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Oracle Application Serverリリース・ノートおよび新機能
10gリリース3(10.1.3.4)
B50870-02
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4 一般的な管理およびセキュリティの問題

この章では、一般的な管理およびセキュリティに関連する問題について説明します。内容は次のとおりです。

4.1 createASInstanceコマンドへのWindowsショートカットで入力が無視される

Windowsでは、createASInstanceコマンドへのWindowsショートカットを作成して、そのショートカットからコマンドを呼び出すと、ORACLE_CONFIG_HOMEディレクトリに既存の構成がある場合、createASInstanceコマンドによりユーザー入力を求められます。しかし、それに応じて入力したyまたはnは無視されます。

この問題を回避するには、先に[Enter]キーを押し、既存の構成を無視する場合はy、既存の構成を使用する場合はnと応答します。

4.2 opmnctl statusコマンドに対する出力の説明

createInstanceコマンドを-apacheRootオプションとともに使用して追加のApplication Serverインスタンスを作成する際、opmnctl status -lで表示されるステータスに、同じHTTPプロトコルの2つの異なるポートが示されます。

79**で始まるポートはApacheリスニング・ポートです。もう一方のポートは診断用ポートです。詳細は、インスタンスのホームにあるohs/conf/httpd.confやohs/conf/dms.confなどのApache構成ファイルを調べてください。

4.3 起動および停止に管理者権限が必要(VistaおよびWindows 2008)

Microsoft VistaおよびWindows 2008システムでは、Oracle Application Serverの起動と停止に管理者権限が必要です。

起動および停止時に管理者権限がないと、アクセスが拒否されたというエラー・メッセージが表示されます。

4.4 新機能

この項では、Oracle Application Server 10.1.3.4の新機能について説明します。この項の内容は次のとおりです。

4.4.1 複数のアプリケーション・サーバー・インスタンス

Oracle Application Server 10.1.3.4では、1つのOracle Application Serverインストール(ORACLE_HOME)内に複数のアプリケーション・サーバー・インスタンスを作成できます。これらのインスタンスは、ORACLE_HOMEと同じホスト上の異なるディレクトリに置いて、ORACLE_HOMEのローカル・インスタンスにすることも、ネットワーク上の複数のホストに分散させることもできます。詳細は、『Oracle Application Server管理者ガイド』の複数のアプリケーション・サーバー・インスタンスの使用方法に関する項を参照してください。