この章では、BEA WebLogicが管理するサーバーの各ポリシーについて、次の情報を提供します。
ポリシーの概要
ポリシーの主要プロパティのサマリー
ポリシーのデフォルト値: パラメータとそのデフォルト値、およびデフォルトでは除外されるオブジェクト
ポリシー違反の影響
違反が発生した際に実行する処理
BEA WebLogicが管理するサーバーには、構成ポリシーしかありません。
このポリシーは、BEA WebLogic Serverドメイン管理ポートが有効かどうかを検証します。管理ポートは、WebLogic Serverドメインから単一ポートへのサーバー・インスタンス間のすべての管理トラフィックを制限します。
接続フィルタと組み合せて使用すると、WebLogic Serverインスタンスによって、既知のマシン・セットまたはサブネットからの、単一ポートでの管理要求のみが受け入れられるように指定できます。
ポリシー・サマリー
次の表に、ポリシーの主要プロパティを示します。
重大度 | カテゴリ | ターゲット・タイプ | 影響のあるバージョン | ポリシー・ルールの評価脚注 1 | 自動的に有効化されるか | アラート・メッセージ |
---|---|---|---|---|---|---|
クリティカル | 構成 | BEA WebLogicが管理するサーバー | BEA WebLogic Server 7.1以上 | 基礎となるメトリックは、24時間に1度の頻度で収集を行います。 | はい | BEA WebLogic Serverドメインでは、管理ポートが有効になっていません。 |
デフォルト
パラメータとそのデフォルト値
なし
デフォルトで除外されるオブジェクト
なし
違反の影響
ドメイン内のアプリケーション・トラフィックからの管理トラフィックの分別を可能にします。管理ポートではセキュアなSSLトラフィックのみを受け入れ、管理ポートを経由するすべての接続にはサーバー管理者の認証が必要になります。
処理
ドメイン全体の管理ポートを有効にします。詳細は、BEA WebLogicのドキュメントを参照してください。
このポリシーは、BEA WebLogic Serverパフォーマンス・パックが有効であるかどうかを検証します。
ポリシー・サマリー
次の表に、ポリシーの主要プロパティを示します。
重大度 | カテゴリ | ターゲット・タイプ | 影響のあるバージョン | ポリシー・ルールの評価脚注 1 | 自動的に有効化されるか | アラート・メッセージ |
---|---|---|---|---|---|---|
クリティカル | 構成 | BEA WebLogicが管理するサーバー | BEA WebLogic Server 7.1以上 | 基礎となるメトリックは、24時間に1度の頻度で収集を行います。 | はい | BEA WebLogic Serverではパフォーマンス・パックが有効になっていません。 |
デフォルト
パラメータとそのデフォルト値
なし
デフォルトで除外されるオブジェクト
なし
違反の影響
ベンチマークでは、使用プラットフォームごとにパフォーマンス・パックを使用した場合に、WebLogic Serverのパフォーマンスが大きく向上することが示されています。パフォーマンス・パックでは、プラットフォームに最適化された(ネイティブ)ソケット・マルチプレクサを使用して、サーバーのパフォーマンスを向上させます。
処理
パフォーマンス・パックを使用するには、Server要素のNativeIOEnabled
属性がconfig.xml
ファイルで定義されていることを確認します。配布キットとともに出荷されているデフォルトのconfig.xml
ファイルでは、この属性がデフォルトで有効(NativeIOEnabled=true
)になっています。詳細は、BEA WebLogicのドキュメントを参照してください。
このポリシーは、BEA WebLogic Serverが本番モードで稼働中かどうかを検証します。
ポリシー・サマリー
次の表に、ポリシーの主要プロパティを示します。
重大度 | カテゴリ | ターゲット・タイプ | 影響のあるバージョン | ポリシー・ルールの評価脚注 1 | 自動的に有効化されるか | アラート・メッセージ |
---|---|---|---|---|---|---|
クリティカル | 構成 | BEA WebLogicが管理するサーバー | BEA WebLogic Server 7.1以上 | 基礎となるメトリックは、24時間に1度の頻度で収集を行います。 | はい | BEA WebLogic Serverが本番モードで稼働していません。 |
デフォルト
パラメータとそのデフォルト値
なし
デフォルトで除外されるオブジェクト
なし
違反の影響
WebLogic Serverは、指定した環境のタイプに応じて、様々なサービスに異なるデフォルト値を使用します。ドメインを開発環境または本番環境のどちらで使用するかを示すことができます。
処理
本番モードを有効にしてBEA WebLogic Serverを起動します。詳細は、BEA WebLogicのドキュメントを参照してください。