この章では、次の項目について説明します。
表5-1に、CA-ACF2 Advanced Connectorに関して発生する一般的な問題の一部を示します。
表5-1 トラブルシューティング
| 問題の詳細 | 解決方法 |
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Oracle Identity ManagerがCA-ACF2サーバーへの接続を確立できない。 |
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メインフレームが応答しない。 |
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特定のユースケースが機能していない。 |
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LDAP Gatewayが停止して機能しなくなる。 |
この問題が発生すると、Reconciliation AgentによるLDAP Gatewayへのメッセージの送信が停止します。かわりに、サブプール・キャッシュに格納されます。 この問題が発生した場合は、LDAP Gatewayインスタンスを再起動し、Reconciliation Agentがサブプール・キャッシュを読み取ってメッセージを再送信できるようにします。 |
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LDAP Gatewayは稼働している。ただし、Reconciliation Agentが停止して機能しなくなる。 |
この問題が発生すると、すべてのイベントがサブプール・キャッシュに送信されます。メインフレームが停止すると、すべてのメッセージがディスクに書き込まれます。 この問題が発生した場合は、Reconciliation Agentインスタンスを再起動し、ディスクまたはサブプール・キャッシュからメッセージを読み取って再送信できるようにします。 |
コネクタを使用する際には、次のガイドラインを適用してください。
CA-ACF2 Advanced Connectorでは、メインフレームへの任意のASCII以外のデータを受け付けて転送できますが、メインフレームではASCII以外の文字は受け付けられません。そのため、ASCII以外のデータの送信が必要なタスクはすべて失敗します。また、コネクタには、タスクが失敗したことやメインフレームでエラーが発生したことを示すプロビジョニングはありません。コネクタにASCII以外のデータを送信する場合は注意する必要があります。
メインフレームで使用されるパスワードは、メインフレームのパスワードに関する厳密な規則に準拠している必要があります。これらのパスワードは、メインフレームのパスワードに関する企業のポリシーおよび規則によって設定される制限の対象でもあります。