コネクタをデプロイするには次の手順を実行します。
使用するOracle Identity Managerのリリースに応じて、次のいずれかの項の手順を実行します。
次の表に、コネクタのデプロイ要件を示します。
項目 | 要件 |
---|---|
Oracle Identity Manager | Oracle Identity Managerリリース8.5.3.1以上。 |
ターゲット・システム | Siebel 7.5〜8.1.1 |
外部コード | Siebel 7.5〜7.7の場合:
Siebel 7.8〜8.1.1の場合:
|
ターゲット・システムのユーザー・アカウント | リコンシリエーションおよびプロビジョニング操作に必要な権限を割り当ててターゲット・システム・ユーザー・アカウントを作成します。詳細は、「コネクタ操作用のターゲット・システム・ユーザー・アカウントの作成」を参照してください。 |
注意: Oracle Identity Managerをクラスタ環境にインストールするときは、インストール・ディレクトリの内容をクラスタの各ノードにコピーします。同じく、ThirdParty ディレクトリの内容も、クラスタの各ノードの対応するディレクトリにコピーする必要があります。 |
Siebel 7.5、7.6または7.7のいずれかを使用している場合は、次のファイルをSiebel7.x_installation_directory
/siebsrvr/CLASSES
ディレクトリからOIM_HOME
/xellerate/ThirdParty
ディレクトリへコピーします。
SiebelJI.jar
SiebelJI_Common.jar
SiebelJI_enu.jar
Siebel 7.8、7.9または8.0のいずれかを使用している場合は、次のファイルをSiebelx.x_installation_directory
/siebsrvr/CLASSES
ディレクトリからOIM_HOME
/xellerate/ThirdParty
ディレクトリへコピーします。
Siebel.jar
SiebelJI_enu.jar
Oracle Identity Managerはユーザー・アカウントを使用し、ターゲット・システムからのデータのプロビジョニングとリコンサイルを実行します。コネクタ操作の実行に必要な権限を持つターゲット・システムのユーザー・アカウントを作成するには、次のようにします。
Siebelで次のようにユーザー・アカウントを作成します。
Siebelにログインします。
サイト・マップ・アイコンをクリックします。
「管理 - ユーザー」をクリックします。
「従業員」をクリックします。
「新規」をクリックします。
作成するアカウントに関する次の詳細を入力します。
姓
名
役職
ユーザーID
職責: 「Siebel管理者」を選択します。
担当: 「Siebel管理者」を選択します。
組織: 「デフォルトの組織」を選択します。
従業員タイプ
Siebelデータベースで次のようにユーザー・アカウントを作成します。
Siebelホーム・ディレクトリを開きます。
dbsrvr
ディレクトリを開きます。
次のいずれかのディレクトリを開きます。
IBM DB2 UDBの場合: DB2
Microsoft SQL Serverの場合: MSSQL
Oracleデータベースの場合: Oracle
テキスト・エディタで次のいずれかのファイルを開きます。
IBM DB2 UDBの場合: grantusrdb2.sql
Microsoft SQL Serverの場合: addusrmsql.sql
Oracleデータベースの場合: grantusroracle.sql
開いたファイルで、次のようにします。
ステップ1で作成したユーザーのユーザーIDを指定します。
ユーザーのパスワードを設定します。
他の必要な詳細を指定します。
スクリプトを実行します。
注意: このガイドでは、コネクタ・インストーラという用語は、Oracle Identity Manager管理およびユーザー・コンソールのコネクタ・インストーラ機能を示すために使用されます。 |
Oracle Identity Managerリリース9.1.0以上にコネクタをインストールする手順は次のとおりです。
コネクタ・インストーラを実行するには、次のようにします。
コネクタ・インストール・メディアの内容を次のディレクトリにコピーします。
OIM_HOME/xellerate/ConnectorDefaultDirectory
『Oracle Identity Manager管理およびユーザー・コンソール・ガイド』の「コネクタのインストールのためのユーザー・アカウントの作成」で説明されているユーザー・アカウントを使用して、管理およびユーザー・コンソールにログインします。
「デプロイメント管理」→「コネクタのインストール」をクリックします。
「コネクタ・リスト」から「Seibel Connector RELEASE_NUMBER」を選択します。このリストには、インストール・ファイルがデフォルト・コネクタ・インストール・ディレクトリにコピーされているコネクタの、名前およびリリース番号が表示されます。
OIM_HOME/xellerate/ConnectorDefaultDirectory
インストール・ファイルを異なるディレクトリにコピーした場合は、次のようにします。
「代替ディレクトリ」フィールドに、該当するディレクトリのフルパスおよび名前を入力します。
「リフレッシュ」をクリックして、「コネクタ・リスト」に含まれるコネクタのリストを再移入します。
「コネクタ・リスト」から「Seibel Connector RELEASE_NUMBER」を選択します。
「ロード」をクリックします。
「続行」をクリックして、インストール処理を開始します。
次のタスクが順番に実行されます。
コネクタ・ライブラリの構成
コネクタのXMLファイルのインポート(デプロイメント・マネージャを使用)
アダプタのコンパイル
正常に完了したタスクには、チェックマークが表示されます。タスクが失敗すると、Xマークおよび失敗の理由を示すメッセージが表示されます。失敗の理由に応じて必要な修正を行い、次のいずれかの手順を実行します。
「再試行」をクリックしてインストールを再試行します。
インストールを取り消して、ステップ1からやりなおします。
コネクタのインストール処理の3つのタスクがすべて正常に行われると、インストールが正常に実行されたことを示すメッセージが表示されます。また、インストール後に実行する必要がある手順のリストが表示されます。これらの手順は次のとおりです。
コネクタ使用の前提条件が満たされていることの確認
注意: この段階で、コネクタ・リソース・バンドルからのコンテンツを含むサーバー・キャッシュをロードするためのPurgeCache ユーティリティを実行して、前提条件のリストを表示できます。PurgeCache ユーティリティの実行に関する情報は、「サーバー・キャッシュからのコネクタ・リソース・バンドル関連コンテンツの消去」を参照してください。
一部の事前定義済コネクタには、前提条件はありません。 |
コネクタのITリソースの構成
このページに表示されるITリソースの名前を記録します。ITリソースの構成手順は、このガイドで後述します。
コネクタのインストール時に作成されたスケジュール済タスクの構成
このページに表示されるスケジュール済タスクの名前を記録します。これらのスケジュール済タスクの構成手順は、このガイドで後述します。
Oracle Identity Managerクラスタへのコネクタのインストール
クラスタ環境でOracle Identity Managerをインストールする際には、すべてのJARファイルおよびconnectorResources
ディレクトリの内容を、クラスタの各ノードの対応するディレクトリにコピーする必要があります。コピー対象ファイルおよびOracle Identity Managerサーバー上のコピー先に関する情報は、「インストール・メディアのファイルおよびディレクトリ」を参照してください。
注意: コネクタをOracle Identity Managerリリース9.1.0以上にインストールする場合、この手順を実行します。 |
次の手順に従って、SIEBEL IT Resource
ITリソースのパラメータの値を指定する必要があります。
管理およびユーザー・コンソールにログインします。
「リソース管理」を開きます。
「ITリソースの管理」をクリックします。
「ITリソースの管理」ページの「ITリソース名」フィールドにSIEBEL IT Resource
と入力して、「検索」をクリックします。
ITリソースの「編集」アイコンをクリックします。
ページ上部のリストから、「詳細およびパラメータ」を選択します。
ITリソースのパラメータの値を指定します。次の表に、各パラメータの説明を示します。
パラメータ | 説明 | サンプル/デフォルト値 |
---|---|---|
EnterpriseServer |
エンタープライズ・サーバーの名前。 | siebel |
GatewayServer |
ゲートウェイ・サーバーの名前。 | STS_TESTING |
GatewayServerPort |
SCBrokerコンポーネントのリスニング・ポート番号。 | 2321 |
Language |
言語 | 次のいずれかを指定できます。
英語の場合: ポルトガル語(ブラジル)の場合: フランス語の場合: ドイツ語の場合: イタリア語の場合: 日本語の場合: 韓国語の場合: 簡体字中国語の場合: スペイン語の場合: 繁体字中国語の場合: |
ObjectManager |
オブジェクト・マネージャの名前。 | 次のいずれかを指定できます。
英語の場合: ポルトガル語(ブラジル)の場合: フランス語の場合: ドイツ語の場合: イタリア語の場合: 日本語の場合: 韓国語の場合: 簡体字中国語の場合: スペイン語の場合: 繁体字中国語の場合: |
Password |
コネクタ操作に使用するターゲット・システムのユーザー・アカウントのパスワード
詳細は、「コネクタ操作用のターゲット・システム・ユーザー・アカウントの作成」を参照してください。 |
sadmin |
SiebelServer |
ターゲット・システム・サーバーの名前。 | STS_TESTING |
UserName |
コネクタ操作に使用するターゲット・システムのユーザー・アカウントのユーザーID
詳細は、「コネクタ操作用のターゲット・システム・ユーザー・アカウントの作成」を参照してください。 |
sadmin |
Encryption |
通信を保護するための暗号化のタイプ。
注意: このパラメータの値は大/小文字が区別されます。 |
暗号化が必要な場合はRSA を指定します。それ以外の場合は、None を指定します。 |
Version |
このコネクタでサポートされるターゲット・システムのバージョン。 | 7.5 または7.8 |
TimeStamp |
最初のリコンシリエーションの実行では、タイムスタンプ値は設定されていません。後続のリコンシリエーション処理では、前のリコンシリエーション処理が完了した時刻がこのパラメータに保存されます。 | サンプルのタイムスタンプ値は次のとおりです。
英語の場合: フランス語の場合: 日本語の場合: |
CustomizedReconQuery |
リコンシリエーションの基となる問合せ条件
このパラメータに問合せ条件を追加すると、問合せ条件に基づいてターゲット・システム・レコードが検索されます。 すべてのターゲット・システム・レコードをリコンサイルする場合は、このパラメータの値を指定しないでください。 問合せには、論理演算子AND(&)およびOR(|)を使用できます。 このパラメータの詳細は、「部分リコンシリエーション」を参照してください。 |
First Name=John&Last Name=Doe |
「更新」をクリックして値を保存します。
Oracle Identity Managerリリース8.5.3.1〜9.0.3にコネクタをインストールする手順は、次のとおりです。
コピーするコネクタのファイルと、コピーする必要があるディレクトリを次の表に示します。
注意: クラスタ環境では、JARファイルおよびconnectorResources ディレクトリの内容を、クラスタの各ノードの対応するディレクトリにコピーします。 |
「インストール・メディアのファイルおよびディレクトリ」で説明したように、コネクタのXMLファイルには、コネクタのコンポーネントの定義が含まれています。コネクタのXMLファイルをインポートすることで、Oracle Identity Managerにこれらのコンポーネントを作成します。
コネクタのXMLファイルをOracle Identity Managerにインポートするには、次のようにします。
左のナビゲーション・バーの「デプロイメント管理」リンクをクリックします。
「デプロイメント管理」の下の「インポート」リンクをクリックします。ファイルを開くダイアログ・ボックスが表示されます。
SiebelEmpResourceObject.xml
ファイルを検索して開きます。このファイルはOIM_HOME
/xellerate/Siebel/xml
ディレクトリにあります。このXMLファイルの詳細は、「ファイル・プレビュー」ページに表示されます。
「ファイルの追加」をクリックします。「置換」ページが表示されます。
「次へ」をクリックします。「確認」ページが表示されます。
「次へ」をクリックします。SIEBEL IT Resource
ITリソースの「ITリソース・インスタンス・データの提供」ページが表示されます。
SIEBEL IT Resource
ITリソースのパラメータの値を指定します。指定する値に関する情報は、次の表を参照してください。
パラメータ | 説明 | サンプル/デフォルト値 |
---|---|---|
EnterpriseServer |
エンタープライズ・サーバーの名前。 | siebel |
GatewayServer |
ゲートウェイ・サーバーの名前。 | STS_TESTING |
GatewayServerPort |
SCBrokerコンポーネントのリスニング・ポート番号。 | 2321 |
Language |
言語 | 次のいずれかを指定できます。
英語の場合: ポルトガル語(ブラジル)の場合: フランス語の場合: ドイツ語の場合: イタリア語の場合: 日本語の場合: 韓国語の場合: 簡体字中国語の場合: スペイン語の場合: 繁体字中国語の場合: |
ObjectManager |
オブジェクト・マネージャの名前。 | 次のいずれかを指定できます。
英語の場合: ポルトガル語(ブラジル)の場合: フランス語の場合: ドイツ語の場合: イタリア語の場合: 日本語の場合: 韓国語の場合: 簡体字中国語の場合: スペイン語の場合: 繁体字中国語の場合: |
Password |
コネクタ操作に使用するターゲット・システムのユーザー・アカウントのパスワード
詳細は、「コネクタ操作用のターゲット・システム・ユーザー・アカウントの作成」を参照してください。 |
sadmin |
SiebelServer |
ターゲット・システム・サーバーの名前。 | STS_TESTING |
UserName |
コネクタ操作に使用するターゲット・システムのユーザー・アカウントのユーザーID
詳細は、「コネクタ操作用のターゲット・システム・ユーザー・アカウントの作成」を参照してください。 |
sadmin |
Encryption |
通信を保護するための暗号化のタイプ。
注意: このパラメータの値は大/小文字が区別されます。 |
暗号化が必要な場合はRSA を指定します。それ以外の場合は、None を指定します。 |
Version |
このコネクタでサポートされるターゲット・システムのバージョン。 | 7.5 または7.8 |
TimeStamp |
最初のリコンシリエーションの実行では、タイムスタンプ値は設定されていません。後続のリコンシリエーション処理では、前のリコンシリエーション処理が完了した時刻がこのパラメータに保存されます。 | サンプルのタイムスタンプ値は次のとおりです。
英語の場合: フランス語の場合: 日本語の場合: |
CustomizedReconQuery |
リコンシリエーションの基となる問合せ条件
このパラメータに問合せ条件を追加すると、問合せ条件に基づいてターゲット・システム・レコードが検索されます。 すべてのターゲット・システム・レコードをリコンサイルする場合は、このパラメータの値を指定しないでください。 問合せには、論理演算子AND(&)およびOR(|)を使用できます。 このパラメータの詳細は、「部分リコンシリエーション」を参照してください。 |
First Name=John&Last Name=Doe |
「次へ」をクリックします。SIEBEL IT Resource Definition
ITリソース・タイプの新しいインスタンスの「ITリソース・インスタンス・データの提供」ページが表示されます。
「スキップ」をクリックして、他のITリソースを定義しないことを指定します。「確認」ページが表示されます。
関連項目: その他のITリソースを定義する場合、手順は『Oracle Identity Manager管理およびユーザー・コンソール・ガイド』を参照してください。 |
「選択内容の表示」をクリックします。
XMLファイルの内容が「インポート」ページに表示されます。ノードの横に十字形のアイコンが表示されることがあります。これらのノードは、冗長なOracle Identity Managerエンティティを示しています。コネクタのXMLファイルをインポートする前に、各ノードを右クリックして「削除」を選択し、これらのエンティティを削除する必要があります。
「インポート」をクリックします。コネクタのXMLファイルがOracle Identity Managerにインポートされます。
Oracle Identity Managerサーバーを構成するには、次の手順を実行します。
注意: クラスタ環境では、クラスタの各ノードでこの手順を実行する必要があります。 |
必要な入力ロケール(言語および国の設定)に変更するには、必要なフォントのインストールと必要な入力ロケールの設定を行います。
必要な入力ロケールに変更するため、システム管理者の支援が必要となる場合があります。
「コネクタ・ファイルのコピー」の項で説明した手順を実行する一方で、インストール・メディアのresources
ディレクトリにあるファイルを、OIM_HOME
/xellerate/connectorResources
ディレクトリにコピーします。connectorResources
ディレクトリ内に新しいリソース・バンドルを追加したり、既存のリソース・バンドルに変更を加えた場合は、コネクタ・リソース・バンドルに関連するコンテンツをその都度サーバー・キャッシュから消去する必要があります。
コネクタ・リソース・バンドルに関連するコンテンツをサーバー・キャッシュから消去するには、次のようにします。
コマンド・ウィンドウで、OIM_HOME
/xellerate/bin
ディレクトリに移動します。
注意: ステップ1を実行してからステップ2を実行してください。ステップ2で次のようにコマンドを実行すると、例外がスローされます。OIM_HOME/xellerate/bin/batch_file_name |
次のいずれかのコマンドを入力します。
Microsoft Windowsの場合:
PurgeCache.bat ConnectorResourceBundle
UNIXの場合:
PurgeCache.sh ConnectorResourceBundle
注意: ステップ2の実行時にスローされる例外は無視できます。 |
このコマンドのConnectorResourceBundle
は、サーバー・キャッシュから削除できるコンテンツ・カテゴリの1つです。その他のコンテンツ・カテゴリの詳細は、次のファイルを参照してください。
OIM_HOME/xellerate/config/xlConfig.xml
ロギングを有効化すると、Oracle Identity Managerはプロビジョニングおよびリコンシリエーション操作の過程で発生するイベントについての情報をログ・ファイルに自動的に格納します。ロギングを行うイベントのタイプを指定するには、ログ・レベルを次のいずれかに設定します。
ALL
このレベルでは、すべてのイベントのロギングが有効化されます。
DEBUG
このレベルでは、デバッグに役立つ詳細なイベントに関する情報のロギングが有効化されます。
INFO
このレベルでは、アプリケーションの進行状況を大まかに示すメッセージのロギングが有効化されます。
WARN
このレベルでは、障害を引き起こす可能性のある状況に関する情報のロギングが有効化されます。
ERROR
このレベルでは、アプリケーションを続行できる場合があるエラー・イベントに関する情報のロギングが有効化されます。
FATAL
このレベルでは、アプリケーションの機能停止の原因となる可能性がある、非常に重大なエラー・イベントに関する情報のロギングが有効化されます。
OFF
このレベルでは、すべてのイベントのロギングが無効化されます。
ログ・レベルを設定するファイルおよびログ・ファイルのパスは、使用するアプリケーション・サーバーによって異なります。
BEA WebLogic Server
ロギングを有効にするには、次のようにします。
OIM_HOME
/xellerate/config/log.properties
ファイルに次の行を追加します。
log4j.logger.XELLERATE=log_level log4j.logger.XL_INTG.SIEBEL=log_level
これらの行で、log_level
を、設定するログ・レベルに置換します。
次に例を示します。
log4j.logger.XELLERATE=INFO log4j.logger.XL_INTG.SIEBEL=INFO
ロギングを有効化すると、ログ情報がサーバー・コンソールに表示されます。
IBM WebSphere Application Server
ロギングを有効にするには、次のようにします。
OIM_HOME
/xellerate/config/log.properties
ファイルに次の行を追加します。
log4j.logger.XELLERATE=log_level log4j.logger.XL_INTG.SIEBEL=log_level
これらの行で、log_level
を、設定するログ・レベルに置換します。
次に例を示します。
log4j.logger.XELLERATE=INFO log4j.logger.XL_INTG.SIEBEL=INFO
ロギングを有効化すると、ログ情報が次のファイルに書き込まれます。
WEBSPHERE_HOME/AppServer/logs/SERVER_NAME/SystemOut.log
JBoss Application Server
ロギングを有効にするには、次のようにします。
JBOSS_HOME
/server/default/conf/log4j.xml
ファイルに次の行が存在していない場合は追加します。
<category name="XELLERATE">
<priority value="log_level"/>
</category>
<category name="XL_INTG.SIEBEL">
<priority value="log_level"/>
</category>
各セットのXMLコードの2行目で、log_level
を、設定するログ・レベルに置換します。次に例を示します。
<category name="XELLERATE"> <priority value="INFO"/> </category>
<category name="XL_INTG.SIEBEL"> <priority value="INFO"/> </category>
ロギングを有効化すると、ログ情報が次のファイルに書き込まれます。
JBOSS_HOME/server/default/log/server.log
Oracle Application Server
ロギングを有効にするには、次のようにします。
OIM_HOME
/xellerate/config/log.properties
ファイルに次の行を追加します。
log4j.logger.XELLERATE=log_level log4j.logger.XL_INTG.SIEBEL=log_level
これらの行で、log_level
を、設定するログ・レベルに置換します。
次に例を示します。
log4j.logger.XELLERATE=INFO log4j.logger.XL_INTG.SIEBEL=INFO
ロギングを有効化すると、ログ情報が次のファイルに書き込まれます。
ORACLE_HOME/opmn/logs/default_group~home~default_group~1.log
コネクタのデプロイ時に、Oracle Identity Managerで次の参照定義が作成されます。
Lookup.Siebel.EmployeeTypeCode
プロビジョニング操作時にこの参照定義を使用して、ユーザーに対して次の従業員タイプのいずれかを設定します。
Contractor
Employee
Intern
Lookup.Siebel.PreferredCommunications
プロビジョニング操作時にこの参照定義を使用して、ユーザーに対して次の通信モードのいずれかを設定します。
Email
Fax
Pager
Phone
Wireless Message
Lookup.Siebel.UserType
プロビジョニング操作時にこの参照定義を使用して、ユーザーに対して次のユーザー・タイプのいずれかを設定します。
Employee
User
この参照定義をプロビジョニング操作時に使用するには、あらかじめ参照定義に値を入力しておく必要があります。参照定義に値を入力するには、次のようにします。
Design Consoleにログインします。
「Administration」を開いて「Lookup Definition」をダブルクリックします。
参照定義を検索して開きます。
各エントリに、コード・キーおよびデコードの値を入力します。
各参照定義について、「Code Key」および「Decode」の値は、この項で前述したリストにある項目にする必要があります。ターゲット・システムでサポートされるのは、これらの値のみです。
「Save」をクリックします。
注意: この手順は、ターゲット・システムでRSA暗号化を使用する場合にのみ実行します。 |
ターゲット・システム・サーバーとOracle Identity Managerとの間の通信を保護する暗号化を構成できます。この項では、暗号化の構成に関する次の項目について説明します。
この項では、ターゲット・システム・サーバーとOracle Identity Managerとの間のSiebel Internet Session API(SISNAPI)通信にRSA暗号化を使用するためにターゲット・システムを構成する方法について説明します。
ターゲット・システムに対してRSA暗号化を有効にするには、次のようにします。
Siebelソフトウェア・コンフィギュレーション・ウィザードを起動します。
このウィザードは、ターゲット・システムがインストールされると自動的に起動します。必要な場合には、「Siebelソフトウェア・コンフィギュレーション・ウィザードの起動」に説明されている手順に従って手動で起動できます。
ウィザードの暗号化タイプ・ページで「RSA」オプションを選択し、ターゲット・システム・コンポーネントにRSA Security Systems 128-bit strong encryption機能を使用することを指定します。
設定を確認して、ウィザードを終了します。
サーバーを再起動します。
RSA暗号化のためにターゲット・システムを構成したら、同じ手順を実行してRSA暗号化のためにSiebel Web Server Extensionを構成します。
Siebel Call Center Applicationに対してRSA暗号化を有効にするには、次のようにします。
Siebel Call Center Applicationを起動します。
「サイトマップ」、「サーバー管理」、「コンポーネント」、「コンポーネント・パラメータ」の順に移動します。
「サーバー・コンポーネント - パラメータ・リスト」アプレットで「Call Center Object Manager (ENU)」を問い合せます。
このアプレットで、暗号化タイプ・パラメータを選択し、「RSA
」を選択します。RSA暗号化が不要な場合は、「RSA
」のかわりに「None
」を選択します。
この項では、Siebelソフトウェア・コンフィギュレーション・ウィザードの起動について説明します。
Siebelソフトウェア・コンフィギュレーション・ウィザードは、ほとんどのサーバー・コンポーネントがインストールされると自動的に開きます。必要な場合には、次の方法のいずれかを使用してMicrosoft Windowsコンピュータでこのウィザードを手動で起動できます。
Microsoft Windowsデスクトップから次のようにします。
「開始」をクリックします。
「プログラム」、「Siebel Servers 7.0」、「Configure Server_Type
」を順に選択します。Server_Type
は構成するサーバーです。たとえば、Siebel Gatewayです。
コマンド・ウィンドウから次のようにします。
コマンド・ウィンドウで、bin
サブディレクトリ・コンポーネントに移動してSIEBEL_ROOT
ディレクトリのコンポーネントを構成します。たとえば、D://sea700/siebsrvr/bin
です。
構成するコンポーネントによって、次のコマンドのいずれかを入力します。
Siebel Database Serverを構成するには、次のコマンドを入力します。
ssincfgw -l LANGUAGE -v y
Siebel Database Server以外のコンポーネントを構成するには、次のコマンドを入力します。
ssincfgw -l LANGUAGE
これらのコマンドのLANGUAGE
は、Siebelソフトウェア・コンフィギュレーション・ウィザードが実行される言語です。たとえば、アメリカ英語の場合はENU
、ドイツ語の場合はDEU
です。これらのコマンドのいずれかを実行すると、インストールされた各コンポーネントの構成モジュールのメニューが表示されます。