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Oracle Enterprise Managerポリシー・リファレンス・マニュアル
10gリリース2(10.2)
B28458-01
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このマニュアルの使用方法

この『Oracle Enterprise Managerポリシー・リファレンス・マニュアル』(以下、ポリシー・リファレンス・マニュアル)には、Enterprise Managerによって監視される、Oracle定義のターゲット・ポリシーが記載されています。このマニュアルは、オンラインで使用できるすべてのターゲット・ポリシー・ヘルプをまとめたもので、このマニュアルを参照するとGrid Controlコンソールを起動する必要がありません。

ポリシー・テキストの構成

このマニュアルの各章は、Oracleによってポリシーが定義されているそれぞれのEnterprise Managerターゲットに対応しています。各章に含まれるポリシーは、カテゴリ別にアルファベット順で記載されています。

ポリシー情報

各ポリシーの情報は、説明、ポリシーの主要プロパティのサマリー、デフォルト値、違反の影響、および違反発生時の処理で構成されています。その詳細は、次のとおりです。

ポリシー・サマリー表の列の定義

ポリシー・サマリー表は、全体的なポリシー情報の一部です。通常のポリシー・サマリー表の例を次に示します。

重大度 カテゴリ ターゲット・タイプ 影響のあるバージョン ポリシー・ルールの評価脚注 1  自動的に有効化されるか アラート・メッセージ
警告 記憶域 データベース・インスタンス Oracleサーバー10gリリース1以上 基礎となるメトリックは、7日に1度の頻度で収集を行います。 はい ディスク・グループ%DISK_GROUP_NAME%には異なる冗長性属性を持つディスクが含まれています。これにより、データ保護のレベルに一貫性がなくなる場合があります。

脚注 1 このポリシー・ルールは、基礎となるosm_diskGroup_Policiesメトリックが収集されるたびに評価されます。

ポリシー・サマリー表の列について、次の表で説明します。

列ヘッダー 列の定義
重大度 ポリシーの重大さ。オプション: クリティカル、警告、情報。
カテゴリ ポリシーの分類。オプション: 構成、セキュリティ、記憶域。
ターゲット・タイプ Enterprise Managerによって監視されるコンポーネント。ターゲット・オプション: 自動ストレージ管理(ASM)、BEA WebLogicが管理するサーバー、カレンダ・サーバー、クラスタ・データベース・インスタンス、ホスト、リスナー、OC4J、Oracle HTTP Server、Web Cache。
影響のあるバージョン ターゲットのバージョン。例: BEA WebLogic Server 7.1以上。
ポリシー・ルールの評価 基礎となるメトリックおよびそのメトリックの収集頻度を示します。
自動的に有効化されるか Enterprise Managerのインストール時にポリシーが有効化されているかどうかを示します。値は「はい」か「いいえ」のどちらかです。
アラート・メッセージ ポリシー違反の原因を示すメッセージ。パーセント記号(%)で囲まれた文字列は、変数を示します。たとえば、Disk Group %DISK_GROUP_NAME%Disk Group /dev/hdaのように変換されます。

略語および頭字語

このマニュアルでは、次の略語および頭字語が使用されています。

略語/頭字語 名称
ASM 自動ストレージ管理
データベース Oracle Database
DBA データベース管理者
IP インターネット・プロトコル
FAT ファイル・アロケーション・テーブル
FTP ファイル転送プロトコル
HTTP ハイパーテキスト転送プロトコル
HTTPd ハイパーテキスト転送プロトコル・デーモン
LGWR ログ・ライター・プロセス
リスナー Oracleリスナー
OC4J Oracle Application Server Containers for J2EE
NCOMP ネイティブにコンパイル済
NTFS NTファイル・システム
PGA プログラム・グローバル領域
RAC Real Application Cluster
SGA システム・グローバル領域
SSL Secure Sockets Layer
SSO シングル・サインオン
SMTP 簡易メール転送プロトコル
SPFILE サーバー・パラメータ・ファイル
TCP Transmission Control Protocol
UDP ユーザー・データグラム・プロトコル

ポリシーの基礎的な情報

ポリシーは、要求されるシステムの動作を定義するもので、1つ以上のターゲットまたはグループに関連付けられます。

メトリック・アラートが、非常に動的な性質を持つデータを監視し、システムのパフォーマンスを評価するのに対して、ポリシーは、発生頻度の低い変化を監視します。ポリシーは、システムの既存の状態を、企業の標準および最良事例と比較して評価します。

Grid Controlコンソールを使用したポリシー・ルールへのアクセス

Oracle提供のポリシー・ルールがすべて含まれている「ポリシー・ルール・ライブラリ」ページにアクセスするには、次の手順を行います。

  1. Grid Controlコンソールのホームページから「ポリシー」をクリックします。

  2. 「ポリシー違反」ページで「ライブラリ」をクリックします。

  3. 「ポリシー・ルール・ライブラリ」ページで目的のポリシーを探し、「説明」列の「情報」アイコン(i)をクリックします。そのポリシーのヘルプが表示されます。

ポリシーに関する追加情報は、Enterprise Managerのオンライン・ヘルプおよび『Oracle Enterprise Manager概要』を参照してください。