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Oracle Identity Manager Oracle E-Business Employee Reconciliation Connectorガイド
リリース9.1.0
B56037-01
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3 コネクタの使用

この章では、次の手順について説明します。

3.1 初回(完全)リコンシリエーションの実行

コネクタをデプロイしたら、初回リコンシリエーションを実行して、既存のターゲット・システム・レコードをすべてOracle Identity Managerにフェッチする必要があります。初回リコンシリエーション実行は完全リコンシリエーション実行です。このリコンシリエーション実行の開始時に、最終実行時間スケジュール済タスク属性にタイムスタンプが移入されます。その後の実行では、最終実行時間属性に0以外の値が含まれるため、スケジュール済タスクは自動的に増分リコンシリエーションに切り替わります。


注意:

初回リコンシリエーションの後では、最終実行時間属性を0に設定し、「バッチ・サイズ」スケジュール済タスク属性に0以外の値を指定することで、いつでも増分リコンシリエーションから完全リコンシリエーションに切り替えることができます。

次にこの手順について説明します。

  1. 管理およびユーザー・コンソールにログインします。

  2. 「リソース管理」を展開します。

  3. 「スケジュール済タスクの管理」をクリックします。

  4. 「スケジュール済タスクの管理」ページで、スケジュール済タスクの名前(eBusiness HRMSの信頼できるリコンシリエーション)を検索基準として入力し、「検索」をクリックします。

  5. 検索結果の表で、スケジュール済タスクの「編集」列の編集アイコンをクリックします。次のスクリーンショットは「スケジュール済タスクの管理」ページです。ここで、「編集」アイコンをクリックします。

    「スケジュール済タスクの管理」ページ
  6. 「スケジュール済タスクの詳細」ページで「編集」をクリックすると、スケジュール済タスクの次の詳細を変更できます。

    • ステータス: 「有効」を選択します。

    • 最大再試行数: このフィールドには整数値を入力します。この数は、Oracle Identity Managerがタスクの完了を試行する回数です。この数を超えると、ERRORステータスがタスクに割り当てられます。デフォルト値は2です。

    • 次回開始: リコンシリエーションを実行する日時を指定します。

    • 頻度: 「1回」を選択します。

    「編集」をクリックすると、「スケジュール済タスクの編集」ページが表示されます。次のスクリーンショットにこのページを示します。

    「スケジュール済タスクの編集」ページ
  7. 前のステップに示したスケジュール済タスクの詳細について値を変更した後、「続行」をクリックします。

  8. スケジュール済タスクの属性の値を指定します。そのためには、「属性」リストから各属性を選択し、表示されたフィールドに値を指定して「更新」をクリックします。表3-1に、指定する必要がある値を示します。

    表3-1 初回リコンシリエーションの属性値

    属性 説明

    タスク名

    デフォルト値(eBusiness HRMSの信頼できるリコンシリエーション)を受け入れます。

    ITリソース名

    2.3.6項「ITリソースの構成」の手順を実行したときにITリソースに指定した名前を入力します。

    デフォルト値: EBS-HRMS-APPS12

    最終実行時間

    デフォルト値(0)を受け入れます。

    リソース・オブジェクト

    デフォルト値(eBusiness個人)を受け入れます。

    ユーザー・タイプ

    リコンシリエーション時に作成されるOIMユーザーに割り当てる必要があるユーザー・タイプを入力します。

    デフォルト値: End-User

    組織

    リコンシリエーション時に作成または変更する必要があるOIMユーザーが所属するOracle Identity Manager組織の名前を指定します。

    デフォルト値: Xellerate Users

    バッチ・サイズ

    デフォルト値(1000)を受け入れます。

    問合せプロパティ・ファイル

    実行するリコンシリエーション問合せが格納されているプロパティ・ファイルのフルパスと名前を入力します。

    サンプル値: DIRECTORY_PATH/ebsERQuery.properties

    この値のDIRECTORY_PATHは、ターゲット・システム・ホスト・コンピュータでこのファイルが格納されているディレクトリのパスです。

    このファイルの詳細は、4.5項「リコンシリエーション問合せの構成」を参照してください。

    問合せの名前

    実行するリコンシリエーション問合せの名前を入力します。

    サンプル値: ReconcileCurrentPersons

    注意: ReconcileCurrentPersons問合せまたはこの問合せの独自のバージョンを実行する必要があります。その他の事前定義済問合せは初回リコンシリエーションには使用できません。

    個人タイプ参照定義

    デフォルト値(Lookup.EBS.HRMS.PersonTypes)を受け入れます。

    リコンシリエーション参照定義

    デフォルト値(Lookup.EBS.HRMS.Recon)を受け入れます。

    問合せフィルタ参照定義

    この属性は、リコンシリエーション・フィルタ・パラメータの情報を含む参照定義の名前を保持します。

    デフォルト値: Lookup.EBS.HRMS.QueryFilters

    注意:

    この参照定義のフィルタ・パラメータが、「問合せの名前」属性で指定する問合せと一緒に適用できることを確認する必要があります。この条件を満たさない場合にはエラーが検出されます。

    この属性の値を変更しないでください。ただし、すべてのコネクタ・オブジェクトのコピーを作成した場合は、この参照定義のコピーの一意の名前を問合せフィルタ参照定義属性の値として、スケジュール済タスクのコピーに入力できます。

    ターゲット日付書式

    ターゲット・システム・データベースに格納されている日付値の書式を入力します。

    デフォルト値: MM/dd/yyyy hh:mm:ss


    次のスクリーンショットは、「属性」ページを示しています。変更のために選択したスケジュール済タスクの属性がこのページに表示されます。

    スケジュール済タスクの属性
  9. Lookup.EBS.HRMS.QueryFilters参照定義に、リコンサイルする個人レコードのビジネス・グループIDを指定します。

    1. Design Consoleにログインします。

    2. 「Administration」を開き、「Lookup Definition」をダブルクリックします。

    3. Lookup.EBS.HRMS.QueryFilters参照定義を検索して開きます。

    4. businessGroupIDコード・キーの「Decode」列に、ビジネス・グループIDを次のフォーマットで追加します。

      BUSINESS_GROUP_ID|NUMBER

      例: 202|NUMBER

    5. その後のコード・キーの「Decode」列には、リコンシリエーション時に適用する日付範囲を入力します。

      • fromDate

        新たに作成および変更されたレコードのリコンシリエーションで適用する日付範囲の開始日を入力します。

        フォーマットは次のとおりです。

        FROM_DATE|Date|FORMAT

        例: 12-May-2009|Date|DD-Mon-YYYY

      • toDate

        新たに作成および変更されたレコードのリコンシリエーションで適用する日付範囲の終了日を入力します。

        フォーマットは次のとおりです。

        TO_DATE|Date|FORMAT

        例: 16-May-2009|Date|DD-Mon-YYYY

  10. 「変更の保存」をクリックして、データベースに対してすべての変更をコミットします。

  11. スケジュール済タスクを実行した後はそのつど、Oracle Identity Managerにリコンサイルするレコードの個人タイプごとにステップ110を繰り返します。手順を実行するたびに、「ユーザー・タイプ」スケジュール済タスク属性の値をリコンシリエーションの実行対象の個人タイプに変更します。

3.2 リコンシリエーションの構成

リコンシリエーションの構成には、リコンシリエーションを開始するスケジュール済タスクの構成が含まれます。

次の各項では、スケジュール済タスクの一部の属性について説明します。

次の項では、リコンシリエーションを構成する手順の追加オプションについて説明します。

次の項では、スケジュール済タスクの構成手順について説明します。

3.2.1 バッチ・リコンシリエーション


注意:

この項では、スケジュール済タスクの「バッチ・サイズ」属性について説明します。

リコンシリエーションの実行中に、ターゲット・システム・レコードのすべての変更内容がOracle Identity Managerにリコンサイルされます。リコンサイルされるレコード数によっては、このプロセスに長い時間がかかる場合があります。また、リコンシリエーション中に接続が中断すると、プロセスの完了にはさらに時間がかかります。

これらの問題を避けるため、バッチ・リコンシリエーションを構成できます。

バッチ・リコンシリエーションを構成するには、リコンシリエーションの「バッチ・サイズ」スケジュール済タスク属性に値を指定する必要があります。この属性は、各バッチに含めるレコード数を指定するために使用します。デフォルト値は1000です。


注意:

完全リコンシリエーションを構成する場合は、「バッチ・サイズ」属性に0以外の値を指定する必要があります。

「バッチ・サイズ」属性の値に20を指定するとします。前回のリコンシリエーション実行の後に314の個人レコードが作成または変更された場合、これらのレコードが20ずつのバッチでリコンサイルされます。最後のバッチには14のレコードが含まれます。

3.2.2 リコンシリエーション問合せ


注意:

この項では、スケジュール済タスクの「問合せの名前」属性について説明します。

ebsERQuery.propertiesファイルの事前定義済リコンシリエーション問合せを次に示します。

  • ReconcileAllPersons

  • ReconcileCurrentPersons

  • ChangedDepartments

  • FutureHires

  • TerminatedPersons

  • DeletedPersons

これらの問合せの詳細は、1.5.1項「リコンシリエーション問合せ」を参照してください。4.5項「リコンシリエーション問合せの構成」で説明するように、事前定義済問合せ、変更した事前定義済問合せまたは独自の問合せのいずれかを使用できます。

スケジュール済タスクを構成するときは、「問合せの名前」属性の値として問合せの名前を指定します。

3.2.3 リコンシリエーションのタイムスタンプ


注意:

この項では、スケジュール済タスクの最終実行時間属性について説明します。

最終実行時間属性は、前回のリコンシリエーション実行が開始したときのタイムスタンプを保持します。この属性は、「問合せの名前」属性によって指定されるリコンシリエーション問合せと組み合せて使用されます。リコンシリエーション実行時には、最終実行時間属性に格納されたタイムスタンプ値よりも後に追加または変更されたターゲット・システム・レコードのみが、リコンシリエーションのためにOracle Identity Managerにフェッチされます。

最終実行時間属性の値を決めるときには、次のガイドラインを適用します。

  • 特定のリコンシリエーション問合せで完全リコンシリエーションを実行する場合は、この属性の値を0に設定します。

  • タイムスタンプを指定する場合は、まず次の問合せを実行してタイムスタンプを必要な書式に変更します。

    SELECT (TO_DATE('DATE_TO_BE_CONVERTED','DD-MON-YYYY') - 
    TO_DATE('01011970', 'DDMMYYYY')) *24*60*60*1000 as ts FROM DUAL
    

    この問合せのDATE_TO_BE_CONVERTEDを、タイムスタンプとして使用する日付で置き換えます。たとえば、タイムスタンプとして5-Dec-2008を使用する場合は次の問合せを実行します。

    SELECT (TO_DATE('5-Dec-2008','DD-MON-YYYY') - TO_DATE('01011970', 'DDMMYYYY')) *24*60*60*1000 as ts FROM DUAL
    

    この問合せによって次の値が返されます。

    1228435200000
    

    この値を最終実行時間属性の値として指定します。

  • 最終実行時間属性は、指定するリコンシリエーション問合せにかかわらずリコンシリエーション実行のたびに更新されます。たとえば、ReconcileCurrentPersons問合せを実行すると、最終実行時間属性は実行の開始時のタイムスタンプに設定されます。次にFutureHires問合せを実行すると、リコンシリエーションのためにフェッチする必要がある入社予定のサブセットを決定するために、その時点で最終実行時間属性に格納されているタイムスタンプが使用されます。

    特定のモードのリコンシリエーションでタイムスタンプを再利用するには、最終実行時間属性の値を書き留めておき、属性の値を0に設定してから、スケジュール済タスクを構成するその他の手順を実行します。たとえば、ReconcileCurrentPersons問合せからFutureHires問合せに切り替える場合は、まず最終実行時間属性の値を書き留めてから残りの手順を実行します。

3.2.4 リコンシリエーションのビジネス・グループIDと日付範囲の設定

Lookup.EBS.HRMS.QueryFilters参照定義に、リコンサイルする個人レコードのビジネス・グループIDを指定します。

  1. Design Consoleにログインします。

  2. 「Administration」を開き、「Lookup Definition」をダブルクリックします。

  3. Lookup.EBS.HRMS.QueryFilters参照定義を検索して開きます。

  4. businessGroupIDコード・キーの「Decode」列に、ビジネス・グループIDを次のフォーマットで追加します。

    BUSINESS_GROUP_ID|NUMBER

    例: 202|NUMBER

  5. その後のコード・キーの「Decode」列には、リコンシリエーション時に適用する日付範囲を入力します。

    • fromDate

      新たに作成および変更されたレコードのリコンシリエーションで適用する日付範囲の開始日を入力します。

      フォーマットは次のとおりです。

      FROM_DATE|Date|FORMAT

      例: 12-May-2009|Date|DD-Mon-YYYY

    • toDate

      新たに作成および変更されたレコードのリコンシリエーションで適用する日付範囲の終了日を入力します。

      フォーマットは次のとおりです。

      TO_DATE|Date|FORMAT

      例: 16-May-2009|Date|DD-Mon-YYYY

3.2.5 制限付きリコンシリエーションの構成


注意:

この項では、オプションの手順を説明します。この手順は、リコンシリエーションにフィルタ・パラメータを追加する場合にのみ実行します。この手順を実行するかわりに、実行するリコンシリエーション問合せのWHERE句に条件を直接追加することもできます。

デフォルトでは、前回のリコンシリエーションの実行後に追加または変更されたすべてのターゲット・システム・レコードが、現在のリコンシリエーションの実行中にリコンサイルされます。リコンサイルする必要のある追加または変更されたターゲット・システム・レコードのサブセットを指定して、このプロセスをカスタマイズできます。これを行うには、フィルタ・パラメータをリコンシリエーション問合せに追加し、そのパラメータの値をLookup.EBS.HRMS.QueryFilters参照定義に指定します。たとえば、ReconcileCurrentPersons問合せのWHERE句にパラメータを追加して、参照定義に指定した姓を含む個人レコードが返されるようにできます。

リコンシリエーション問合せにパラメータを追加するには、次のようにします。


注意:

プロパティ・ファイルの問合せを変更する前に、その問合せを標準データベース・クライアントを使用して実行し、ターゲット・システム・データベースで実行したときに必要な結果が生成されることを確認する必要があります。

  1. 次のようにして問合せを変更します。

    1. テキスト・エディタでプロパティ・ファイルを開きます。

    2. 変更する問合せのWHERE句に条件を追加します。


      注意:

      パラメータ名の先頭には接頭辞のコロン(:)を付ける必要があります。また、コロンとパラメータ名の間やパラメータ名そのものの中にスペースを含めることはできません。

      ReconcileCurrentPersons問合せの次のスニペットでは、太字の変数の条件が追加されています。

      AND(TRUNC(SYSDATE) BETWEEN SUP.EFFECTIVE_START_DATE(+) AND SUP.EFFECTIVE_END_DATE(+)) \
      AND LAST_NAME=:lastname \
      AND ( (ROUND((PAPF.LAST_UPDATE_DATE -TO_DATE('01011970', 'DDMMYYYY')) *1440 *60 *1000) > :lastExecutionTime) \
      OR (ROUND((PAAF.LAST_UPDATE_DATE -TO_DATE('01011970', 'DDMMYYYY')) *1440 *60 *1000) > :lastExecutionTime) ) \
      ORDER BY PAPF.PERSON_ID
      
    3. ファイルを保存して閉じます。

  2. 次のようにしてLookup.EBS.HRMS.QueryFilters参照定義を構成します。

    1. Design Consoleにログインします。

    2. 「Administration」を開き、「Lookup Definition」をダブルクリックします。

    3. Lookup.EBS.HRMS.QueryFilters参照定義を検索して開きます。

    4. 行を追加するには、「Add」をクリックします。

    5. 「Code Key」列に、プロパティ・ファイルに指定した変数名を入力します。コロン(:)は含めないでください。たとえば、「Code Key」列にlastnameと入力します。

    6. 「Decode」列に、今後のリコンシリエーション実行でパラメータに割り当てる値を入力します。次のいずれかの書式を使用して値を指定します。

      • value|STRING

        サンプル値: Doe|STRING


        注意:

        姓の例では、このサンプル値を入力できます。

      • value|DATE|DATE_FORMAT

        サンプル値: 4-Dec-08|DATE|DD-Mon-YY

      • value|NUMBER

        サンプル値: 33|NUMBER

      このスクリーンショットは、Lookup.EBS.HRMS.QueryFilters参照定義を示しています。

      「Lookup Definition」画面
    7. 「Save」アイコンをクリックします。

変更した問合せを次に実行すると、追加した条件が追加のフィルタとしてリコンシリエーション時に適用されます。

3.2.6 リコンシリエーションのスケジュール済タスクの構成

コネクタ・インストーラを実行すると、Oracle Identity Managerにリコンシリエーションのスケジュール済タスクが自動的に作成されます。これらのスケジュール済タスクを構成するには、次のようにします。

  1. 管理およびユーザー・コンソールにログインします。

  2. 「リソース管理」を展開します。

  3. 「スケジュール済タスクの管理」をクリックします。

  4. 「スケジュール済タスクの管理」ページで、スケジュール済タスクの名前(eBusiness HRMSの信頼できるリコンシリエーション)を検索基準として入力し、「検索」をクリックします。

    このスクリーンショットは、「スケジュール済タスクの管理」ページを示します。

    「スケジュール済タスクの管理」ページ
  5. 検索結果の表で、スケジュール済タスクの「編集」列の編集アイコンをクリックします。

  6. 「スケジュール済タスクの詳細」ページで「編集」をクリックすると、スケジュール済タスクの次の詳細を変更できます。

    • ステータス: タスクを有効な状態のままにするかどうかを指定します。有効な状態では、タスクは使用できる状態にあります。

    • 最大再試行数: このフィールドには整数値を入力します。この数は、Oracle Identity Managerがタスクの完了を試行する回数です。この数を超えると、ERRORステータスがタスクに割り当てられます。デフォルト値は1です。

    • 次回開始: 日付エディタを使用してタスクを実行する日付を指定します。日付エディタで日付値を選択した後に、「次回開始」フィールドに自動的に表示される時間値を変更できます。

    • 頻度: タスクを実行する頻度を指定します。

    「編集」をクリックすると、「スケジュール済タスクの編集」ページが表示されます。次のスクリーンショットにこのページを示します。

    edit_sched_task.gifは前後のテキストで説明されています。
  7. 前のステップに示したスケジュール済タスクの詳細について値を変更した後、「続行」をクリックします。

  8. スケジュール済タスクの属性の値を指定します。そのためには、「属性」リストから各属性を選択し、表示されたフィールドに値を指定して「更新」をクリックします。


    注意:

    • 属性値はインポートしたコネクタのXMLファイルで事前定義されています。変更する属性にのみ値を指定してください。

    • すべての属性に値(デフォルトまたはデフォルト以外)を割り当てる必要があります。属性値を1つでも空白のままにした場合、リコンシリエーションは実行されません。


    次のスクリーンショットは、「属性」ページを示しています。変更のために選択したスケジュール済タスクの属性がこのページに表示されます。

    「属性」ページ
  9. 「変更の保存」をクリックして、データベースに対してすべての変更をコミットします。

3.2.6.1 スケジュール済タスクの属性

次の各項では、このコネクタのスケジュール済タスクの属性に関する情報を説明します。


注意:

  • 属性値はインポートしたコネクタのXMLファイルで事前定義されています。変更する属性にのみ値を指定してください。

  • すべての属性に値(デフォルトまたはデフォルト以外)を割り当てる必要があります。属性値を1つでも空白のままにした場合、リコンシリエーションは実行されません。

  • タスク属性の追加および削除の詳細は、『Oracle Identity Managerデザイン・コンソール・ガイド』を参照してください。


3.2.6.1.1 すべての従業員のリコンシリエーションのためのスケジュール済タスク

表3-2で、すべての個人のリコンシリエーションのためのスケジュール済タスクの属性を説明します。

表3-2 すべての従業員のリコンシリエーションのためのスケジュール済タスクの属性

属性 説明

タスク名

この属性は、スケジュール済タスクの名前を保持します。

値: eBusiness HRMSの信頼できるリコンシリエーション

注意: このスケジュール済タスクの場合、この属性の値を変更しないでください。ただし、このスケジュール済タスクのコピーを作成した場合は、そのスケジュール済タスクに、新しいスケジュール済タスクの一意の名前を「タスク名」属性の値として入力する必要があります。

ITリソース名

2.3.6項「ITリソースの構成」の手順を実行したときにITリソースに指定した名前を入力します。

デフォルト値: EBS-HRMS-APPS12

最終実行時間

この属性は、前回のリコンシリエーションの実行が開始したときのタイムスタンプを保持します。

デフォルト値: 0

最終実行時間属性に値を設定する方法の詳細は、3.2.3項「リコンシリエーションのタイムスタンプ」を参照してください。

リソース・オブジェクト

この属性は、リソース・オブジェクトの名前を保持します。

値: eBusiness個人

注意: デフォルト値は変更しないでください。ただし、リソース・オブジェクトのコピーを作成した場合は、新しいリソース・オブジェクトの名前を「リソース・オブジェクト」属性の値として入力できます。

ユーザー・タイプ

リコンシリエーションの実行対象の個人タイプを入力します。Lookup.EBS.HRMS.PersonTypes参照定義の「Decode」列のいずれか1つの値を入力できます。詳細は、1.5.4.2項「Lookup.EBS.HRMS.PersonTypes参照定義」を参照してください。

デフォルト値: End-User

組織

リコンシリエーション時に作成または変更する必要があるOIMユーザーが所属するOracle Identity Manager組織の名前を指定します。

デフォルト値: Xellerate Users

バッチ・サイズ

ターゲット・システムからフェッチされる各バッチに含めるレコード数を入力します。

デフォルト値: 1000

問合せプロパティ・ファイル

実行するリコンシリエーション問合せが格納されているプロパティ・ファイルのフルパスと名前を入力します。

デフォルト値:

OIM_HOME/xellerate/XLIntegrations/EBSER/config/ebsERQuery.properties

この値のDIRECTORY_PATHは、ターゲット・システム・ホスト・コンピュータでこのファイルが格納されているディレクトリのパスです。

このファイルの詳細は、4.5項「リコンシリエーション問合せの構成」を参照してください。

問合せの名前

実行するリコンシリエーション問合せの名前を入力します。

この属性に値を指定する方法の詳細は、4.5項「リコンシリエーション問合せの構成」を参照してください。

サンプル値: ReconcileCurrentPersons

個人タイプ参照定義

この属性は、ターゲット・システムに定義された個人タイプとOracle Identity Managerに定義された個人タイプをマップする参照定義の名前を保持します。

値: Lookup.EBS.HRMS.PersonTypes

注意: デフォルト値は変更しないでください。

リコンシリエーション参照定義

この属性は、フォーム・フィールド・マッピングを処理するためのターゲット・システムの情報を含む参照定義の名前を保持します。

値: Lookup.EBS.HRMS.Recon

注意: デフォルト値は変更しないでください。

問合せフィルタ参照定義

この属性は、リコンシリエーション・フィルタ・パラメータの情報を含む参照定義の名前を保持します。

デフォルト値: Lookup.EBS.HRMS.QueryFilters

注意:

この参照定義のフィルタ・パラメータが、「問合せの名前」属性で指定する問合せと一緒に適用できることを確認する必要があります。この条件を満たさない場合にはエラーが検出されます。

この属性の値を変更しないでください。ただし、すべてのコネクタ・オブジェクトのコピーを作成した場合は、この参照定義のコピーの一意の名前を問合せフィルタ参照定義属性の値として、スケジュール済タスクのコピーに入力できます。

ターゲット日付書式

ターゲット・システム・データベースに格納されている日付値の書式を入力します。

デフォルト値: MM/dd/yyyy hh:mm:ss


3.2.6.1.2 削除された従業員のリコンシリエーションのためのスケジュール済タスク

表3-3で、削除された個人のリコンシリエーションのためのスケジュール済タスクの属性を説明します。

表3-3 削除された従業員のリコンシリエーションのためのスケジュール済タスクの属性

属性 説明

タスク名

この属性は、スケジュール済タスクの名前を保持します。

値: eBusiness HRMSの削除リコンシリエーション

注意: このスケジュール済タスクの場合、この属性の値を変更しないでください。ただし、このスケジュール済タスクのコピーを作成した場合は、そのスケジュール済タスクに、新しいスケジュール済タスクの一意の名前を「タスク名」属性の値として入力する必要があります。

削除リコンシリエーション参照定義

OIMユーザー・フォームの「個人ID」フィールドとターゲット・システムのPERSON_IDフィールドのマッピングを保持する参照定義の名前を入力します。

値: Lookup.EBS.HRMS.DeleteRecon

注意: デフォルト値は変更しないでください。

ITリソース名

2.3.6項「ITリソースの構成」の手順を実行したときにITリソースに指定した名前を入力します。

デフォルト値: EBS-HRMS-APPS12

リソース・オブジェクト

この属性は、リソース・オブジェクトの名前を保持します。

値: eBusiness個人

注意: デフォルト値は変更しないでください。ただし、リソース・オブジェクトのコピーを作成した場合は、新しいリソース・オブジェクトの名前を「リソース・オブジェクト」属性の値として入力できます。

問合せプロパティ・ファイル

実行するリコンシリエーション問合せが格納されているプロパティ・ファイルのフルパスと名前を入力します。

サンプル値:

OIM_HOME/xellerate/XLIntegrations/EBSER/config

この値のDIRECTORY_PATHは、ターゲット・システム・ホスト・コンピュータでこのファイルが格納されているディレクトリのパスです。

このファイルの詳細は、4.5項「リコンシリエーション問合せの構成」を参照してください。

問合せの名前

この属性は、削除された個人レコードのリコンシリエーションのための問合せの名前を保持します。

値: DeletedPersons

注意: デフォルト値は変更しないでください。