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Oracle Containers for J2EE セキュリティ・ガイド
10g(10.1.3.4.0)

B50832-01
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D OracleAS JAAS Provider 構成ファイル

この章では、OracleAS JAAS Providerのjazn.xmlおよびsystem-jazn-data.xml構成ファイルの参照情報について説明します。この章の内容は次のとおりです。

jazn.xmlの階層

jazn.xmlファイルは、次に示すような単純な階層構造です。

<jazn>
   <property>


注意

jazn.xmlファイル内の<jazn><jazn-web-app>サブ要素を使用しないでください。<jazn-web-app>要素はorion-application.xmlファイル内で使用するためのものです。 


関連項目

 

jazn.xmlの要素と属性

この項は、jazn.xmlファイルの要素をアルファベット順に並べた辞書です。


注意

属性を扱う場合は、attribute="value"のように属性値を引用符で囲んでいます。 


関連項目

 

<jazn>

親要素:

なし(ルート)

子要素:

<property>

必須

必須、1つのみ

これはOracleAS JAAS Providerを構成するjazn.xmlファイルの最上位レベルの要素です。


注意

この要素は、アプリケーション・レベルの設定で(オプションで任意のサブ要素とともに)orion-application.xmlファイルに出現することもあります。 


表D-1    <jazn>属性 
名前  説明 

config 

値: なし

デフォルト: なし

この属性は、OC4J 10.1.3.1の実装では未使用です。 

default-realm 

値: 文字列

デフォルト: なし

これは、レルムが明示的に指定されていない場合に、認証または認可のリクエストで使用されるレルムを指定します。リポジトリ内に複数のレルムが定義されている場合に、デフォルトのレルムを指定する必要があります。

注意: :この属性が設定されていないとデフォルトがありませんが、OC4Jに付属するjazn.xmlでデフォルト・レルムをjazn.comに設定するので注意してください。(orion-application.xml内にdefault-realm設定がないと、アプリケーションのデフォルト・レルムはjazn.xml内に指定されたレルムになります。) 

jaas-mode 

値: null|doas|doasprivileged

デフォルト: null

これは、JAASモードを指定するために使用します。JAASモードは、Subjectクラスの静的メソッドdoAs()およびdoAsPrivileged()の標準機能に関連付けられたOC4J提供の密な認可機能です。設定がjaas-mode="doAs"となっている場合は、アプリケーション・モジュール(WebモジュールおよびEJB)がOC4JによってSubject.doAs()ブロック内で実行されます。設定がjaas-mode="doAsPrivileged"となっている場合は、アプリケーション・モジュールがSubject.doAsPrivileged()ブロック内でnullアクセス制御コンテキストを使用して実行されます。jaas-mode="null"(デフォルト)と設定している場合は、どちらのメソッドも使用されずにモジュールが実行されます。

関連項目: 「JAASモードの概要」 

location 

値: 文字列

デフォルト: なし

ファイルベース・プロバイダの場合、jazn.xml内のこの属性でインスタンスレベルのユーザー・リポジトリの場所を指定します。OC4Jに付属のjazn.xmlファイルでは、これはsystem-jazn-data.xmlに指定されています。この設定は、絶対パスまたはjazn.xmlファイルの場所に対する相対パスです。(orion-application.xml内のこの属性は、アプリケーション固有のユーザー・リポジトリを指定できます。)

Oracle Identity Management(LDAPベースのプロバイダ)では、これはOracle Internet DirectoryインスタンスのURLを示し、Application Server ControlによってOracle Internet DirectoryインスタンスをOC4Jインスタンスと関連付けるときに自動的に設定されます。 

persistence 

値: NONE|ALL|VM_EXIT

デフォルト: VM_EXIT

これは、変更内容をsystem-jazn-data.xmlファイル、および(ファイルベース・プロバイダについて)必要な場合にアプリケーション・レベルのjazn-data.xmlファイルに書き込む頻度を制御する永続性モードを示します。"NONE"に設定すると、変更内容は書き込まれません。"ALL"に設定すると、変更のたびに変更内容が書き込まれます。"VM_EXIT"(デフォルト)に設定すると、JVMの終了時に変更内容が書き込まれます。 

provider 

値: XML|LDAP

デフォルト: XML

インスタンス・レベルのセキュリティ・プロバイダ設定を指定します。jazn.xmlのOC4Jインスタンス・レベルで、provider属性には、ポリシー・リポジトリ(system-jazn-data.xmlの"XML"またはOracle Internet Directoryの"LDAP")を指定します。「jazn.xmlでのポリシー・リポジトリ設定」を参照してください。

注意: :アプリケーション・レベルのセキュリティ・プロバイダは、orion-application.xml内の<jazn>要素のprovider属性によって指定されます。(規則上は、orion-application.xml内のprovider="XML"は、セキュリティ・プロバイダが外部LDAPプロバイダ、カスタム・ログイン・モジュール、またはOracle Access Managerであるときにも使用されます。) 

schema-major-version 

値: 文字列

デフォルト: デフォルトなし

jazn.xml XSDのメジャー・バージョン番号。この属性の値は、OC4J 10.1.3.x実装で使用する場合は10です。

注意: この属性は、jazn.xmlのXSDで直接定義されていません。最上位レベルのOC4J XSDのattributeGroupの指定に依存します。 

schema-minor-version 

値: 文字列

デフォルト: デフォルトなし

jazn.xml XSDのマイナー・リリース番号。この属性の値は、OC4J 10.1.3.x実装で使用する場合は0です。

注意: この属性は、jazn.xmlのXSDで直接定義されていません。最上位レベルのOC4J XSDのattributeGroupの指定に依存します。 

<property>

親要素:

<jazn>

子要素:

なし

必須

オプション、0以上

プロパティの設定を名前と値のペアで指定します。各セキュリティ・プロバイダと使用モードでは、固有のプロパティのセットをサポートします。たとえば、前のいくつかの章に示したように、LDAPベースのプロバイダ(Oracle Identity Management使用時)に固有のプロパティがあり、アイデンティティ管理フレームワークとJava SSOに固有のプロパティがあります。次に例を示します。

LDAPの場合:

   <property name="ldap.protocol" value="no-ssl"/>

アイデンティティ管理フレームワークの場合:

   <property name="idm.token.asserter.class"
             value="oracle.security.jazn.sso.SSOCookieTokenAsserter" />

Java SSO(アイデンティティ管理フレームワークの実装の1つ)の場合:

   <property name="idm.authentication.name" value="JavaSSO" />
   <property name="custom.sso.url.login" 
             value="http://host:port/jsso/SSOLogin" />
表D-2    <property>属性 
名前  説明 

name 

値: 文字列

デフォルト: なし

プロパティの名前。 

value 

値: 文字列

デフォルト: なし

プロパティの値。 

system-jazn-data.xmlの階層

この項では、system-jazn-data.xmlファイルの要素の階層について説明します。<jazn-data>の直下のサブ要素は、<jazn-policy><jazn-realm><jazn-loginconfig><jacc-repository><jazn-permission-classes>および<jazn-principal-classes>ですが、最後の3つはこのリリースではユーザー向けの使用を意図したものではありません。


注意

<jazn-realm>の下の要素は、アプリケーション固有のjazn-data.xmlファイルでも使用できます。 


system-jazn-data.xmlの階層 
<jazn-data>
 
   <jazn-policy>
<grant>
<grantee>
<display-name>
<principals>
<principal>
<realm-name>
<type>
<class>
<name>
<codesource>
<url>
<permissions>
<permission>
<class>
<name>
<actions>
 
   <jazn-realm>
<realm>
<name>
<users>
<user>
<name>
<display-name>
<description>
<guid>
<credentials>
<roles>
<role>
<name>
<display-name>
<description>
<guid>
<members>
<member>
<type>
<name>
<jazn-policy> DO NOT USE AS SUBELEMENT OF <realm>
 
   <jazn-loginconfig>
<application>
<name>
<login-modules>
<login-module>
<class>
<control-flag>
<options>
<option>
<name>
<value>
 
   <jacc-repository>         NOT INTENDED FOR CUSTOMER USE; SUBHIERARCHY NOT SHOWN
 
   <jazn-permission-classes> NOT INTENDED FOR CUSTOMER USE; SUBHIERARCHY NOT SHOWN
 
   <jazn-principal-classes>  NOT INTENDED FOR CUSTOMER USE; SUBHIERARCHY NOT SHOWN
 

関連項目

 

system-jazn-data.xmlの要素と属性

この項は、system-jazn-data.xmlファイルの要素をアルファベット順に並べた辞書です。


注意

  • <jazn-realm>の下の要素は、アプリケーション固有のjazn-data.xmlファイルでも使用できます。

  • このドキュメントで何度か説明しているように、system-jazn-data.xml内の設定の大部分は、Application Server Controlを通じて設定できます。

  • 属性を扱う場合は、attribute="value"のように属性値を引用符で囲んでいます。

 

関連項目

 

<actions>

親要素:

<permission>

子要素:

なし

必須

オプション、0または1

適用可能な場合、この要素は関連するパーミッションのクラスと名前に対して許可されているアクションを指定できます。次に例を示します。

<permission>
   <class>oracle.security.jazn.realm.RealmPermission</class>
   <name>jazn.com</name>
   <actions>droprealm</actions>
</permission>

<application>

親要素:

<jazn-loginconfig>

子要素:

<name><login-modules>

必須

オプション、0以上

ログイン・モジュール構成では、この要素は(サブ要素によって)アプリケーションの名前を指定し、そのアプリケーションで使用するログイン・モジュールを構成します。

関連項目

 

<class>

親要素:

<principal><permission>または<login-module>

子要素:

なし

必須

親要素内で必須、1つのみ

この要素はいくつかの使用方法があります。

<codesource>

親要素:

<grantee>

子要素:

<url>

必須

オプション、0または1

ポリシー構成では、<grantee>要素内の<principals>要素または<codesource>要素のいずれかを使用して、付与するパーミッションを指定します。<codesource>要素では、コードソースのURLを指定し、該当のコードソースへのパーミッションを付与します。

<control-flag>

親要素:

<login-module>

子要素:

なし

必須

親要素内で必須、1つのみ

この要素では、ログイン・モジュールの次のいずれかのコントロール設定を指定します。

<control-flag>required</control-flag>

<control-flag>requisite</control-flag>

<control-flag>sufficient</control-flag>

<control-flag>optional</control-flag>

これらは、javax.security.auth.login.Configurationクラスの標準機能に応じて使用されます。全体の認証は、RequiredおよびRequisiteのログイン・モジュールがすべて成功した場合にのみ成功します。ただし、Sufficientのログイン・モジュールが構成されていて成功した場合には、ログイン・モジュール・リスト内のSufficientのログイン・モジュールの前にあるRequiredおよびRequisiteのログイン・モジュールのみ成功する必要があります。

関連項目

  • 制御フラグの設定の詳細は、表9-5を参照してください。

  • 例については、<jazn-loginconfig>を参照してください。

 

<credentials>

親要素:

<user>

子要素:

なし

必須

オプション、0または1

この要素には、ユーザーの認証パスワードが含まれます。

デフォルトで、OC4Jはsystem-jazn-data.xml(またはオプションで、アプリケーション固有のjazn-data.xmlファイル)に指定されたパスワードに対してパスワードの不明瞭化を行います。

クリアテキスト(判読可能)のパスワードを使用するかわりに、clear属性を"true"に設定するか、パスワードの前に"!"を置きます。(この場合"!"はパスワードの一部とみなされません。)ただし、クリアテキストのパスワードの使用はお薦めしません。

次の指定は同じ意味になります。

<credentials clear="true">welcome</credentials>

<credentials>!welcome</credentials>
表D-3    <credentials>属性 
名前  説明 

clear 

値: true|false

デフォルト: false

これを"true"に設定すると、不明瞭化されたパスワードではなくクリアテキストのパスワードを使用します。 


注意

clear属性は、system-jazn-data.xmlスキーマ定義で指定されませんが、OracleAS JAAS Providerのランタイム実装でサポートされます。 


関連項目

 

<description>

親要素:

<user>または<role>

子要素:

なし

必須

オプション、0または1

これには、項目を説明するテキスト文字列(親要素に応じて、ユーザーまたはロール)が含まれます。
例(ユーザーoc4jadminの場合):

<description>The OC4J user with administrative privileges</description>

<display-name>

親要素:

<grantee><user>または<role>

子要素:

なし

必須

オプション、0または1

これには、項目に対して使用する表示名(親要素によって、権限受領者、ユーザーまたはロール)を指定するテキスト文字列が含まれます。
例(ユーザーoc4jadminの場合):

<display-name>OC4J Administrator</display-name>

<grant>

親要素:

<jazn-policy>

子要素:

<grantee><permissions>

必須

オプション、0以上

ポリシー構成では、この要素には権限受領者にパーミッション・セットを割り当てる権限エントリが含まれます(コードソースまたはプリンシパルのセット)。


注意

system-jazn-data.xmlスキーマ定義で指定された)grantee-names属性を使用しないでください。<grantee>サブ要素では、権限受領者を指定します。 


関連項目

  • 例については、<jazn-policy>を参照してください。

 

<grantee>

親要素:

<grant>

子要素:

<display-name><principals><codesource>

必須

親要素内で必須、1つのみ

ポリシー権限を<grant>要素によって指定する場合、(<permissions>要素と組み合せて使用される)<grantee>要素は、パーミッションが付与される対象(プリンシパルのセットまたはコードソース)を指定します。

関連項目

  • 例については、<jazn-policy>を参照してください。

 

<guid>

親要素:

<user>または<role>

子要素:

なし

必須

オプション、0または1

この要素では、項目(親要素によって、ユーザーまたはロール)のグローバル一意識別子(GUID)を指定します。GUIDは、ユーザーまたはロールを異なるセキュリティ・プロバイダに移行する場合などに、OracleAS JAAS Providerによって生成され、内部的に使用されます。ユーザーが自分で設定する項目ではありません。

<jacc-repository>

親要素:

<jazn-data>

子要素:

<jacc-policy>

必須

なし

この要素とそのサブ階層(ここに示しています)は、OC4J 10.1.3.1の実装ではユーザー向けの使用を意図したものではありません。

   <jacc-repository>
      <jacc-policy>
         <contextID>
         <excluded-policy>           SAME SUBHIERARCHY AS <jazn-policy>
         <unchecked-policy>          SAME SUBHIERARCHY AS <jazn-policy>
         <role-policy>               SAME SUBHIERARCHY AS <jazn-policy>

<jazn-data>

親要素:

なし(ルート)

子要素:

<jazn-policy><jazn-realm><jazn-loginconfig>(ユーザー向けの使用を意図した場合にのみ考慮)

必須

必須、1つのみ

これはOracleAS JAAS Providerを構成するsystem-jazn-data.xmlファイルの最上位レベルの要素です。

表D-4    <jazn-data>属性 
名前  説明 

schema-major-version 

値: 文字列

デフォルト: デフォルトなし

system-jazn-data.xml XSDのメジャー・バージョン番号。この属性の値は、OC4J 10.1.3.x実装で使用する場合は10です。

注意: この属性は、system-jazn-data.xmlのXSDで直接定義されていません。最上位レベルのOC4J XSDのattributeGroupの指定に依存します。 

schema-minor-version 

値: 文字列

デフォルト: デフォルトなし

system-jazn-data.xml XSDのマイナー・リリース番号。この属性の値は、OC4J 10.1.3.x実装で使用する場合は0です。

注意: この属性は、system-jazn-data.xmlのXSDで直接定義されていません。最上位レベルのOC4J XSDのattributeGroupの指定に依存します。 

<jazn-loginconfig>

親要素:

<jazn-data>

子要素:

<application>

必須

オプション、0または1

これは、指定したアプリケーション(構成の一部として指定)に関連付けられたログイン・モジュールを構成する最上位レベルの要素です。次に、Oracle提供のDBTableOraDataSourceLoginModuleの例を示します(ここに示すサブ要素は、この付録内で何度か取り上げています)。

<jazn-loginconfig>
   <application>
      <name>application_name</name>
      <login-modules>
         <login-module>
            <class>
              oracle.security.jazn.login.module.db.DBTableOraDataSourceLoginModule
            </class>
            <control-flag>required</control-flag>
            <options>
               <option>
                  <name>data_source_name</name>
                  <value>jdbc/OracleDS</value>
               </option>
               <option>
                  <name>table</name>
                  <value>userinfo</value>
               </option>
               <option>
                  <name>roles_fk_column</name>
                  <value>userName</value>
               </option>
               <option>
                  <name>groupMembershipGroupFieldName</name>
                  <value>role</value>
               </option>
               <option>
                  <name>user_pk_column</name>
                  <value>userName</value>
               </option>
               <option>
                  <name>passwordField</name>
                  <value>passWord</value>
               </option>
               <option>
                  <name>groupMembershipTableName</name>
                  <value>groupinfo</value>
               </option>
               <option>
                  <name>usernameField</name>
                  <value>userName</value>
               </option>
               <option>
                  <name>casing</name>
                  <value>sensitive</value>
               </option>
            </options>
         </login-module>
      </login-modules>
   </application>
   ...
</jazn-loginconfig>

<jazn-permission-classes>

親要素:

<jazn-data>

子要素:

<permission-class>

必須

なし

この要素とそのサブ階層(ここに示しています)は、OC4J 10.1.3.1の実装ではユーザー向けの使用を意図したものではありません。

   <jazn-permission-classes>
      <permission-class>
         <name>
         <description>
         <type>
         <class>
         <target-descriptors>
            <target-descriptor>
               <name>
               <description>
         <action-descriptors>
            <action-descriptor>
               <name>
               <description>

<jazn-policy>

親要素:

<jazn-data>

子要素:

<grant>

必須

オプション、0または1

これは、権限受領者(プリンシパルまたはコードソース)をパーミッション・セットと関連付けるポリシー権限を指定する、ポリシー構成の最上位レベルの要素です。ここに例を示します(ここに示すサブ要素は、この付録内で何度か取り上げています)。

<jazn-policy>
   <grant>
      <grantee>
         <principals>
            <principal>
               <realm-name>jazn.com</realm-name>
               <type>role</type>
               <class>oracle.security.jazn.spi.xml.XMLRealmRole</class>
               <name>jazn.com/oc4j-administrators</name>
            </principal>
         </principals>
      </grantee>
      <permissions>
         <permission>
            <class>com.evermind.server.AdministrationPermission</class>
            <name>administration</name>
            <actions>administration</actions>
         </permission>
         <permission>
            <class>oracle.security.jazn.realm.RealmPermission</class>
            <name>jazn.com</name>
            <actions>modifyrealmmetadata</actions>
         </permission>
         <permission>
            <class>oracle.security.jazn.realm.RealmPermission</class>
            <name>jazn.com</name>
            <actions>createrealm</actions>
         </permission>
         <permission>
            <class>oracle.security.jazn.realm.RealmPermission</class>
            <name>jazn.com</name>
            <actions>dropuser</actions>
         </permission>
         <permission>
            <class>oracle.security.jazn.realm.RealmPermission</class>
            <name>jazn.com</name>
            <actions>droprealm</actions>
         </permission>
         <permission>
            <class>com.evermind.server.rmi.RMIPermission</class>
            <name>login</name>
         </permission>
         <permission>
            <class>com.evermind.server.rmi.RMIPermission</class>
            <name>subject.propagation</name>
         </permission>
         <permission>
            <class>oracle.security.jazn.policy.RoleAdminPermission</class>
            <name>jazn.com/*</name>
         </permission>
      </permissions>
   </grant>
   ...
</jazn-policy>


注意

<jazn-policy><realm>のサブ要素として使用しないでください。 


<jazn-principal-classes>

親要素:

<jazn-data>

子要素:

<principal-class>

必須

なし

この要素とそのサブ階層(ここに示しています)は、OC4J 10.1.3.1の実装ではユーザー向けの使用を意図したものではありません。

   <jazn-principal-classes>
      <principal-class>
         <name>
         <description>
         <type>
         <class>
         <name-description-map>
            <name-description-pair>
               <name>
               <description>

<jazn-realm>

親要素:

<jazn-data>

子要素:

<realm>

必須

オプション、0または1

これは、セキュリティ・レルムとそこに含まれるユーザーおよびロールを指定する、ユーザーおよびロールの情報の最上位レベルの要素です。ここに例を示します(ここに示すサブ要素は、この付録内で何度か取り上げています)。

<jazn-realm>
   <realm>
      <name>jazn.com</name>
      <users>
         <user deactivated="true">
            <name>anonymous</name>
            <guid>D3D41721D3E311DABFFC25CB9F57C041</guid>
            <description>The default guest/anonymous user</description>
         </user>
         <user>
            <name>oc4jadmin</name>
            <display-name>OC4J Administrator</display-name>
            <guid>D3DB1C00D3E311DABFFC25CB9F57C041</guid>
            <description>OC4J Administrator</description>
            <credentials>{903}r7VKkMgJqP8fkDZCG7YMo7UZnT/B+HcK</credentials>
         </user>
         ...
      </users>
      <roles>
         <role>
            <name>ascontrol_admin</name>
            <display-name>ASControl Admin Role</display-name>
            <description>Administrative role for ASControl</description>
            <guid>D3DB1C05D3E311DABFFC25CB9F57C041</guid>
            <members>
               <member>
                  <type>user</type>
                  <name>oc4jadmin</name>
               </member>
            </members>
         </role>
         <role>
            <name>oc4j-administrators</name>
            <display-name>OC4J Admin Role</display-name>
            <description>Administrative role for OC4J</description>
            <guid>D3DB1C02D3E311DABFFC25CB9F57C041</guid>
            <members>
               <member>
                  <type>user</type>
                  <name>oc4jadmin</name>
               </member>
               ...
            </members>
         </role>
         ...
      </roles>
   </realm>
</jazn-realm>

<login-module>

親要素:

<login-modules>

子要素:

<class><control-flag><options>

必須

親要素内で必須、1つ以上

この要素は、クラス名、制御フラグ、ログイン・モジュールのオプション設定を指定するサブ要素とともに、所定のアプリケーションのログイン・モジュールを指定し、構成します。

関連項目

 

<login-modules>

親要素:

<application>

子要素:

<login-module>

必須

親要素内で必須、1つのみ

この要素は、1つ以上の<login-module>サブ要素によって、所定のアプリケーションのログイン・モジュールのセットを構成します。

関連項目

 

<member>

親要素:

<members>

子要素:

<type><name>

必須

オプション、0以上

この要素は、適用可能なロールのメンバーの名前と、メンバーがユーザーか別のロールか(<type>サブ要素によって)を指定します。

関連項目

  • 例については、<jazn-realm>を参照してください。

 

<members>

親要素:

<role>

子要素:

<member>

必須

親要素内で必須、1つのみ

この要素はロールのメンバーを指定します。メンバーはユーザーまたは他のロールのいずれかです。

関連項目

  • 例については、<jazn-realm>を参照してください。

 

<name>

親要素:

<principal><realm><role><user><member><application>または<option>

子要素:

なし

必須

親要素内で必須、1つのみ

この要素はいくつかの使用方法があります。

(この要素は、この後<permission>のサブ要素としても別個に掲載されています。)

<name>

親要素:

<permission>

子要素:

なし

必須

オプション、0または1

適用可能な場合、この要素ではパーミッション・クラスに対して意味を持つ、パーミッションの名前を指定できます。次に例を示します。

<permission>
   <class>com.evermind.server.rmi.RMIPermission</class>
   <name>login</name>
</permission>

(この要素は、前述のように、<principal><realm><role><user><member><application>または<option>のサブ要素としても別個に掲載されています。)

<option>

親要素:

<options>

子要素:

<name><value>

必須

親要素内で必須、1つ以上

<option>要素は、<name>サブ要素と<value>サブ要素を通じて、ログイン・モジュール用のオプション設定の名前と値を指定します。

関連項目

 

<options>

親要素:

<login-module>

子要素:

<option>

必須

オプション、0または1

この要素は、<option>サブ要素を通じて、ログイン・モジュール用のオプション設定を指定します。

関連項目

 

<permission>

親要素:

<permissions>

子要素:

<class><name><actions>

必須

親要素内で必須、1つ以上

<permissions>要素がポリシー権限構成で使用されるとき、各<permission>サブ要素は該当のプリンシパルに付与される1つのパーミッションを指定します。

関連項目

  • 例については、<jazn-policy>を参照してください。

 

<permissions>

親要素:

<grant>

子要素:

<permission>

必須

親要素内で必須、1つのみ

ポリシー権限を<grant>要素によって指定する場合、(<grantee>要素と組み合せて使用される)<permissions>要素は、<permission>サブ要素のセットによって、付与されるパーミッションを指定します。


注意

system-jazn-data.xmlスキーマ定義では、この要素を必須要素として指定しませんが、OracleAS JAAS Providerランタイム実装では任意の<grant>要素内でこの要素の使用を必要とします。 


関連項目

  • 例については、<jazn-policy>を参照してください。

 

<principal>

親要素:

<principals>

子要素:

<realm-name><class><type><name>

必須

オプション、0以上

<principals>要素がポリシー権限構成で使用されるとき、各<principal>サブ要素は該当のパーミッションが付与される1つのプリンシパルを指定します。

関連項目

  • 例については、<jazn-policy>を参照してください。

 

<principals>

親要素:

<grantee>

子要素:

<principal>

必須

オプション、0または1

ポリシー構成では、<grantee>要素内の<principals>要素または<codesource>要素のいずれかを使用して、付与するパーミッションを指定します。<principals>要素ではパーミッションが付与されるプリンシパルのセットを指定します。

これらのパーミッションを付与されるサブジェクトでは、指定されたすべてのプリンシパルをサブジェクトが含んでいる必要があります。

関連項目

  • 例については、<jazn-policy>を参照してください。

 

<realm>

親要素:

<jazn-realm>

子要素:

<name><users><roles>

必須

オプション、0以上

この要素は、レルムと、レルムに属するユーザーとロールを指定します。


注意

<jazn-policy><realm>のサブ要素として使用しないでください。 


関連項目

  • 例については、<jazn-realm>を参照してください。

 

<realm-name>

親要素:

<principal>

子要素:

なし

必須

オプション、0または1

プリンシパルにパーミッションを付与する場合、この要素にはプリンシパルが属するレルムの名前を指定します。(この値は、レルムが構成される<realm>要素の<name>サブ要素の値に対応します。)次に例を示します。

<realm-name>jazn.com</realm-name>

レルム名が指定されていない場合、デフォルト・レルムとみなされます。

<role>

親要素:

<roles>

子要素:

<name><display-name><description><guid><members>

必須

オプション、0以上

この要素はロールと、そのロールのメンバーを指定します。

関連項目

  • 例については、<jazn-realm>を参照してください。

 

<roles>

親要素:

<realm>

子要素:

<role>

必須

オプション、0または1

この要素はレルムに属するロールのセットを指定します。

関連項目

  • 例については、<jazn-realm>を参照してください。

 

<type>

親要素:

<member>

子要素:

なし

必須

必須、1つのみ

<member>のサブ要素として、ロールのメンバーの指定時に、この要素はメンバーのタイプ(つまり、メンバーがユーザーか別のロールか)を指定します。次に例を示します。

<type>user</type>

(この要素は、この後、<principal>のサブ要素としても別個に掲載されています。)

関連項目

  • 例については、<jazn-realm>を参照してください。

 

<type>

親要素:

<principal>

子要素:

なし

必須

オプション、0または1

<principal>のサブ要素として、プリンシパルへのパーミッションの付与の際に、この要素はオプションでプリンシパルのタイプ(プリンシパルがユーザーかロールか)を指定できます。次に例を示します。

<type>role</type>

(この要素は、前述のように、<member>のサブ要素としても別個に掲載されています。)

関連項目

  • 例については、<jazn-policy>を参照してください。

 

<url>

親要素:

<codesource>

子要素:

なし

必須

親要素内で必須、1つのみ

<codesource>要素がポリシー権限構成で使用されるとき、<url>サブ要素は該当のパーミッションが付与されるコードソースのURLを指定します。次に例を示します。

"file:${oracle.home}/j2ee/home/jazn.jar"

(これは、「Java 2ポリシー・ファイルの作成または更新」に示すjava2.policyファイルと同じ形式です。)

<user>

親要素:

<users>

子要素:

<name><display-name><description><guid><credentials>

必須

オプション、0以上

この要素はレルム内のユーザーを指定します。

表D-5    <user>属性 
名前  説明 

deactivated 

値: true|false

デフォルト: false

構成ファイル内のユーザーを保持するが現在無効にする場合、この属性を"true"に設定できます。これは、たとえば、jazn.comレルム内のanonymousユーザーの初期構成です。 

関連項目

  • 例については、<jazn-realm>を参照してください。

 

<users>

親要素:

<realm>

子要素:

<user>

必須

オプション、0または1

この要素はレルムに属するユーザーのセットを指定します。

関連項目

  • 例については、<jazn-realm>を参照してください。

 

<value>

親要素:

<option>

子要素:

なし

必須

親要素内で必須、1つのみ

この要素はログイン・モジュールの構成用のオプションの値を指定します。(オプション名を示す<name>要素を伴います。)
例(DBTableOraDataSourceLoginModuleのオプション):

<option>
   <name>data_source_name</name>
   <value>jdbc/OracleDS</value>
</option>

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