この章では、それぞれの自動ストレージ管理(ASM)ポリシーについて、次の情報を提供します。
ポリシーの概要
ポリシーの主要プロパティのサマリー
ポリシーのデフォルト値: パラメータとそのデフォルト値、およびデフォルトでは除外されるオブジェクト
ポリシー違反の影響
違反が発生した際に実行する処理
自動ストレージ管理ターゲットには、記憶域ポリシーしかありません。
このポリシーは、ディスク・サイズが5%以上のディスクのディスク・グループをチェックします。
ポリシー・サマリー
次の表に、ポリシーの主要プロパティを示します。
重大度 | カテゴリ | ターゲット・タイプ | 影響のあるバージョン | ポリシー・ルールの評価脚注 1 | 自動的に有効化されるか | アラート・メッセージ |
---|---|---|---|---|---|---|
警告 | 記憶域 | データベース・インスタンス | Oracleサーバー10gリリース1以上 | 基礎となるメトリックは、7日に1度の頻度で収集を行います。 | はい | ディスク・グループ%DISK_GROUP_NAME%には大きくサイズの異なるディスクが含まれています。I/Oと最適なパフォーマンスとのバランスをとるためには、指定したディスク・グループ内のディスクを、同一のサイズとパフォーマンス特性にする必要があります。 |
デフォルト
パラメータとそのデフォルト値
パラメータのデフォルト値は、Oracle Databaseターゲットのバージョンによって異なります。パラメータとそのデフォルト値については、データベース・ターゲットの各バージョンのOracle Databaseドキュメントを参照してください。
デフォルトで除外されるオブジェクト
該当なし
違反の影響
ディスク・グループ内のディスク間では、それぞれのサイズの差を5%以内にする必要があります。ただし、データ移行時を除きます。自動ストレージ管理では、ディスクのサイズに比例してデータを均一に分散します。I/Oと最適なパフォーマンスのバランスをとるためには、指定したディスク・グループ内のディスクを、同一のサイズとパフォーマンス特性にする必要があります。
処理
ディスク間でのサイズの差を5%未満にするように、ディスク・グループ内のディスクを削除、交換またはサイズ変更します。
このポリシーは、異なる冗長性属性を持つディスクのディスク・グループをチェックします。
ポリシー・サマリー
次の表に、ポリシーの主要プロパティを示します。
重大度 | カテゴリ | ターゲット・タイプ | 影響のあるバージョン | ポリシー・ルールの評価脚注 1 | 自動的に有効化されるか | アラート・メッセージ |
---|---|---|---|---|---|---|
警告 | 記憶域 | データベース・インスタンス | Oracleサーバー10gリリース1以上 | 基礎となるメトリックは、7日に1度の頻度で収集を行います。 | はい | ディスク・グループ%DISK_GROUP_NAME%には異なる冗長性属性を持つディスクが含まれています。これにより、データ保護のレベルに一貫性がなくなる場合があります。 |
デフォルト
パラメータとそのデフォルト値
パラメータのデフォルト値は、Oracle Databaseターゲットのバージョンによって異なります。パラメータとそのデフォルト値については、データベース・ターゲットの各バージョンのOracle Databaseドキュメントを参照してください。
デフォルトで除外されるオブジェクト
該当なし
違反の影響
異なる冗長性属性を持つディスクが同じディスク・グループ内にあると、データ保護のレベルに一貫性がなくなる場合があります。
処理
異なる冗長性属性を持つディスクを別のディスク・グループに移動します。
このポリシーは、外部冗長性に依存するディスク・グループで、ミラー化されていないか、またはパリティ保護されていないディスクをチェックします。
ポリシー・サマリー
次の表に、ポリシーの主要プロパティを示します。
重大度 | カテゴリ | ターゲット・タイプ | 影響のあるバージョン | ポリシー・ルールの評価脚注 1 | 自動的に有効化されるか | アラート・メッセージ |
---|---|---|---|---|---|---|
警告 | 記憶域 | データベース・インスタンス | Oracleサーバー10gリリース1以上 | 基礎となるメトリックは、7日に1度の頻度で収集を行います。 | はい | ディスク・グループ%DISK_GROUP_NAME%は外部冗長性に依存し、ミラー化されていないか、またはパリティ保護されていないディスクが含まれています。 |
デフォルト
パラメータとそのデフォルト値
パラメータのデフォルト値は、Oracle Databaseターゲットのバージョンによって異なります。パラメータとそのデフォルト値については、データベース・ターゲットの各バージョンのOracle Databaseドキュメントを参照してください。
デフォルトで除外されるオブジェクト
該当なし
違反の影響
ディスク・グループが外部冗長性に依存し、ディスクがミラー化されていないか、またはパリティ保護されていない場合は、データ損失が発生する可能性があります。
処理
問題のあるディスクをミラー化されたディスクまたはパリティ保護されたディスクと交換するか、非保護のディスクを「標準」または「高」の冗長性を持つディスク・グループに移動します。
このポリシーは、「標準」または「高」の冗長性を持つディスク・グループに、ミラー化されたディスクまたはパリティ保護されたディスクがあることを検出します。
ポリシー・サマリー
次の表に、ポリシーの主要プロパティを示します。
重大度 | カテゴリ | ターゲット・タイプ | 影響のあるバージョン | ポリシー・ルールの評価脚注 1 | 自動的に有効化されるか | アラート・メッセージ |
---|---|---|---|---|---|---|
警告 | 記憶域 | データベース・インスタンス | Oracleサーバー10gリリース1以上 | 基礎となるメトリックは、7日に1度の頻度で収集を行います。 | はい | 「標準」または「高」の冗長性を持つディスク・グループ%DISK_GROUP_NAME%には、ミラー化されたディスクまたはパリティ保護されたディスクが含まれています。ディスクとそのディスク・グループがデータの冗長性を提供している場合は、ディスク・リソースが消費され、不必要にパフォーマンスに影響を与えます。 |
デフォルト
パラメータとそのデフォルト値
パラメータのデフォルト値は、Oracle Databaseターゲットのバージョンによって異なります。パラメータとそのデフォルト値については、データベース・ターゲットの各バージョンのOracle Databaseドキュメントを参照してください。
デフォルトで除外されるオブジェクト
該当なし
違反の影響
ディスクとそのディスク・グループがデータの冗長性を提供している場合は、ディスク・リソースが消費され、不必要にパフォーマンスに影響を与えます。
処理
「標準」または「高」の冗長性を持つディスク・グループのディスクを非保護ディスクと交換します。