oracleとします。

    • Linuxにインストールする場合は、chmod -R 755 JBOSS_SOA10134コマンドを使用してJBOSS_SOA10134フォルダに対する権限を変更します。



    注意:


    必須プロパティにコメント・タグを付けたり、空白値を含めることはできません。この要件に従わないと、インストール時にエラーが発生します。また、各フィールドには必ず適切な情報を入力してください。入力ミスがあった場合は、インストール時にエラーが発生します。

    ただし、PROXY_HOSTなどのプロキシ設定プロパティは必須ではありません。


    プロパティ 説明
    JBOSS_HOME JBossがインストールされているディレクトリ・パス。

    例: JBOSS_HOME=C:\jboss-4.0.5.GA

    SOA_HOME Oracle SOA Suiteインストールされているディレクトリ・パス。

    例: SOA_HOME=C:\product\10.1.3.1\ OracleSOA_JBoss\

    DRIVER_TYPE インストール可能なファイルがOracleSOAServer管理対象サーバーのデータソースを作成するために使用するデータソース・クラス。

    例: DRIVER_TYPE=jdbc:oracle:thin

    HOSTNAME データベースがインストールされているシステムの名前。例: HOSTNAME=localhost
    PORTNUMBER データベースがリスニングしているポート。例: PORTNUMBER=1521
    SID データベース・インスタンスの名前。例: SID=ORCL
    DEFAULTPORT OracleSOAServerが稼働するように構成されたポート。例: DEFAULTPORT=9700
    RMI_PORT_SOASERVER OracleSOAServerのデフォルトのRMIポート。例: RMI_PORT_SOASERVER=9099
    AQ.JMS.ENABLED プロパティの値がtrueの場合は、AQが有効です。プロパティの値がfalseの場合は、JBoss JMSが有効です。

    例: AQ.JMS.ENABLED=true

    BPEL.JAASAUTHUSERID データベースのorabpelスキーマのユーザーID。例: BPEL.JAASAUTHUSERID=orabpel
    BPEL.JAASAUTHPASSWD データベースのorabpelスキーマのパスワード。例: BPEL.JAASAUTHPASSWD=orabpel
    OWSM.JAASAUTHUSERID データベースのowsmスキーマのユーザーID。例: OWSM.JAASAUTHUSERID=orawsm
    OWSM.JAASAUTHPASSWD データベースのowsmスキーマのパスワード。例: OWSM.JAASAUTHPASSWD=orawsm
    ESB.JAASAUTHUSERID データベースのesbスキーマのユーザーID。

    例: ESB.JAASAUTHUSERID=oraesb

    ESB.JAASAUTHPASSWD データベースのesbスキーマのパスワード。例: ESB.JAASAUTHPASSWD=oraesb

  4. 次のオプション・プロパティを使用する場合、プロパティから<comment>タグを削除してから値を指定します。


    注意:


    オプションのプロパティには、デフォルトで<comment>タグがあります。 このプロパティの<comment>タグを削除すると、空白値を使用できなくなります。 4つのプロパティのデフォルト値を変更してください。この要件に従わないと、インストール時にエラーが発生します。

    プロパティ 説明
    PROXY_HOST プロキシ・サーバーのホスト名。

    例: PROXY_HOST=www-proxy.us.oracle.com

    PROXY_PORT プロキシ・サーバーが稼働するポート。

    例: PROXY_PORT=80

    NON_PROXY_HOST 「|」記号で区切られた、プロキシ以外のホストのリスト。 例: NON_PROXY_HOST=*.oracle.com|*.oraclecorp.com|localhost|

  5. オペレーティング・システムのコマンド・プロンプトで、JBOSS_SOA10134\binフォルダから次のスクリプトを実行します。

    オペレーティング・システム 実行スクリプト
    Windows XP setup.bat
    Linux setup.sh


    注意:


    setup.shスクリプトには、実行権限がありません。そのため、chmod +x setup.shを実行してください。

    このスクリプトにより、OracleSOAServerというフォルダがJBOSS_HOME\server\ディレクトリ内に作成されます。これにより、必要なアプリケーション、データベース接続およびアダプタが構成されます。


    注意:


    setup.batファイルまたはsetup.shファイルの実行時には、環境変数JAVA_HOMESOA_HOME\jdkフォルダに設定してください。たとえば、Microsoft WindowsではSOA_HOME\jdk、Linuxでは/SOA_HOME/jdkに設定します。JAVA_HOMEパスが存在しない場合は、設定ファイルの実行前にJAVA_HOMEを設定するように、メッセージが表示されます。

    インストールの進捗状況は、JBOSS_SOA10134\bin\logs\output.logファイルに記録されます。

  6. jbossws-1.2.1パッチを適用します。

    JBoss 4.0.5には、Webサービス・デプロイヤ1.0.4(jbossws-1.0.4)がデフォルトで付属しています。ただし、このデプロイヤを使用してWebサービスを実行すると問題が発生するため、jbossws1.2.1にアップグレードする必要があります。

    jbossws-1.2.1.GA.zipは、次のJBoss Web Services Downloads Webサイトからダウンロードできます。

    http://labs.jboss.com/jbossws/downloads

    ダウンロードした後は、Install.txtファイルの指示に従って、構成済のOracleSOAServerにパッチを適用します。

  7. 次のようにJBossを起動します。

    オペレーティング・システム 実行スクリプト
    Windows XP JBOSS_HOME\bin\startServer.bat -c OracleSOAServer
    Linux JBOSS_HOME/bin/startServer.sh -c OracleSOAServer


    注意:


    OracleSOAServerは、Windowsの「スタート」メニューから起動したり、SOA_Home\opmn\bin\opmnctl -startallスクリプトを実行して起動しないでください。このような操作はサポートされていません。

  8. オプションOracleSOAServerを停止するコマンドは、次のとおりです。


    注意:


    これらのコマンドを使用して、OracleSOAServerを停止してください。

    次のようにOracleSOAServerを停止します。

    オペレーティング・システム 実行スクリプト
    Windows XP stopServer.bat -s jnp://localhost:${RMI_PORT_SOASERVER}
    Linux stopServer.sh -s jnp://localhost:${RMI_PORT_SOASERVER}

1.4 JBoss対応のOracle SOA Suite 10.1.3.4に対するデザインタイム・デプロイ・サポート

この項では、JDeveloperでのJ2EEアプリケーションのデプロイについて、JBossで使用できる様々なデザインタイムのサポート機能について説明します。JBossには、次の2つの方法で、BPEL PMコンポーネントをデプロイできます。

1.4.1 BPELPM Developer PromptでAntを使用する方法

BPELPM Developer Promptでantを使用してJ2EEアプリケーションをデプロイできます。この項の内容は次のとおりです。

1.4.1.1 前提条件のチェック

  1. SOA_HOME\bpel\system\config\collaxa-config.xmlファイルで、bpelPlatformjboss_3に設定されていることを確認します。

  2. SOA_HOME\bpel\utilities\ant-orabpel.propertiesファイルで、次のプロパティが設定されていることを確認します。

    • platformjboss_3に設定

    • admin.userをJBossレルムの有効なユーザーに設定

    • admin.passwordを前述のユーザーのパスワードに設定

    • jndi.urljnp://${HOSTNAME}:${RMI_PORT_SOASERVER}に設定

    • jndi.InitialContextFactoryorg.jnp.interfaces.NamingContextFactoryに設定


    注意:


    admin.userプロパティが正しく設定されていない場合は、デプロイにおいて認証エラーがスローされることがあります。

1.4.1.2 BPELPM Promptを使用してデプロイする手順

antを使用してDeveloper PromptからBPEL PMをデプロイするには、次の指示に従ってください。

  1. BPELPM Developer Promptを開きます。

  2. BPELアプリケーションのSOA_HOME\ant\binディレクトリからant.sh/batを実行します。


    注意:


    詳細は、C:\product\10.1.3.1\OracleSOA_JBoss\bpel\GETTING_STARTED.htmlを参照してください。

注意が必要な例外は次の点のみです。

  • BPEL Processにデシジョン・サービス・アプリケーション、UIアプリケーションまたはワークフロー・アプリケーションが含まれている場合、これらのアプリケーションはantスクリプトによってJBossに自動的にデプロイされません。

  • 対応するEAR/WARファイルはJBossプラットフォーム用にカスタム作成されていますが、JBossのターゲット・サーバーOracleSOAServerには、手動でデプロイする必要があります。

1.4.2 JDeveloperを使用する方法

J2EEアプリケーションは、JDeveloperからデプロイすることもできます。この項の内容は次のとおりです。

1.4.2.1 前提条件のチェック

  1. JDeveloper Studio 10.1.3.4(jdevstudio10134.zip)を次のOracle JDeveloper (10.1.3.3) (Build 4157)のWebサイトからダウンロードします。

    http://www.oracle.com/technology/software/products/jdev/htdocs/soft10134.html

  2. bpm-services.jarファイルをSOA_HOME\bpel\system\services\libディレクトリからJDEV_HOME\integration\libディレクトリにコピーします。

  3. orabpel-ant.jarファイルをSOA_HOME\bpel\libディレクトリからJDEV_HOME\integration\libディレクトリにコピーします。

  4. SOA_HOME\bpel\utilities\ant-orabpel.propertiesファイルで、次のプロパティが設定されていることを確認します。SOA_HOME\bpel\system\config\collaxa-config.xmlファイルで、bpelPlatformjboss_3に設定されていることを確認します。

    • platformjboss_3に設定

    • admin.userをJBossレルムの有効なユーザーに設定

    • admin.passwordを前述のユーザーのパスワードに設定

    • jndi.urljnp://${HOSTNAME}:${RMI_PORT_SOASERVER}¦に設定

    • jndi.InitialContextFactoryorg.jnp.interfaces.NamingContextFactoryに設定


    注意:


    admin.userプロパティが正しく設定されていない場合は、デプロイにおいて認証エラーがスローされることがあります。

Oracle SOA Serverへの接続の作成

次の手順に従って、アプリケーション・サーバー接続と統合サーバー接続を作成します。

  1. スタンドアロンOC4J 10.1.3タイプのアプリケーション・サーバー接続を作成します。

    • JBossには使用可能なプラグインがないため、サーバー・タイプとしてOC4Jスタンドアロンを選択します。

    • この接続をテストする際のエラーは無視します。これは、JBoss上にOPMNがないためです。

  2. hostname:<default_port>への統合サーバー接続を作成します。デフォルト・ポートは、constants.propertiesファイルの記述どおりです。

    • 前に作成したアプリケーション・サーバー接続を選択します。

    • この接続をテストすると、BPELおよびESBは正常にパスします。

1.4.2.2 JDeveloperを使用してデプロイする手順

JDeveloperを使用してDeveloper PromptからBPEL PMをデプロイするには、次の指示に従ってください。

  1. JDeveloperから、BPELアプリケーションを右クリックして必要なドメインにデプロイします。

    図deployment.gifの説明は次にあります。
    図deployment.gifの説明

  2. ESBサービス・プロジェクトをデプロイするには、マウスの右ボタンをクリックして必要な統合サーバー接続への「ESBに登録」を選択します。

注意が必要な例外は次の点のみです。

  • BPEL Processにデシジョン・サービス・アプリケーション、UIアプリケーションまたはワークフロー・アプリケーションが含まれている場合、これらのアプリケーションはJDeveloperによってJBossに自動的にデプロイされません。

  • 対応するEAR/WARファイルはJBoss用にカスタム作成されていますが、JBossのターゲット・サーバーOracleSOAServerには、手動でデプロイする必要があります。

1.5 JBossの追加の構成手順

この項の構成手順はオプションです。必要な場合のみ実行してください。

1.5.1 LDAPの使用

この項では、LDAPをJBossで構成し、OracleSOAServerでLDAP認証を有効にする手順を説明します。

  1. JBOSS_HOME\server\OracleSOAServer\confディレクトリのlogin-config.xmlに移動します。

  2. アプリケーション・ポリシーBPELAuthenticationで「UsersRolesLoginModule」テキストをコメント化します。

  3. 「LdapLoginModule」テキストのコメント文字を削除します(「LdapLoginModule」はデフォルトでコメント化されています)。

  4. 変更内容を保存します。

  5. OracleSOAServerを再起動します。

前述の手順により、デフォルトのファイルベース認証が無効になり、外部LDAP認証が有効になります。


注意:


LdapLoginModuleにはデフォルト値が含まれています。使用している環境に固有の値に変更してください。

1.5.2 高可用性設定の使用

この項では、JBoss上のOracle SOA Suite 10.1.3.4で使用可能な高可用性(HA)サポートについて説明します。この項の内容は次のとおりです。

1.5.2.1 前提条件のチェック

Oracle SOA SuiteのHA設定が2つのマシンで構成されていることを確認します。 ここでは、2つのマシンのホスト名をhostname01およびhostname02と仮定します。

1.5.2.2 Oracle SOA Suite用のHAの構成手順

JBoss上でOracle SOA Suite用にHAを構成するには、次の指示に従ってください。

  1. hostname01およびhostname02のJBoss上でOracle SOA Suiteを別々に構成します。


    注意:


    • ホスト名のJBossにOracle SOA Suiteを構成する手順は、「インストールおよび構成」を参照してください。

    • 構成時に、両方のノードとも、データソース・ホスト情報プロパティがconstants.properties内の同じデータベースを指していることを確認してください。


  2. 任意のロード・バランシング・ソフトウェアをhostname01またはhostname02、あるいは他のホストにインストールし、共通のロード・バランシングURL(http://<loadbalancer>:9800)を使用してhttp://hostname01:9700およびhttp://hostname02:9700を指し示します。

  3. hostname01およびhostname02の両方でSOA_HOME\bpel\system\config\collaxa-config.xmlファイルを変更します。

    • soapCallbackUrlプロパティがロード・バランサのURLを指すように、collaxa-config.xmlファイル内のsoapCallbackUrlプロパティをhttp://<loadbalancer>:9800に更新します。

    • soapServerUrlプロパティがロード・バランサのURLを指すように、collaxa-config.xmlファイル内のsoapServerUrlプロパティをhttp://<loadbalancer>:9800に更新します。

  4. OracleSOAServerを実行する前に、hostname01またはhostname02のいずれかのホストで、ESBデザインタイム・アプリケーションx_esb-dt.earをアンデプロイします。

    • このアプリケーションは、両方のホストで実行しないようにしてください。 このESBデザインタイム・アプリケーション(x_esb-dt.ear)をアンデプロイしないと、不要なエラーが発生する場合があります。

  5. ESB_PARAMETER(oraesb)表内のDT_OC4J_HOSTパラメータおよびDT_OC4J_PORTパラメータを、ESBデザインタイム・アプリケーションx_esb-dt.earがデプロイされるマシンのhostName/portに変更します。

  6. hostname01およびhostname02の両方のホストでOracleSOAServerを起動します。

  7. http://<loadbalancer>:9800/BPELConsoleでBPEL Process Managerコンソールにログインします。

  8. http://<hostname01>:9700/esb(ESBデザインタイム(x_esb-dt.ear)アプリケーションをhostname01マシンに保持していると仮定)でESBコンソールにログインします。

  9. 次のURLでOWSMにログインします。

    http://<loadbalancer>:9800/ccore/index.jsp

1.6 インストール後の検証作業

この項ではインストール後に実行する検証作業について説明します。内容は次のとおりです。

1.6.1 BPEL、ESB、OWSMコンソールの検証

次の手順を実行して、BPEL、ESB、OWSMの各コンソールが起動しているかどうかをチェックします。

  1. http://localhost:<default_port>/BPEL_Console(またはソフトウェアがインストールされている場所、たとえばhttp://<machine-name>:<default_port>/BPEL_Console)に移動します。BPELコンソールのウィンドウは、図1-1のように表示されます。

    http://localhost:<default_port>/esbに移動します。ESBコンソールのウィンドウは、図1-2のように表示されます。

    http://localhost:<default_port>/ccore/index.jspに移動します。OWSMコンソールのウィンドウは、図1-3のように表示されます。


    注意:


    <default_port>は、constants.propertiesファイルに定義されています。

    図1-1 BPELコンソール・ウィンドウ

    図1-1の説明は次にあります。
    「図1-1 BPELコンソール・ウィンドウ」の説明

    図1-2 ESBコンソール・ウィンドウ

    図1-2の説明は次にあります。
    「図1-2 ESBコンソール・ウィンドウ」の説明

    図1-3 OWSMコンソール・ウィンドウ

    図1-3の説明は次にあります。
    「図1-3 OWSMコンソール・ウィンドウ」の説明

  2. アプリケーション認証ポリシーに従って構成したユーザー名とパスワードを使用してBPELコンソールにログインします。Oracle Enterprise Manager BPELコンソール・ページが表示されます。

    アプリケーション認証ポリシーに従って構成したユーザー名とパスワードを使用してESBコンソールにログインします。Oracle Enterprise Manager ESBコンソール・ページが表示されます。

    アプリケーション認証ポリシーに従って構成したユーザー名とパスワードを使用してOWSMコンソールにログインします。Oracle Enterprise Manager Web Services Managerコンソール・ページが表示されます。

1.6.2 データベース・アダプタに対するSelectAllByTitleサンプルの検証

  1. データベースにログインし、SQL*Plusを起動します。

  2. setup.sqlスクリプトを実行します。

    SQL> @Oracle_Home/samples/tutorials/122.DBAdapter/sql/setup.sql;
    

    このスクリプトにより、データベースにmovies表が作成され、データが移入されます。

  3. JBOSS_HOME\server\OracleSOAServer\deploy\ディレクトリのDbAdapter-ds.xmlファイルを編集して、データベース・アダプタがデータベースを指すように指定し、アウトバウンド・コネクション・ファクトリに対する<tx-connection-factory> jndi-nameプロパティをeis/DB/BPELSamplesに変更します。


    注意:


    詳細は、「アダプタ・サンプルの実行」の項を参照してください。

  4. 「スタート」「すべてのプログラム」「Oracle - Oracle_Home「Oracle SOA Suite」「Developer Prompt」の順に選択します。

  5. 次のディレクトリに移動します。

    tutorials\122.DBAdapter\SelectAllByTitle
    
  6. 次のコマンドを実行します。

    ant
    

    これにより、このチュートリアルに依存するすべてのプロジェクトがコンパイルされ、デプロイされます。プロジェクトは、Oracle_Home\bpel\domains\domain_name\deployにデプロイされます。

  7. 「スタート」「すべてのプログラム」「Oracle - Oracle_Home「Oracle SOA Suite」「BPEL Console」の順に選択します。

  8. 「デプロイ済のBPELプロセス」「SelectAllByTitle」をクリックします。

  9. MOVIES表を参照し、「開始」ページでムービー・タイトルを入力します。たとえば、「The Aviator」と入力します。

  10. 「XMLメッセージの転送」をクリックします。

  11. 結果を表示し、インスタンスを検査します。

1.6.3 アダプタ・サンプルの実行

この項の内容は次のとおりです。

1.6.3.1 JBossでのアダプタのアウトバウンド接続プールの構成

アダプタを使用してBPEL Processをデプロイするには、その前に、BPELプロセスのパートナ・リンクによって使用される必須のコネクション・ファクトリを作成する必要があります。次の手順を実行して、必要なコネクション・ファクトリを作成します。

  1. JBOSS_HOME\server\OracleSOAServer\deployディレクトリに移動します。

  2. リソース・アダプタで必要とされる新しいコネクション・ファクトリを作成するために、*-ds.xmlファイルを編集します。たとえば、MQアダプタの場合はMQAdapter-ds.xmlです。

  3. 表1-2に示すように、コネクション・ファクトリ・プロパティを必須のリソース・アダプタ用に変更します。

    表1-2 コネクション・ファクトリ・プロパティ

    アダプタ・タイプ プロパティ

    データベース

    • driverClassName

    • connectionString

    FTP

    • host

    • port

    注意: FTPサーバーに接続するための新しい認証別名を作成する必要があります。

    アプリケーション

    • connectionString

    • userName

    • password

    AQ

    • connectionString

    • userName

    • password

    JMS

    • connectionFactoryLocation

    • isTopic

    • isTransacted

    注意: キューのistopicプロパティをfalseに設定する必要があります。また、実行するJMSサンプルのisTransactedプロパティをfalseに設定する必要があります。

    MQ

    • channelName

    • portNumber

    • queueManagerName

    • hostName


1.6.4 Antを使用したサンプルのデプロイ

SOA_HOME\bpel\utilities\ant-orabpel.propertiesのadmin.userおよびadmin.passwordが、認証用の認証ストア設定からの有効なユーザーの資格証明で更新されていることを確認します。サンプルは、前述の手順に従ってantスクリプトを使用してDeveloper Promptからデプロイできます。BPELプロセスのみを含むサンプルは、antスクリプトを使用して完全にデプロイできます。デシジョン・サービス・アプリケーション、ワークフロー・フォームおよびUIアプリケーションなどの追加コンポーネントを含むサンプルは、次の方法でデプロイしてください。

  1. antスクリプトを使用して、サンプルのBPELプロセスをデプロイします。

  2. 各デシジョン・サービス・アプリケーションについて、生成されたearファイルをOracleSOAServerにデプロイします。

  3. ワークフロー・フォーム・アプリケーションについて、生成されたワークフロー・フォームwarOracleSOAServerにデプロイします。

  4. 各UIアプリケーションについては、WARファイルまたはEARファイルを生成し、OracleSOAServerにデプロイします。

1.7 制限および既知の問題

この項では、JBossバージョンでのOracle SOA Suite 10.1.3.4の制限、既知の問題およびトラブルシューティングのヒントについて説明します。

1.7.1 制限

次の制限に注意してください。

  • JBossおよびOracle SOA Suite 10.1.3.4は、Linuxではrootユーザー以外の同じユーザーでインストールする必要があります。


    注意:


    BPELプロセスをJBoss上のBPELサーバーにデプロイするときは、ビルド・プロパティ・ファイルに次の2つのプロパティを指定する必要があります。
    • http.hostname = <SOA_hostname>

    • http.port = 9700

    付録A「JBoss 4.0.5インストールにおけるSOA Suite 10.1.3.3のアップグレード・パス」の手順5を参照してください。

    これらのプロパティは、プロジェクト内のbuild.propertiesファイルまたはant-orabpel.propertiesファイルのどちらでも定義できます。カスタマイズされたビルド・プロパティ・ファイルを作成することもできます。このファイルは、antによりプロパティがロードされたときに他の2つのビルド・プロパティ・ファイルを上書きします。

    antによりプロパティがロードされた後、プロパティのロード順は次のようになります。

    1. カスタマイズされたビルド・プロパティ・ファイル。

      BPELプロジェクトのデプロイ時にこのファイルを使用するには、次のコマンドを使用します。

      ant -propertyfile <name>, where <name> is the build property filename created by users.
      
    2. BPELプロジェクト内のbuild.propertiesファイル。

    3. BPEL_HOME環境変数が指定されている場合は、BPEL_HOME/utilities/ant-orabpel.propertiesが使用されます。それ以外の場合は、JDEV_HOME/integration/bpel/utilities/ant-orabpel.propertiesがantによりロードされます。JDEV_HOMEはJDeveloperのインストール・ディレクトリです。

    antを使用してBPELプロセスをデプロイするときは、build.propertiesファイルまたはカスタマイズされたビルド・プロパティ・ファイルの使用をお薦めします。


1.7.2 既知の問題

次の既知の問題に注意してください。

JMSアダプタ

  • JMSアダプタは、Oracle以外のプラットフォーム上での初期化時に、次のNullPointerExceptionをスローします。

    JmsConnectionFactory: Unable to set connectionparameters for OracleConnectionManager
    java.lang.NullPointerException
    at oracle.tip.adapter.jms.JmsConnectionFactory.<init>(JmsConnectionFactory.java:91)
    at oracle.tip.adapter.jms.JmsManagedConnectionFactory.createConnectionFactory(JmsManagedConnectionFactory.java:81)
    at org.jboss.resource.connectionmanager.ConnectionFactoryBindingService.createConnectionFactory(ConnectionFactoryBindingService.java:128)
    at org.jboss.resource.connectionmanager.ConnectionFactoryBindingService.startService(ConnectionFactoryBindingService.java:65)
    at org.jboss.system.ServiceMBeanSupport.jbossInternalStart(ServiceMBeanSupport.java:289)
    at org.jboss.system.ServiceMBeanSupport.jbossInternalLifecycle(ServiceMBeanSupport.java:245)
    at sun.reflect.GeneratedMethodAccessor2.invoke(Unknown Source)
    

    これは致命的なエラーではないため、JMSコネクション・ファクトリの初期化処理はそのまま続行されます。

デシジョン・サービス

  • デシジョン・サービス(ビジネス・ルール)アプリケーションのデプロイ中および起動時に、次のデータ型バインディングの警告およびエラーが表示されます。これらのエラーおよび警告は無視できます。

    WARN  [JAXRPCMetaDataBuilder] Cannot obtain java type mapping for:
    {http://xmlns.oracle.com/AutoLoanFlow/CreditRatingAgent}tDecisionServiceError
    WARN  [JAXRPCMetaDataBuilder] Cannot obtain java type mapping for:
    {http://xmlns.oracle.com/AutoLoanFlow/CreditRatingAgent}tDecisionServiceError
    WARN  [JAXRPCMetaDataBuilder] Cannot obtain java type mapping for:
    {http://xmlns.oracle.com/AutoLoanFlow/CreditRatingAgent}tDecisionServiceError
    WARN  [SchemaBindingBuilder] Type definition not found in schema:
    {http://xml.apache.org/xml-soap}Element
    WARN  [SchemaBindingBuilder] Cannot obtain type binding for:
    {http://xml.apache.org/xml-soap}Element
    WARN  [JAXRPCMetaDataBuilder] Cannot obtain java type mapping for:
    {http://xmlns.oracle.com/AutoLoanFlow/LoanAdvisorAgent}tDecisionServiceError
    WARN  [JAXRPCMetaDataBuilder] Cannot obtain java type mapping for:
    {http://xmlns.oracle.com/AutoLoanFlow/LoanAdvisorAgent}tDecisionServiceError
    WARN  [SchemaBindingBuilder] Type definition not found in schema:
    {http://xml.apache.org/xml-soap}Element
    WARN  [SchemaBindingBuilder] Cannot obtain type binding for:
    {http://xml.apache.org/xml-soap}Element
    

ESBログ・メッセージ

  • ESBコンポーネントのみの場合は、ログ・メッセージの*Priority [Category]*は無視してください。たとえば、次のようになります。

17:25:54,993 ERROR [STDERR] Mar 17, 2008 5:25:54 PM
oracle.tip.esb.server.bootstrap.ESBBaseResourceAdapter start *INFO*:
Starting..
*Priority :*ERROR *          [Category]:*[STDERR]

ESBエラーの修正

ジョブの実行に失敗した場合、非同期ルーティング・サービスは再試行できません。 ラップされた接続をoracleConnectionにキャストするときに、ClassCastExceptionが発生します。

Caused by: java.lang.ClassCastException:
            org.jboss.resource.adapter.jdbc.WrappedConnection
            at oracle.sql.BLOB.createTemporary(BLOB.java:532)
            at oracle.tip.esb.monitor.manager.database.oracle.OracleFaultPersister.persist(OracleFaultPersister.java:124)
            at oracle.tip.esb.monitor.manager.database.AbstractFaultPersister.persist(AbstractFaultPersister.java:105)
            ... 9 more

このエラー(BUG 7532375 - HOTPLUG: ESB ERROR HOSPITAL DOES NOT WORK IN JBOSS APP SERVER)に対して不具合が報告されています。

  1. Bug#7532375用のOPatch p7532375_101340_GENERIC.zipファイルをダウンロードします。

  2. パッチ7532375Readme.txtファイルの指示に従って、Oracle SOA Suite 10.1.3.4にパッチを適用します。