コネクタをデプロイした後、テストを行いコネクタが正常に機能することを確認する必要があります。コネクタに対してプロビジョニング・テストを実行できます。このタイプのテストでは、Oracle Identity Managerを使用して、Oracle Identity Managerのユーザーまたは組織の1つをターゲット・リソースでプロビジョニングします。つまり、コネクタのスタート・ポイントをOracle Identity Managerとし、ターゲット・リソースがエンド・ポイントになります。
プロビジョニングをテストするには、次のようにします。
runADTest.bat
スクリプト・ファイルの次のエントリを更新します。このファイルはOIM_home
/xellerate/test/scripts
ディレクトリにあります。
set XL_HOME = OIM_home
OIM_home
/xellerate/test/config
ディレクトリのconfig.properties
ファイルを更新します。プロビジョニングのテスト中に、Microsoft Active Directoryに作成されるADユーザーの属性値をこのファイルで指定します。
runADTest.bat
スクリプトを実行します。このファイルは次のディレクトリにあります。
OIM_home/xellerate/test/scripts
エラーが発生せずにスクリプトが実行されたら、Microsoft Active Directoryサーバー上にユーザーが作成されていることを確認します。
Use SSL
ITリソース・パラメータをno
に設定するとします。Oracle Identity Managerを介してMicrosoft Active Directoryユーザーをプロビジョニングする場合、Oracle Identity Managerを使用してパスワードを更新できません。Microsoft Active Directoryサーバーに既存のパスワード・ポリシーがあり、通信がSSLで保護されていない場合は、パスワード・ポリシーを無効にしてください。
この制限を解決するために実行する必要のある手順の詳細は、「Microsoft Active Directoryでのパスワード・ポリシーの有効化または無効化」を参照してください。
この問題については、第5章の既知の問題リストでも説明しています。