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Oracle Application Server Adapter for PeopleSoftユーザーズ・ガイド
10g リリース3(10.1.3.4.0)
B53281-01
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2 OracleAS Adapter for PeopleSoftの構成

OracleAS Adapter Application Explorer(Application Explorer)では、コンポーネント・インタフェースとメッセージを処理できます。

アダプタを介してPeopleSoftにアクセスする外部アプリケーションは、XML SchemaまたはWebサービスを使用して、アダプタとの間でデータを受け渡します。Application Explorerを使用すると、必要なXML SchemaとWebサービスを作成できます。

この章の項目は次のとおりです。

Application Explorerの起動

Application Explorerを起動する手順は、次のとおりです。

  1. Application Explorerがデプロイされているサーバーが起動していることを確認します。

  2. Windowsで、「スタート」「プログラム」OracleAS_home Adapters「Application Explorer」を順番に選択します。

    Windowsでは、iaexplorer.batOracleAS_home¥adapters¥application¥toolsにあります。OracleAS_homeは、Oracle Application Serverがインストールされているディレクトリです。

    UNIXの場合は、OracleAS_home/adapters/application/toolsにあるスクリプトiwae.shをロードします。OracleAS_homeはOracle Application Serverがインストールされているディレクトリです。

Application Explorerが起動します。これで、PeopleSoftシステムに対して新規ターゲットを定義する準備は完了です。

BSEまたはJ2CA用の設定の構成

リポジトリ・プロジェクトを作成する前に、BSEを構成する必要があります。 ra.xmlファイルがインストール時に自動的に構成されるため、OracleAS Adapter J2CAを構成する必要はありません。

BSEの構成

BSEがOracle Application Serverにデプロイされた後、BSE構成ページを介して構成できます。この構成作業が必要となるのは、データベース・リポジトリを使用してBSEを指している場合のみです。


注意:


本番環境ではBSEにファイル・リポジトリを使用しないでください。

BSEを構成する手順は、次のとおりです。

  1. ブラウザで次のページを表示します。

    http://host name:port/ibse
    

    host nameはOracle Application Serverのホスト名で、portはOracle Application ServerのHTTPポートです。

    次に例を示します。

    http://localhost:7777/ibse
    

注意:


このページに初めてアクセスする場合は、ロードに時間がかかることがあります。

  1. プロンプトからログオンします。

    初期インストール時には、ユーザーIDとパスワードが次のように設定されます。

  2. 「アダプタ・ライブラリ・ディレクトリ」パラメータで、libディレクトリへのパスが次のように指定されていることを確認します。

    OracleAS_home\adapters\application\lib
    

    パスを指定すると、libディレクトリ内のアダプタがBSEで使用可能になります。

  3. セキュリティのために、「管理パスワード」フィールドに新規パスワードを入力します。


    注意:


    「リポジトリURL」フィールドには、ファイル・システム・リポジトリの場所を指定します。データベース・リポジトリを使用するには、リポジトリ接続情報を入力する必要があります。初期検証には、ファイル・システム・リポジトリを使用します。データベース・リポジトリへの切替方法は、「Oracleリポジトリの構成」を参照してください。

  4. 「保存」をクリックします。

BSEシステム設定の構成

BSEシステム設定を構成する手順は、次のとおりです。

  1. ブラウザに次のURLを入力してBSE構成ページを表示します。

    http://host name:port/ibse/IBSEConfig
    

    host nameはBSEがインストールされているシステムで、portはBSEがリスニングしているポート番号です。


注意:


BSEがデプロイされているサーバーが稼働中である必要があります。

次の図に示すように、BSEの設定ペインが表示されます。

BSE構成ページ
図ibse_config_page.gifの説明

  1. システム設定を構成します。

    次の表に、各パラメータおよび指定する情報を示します。

    1. パラメータ 説明
      言語 必要な言語を指定します。
      アダプタ・ライブラリ・ディレクトリ アダプタのjarファイルがあるディレクトリへのフルパスを入力します。
      エンコーディング サポートされているのはUTF-8のみです。
      デバッグ・レベル デバッグ・レベルを次のオプションから1つ指定します。
      • なし

      • FATAL

      • ERROR

      • WARNING

      • INFO

      • DEBUG

      非同期プロセッサの数 非同期プロセッサの数を選択します。

  2. セキュリティ設定を構成します。

    BSEセキュリティ設定ペイン
    図security.gifの説明

    次の表に、各パラメータおよび指定する情報を示します。

    パラメータ 説明
    管理ユーザー BSE管理者IDを入力します。
    管理パスワード BSE管理者IDに関連付けられているパスワードを入力します。
    ポリシー このチェック・ボックスを選択すると、ポリシー・セキュリティが有効になります。

  3. リポジトリ設定を構成します。

    BSEには、Webサービスの配信に必要なトランザクションとメタデータを格納するためのリポジトリが必要です。

    詳細は、「ファイル・システム・リポジトリの構成」および「Oracleリポジトリの構成」を参照してください。

    次の図に、「リポジトリ」ペインのすべてのフィールドとチェック・ボックスを示します。

    リポジトリの構成
    図ibse_config_repos_loc.gifの説明

    次の表に、各パラメータおよび指定する情報を示します。

    パラメータ 説明
    リポジトリ・タイプ リストから次のリポジトリを1つ選択します。
    • Oracle

    • ファイル・システム(本番環境ではBSEにファイル・リポジトリを使用しないでください。)

    リポジトリURL データベースへの接続をオープンするときに使用するURLを入力します。 Oracleへの接続時には、たとえば、次のリポジトリURLの書式が使用されます。
    jdbc:oracle:thin:@host name:port;SID
    
    リポジトリ・ドライバ データベースへの接続をオープンするときに使用するドライバ・クラスを入力します(オプション)。 Oracleへの接続時には、たとえば、次のリポジトリ・ドライバの書式が使用されます。
    oracle.jdbc.driver.OracleDriver
    
    リポジトリ・ユーザー データベースへの接続をオープンするときに使用する有効なユーザーIDを入力します。
    リポジトリ・パスワード ユーザーIDに関連付けられている有効なパスワードを入力します。
    リポジトリ・プーリング 選択すると、リポジトリ・プーリングが使用されます。 このオプションは、デフォルトでは無効になります。

  4. 「保存」をクリックします。

ファイル・システム・リポジトリの構成

リポジトリ・データベースへのアクセス権がない場合、リポジトリ情報をローカル・システム上のXMLファイルに格納できます。 ただし、データベース・リポジトリに比べると、ファイル・システム・リポジトリは安全性も効率も低くなります。BSEの初回インストール時に、ファイル・システム・リポジトリを使用するように自動的に構成されます。


注意:


本番環境ではBSEにファイル・リポジトリを使用しないでください。

Windowsの場合、リポジトリのデフォルト位置は次のとおりです。

OracleAS_home\j2ee\OC4J_CONTAINER\applications\ws-app-adapter \ibse\ibserepo.xml

他のプラットフォームの場合は、対応する位置を使用します。

ファイル・システム・リポジトリを使用する場合、追加のBSEコンポーネントを構成する必要はありません。

Oracleリポジトリの構成

Oracleリポジトリを構成する手順は、次のとおりです。

  1. データベース管理者に連絡し、BSEリポジトリの作成に使用するOracleユーザーIDとパスワードを取得します。

    このユーザーIDには、表の作成および変更権限とストアド・プロシージャの作成および実行権限が付与されている必要があります。

  2. コマンド・プロンプトを開いてsetupディレクトリにナビゲートします。Windowsの場合、デフォルト位置は次のとおりです。

    OracleAS_home\adapters\application\etc
    

    他のプラットフォームの場合は、対応する位置を使用します。

    このディレクトリには、次のファイルにリポジトリ表を作成するためのSQLが格納されています。

    iwse.ora
    

    注意:


    OracleデータベースがOracle Application Serverとは異なるシステムにインストールされている場合は、iwse.oraファイルを、Oracleデータベースがインストールされているシステムにコピーします。 次に、Oracleシステムのコマンド・プロンプトで、iwse.oraファイルがあるディレクトリにナビゲートします。

  3. 次のコマンドを入力します。

    sqlplus userid/password @database @ iwse.ora
    

J2CAの構成

OracleAS Adapter for PeopleSoftのJ2CAデプロイ中に、OC4Jによりoc4j-ra.xmlというデプロイメント・ディスクリプタが生成されます。このディスクリプタは、リソース・アダプタに関するOC4J固有のデプロイ情報を提供します。J2CAのデプロイと構成の詳細は、第3章「OC4Jのデプロイと統合」を参照してください。

J2CAデプロイでデフォルトのファイル・ベース・リポジトリを使用する場合、構成を変更する必要はありません。

J2CA用データベース・リポジトリの構成

J2CA用データベース・リポジトリを構成する手順は、次のとおりです。

  1. データベースがインストールされているシステムで、iwse.ora SQL文を実行します。

  2. Application Explorerを使用してjca_sampleという構成を作成した場合は、jcatransport.propertiesファイルを作成して次のディレクトリに保存します。

    OracleAS_HOME\adapters\application\config\jca_sample
    

    構成名は、Application Explorerを使用して入力した名前に応じて異なります。

  3. 新しく作成したjcatransport.propertiesファイルのiwafjca.repo.urliwafjca.repo.userおよびiwafjca.repo.passwordフィールドに値を入力します。次に例を示します。

    iwafjca.repo.url=jdbc:oracle:thin:@90.0.0.51:1521:orcl
    iwafjca.repo.user=scott
    iwafjca.repo.password=scott1
    
  4. テキスト・エディタでoc4j-ra.xmlファイルを開きます。

  5. IWAYRepo_URLプロパティの値としてJDBC接続情報を入力します。

  6. IWAYRepo_Userプロパティに有効なユーザー名を入力します。

  7. IWAYRepo_Passwordプロパティに有効なパスワードを入力します。

  8. oc4j-ra.xmlファイルの変更内容を保存します。

  9. OracleデータベースのJDBCドライバ(Classes12.jar、Classes12.zipおよびnls_charset12.jar)を次のディレクトリにコピーします。

    OracleAS_home\adapters\application\lib
    

    OracleAS_homeはOracle Application Serverがインストールされているディレクトリです。

パスワード暗号化

J2CA構成の作成時に、Application Explorerを使用してパスワードを暗号化し、この値をjcatransport.propertiesおよびoc4j-ra.xmlファイルで使用して、セキュリティを高めることもできます。

パスワード暗号化の構成

パスワードを暗号化する手順は、次のとおりです。

  1. Application Explorerを開きます。

  2. 「ヘルプ」をクリックして「暗号化」を選択します。

    「暗号化」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  3. 「パスワード」フィールドにパスワードを入力して「OK」をクリックします。

    パスワードの暗号化バージョンが「暗号化」フィールドに表示されます。

  4. パスワードをコピーします。

  5. デザインタイム時に使用するjcatransport.propertiesファイル内で、既存のパスワードを暗号化された値で置き換えます。

    パスワードを置き換えた後のjcatransport.propertiesファイルのサンプルを次に示します。

    iwafjca.log.level=DEBUGiwafjca.repo.url=jdbc:oracle:thin:@172.30.166.100:1521:orcliwafjca.repo.user=scottiwafjca.repo.password=ENCR (318931973183297321831293164323332123227)
    
  6. ランタイム時に使用するoc4j-ra.xmlファイルのIWayRepoPassword要素で、既存のパスワードを暗号化された値で置き換えます。

  7. Oracle Application Serverを再起動します。

リポジトリ構成の作成

OracleAS Adapter for PeopleSoftでApplication Explorerを使用する前に、リポジトリ構成を作成する必要があります。 アダプタがデプロイされているコンテナに応じて、WebサービスおよびJ2CAという2種類のリポジトリ構成を作成できます。デザインタイム時に、Application Explorerを使用してアダプタ接続の構成、EISオブジェクトの参照、サービスの構成およびEISイベントをリスニングするリスナーの構成を行うときに、作成されたメタデータがリポジトリに格納されます。 リポジトリ内の情報は、ランタイム時にも参照されます。

デフォルトのManagedConnectionFactoryについては、デフォルトのJ2CAリポジトリが作成されます。この構成の名前はjca_sampleです。

WebサービスとBSEは、同じタイプのデプロイを指します。詳細は、「アダプタの機能」を参照してください。

BSE用の構成の作成

Application Explorerを使用してBSE用のリポジトリ構成を作成するには、最初に新規構成を定義する必要があります。

BSE用の新規構成の定義

BSE用の新規構成を定義する手順は、次のとおりです。

  1. 「構成」を右クリックして「新規」を選択します。

    「新規構成」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    新規BSE構成
    図ibsenewconfig1.gifの説明

  2. 新規構成の名前(myConfigなど)を入力して「OK」をクリックします。

    「新規構成」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    BSE構成
    図ibseconfig.gifの説明

  3. 「サービス・プロバイダ」リストから「iBSE」を選択します。

  4. 「iBSE URL」フィールドで、デフォルトのURLを受け入れるか、次の書式を使用して別のURLで置き換えます。

    http://host name:port/ibse/IBSEServlet
    

    host nameはアプリケーション・サーバーが常駐するシステムで、portはアプリケーション・サーバーがリスニングしているHTTPポート番号です。

  1. 「OK」をクリックします。

    「構成」ルート・ノードの下に、新規構成を表すノードが表示されます。

    新規構成ノード
    図newconfig_a.gifの説明

J2CA用の構成の作成

Application Explorerを使用してOracleAS Adapter J2CA用の構成を作成するには、最初に新規構成を定義する必要があります。

J2CA用の新規構成の定義

J2CA用の新規構成を定義する手順は、次のとおりです。

  1. 「構成」を右クリックして「新規」を選択します。

    「新規構成」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  2. 新規構成の名前(myConfigなど)を入力して「OK」をクリックします。

    JCA構成
    図jcaconfig.gifの説明

  3. 「サービス・プロバイダ」リストから「JCA」を選択します。

  4. 「ホーム」フィールドに、リポジトリ、スキーマおよびその他の情報が格納されているJ2CA構成ディレクトリへのパスを入力します。次に例を示します。

    OracleAS_home\adapters\application
    
  5. 「OK」をクリックします。

    「構成」ルート・ノードの下に、新規構成を表すノードが表示されます。

    新規構成
    図newconfig_a.gifの説明

OracleAS Adapter J2CA構成ファイルが、OracleAS_home¥adapters¥application¥config¥configuration_nameに格納されます。

configuration_nameは、作成した構成の名前(myConfigなど)です。

HTTPリポジトリ接続

J2CAユーザーは、HTTPリポジトリ接続を作成することで、WSDL文書をリモートから生成および格納できます。 HTTPリポジトリ接続を作成するには、Application Explorerで次の手順を実行します。 作成したHTTPリポジトリを使用するには、iwjcaivpテスト・ツール(jca-app-adapter-test)が正常にデプロイされ、実行中であることを確認してください。

  1. Application Explorerを起動します。

  2. 左ペインで「構成」ノードを右クリックし、「新規」を選択します。

    「新規構成」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  3. 構成の名前を入力して「OK」をクリックします。

  4. 「サービス・プロバイダ」リスト・ボックスから「JCA」を選択して、「ホーム」フィールドにHTTPのターゲット値を入力します。

    HTTPのターゲット値には次の書式を使用します。

    http://host name:port/iwafjca/JCAServlet
    

    次に例を示します。

    http://iwserv14:7777/iwafjca/JCAServlet
    
  5. 「OK」をクリックします。

    新規のHTTPリポジトリ接続が「構成」ノードに追加されます。

    リモート・サーバーへの接続後は、新規アダプタ・ターゲットの作成、WSDL文書の生成およびWSDL文書のリモート・サーバーへの格納ができます。

    注意: J2CA HTTPリポジトリを使用してアダプタ・ターゲットを構成した場合は、ランタイム時の準備としてOracle Application Serverを再起動しておく必要はありません。

BSEまたはJ2CA構成への接続

新規構成に接続する手順は、次のとおりです。

  1. myConfigなど、接続先の構成を右クリックします。

  2. 「接続」を選択します。

「アダプタ」、「イベント」および「ビジネス・サービス」(Webサービスとも呼びます)の各ノードが表示されます。「ビジネス・サービス」ノードを使用できるのは、BSE構成の場合のみです。J2CA構成に接続している場合、「ビジネス・サービス」ノードは表示されません。 次に、myConfigというBSE構成の例を示します。

「構成」ノードを開いた状態
図confignodes.gifの説明

  • 「アダプタ」フォルダを使用して、PeopleSoftとのインバウンド相互作用を作成します。たとえば、「アダプタ」フォルダの「PeopleSoft」ノードを使用して、PeopleSoftを更新するサービスを構成します。

  • 「イベント」フォルダを使用して、PeopleSoftでイベントをリスニングするリスナーを構成します。

  • 「ビジネス・サービス」フォルダ(BSE構成の場合にのみ使用可能)を使用して、「アダプタ」フォルダに作成したWebサービスをテストします。また、「ビジネス・サービス」フォルダのセキュリティ機能を使用して、Webサービスのセキュリティ設定を制御できます。

これで、PeopleSoftに対して新規ターゲットを定義する準備は完了です。

PeopleSoft用の接続(ターゲット)の確立

アプリケーション定義には、OracleAS Adapter for PeopleSoft用のターゲットを追加する操作が含まれます。Application Explorerでターゲットを設定するには、ターゲット固有の情報が必要です。

PeopleSoftのビジネス・オブジェクトを参照するには、使用するシステム用のターゲットを作成する必要があります。ターゲットは接続ポイントとして機能し、作成後は自動的に保存されます。Application Explorerを起動するたびに、またはシステムから切断した後に、このシステムへの接続を確立する必要があります。

Application Explorerを起動すると、インストールされているアダプタに基づいて、Application Explorerでサポートされているアプリケーション・システムが左ペインに(ノードとして)表示されます。

PeopleSoftに対するターゲットの定義

PeopleSoftへの初回接続時には、新規ターゲットを定義する必要があります。OracleAS Adapter for PeopleSoftは、コンポーネント・インタフェース・レベルのセキュリティに加えて、PeopleSoftの標準セキュリティもサポートしています。PeopleSoftアプリケーション・サーバーへの接続後、アプリケーション・セキュリティはユーザーID、ロールおよび権限により管理されます。PeopleSoftアプリケーション・セキュリティの詳細は、該当するPeopleSoftマニュアルを参照してください。

ターゲットを定義する手順は、次のとおりです。

  1. 左ペインで「アダプタ」ノードを開きます。

    インストールされているアダプタに基づいて、Application Explorerでサポートされているアプリケーション・システムがノードとして表示されます。

    「アダプタ」リストを開いた状態
    図adapterexpandedpartial.gifの説明

  2. 「PeopleSoft」ノードを右クリックして「ターゲットの追加」を選択します。

    「ターゲットの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。次の情報を入力します。

    1. 「名前」フィールドに、わかりやすいターゲット名(PSoftTargetなど)を入力します。

    2. 「説明」フィールドにターゲットの説明を入力します(オプション)。

    3. ターゲット・タイプ・リストから「アプリケーション・サーバー」を選択します。

      ターゲット・タイプに選択できるのは、この値のみです。

  3. 「OK」をクリックします。

    「アプリケーション・サーバー」ダイアログ・ボックスが表示されます。PeopleSoftおよびPeopleSoftを管理しているアプリケーション・サーバーの接続情報を指定する必要があります。

    「アプリケーション・サーバー」ダイアログ・ボックス
    図wlw_newtarget11.gifの説明

    次の情報を入力します。

    1. 「アプリケーション・サーバー」フィールドに、PeopleSoftアプリケーションを管理しているコンピュータのホスト名またはIPアドレスを入力します。

    2. 「ポート」フィールドに、PeopleSoftアプリケーションがリスニングしているポート番号を入力します。

    3. 「ユーザー」フィールドに、PeopleSoftアプリケーションに対して有効なユーザーIDを入力します。

    4. 「パスワード」フィールドに、PeopleSoftアプリケーションに対して有効なパスワードを入力します。

  4. 「OK」をクリックします。

    左ペインで、「PeopleSoft」ノードの下に新規ターゲット(PSoftTarget)が表示されます。

    切断状態のPeopleSoftターゲット・ノード
    図wlw_newtarget5.gifの説明

    これで、PeopleSoftターゲットに接続する準備は完了です。

定義済のPeopleSoftターゲットへの接続

既存のターゲットに接続する手順は、次のとおりです。

  1. 左ペインで「アダプタ」ノードを開きます。

  2. 「PeopleSoft」ノードを開きます。

  3. 「PeopleSoft」ノードの下に表示されるターゲット名(PSoftTargetなど)をクリックします。

    接続ダイアログ・ボックスに、接続パラメータに入力した値が表示されます。

  4. 接続パラメータを確認します。

  5. 正しいパスワードを入力します。

  6. ターゲット名を右クリックして「接続」を選択します。

    「x」アイコンが表示されなくなります。これは、ノードが接続状態であることを示します。 PeopleSoftビジネス・オブジェクトのリストが表示されます。

    PeopleSoftビジネス・オブジェクトのリスト
    図wlw_newtarget7.gifの説明

ターゲットの管理

異なるトランザクション処理システムへの複数のオープン接続を維持できますが、使用していない接続からは切断することをお薦めします。切断後に、既存のターゲットを変更できます。

システム・プロパティに変更があった場合は、接続パラメータを変更できます。また、ターゲットを削除することもできます。次の手順では、ターゲットからの切断、ターゲットの編集および削除を行う方法について説明します。

PeopleSoftへの接続の切断

PeopleSoftへの接続から切断する手順は、次のとおりです。

  1. 「アダプタ」ノードを開きます。

  2. 「PeopleSoft」ノードを開きます。

  3. 接続中のターゲット(PSoftTargetなど)を右クリックして「切断」を選択します。

    ターゲットからの切断
    図wlw_newtarget8.gifの説明

    PeopleSoftから切断すると、PeopleSoftとの接続は削除されますが、ノードは残ります。 ノードが切断状態であることを示す「x」アイコンが表示されます。

    切断状態のPeopleSoftターゲット・ノード
    図wlw_newtarget5.gifの説明

接続パラメータの変更

Application Explorerを使用してPeopleSoft用のターゲットを作成した後、前に指定した情報を編集できます。

ターゲットを編集する手順は、次のとおりです。

  1. 編集するターゲットが切断されていることを確認します。

  2. ターゲットを右クリックして「編集」を選択します。

    PeopleSoftターゲットの編集
    図wlw_newtarget9.gifの説明

    「アプリケーション・サーバー」ダイアログ・ボックスに、ターゲットの接続情報が表示されます。

  3. ダイアログ・ボックス内のプロパティを必要に応じて変更し、「OK」をクリックします。

PeopleSoftへの接続の削除

接続は、切断して閉じるのみでなく、削除することもできます。 接続を削除すると、Application Explorerの左ペインにあるPeopleSoft接続のリストから、ノードが削除されます。

接続を削除した場合は、ランタイム時のための準備としてリポジトリが更新されるように、Oracle Application Serverを再起動しておく必要があります。

PeopleSoftへの接続を削除する手順は、次のとおりです。

  1. 削除するターゲットを探します。

  2. ターゲット(PSoftTargetなど)を右クリックして「削除」を選択します。

    「接続」、「編集」および「削除」オプション
    図wlw_newtarget10.gifの説明

そのノードは使用可能な接続のリストに表示されなくなります。

アプリケーション・システム・オブジェクトの表示

PeopleSoftへの接続後、Application Explorerを使用してビジネス・オブジェクトのメタデータを表示し、参照できます。たとえば、Application Explorerでは、PeopleSoftビジネス・オブジェクト・リポジトリに格納されているPeopleSoftのコンポーネント・インタフェースおよびメッセージのメタデータを表示できます。

Component Interfaces(RPC)の場合、アダプタでは削除、挿入、クエリー、更新および検索が可能です。

アプリケーション・システム・オブジェクトを表示する手順は、次のとおりです。

  1. PSoftTargetなど、ターゲット名の左のアイコンをクリックします。

    ターゲットが開き、使用可能なシステム・オブジェクトが表示されます。

    PeopleSoftターゲット・オブジェクト
    図wlw_newtarget7.gifの説明

  2. 必要なPeopleSoftリポジトリ・ノードを開くには、「コンポーネント・インタフェース」などのリポジトリ名の左にあるアイコンをクリックします。

    PeopleSoftコンポーネント・インタフェースのリストが表示されます。これでスキーマを生成できます。


    注意:


    「Component Interfaces (RPC)」ノードでは、レベル1のコンポーネント・インタフェースのみが表示されます。

XML Schemaの作成

PeopleSoftビジネス・オブジェクト・リポジトリを参照した後、アダプタで使用するオブジェクトのリクエストおよびレスポンスXMLSchemaを生成できます。

BSEに対するリクエストおよびレスポンスXML Schemaの作成

BSE実装に対するPeopleSoftコンポーネント・インタフェース用のリクエストおよびレスポンスXML Schemaを作成する手順は、次のとおりです。

  1. 「PeopleSoft」ノード、「コンポーネント・インタフェース」ノードを順番に開きます。

  2. 「コンポーネント・インタフェース」のリストからLOCATIONを選択します。

  3. 「リクエスト・スキーマ」または「レスポンス・スキーマ」タブをクリックし、リクエスト・スキーマ情報を表示します。

    選択したスキーマが表示されます。

    「コンポーネント・インタフェース」を参照して選択すると、そのコンポーネント・インタフェースのリクエストおよびレスポンスのXML Schemaが自動的に作成され、事前に作成しておいたリポジトリに格納されます。

OracleAS Adapter J2CAに対するリクエストおよびレスポンスXML Schemaの作成

OracleAS Adapter J2CA実装に対するPeopleSoftコンポーネント・インタフェース用のリクエストおよびレスポンスXML Schemaを作成する手順は、次のとおりです。

  1. 「PeopleSoft」ノード、「コンポーネント・インタフェース」ノードを順番に開きます。

  2. 「コンポーネント・インタフェース」のリストからLOCATIONを選択します。

  3. 「リクエスト・スキーマ」または「レスポンス・スキーマ」タブをクリックし、リクエスト・スキーマ情報を表示します。

    選択したスキーマが表示されます。

    「コンポーネント・インタフェース」を参照して選択すると、そのコンポーネント・インタフェースのリクエストおよびレスポンスのXML Schemaが自動的に作成され、事前に作成しておいたリポジトリに格納されます。

WSDLの生成(J2CA構成のみ)

サービスをWeb Service Definition Language(WSDL)で記述すると、そのサービスをホスト・サーバー内の他のサービスに使用可能にすることができます。Application Explorerを使用して、アダプタのリクエスト-レスポンス(アウトバウンド)JCAサービスとイベント通知(インバウンド)JCAサービスの両方を作成します。


注意:


「インバウンドJCAサービスの作成(イベント)」オプションを使用できるのは、選択したノードがイベントをサポートしている場合のみです。


注意:


PeopleSoftコンポーネント・インタフェースではサービスのみがサポートされます。 その結果、アウトバウンドWSDLファイルのみを生成できます。

リクエスト-レスポンス・サービス用のWSDLファイルを生成する手順は、次のとおりです。

  1. スキーマの作成後に、対象のオブジェクトを右クリックします。

    次のメニューが表示されます。

    「WSDLのエクスポート」ダイアログ・ボックス
    図wlae_exportwsdl.gifの説明

  2. 「アウトバウンドJCAサービスの作成(リクエスト/レスポンス)」を選択します。

    「WSDLのエクスポート」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    「WSDLのエクスポート」ダイアログ・ボックス
    図bpel_41.gifの説明

  3. ファイルのデフォルトの名前を受け入れます。

    ファイル拡張子.wsdlが自動的に追加されます。デフォルトでは、リクエスト-レスポンス・サービス用に生成されるWSDLファイルの名前の末尾は_invokeですが、イベント通知用に生成されるWSDLファイルの名前の末尾は_receiveです。


    注意:


    WSDLファイルをサブフォルダ編成にして、独自のWSDL階層構造を作成できます。フォルダはOracleAS_home¥adapters¥application¥wsdls¥に作成します。JDeveloperのWSILブラウザには、WSDL階層のツリー構造全体が表示されます。

  4. 修飾された名前がデフォルトの要素フォームとして選択されていることを確認します。

  5. 「OK」をクリックします。

    WSDLファイルが指定の場所に保存されます。

イベント通知用のWSDLを生成する手順も、リクエスト-レスポンスの場合と同様です。イベント通知用のWSDLを生成するには、最初に各イベント用のチャネルを作成する必要があります。

Webサービスの作成とテスト(BSE構成のみ)

Application Explorerを使用してWebサービス(ビジネス・サービスと呼ぶこともあります)を作成できます。次の手順では、例としてLOCATIONというPeopleSoftコンポーネント・インタフェースを使用しています。


注意:


アダプタのJ2EE Connector Architecture(J2CA)実装では、Webサービスは使用できません。アダプタがOracleAS Adapter for J2CAを使用するためにデプロイされている場合は、共通クライアント・インタフェースがアダプタを使用して統合サービスを提供します。

Webサービスの作成

Webサービスを作成する手順は、次のとおりです。

  1. 「PeopleSoft」ノード、「コンポーネント・インタフェース」ノードを順番に開きます。

  2. 「コンポーネント・インタフェース」のリストからLOCATIONを選択します。

  3. ビジネス・サービスの作成元となるノードを右クリックし、「Webサービスの作成」を選択します。

    「Webサービスの作成」メニュー
    図create_webservice.gifの説明

    「Webサービスの作成」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    「Webサービスの作成」ダイアログ・ボックス
    図create_webservice_2.gifの説明

    ビジネス関数を新規または既存のWebサービスのメソッドとして追加できます。 次の手順を実行します。

  1. 「次へ」をクリックします。

    ライセンスとメソッドを指定するためのダイアログ・ボックスが表示されます。

    ライセンス名とメソッド名を指定するためのダイアログ・ボックス
    図create_webservice_3.gifの説明

    次の手順を実行します。

    1. 「ライセンス名」フィールドで、Webサービスに割り当てるライセンス・コードを1つ以上選択します。複数のライセンス・コードを選択するには、[Ctrl]キーを押しながらライセンスをクリックします。

    2. 「メソッド名」フィールドに、わかりやすいメソッド名を入力します。

    3. 「メソッドの説明」フィールドにメソッドの簡潔な説明を入力します。

    4. 「DTDディレクトリ」フィールドで、Webサービスの接続先を指定します。「参照」をクリックしてデフォルトの場所を変更することもできます。

  2. 「OK」をクリックします。

    Application Explorerのビューが「ビジネス・サービス」ノードに切り替わり、左ペインに新規Webサービスが表示されます。

Webサービスのテスト

Webサービスの作成後に、それをテストして正常に機能することを確認できます。Webサービスをテストするためのテスト・ツールが用意されています。

ビジネス・サービスをテストする手順は、次のとおりです。

  1. 「ビジネス・サービス」ノードをクリックしてWebサービスにアクセスします。

  2. 「サービス」ノードを開きます。

  3. テストするビジネス・サービスの名前を選択します。

    選択したビジネス・サービス名が右ペインにリンクとして表示されます。

  4. 右ペインで、名前付きのビジネス・サービス・リンクをクリックします。

    右ペインにテスト・オプションが表示されます。XML入力が必要なWebサービスをテストする場合は、入力フィールドが表示されます。

  5. 適切な情報を入力します。

  6. 「起動」をクリックします。

    Application Explorerに結果が表示されます。

IDの伝播

サード・パーティのXMLエディタ(XMLSPYなど)を使用してWebサービスをテストまたは実行する場合は、SOAPヘッダーのUsernameおよびPasswordに有効な値を指定して、PeopleSoftへの接続に使用する必要があります。Application Explorerを使用してターゲットを作成する際にPeopleSoft用に指定したユーザー名とパスワードの値は、このWebサービス・リクエスト用に上書きされます。Webサービス用のWSDLファイルに含まれるSOAPヘッダーのサンプルを次に示します。

<SOAP-ENV:Header>
  <m:ibsinfo xmlns:m="urn:schemas-iwaysoftware-com:iwse">
    <m:service>String</m:service>
    <m:method>String</m:method>
    <m:license>String</m:license>
    <m:disposition>String</m:disposition>
    <m:Username>String</m:Username>
    <m:Password>String</m:Password>
    <m:language>String</m:language>
  </m:ibsinfo>
</SOAP-ENV:Header>

<m:disposition>タグと<m:language>タグは不要なため、SOAPヘッダーから削除できます。

イベント・アダプタの構成

イベントは、データベースまたはアプリケーション・システムでのアクティビティによって生成されます。イベントを使用して、アプリケーション内でアクションをトリガーできます。たとえば、PeopleSoftでは、顧客情報の更新時にイベントを生成できます。この時点でアプリケーションがアクションを実行する場合、アプリケーションはこのイベントのコンシューマです。


注意:


BSE構成では、イベントはサポートされません。

アプリケーション・システムへの接続を作成した後、Application Explorerを使用してイベントを追加できます。 イベントを作成するには、チャネルを作成する必要があります。


注意:


J2CA構成を使用している場合は、各イベント用に新規チャネルを作成し、このチャネルをWSDLの生成時に選択する必要があります。チャネルの作成が必須となるのは、J2CA構成の場合のみです。

チャネルは、バックエンド・システムの特定インスタンスへの構成済の接続を表します。詳細は、「チャネルの作成と編集」を参照してください。

チャネルの作成と編集

次の手順では、イベント用チャネルの作成方法について説明します。すべての定義済イベント・ポートを1つのチャネルに関連付ける必要があります。

チャネルを作成、変更または削除した場合は、Oracle Application Serverを再起動して、変更を認識させ、ランタイム時用にリポジトリが更新されるようにしておく必要があります。


注意:


J2CA構成を使用している場合は、各イベント用に新規チャネルを作成し、このチャネルをインバウンド・サービスの作成時に選択する必要があります。チャネルの作成が必須となるのは、J2CA構成の場合のみです。

特定のプロトコルを使用したチャネルの作成

Application Explorerを使用して次のタイプのチャネルを作成できます。

  • HTTP

  • TCP

  • ファイル


注意:


チャネルは、OracleAS Adapter for PeopleSoftがインストールされているシステムでのみ、構成および起動できます。 リモート・ホストに対するチャネルの構成および起動は、サポートされていません。

次の手順では、これらのチャネルの作成方法について説明します。

HTTPチャネルの作成

HTTPチャネルを作成する手順は、次のとおりです。

  1. 「イベント」ノードをクリックします。

  2. 「PeopleSoft」ノードを開きます。

    左ペインに「ポート」および「チャネル」ノードが表示されます。

  3. 「チャネル」を右クリックして「チャネルの追加」を選択します。

    「チャネルの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    「チャネルの追加」ダイアログ・ボックス
    図addchannel_2.gifの説明

    次の情報を入力します。

    1. チャネル名(PSFT_channelなど)を入力します。

    2. 簡潔な説明を入力します。

    3. 「プロトコル」リストからHTTPリスナーを選択します。

  4. 「次へ」をクリックします。

    基本ダイアログ・ボックスが表示されます。

    基本ダイアログ・ボックス
    図addhttpchannel.gifの説明

  5. 次の表の指定に従ってシステム情報を入力します。

    パラメータ 説明
    リスナー・ポート PeopleSoftイベント・データをリスニングするポート。
    Https セキュアHTTP接続の場合は、「Https」チェック・ボックスを選択します。

    現在、このオプションはサポートされていません。

    同期タイプ 次の同期オプションから選択します。
    • REQUEST_RESPONSE

    • REQUEST_ACK

    重要: 同期タイプがREQUESTに設定されている場合、PeopleSoftチャネルは動作しません。


  6. 「OK」をクリックします。

    サマリー・ペインが表示され、チャネルの説明、ステータスおよび使用可能なポートが表示されます。すべての情報は、作成したチャネルに関連しています。このチャネルは、左ペインの「チャネル」ノードの下にも表示されます。

    アイコン上に表示される「X」は、そのチャネルが切断状態になっていることを示します。イベント構成をアクティブ化するには、チャネルを開始する必要があります。


    注意:


    OracleAS Adapter for PeopleSoftをBPEL Process Managerとともに使用している場合、チャネルはBPEL PM Serverにより管理されるため開始しないでください。 テストおよびデバッグのためにチャネルを開始する場合は、実行に移行する前にチャネルを停止してください。

  7. チャネル・ノードを右クリックして「開始」を選択します。

    作成したチャネルがアクティブになります。左ペインでアイコン上に表示されていた「X」が消えます。

  8. チャネルを停止するには、チャネルを右クリックして「停止」を選択します。

TCPチャネルの作成

  1. 「イベント」ノードをクリックします。

  2. 「PeopleSoft」ノードを開きます。

    左ペインに「ポート」および「チャネル」ノードが表示されます。

  3. 「チャネル」を右クリックして「チャネルの追加」を選択します。

    「チャネルの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    「チャネルの追加」ダイアログ・ボックス
    図wlw_channel2.gifの説明

    次の手順を実行します。

    1. PSoftChannelなどのチャネル名を入力します。

    2. 簡潔な説明を入力します。

    3. 「プロトコル」リストからTCPリスナーを選択します。

  4. 「次へ」をクリックします。

    TCPリスナー・ダイアログ・ボックスが表示されます。

    TCPリスナー・ダイアログ・ボックス
    図tcp_channel_synch.gifの説明

    次の情報を入力します。

    1. ポート番号フィールドでTCPリスナーのポート番号を指定します(必須)。

    2. 「ホスト/IPバインディング」フィールドでTCPリスナーのホストIPを指定します(オプション)。


      注意:


      チャネルは、OracleAS Adapter for PeopleSoftがインストールされているシステムでのみ、構成および起動できます。 リモート・ホストに対するチャネルの構成および起動は、サポートされていません。

    3. 「同期タイプ」ドロップダウン・リストから、次のいずれかの同期タイプ・オプションを選択します。

      REQUEST_RESPONSE

      REQUEST_ACK

      REQUEST

      重要: PeopleSoftチャネルは、この2つの同期タイプの一方でのみ動作します。

    4. 「長さ接頭辞」チェック・ボックス: XML形式でないデータを戻すPeopleSoftイベントの場合。TCP/IPイベント・アプリケーションでは、データをTCP/IPポートに書き込むときに、データに4バイトのバイナリ長フィールドで接頭辞を付ける必要があります。

    5. 「XML」チェック・ボックス: XML形式のデータを戻すPeopleSoftイベントの場合、プリパーサは不要です。

    6. 「キープ・アライブ」チェック・ボックス: イベント・トランザクションとチャネルの間で継続的な通信を維持します。

  5. 「OK」をクリックします。

    チャネルが左ペインの「チャネル」ノードの下に表示されます。

    「チャネル」ノード
    図wlw_channel4.gifの説明

    アイコン上に表示される「X」は、そのチャネルが切断状態になっていることを示します。イベント構成をアクティブ化するには、チャネルを開始する必要があります。


    注意:


    OracleAS Adapter for PeopleSoftをBPEL Process Managerとともに使用している場合、チャネルはBPEL PM Serverにより管理されるため開始しないでください。 テストおよびデバッグのためにチャネルを開始する場合は、実行に移行する前にチャネルを停止してください。

  6. チャネル・ノードを右クリックして「開始」を選択します。

    チャネルがアクティブになります。

    アクティブなチャネル
    図app_exp_channelactive.gifの説明

    アイコン上の「X」が消えます。

  7. チャネルを停止するには、接続状態のチャネル・ノードを右クリックして「停止」を選択します。

    チャネルが非アクティブになり、アイコン上に「X」が表示されます。

ファイル・チャネルの作成

ファイル・リスナー用のチャネルを作成する手順は、次のとおりです。

  1. 「イベント」ノードをクリックします。

  2. 左ペインで「PeopleSoft」ノードを開きます。

    「ポート」および「チャネル」ノードが表示されます。

  3. 「チャネル」を右クリックして「チャネルの追加」を選択します。

    「チャネルの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    「チャネルの追加」ダイアログ・ボックス
    図addchannel_file.gifの説明

    次の手順を実行します。

    1. チャネル名(NewFileChannelなど)を入力します。

    2. 簡潔な説明を入力します(オプション)。

    3. 「プロトコル」リストからファイル・リスナーを選択します。

  4. 「次へ」をクリックします。

  5. ファイル・リスナー・ダイアログ・ボックスが表示されます。

    ファイル・リスナー・ダイアログ・ボックス
    図file_listener.gifの説明

    次の手順でシステム情報を入力します。

    1. 「リクエスト」タブで、次のパラメータの値を入力します。

      パラメータ 説明
      ポーリング場所 PeopleSoft XMLファイルのターゲット・ファイル・システムの場所。
      ファイル・マスク 操作で生成される出力ファイルに使用するファイル名。

    2. 「レスポンス」タブで、次のパラメータの値を入力します。

      パラメータ 説明
      同期タイプ 次の同期オプションから選択します。
      • REQUEST_RESPONSE

      • REQUEST_ACK

      重要: 同期タイプがREQUESTに設定されている場合、PeopleSoftチャネルは動作しません。

      レスポンス/確認ディレクトリ PeopleSoft XMLファイルのターゲット・ファイル・システムの場所。

    3. 「詳細」タブで、次のパラメータの値を入力します。

      パラメータ 説明
      エラー・ディレクトリ エラーのあるドキュメントが書き込まれるディレクトリ。
      ポーリング間隔(ミリ秒) 新規入力を検査する間隔(ミリ秒単位)。デフォルトは3秒です。オプション。
      処理モード 「逐次」は、リクエストが1つずつ処理されることを示します。

      「スレッド化」は、同時に複数のリクエストが処理されることを示します。

      スレッド制限 スレッド化処理を選択した場合は、同時に処理できるリクエストの最大数を指定します。

  6. 「OK」をクリックします。

    サマリー・ペインが表示され、チャネルの説明とステータスが表示されます。すべての情報は、作成したチャネルに関連しています。

    チャネルが左ペインの「チャネル」ノードの下に表示されます。アイコン上に表示される「X」は、そのチャネルが切断状態になっていることを示します。イベント構成をアクティブ化するには、チャネルを開始する必要があります。


    注意:


    OracleAS Adapter for PeopleSoftをBPEL Process Managerとともに使用している場合、チャネルはBPEL PM Serverにより管理されるため開始しないでください。 テストおよびデバッグのためにチャネルを開始する場合は、実行に移行する前にチャネルを停止してください。

  7. チャネル・ノードを右クリックして「開始」を選択します。

    作成したチャネルがアクティブになります。左ペインでアイコン上に表示されていた「X」が消えます。

  8. チャネルを停止するには、チャネルを右クリックして「停止」を選択します。

チャネルの編集

チャネルを編集するには、まずチャネルを停止する必要があります。 チャネルを編集する手順は、次のとおりです。

  1. 左ペインで、編集するチャネルを探します。

  2. チャネルを右クリックして「編集」を選択します。

    「チャネルの編集」ペインが表示されます。

  3. チャネル構成を必要に応じて変更し、「終了」をクリックします。

チャネルの削除

チャネルを削除するには、まずチャネルを停止する必要があります。チャネルを削除する手順は、次のとおりです。

  1. 左ペインで、削除するチャネルを探します。

  2. チャネルを右クリックして「削除」を選択します。

    確認ダイアログ・ボックスが表示されます。

  3. 選択したチャネルを削除するには、「OK」をクリックします。

    チャネルが左ペインのリストから削除されます。