このリリースのコネクタに関連する既知の問題は、次のとおりです。
Oracle Bug#8276871
グループ、ロールおよびOUの名前は、ターゲット・システムでの実際の大文字と小文字にかかわりなく、小文字でリコンサイルされます。
Oracle Bug#8276873
ITリソースやリソース・オブジェクトなど、事前定義されたコネクタ・オブジェクトのコピーを作成またはコピーできません。
Oracle Bug#8287058
プロビジョニング操作を実行する際に、参照フィールドではなくテキスト・フィールドを使用してグループとロールを指定します。
Oracle Bug#8287063
コネクタでは、ロールとグループのリコンシリエーションをサポートしていません。
Oracle Bug#8287081
コネクタでは、ロールとグループのデータ属性に対するカスタム属性のマッピングをサポートしていません。
Oracle Bug#8294827
ターゲット・システムでユーザーを無効にする場合、次のようになります。
cn=nsmanageddisablerole
ロールがユーザーに割り当てられます。
ユーザー・レコードのnsaccountlock
フラグはTRUE
に設定されます。
このユーザーに関するデータをSun ONE Directory Server 6.3からリコンサイルする場合は、ユーザーに割り当てたcn=nsmanageddisablerole
ロールに関する情報はリコンサイルされません。
この問題は、Sun ONE Directory Server 5.2では発生しません。
Oracle Identity Managerリリース9.0.3.2でのコネクタの使用に関係する問題
Oracle Identity Managerリリース9.0.3.2にコネクタをデプロイする場合にのみ、次の問題が発生します。
Oracle Bug#8294433
信頼できるソースのリコンシリエーション時に、ターゲット・システムで実行したEnable User操作はOIMユーザーに正しく伝播されますが、OIMユーザーに割り当てたリソースには伝播されません。リソースは「無効」状態のままです。
Oracle Bug#8294446
ターゲット・システムでユーザーのステータスを変更し、ターゲット・リソースのリコンシリエーションを実行する場合は、Ignore Event APIによって例外ガスローされます。
Oracle Bug#8283518
デプロイメント・マネージャを使用してコネクタのXMLファイルをインポートする場合は、ロールとグループに関する子表がデータベースの中に作成されますが、親表にリンクされません。
子表を手動で親表にリンクするには、次のようにします。
Design Consoleにログインします。
次のように、「Status」、「Role」および「Group」の各フィールドのリコンシリエーション・フィールド・マッピングを削除します。
「Process Management」を開いて「Process Definition」をダブルクリックします。
iPlanet Userプロセス定義を検索して開きます。
「Reconciliation Field Mappings」タブをクリックします。
「Status」を選択し、「Delete Map」をクリックします。
「Role」を選択し、「Delete Map」をクリックします。
「Group」を選択し、「Delete Map」をクリックします。
次のように子表を親表にリンクします。
「Development Tools」を開き、「Form Designer」をダブルクリックします。
「iPlanet User」プロセス・フォームを検索して開きます。
「Create New Version」をクリックします。
「Create New Version」ダイアログ・ボックスで、作成するバージョンに対応するラベルを入力し、「Save」アイコンをクリックします。
「Create New Version」ダイアログ・ボックスを閉じます。
「Current Version」リストから、新しく作成したバージョンを選択します。
「Child Tables」タブをクリックします。
2個の子表が親表にリンクされている場合は、フォームに対してマッピングされ、ステップ4に進むことができます。
子表から親表へのリンクが表示されない場合は、親表は空白です。この場合は、次のようにします。
i. 「Assign」をクリックします。
「Assign Child Tables」ダイアログ・ボックスが表示されます。
ii.左のリストで、「UD_IPNT_GRP」および「UD_IPNT_ROL」を選択します。
iii.右矢印をクリックしてこれらのアイテムを右のリストに移動し、「OK」をクリックします。
iv.「Make Version Active」をクリックします。
次のように、「Status」、「Role」および「Group」の各フィールドに関するリコンシリエーション・フィールド・マッピングを再作成します。
「Process Management」を開いて「Process Definition」をダブルクリックします。
iPlanet Userプロセス定義を検索して開きます。
「Reconciliation Field Mappings」タブをクリックします。
「Add Field Map」をクリックします。
「Add Reconciliation Field Mapping」ダイアログ・ボックスで次の値を入力します。
Field Name: Status
Field Type: String
Process Data Field: OIM_OBJECT_STATUS
「Save」アイコンをクリックしてダイアログ・ボックスを閉じます。
「Add Table Map」をクリックします。
「Add Reconciliation Table Mapping」ダイアログ・ボックスで次の値を入力します。
Field Name: Role
Field Type: Multi-Valued
Table Name: UD_IPNT_ROL
「Save」アイコンをクリックしてダイアログ・ボックスを閉じます。
リスト内で「Role」フィールドを右クリックし、ショートカット・メニューから「Define Property Field Map」を選択します。
「Map Reconciliation field」ダイアログ・ボックスで次の値を入力します。
Field Name: Role Name
Field Type: String
Process Data Field: Role
「Key Field for Reconciliation Matching」を選択します。
「Save」アイコンをクリックしてダイアログ・ボックスを閉じます。
「Add Table Map」をクリックします。
「Add Reconciliation Table Mapping」ダイアログ・ボックスで次の値を入力します。
Field Name: Group
Field Type: Multi-Valued
Table Name: UD_IPNT_GRP
「Save」アイコンをクリックしてダイアログ・ボックスを閉じます。
リスト内で「Group」フィールドを右クリックし、ショートカット・メニューから「Define Property Field Map」を選択します。
「Map Reconciliation field」ダイアログ・ボックスで次の値を入力します。
Field Name: Group Name
Field Type: String
Process Data Field: Group
「Key Field for Reconciliation Matching」を選択します。
「Save」アイコンをクリックしてダイアログ・ボックスを閉じます。
「Save」アイコンをクリックして変更をプロセス定義に保存します。