この章では、Oracle Business Rulesに関連する問題について説明します。内容は次のとおりです。
これは、既知の問題です。ファイルベースのリポジトリにOC4Jユーザーがアクセスできない場合、Rule Authorで接続を試みると、StoreExceptionがスローされます。たとえば、次のようになります。
oracle.rules.sdk.store.StoreException: Error accessing file '/scratch/how-to-rules-java/dict/CarRepository'. at oracle.rules.sdk.store.RepositoryConnectionFactory.getRepositoryConnection(Rep ositoryConnectionFactory.java:129) at oracle.rules.sdk.repository.impl.RuleRepositoryImpl.init(RuleRepositoryImpl.java:65) at java.util.zip.ZipException: error in opening zip file at java.util.zip.ZipFile.open(Native Method) at java.util.zip.ZipFile.<init>(ZipFile.java:114) at java.util.jar.JarFile.<init>(JarFile.java:133) at java.util.jar.JarFile.<init>(JarFile.java:70)
この問題は、OC4Jユーザーがファイルの読取りと書込みの両方ができるように、ファイル権限を変更することで回避できます。
デフォルトでは、XMLスキーマがデータ・モデルにインポートされるとき、ObjectFactoryから作成されたファクト・タイプでは、プロパティSupports XPathがfalseに設定されています。これにより、生成されたRLで参照されるクラスがファクト・クラス化される前に、ObjectFactoryクラスがファクト・クラス化されている場合、MultipleInheritanceException
がスローされるのを防ぎます。
複数のXMLスキーマがデータ・モデルにインポートされると、ObjectFactoryの最初のインスタンスでのみ、プロパティSupports XPathがfalseに設定されます。他のパッケージ内のObjectFactoryというファクト・タイプのその他のインスタンスでは、MultipleInheritanceException
を防ぐために、この値をユーザーが明示的に設定する必要があります。
この項では、Oracle Business Rules Rule Author 10.1.3.4の新機能について説明します。
パッチの適用後にOracle Business Rulesの機能に加わる変更は、次のとおりです。
Rule Authorは、「変数サマリー」ページで変数値の編集に「値」フィールドを使用できるように更新されました。
Oracle Business Rules Rule Authorには、XMLファクト・タイプをインポートするためにschema .xsdファイルを参照できるファイル・ブラウザ・ボタンがあります。「定義」タブからスキーマのパス名を入力するか、ブラウザを使用してスキーマ・ファイルを選択するかのいずれかにより、XMLスキーマをインポートできるようになりました。
スキーマのインポート時に、JAXB生成クラスの要素に対して生成されたObjectFactoryおよびJAXBクラスについて、supports xpathはデフォルトでfalseに設定されます。
リリース10.1.3.4のOracle Business Rules Rule Authorでは、「変数サマリー」ページで、図13-1のように、変数値のインライン編集がサポートされています。