14 Oracle WebCenter Suite

この章では、Oracle WebCenter Suiteに関連する問題について説明します。内容は次のとおりです。

• 14.1項「EMC DocumentumにOracle WebCenter Adapterを使用するページの再実行」

• 14.2項「ルート・ディレクトリからの事前デプロイ・ツールの実行」

• 14.3項「カスタムOC4Jのアップグレード」

• 14.4項「新機能」

14.1 EMC DocumentumにOracle WebCenter Adapterを使用するページの再実行

埋込みOC4Jを停止せずに、EMC DocumentumにOracle WebCenterアダプタを使用するページを再実行すると、「JBO-29000: 予期しない例外が捕捉されました: java.lang.UnsatisfiedLinkError、メッセージ=Native Library exception」が発生します。

これは既知の問題です。

回避方法として、Oracle JDeveloper内でそのようなページを再実行する前に、埋込みOC4Jを停止します。

14.2 ルート・ディレクトリからの事前デプロイ・ツールの実行

Windowsでは、事前デプロイが次のエラーで失敗する場合があります。

Processing connections.xml
javax.naming.NamingException [Root exception is oracle.adf.share.security.CredentialNotFoundException: Unable to locate the credential for key ...

これは既知の問題です。

回避方法として、事前デプロイ・ツールを実行するときに、カレント・ディレクトリがルート・ディレクトリ（C:\またはD:\など）でないことを確認します。ルートでないディレクトリ（C:\TEMPなど）から事前デプロイ・ツールを呼び出し、事前デプロイ・ツールを再実行します。

14.3 カスタムOC4Jのアップグレード

カスタムOC4J実装でドキュメントにoracle.ws.jaxrpcがありません。

これは既知の問題です。

回避方法として、adfinstallerを実行した後、カスタムOC4Jのserver.xmlファイルを編集して、adf.oracle.domain定義に次の行を追加します。

<import-shared-library name="oracle.ws.jaxrpc"/> to adf.oracle.domain

14.4 新機能

この項では、『Oracle WebCenter Framework開発者ガイド』に記載されている10.1.3.4の新機能について説明します。この項の内容は次のとおりです。

• 14.4.1項「Oracle Content Serverベースのデータ・コントロール」

• 14.4.2項「ディスカッション・フォーラム」

14.4.1 Oracle Content Serverベースのデータ・コントロール

Oracle WebCenter Frameworkでは、Oracle Content Serverリポジトリのコンテンツを統合できるようになりました。詳細は、Oracle Content Serverに基づくデータ・コントロールの構成に関する項を参照してください。

14.4.2 ディスカッション・フォーラム

第7章「Oracle WebCenter Discussionsの統合」、特に7.2.2項「Oracle WebCenter DiscussionsアプリケーションおよびポートレットでのSSOの構成方法」が書き換えられました。