| Oracle Identity Manager Oracle E-Business Employee Reconciliation Connectorガイド リリース9.1.0 B56037-01 |
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この章では、リリース9.1.0のOracle E-Business Employee Reconciliationコネクタ用のソフトウェアおよびドキュメントに関する更新の概要を示します。
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関連項目: 旧リリースで新たに更新された内容の詳細は、旧リリースのこのドキュメントを参照してください。 |
この章で説明する更新内容は、次のカテゴリに分類されます。
この項では、コネクタのソフトウェアに対する更新について説明します。
この項では、このマニュアルに加えられた主な変更内容について説明します。この変更はソフトウェアの更新には関係ないものです。
次の項では、ソフトウェアの更新について説明します。
リリース9.1.0でのソフトウェアの更新は次のとおりです。
コネクタによって、アイデンティティ・データの信頼できるソースとしてOracle E-Business HRMSを統合するために必要なすべての機能が提供されます。また、組織のオペレーティング環境においてOracle E-Business HRMSが信頼できるソースの1つであるというシナリオで使用するように、コネクタを構成することもできます。
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注意: Oracle E-Business SuiteをOracle Identity Managerのターゲット・リソースとして管理する場合は、Oracle E-Business User Managementコネクタを使用してください。 |
このリリース以降、次に示すターゲット・システムの新しいバージョンと構成がコネクタによってサポートされます。
Oracle Real Application Clusters 10gおよび11gで実行するOracle E-Business Suite 11.5.10、12.0.1〜12.0.6
Oracle Database 10gまたはOracle Database 11gで単一データベースまたはRAC実装として実行するOracle E-Business Suite 12.1.1
1.1項「動作保証されているコンポーネント」では、これらの構成やコネクタでの使用が動作保証されているその他のソフトウェア・コンポーネントについて説明します。
リコンシリエーションでは、必要な個人レコードをOracle Identity Managerにフェッチするために、ターゲット・システム・データベースでSQL問合せが実行されます。このリリース以降では、コネクタ・デプロイ・パッケージに含まれる事前定義済SQL問合せを変更できます。また、リコンシリエーションのために独自のSQL問合せを作成して使用することもできます。この機能を使用して、リコンシリエーションの属性マッピングのデフォルト・セットを拡張することもできます。
詳細は、次の各項を参照してください。
Oracle E-Business HRMSでは、ライフサイクル・イベントの有効日指定が可能です。たとえば、ある従業員の名前の変更を現四半期の最終日にスケジュールすることができます。コネクタは、そのような有効日指定のライフサイクル・イベントを検出し、対応することができます。
詳細は、1.3項「コネクタのアーキテクチャ」を参照してください。
組織はOracle E-Business HRMSを使用して様々な種類の個人レコードを格納できます。個人タイプの例には、従業員、パートタイム、非従業員および契約社員があります。コネクタは、個人タイプが異なるレコードを区別できます。また、サポートされる個人タイプの事前定義済セットの追加や変更が可能です。
詳細は、次の各項を参照してください。
特定のユースケースの要件を満たすために、場合によっては、コネクタを構成するOracle Identity Managerオブジェクトの複数のコピーを作成する必要があります。コネクタは、このようなオブジェクトの複数のインスタンスが存在する状態で機能することができます。
詳細は、4.6項「ターゲット・システムの複数のインストールに対するコネクタの構成」を参照してください。
コネクタ操作に必要な最小限の権限を備えたOracle E-Business HRMSユーザー・アカウントを作成して使用できます。
詳細は、2.1.2.1項「コネクタ操作用のターゲット・システム・ユーザー・アカウントの作成」を参照してください。
コネクタでは、Oracle Identity Managerリリース9.1.0.2で導入された接続プーリング機能がサポートされます。以前のリリースでは、ターゲット・システムとの1つの接続がリコンシリエーション実行の開始時に確立され、リコンシリエーション実行の終了時に閉じられました。この方法では多くのリソースが消費されます。接続プーリングの導入により、複数の接続がOracle Identity Managerによって確立され、コネクタでの使用に備えて保持されます。
詳細は、1.4.9項「接続プーリング」を参照してください。
コネクタでは、Oracle Identity Managerの複数の信頼できるソースのリコンシリエーション機能がサポートされるようになりました。複数の信頼できるソースのリコンシリエーションの詳細は、『Oracle Identity Managerデザイン・コンソール・ガイド』を参照してください。
このリリース以降では、Oracle Identity Managerとターゲット・システムの間の通信を保護するためにSSLを構成できます。
詳細は、2.3.4項「ターゲット・システムおよびOracle Identity Manager間のセキュアな通信の構成」を参照してください。
次の項では、ドキュメント固有の更新について説明します。
このリリースでマニュアルの構成は大きく変更されました。この変更の目的は、ソフトウェアの更新内容とマニュアルの内容を同期し、このマニュアルに記載されている情報を使用しやすくすることです。
このマニュアルの内容構成の詳細は、1.6項「コネクタのデプロイおよび使用のロードマップ」を参照してください。
「動作保証されているコンポーネント」の項で、「ターゲット・システム」の行が変更されています。