この章では、リリース9.0.4.2のSAP Enterprise Portalコネクタ用のソフトウェアとドキュメントに加えられた更新の概要を示します。
関連資料: 旧リリースで新たに更新された内容の詳細は、該当するリリースのこのドキュメントを参照してください。 |
この章で説明する更新内容は、次のカテゴリに分類されます。
この項では、コネクタのソフトウェアに対する更新について説明します。この項では、各ソフトウェアの更新に対応して変更された項についても説明します。
このガイドに対する主な変更が含まれます。たとえば、第二章と第三章の置換えはドキュメント固有の更新です。この変更はソフトウェアの更新には関係ないものです。
関連資料: 『Oracle Identity Managerリリース・ノート』 |
次の項では、コネクタのリリース9.0.4から現在のリリースへ実装されたソフトウェアの更新について説明します。
SAPEPConnector.jar
ファイルは、SAPEPConnector.jar
およびSAPEPRecon.jar
という2つのファイルに分けられました。次の各項には、これに伴って変更された記述があります。
リリース9.0.4.2でのソフトウェアの更新は次のとおりです。
このリリースのコネクタでは、SAP Enterprise Portal 7.0 SP15をサポートしています。旧リリースのコネクタでサポートされているターゲット・システムのバージョンは、このリリース以降ではサポートされません。
詳細は、「手順1: デプロイ要件の確認」を参照してください。
バッチ・リコンシリエーションが、このリリース以降でサポートされます。BatchSize
属性が、SAPEP UserRecon
スケジュール済タスクに導入されています。FirstTimeReconRecords
属性が、スケジュール済タスクから削除されています。
詳細は、「ユーザー・リコンシリエーションのスケジュール済タスク」を参照してください。
コネクタの旧リリースでは、デプロイメント・プロシージャの際に、次のディレクトリからファイルをコピーする必要がありました。
SAPEP_HOME/EP6J/j2ee/j2ee_00/cluster/server/
この要件は削除されました。
このリリースでのソフトウェアのその他の更新は次のとおりです。
CustomizedReconQuery
パラメータが、ITリソースからSAPEP UserRecon
スケジュール済タスクに移動されています。また、TrustedResourceObject
属性がこのスケジュール済タスクに追加されています。詳細は、「ユーザー・リコンシリエーションのスケジュール済タスク」を参照してください。
「プロビジョニングの構成」で、SAP EP Email Modify
アダプタが、コネクタのデプロイの際にコンパイルするアダプタのリストに追加されています。
「部分リコンシリエーションのテスト」で、部分リコンシリエーションのテスト例のリストが変更されています。
「既知の問題」の章で、次の項目が削除されています。
「SAP Enterprise Portalデータベースの構成の詳細は、sapum.properties
ファイルにプレーン・テキストで指定されており、その場所はITリソース定義から取得できます。これは、セキュリティの脅威の原因となります。」
次の項では、コネクタのリリース9.0.4から現在のリリースへのドキュメント固有の更新について説明します。
リリース9.0.4.1では、ドキュメント固有の更新はありません。
リリース9.0.4.2でのドキュメント固有の更新は次のとおりです。
「リコンサイル対象のXellerateユーザー・フィールド」で、フィールドのリストが変更されています。
「手順3: ターゲット・システムでのWebサービスのデプロイ」で、手順が変更されています。
「部分リコンシリエーションのテスト」で、UserID
からuniqueName
へのフィールド・マッピングの行が削除されています。グループおよびロールの属性名の一部が変更されています。