Oracle Enterprise Manager System Monitoring Plug-in Oracleミドルウェア以外のためのメトリック・リファレンス・マニュアル リリース10(10.0) B54811-01 |
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この章では、Microsoft Internet Information Services(IIS)のすべてのメトリック・カテゴリについて説明し、各カテゴリに関連するメトリックとその説明を表に示します。これらの表では、特定のカテゴリのメトリックでユーザーの処理をサポートしている場合、そのユーザーの処理についても説明しています。
サーバーでActive Server Pages(ASP)を実行している場合、ASPのメトリックは、ASPリクエストに対するサーバーまたはサイトの応答を判断する場合に役立ちます。ASPのメトリックはサーバーのパフォーマンスを監視します。このメトリックはWWWサービス全体のグローバル・データを収集するため、個々のASPアプリケーションを監視することはできません。
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
表10-1 ASPメトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
エラー/秒(Errors Per Sec) |
HTTPリクエストの実行中に生成された1秒当たりのエラー数。 |
エラーの合計(Errors Total) |
HTTPリクエストの実行中に発生したエラーの総数。パーサー・エラー、コンパイル・エラーまたはランタイム・エラーなどがあります。このカウンタは、「コンパイル時のエラー(Errors During Compilation)」カウンタ、「前処理時のエラー(Errors During Preprocessing)」カウンタ、および「実行時のエラー(Errors During Execution)」カウンタの合計を表します。正しく機能しているWebサーバーでは、エラーは発生しません。 |
リクエスト待機時間(Request Wait Time) |
待機状態のリクエストによる消費時間。 |
切断されたリクエスト(Requests Disconnected) |
通信の失敗が原因で切断されたリクエストの数。 |
実行中のリクエスト(Requests Executing) |
現在実行中のリクエストの数。 |
失敗したリクエストの合計(Requests Failed Total) |
エラー、認証の失敗および拒否が原因で失敗したリクエストの数。 |
許可されなかったリクエスト(Requests Not Authorized) |
アクセス権限が不十分であったために失敗したリクエストの数。 |
見つからなかったリクエスト(Requests Not Found) |
見つからなかったファイルに対して行われたリクエストの数。 |
リクエスト/秒(Requests Per Sec) |
1秒当たりに実行されたリクエストの数。 |
キューで待機中のリクエスト(Requests Queued) |
キューで処理を待機しているリクエストの数。クライアント・リクエスト数が増えるにつれてこの数も増加する場合は、Webサーバーが処理できる同時リクエスト数の限界に達しています。このカウンタのデフォルトの最大値は5,000リクエストです。この設定はコンピュータのMachine.configファイルで変更できます。 |
拒否されたリクエスト(Requests Rejected) |
リクエストを処理するサーバー・リソースが不十分であったために実行されなかったリクエストの総数。このカウンタは、サーバーの状態がきわめてビジーであることを示すHTTPステータス・コード503を返すリクエストの数を表します。 |
成功したリクエスト(Requests Succeeded) |
正常に実行されたリクエストの数。 |
タイムアウトしたリクエスト(Requests Timed Out) |
タイムアウトしたリクエストの数。 |
リクエストの合計(Requests Total) |
サービスの開始以降に行われたリクエストの数。 |
セッション期間(Session Duration) |
最新のセッションの持続時間(ミリ秒単位)。 |
現在のセッション(Sessions Current) |
現在処理中のセッションの数。 |
タイムアウトしたセッション(Sessions Timed Out) |
タイムアウトしたセッションの数。 |
セッションの合計(Sessions Total) |
サービスの開始以降に実行したセッション数。 |
トランザクション/秒(Transactions Per Sec) |
開始されたトランザクション数の1秒当たりの平均。 |
このカテゴリのメトリックは、Webサーバー・コンピュータ上のすべてのASP.NETアプリケーションに関する情報を提供します。
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
表10-2 ASP.NETメトリック
メトリック | 説明およびユーザーの処理 |
---|---|
ASP.NET: アプリケーションの再起動(ASP.Net: Application Restarts) |
アプリケーションの再起動回数。アプリケーションの再起動は、Web.configファイルに対する変更、アプリケーションの\Binディレクトリに格納されたアセンブリに対する変更が原因で、またはWebフォーム・ページでの変更が多すぎるために発生することがあります。このカウンタの値が突然増えた場合は、Webアプリケーションが停止している可能性があります。予想外に値が増加した場合は、すぐに調査してください。IISを再起動するたびにこの値はリセットされます。アプリケーション・ドメインの再作成とページの再コンパイルには時間がかかります。そのため、予定外に再起動した場合は調査する必要があります。 このメトリックのデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値は定義されていません。現在の環境や、適切な「アプリケーション再起動」の値に対する要件に基づいて、警告およびクリティカルのしきい値を指定できます。 |
ASP.NET: アプリケーションの実行(ASP.Net: Applications Running) |
サーバー・コンピュータ上で実行中のアプリケーションの数。 |
ASP.NET: リクエスト実行時間(ASP.Net: Request Execution Time) |
最後のリクエストの実行に要した時間(ミリ秒)。このメトリックのデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値は定義されていません。現在の環境や要件に基づいて、警告およびクリティカルのしきい値を指定できます。 |
ASP.NET: リクエスト待機時間(ASP.Net: Request Wait Time) |
最新のリクエストがキュー内で処理を待機していた時間(ミリ秒)。このメトリックのデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値は定義されていません。現在の環境や要件に基づいて、警告およびクリティカルのしきい値を指定できます。 |
ASP.NET: 現在のリクエスト(ASP.Net: Requests Current) |
ASP.NET ISAPIによって現在処理されているリクエストの数。この値には、クライアントに書き込まれるためにキューにあるリクエスト、実行中のリクエストまたは待機中のリクエストが含まれます。このメトリックのデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値は定義されていません。現在の環境や要件に基づいて、警告およびクリティカルのしきい値を指定できます。 |
ASP.NET: キューで待機中のリクエスト(ASP.Net: Requests Queued) |
キューで処理を待機しているリクエストの数。クライアント・リクエスト数が増えるにつれてこの数も増加する場合は、Webサーバーが処理できる同時リクエスト数の限界に達しています。このカウンタのデフォルトの最大値は5,000リクエストです。この設定はコンピュータのMachine.configファイルで変更できます。 このメトリックのデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値は定義されていません。現在の環境や要件に基づいて、警告およびクリティカルのしきい値を指定できます。 |
ASP.NET: 拒否されたリクエスト(ASP.Net: Requests Rejected) |
リクエストを処理するサーバー・リソースが不十分であったために実行されなかったリクエストの総数。このカウンタは、サーバーの状態がきわめてビジーであることを示すHTTPステータス・コード503を返すリクエストの数を表します。 このメトリックのデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値は定義されていません。現在の環境や要件に基づいて、警告およびクリティカルのしきい値を指定できます。 |
ASP.NET: ワーカー・プロセスの再起動(ASP.Net: Worker Process Restarts) |
サーバー・コンピュータ上でワーカー・プロセスが再起動した回数。ワーカー・プロセスは、予想外の不具合が発生した場合や、意図的にリサイクルされる場合に再起動する可能性があります。ワーカー・プロセスが予想外に増加した場合は、すぐに調査してください。 このメトリックのデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値は定義されていません。現在の環境や要件に基づいて、警告およびクリティカルのしきい値を指定できます。 |
ASP.NET: ワーカー・プロセスの実行(ASP.Net: Worker Processes Running) |
サーバー・コンピュータ上で実行中のワーカー・プロセスの数。このメトリックのデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値は定義されていません。現在の環境や要件に基づいて、警告およびクリティカルのしきい値を指定できます。 |
このカテゴリのメトリックは、ASP.NETアプリケーションの単一インスタンスのパフォーマンスを監視します。
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
表10-3 ASP.NETアプリケーション(ASP.Net Applications)メトリック
メトリック | 説明およびユーザーの処理 |
---|---|
ASP.NET Apps: 匿名リクエスト(ASP.Net Apps: Anonymous Requests) |
匿名認証を使用するリクエストの数。 |
ASP.NET Apps: 匿名リクエスト/秒(ASP.Net Apps: Anonymous Requests/sec) |
匿名認証を使用する、実行されたリクエスト数の1秒当たりの平均。 |
ASP.NET Apps: キャッシュAPIエントリ(ASP.Net Apps: Cache API Entries) |
ユーザー・キャッシュ内の現在のエントリ数。 |
ASP.NET Apps: キャッシュAPIヒット率(ASP.Net Apps: Cache API Hit Ratio) |
ユーザー・キャッシュ・リクエストのヒット対ミスの合計比率。 |
ASP.NET Apps: キャッシュAPI回転率(ASP.Net Apps: Cache API Turnover Rate) |
ユーザー・キャッシュに対する追加と削除の1秒当たりの回数。回転率が高い場合、アイテムがただちに追加および削除されているため、負荷が大きくなる可能性があります。 このメトリックのデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値は定義されていません。現在の環境や要件に基づいて、警告およびクリティカルのしきい値を指定できます。 |
ASP.NET Apps: キャッシュ・エントリの合計(ASP.Net Apps: Cache Total Entries) |
キャッシュ内のエントリの総数。このカウンタには、ASP.NETフレームワークによるキャッシュの内部利用と、公開されたAPI経由のキャッシュの外部利用の両方が含まれます。 |
ASP.NET Apps: キャッシュ・ヒット率の合計(ASP.Net Apps: Cache Total Hit Ratio) |
キャッシュ・ミスに対するキャッシュ・ヒットの比率。このカウンタには、ASP.NETによるキャッシュの内部利用と、公開されたAPI経由のキャッシュの外部利用の両方が含まれます。 |
ASP.NET Apps: キャッシュ・ヒットの合計(ASP.Net Apps: Cache Total Hits) |
キャッシュから提供されたレスポンスの総数。このカウンタには、ASP.NETフレームワークによるキャッシュの内部利用と、公開されたAPI経由のキャッシュの外部利用の両方が含まれます。 |
ASP.NET Apps: キャッシュ回転率の合計(ASP.Net Apps: Cache Total Turnover Rate) |
キャッシュに対する追加と削除の1秒当たりの回数。このカウンタは、キャッシュがどの程度効果的に使用されているかを判断する際に有用です。回転率が高い場合、キャッシュは効果的に使用されていません。 このメトリックのデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値は定義されていません。現在の環境や要件に基づいて、警告およびクリティカルのしきい値を指定できます。 |
ASP.NET Apps: コンパイルの合計(ASP.Net Apps: Compilations Total) |
動的コンパイル中に発生したエラーの数。パーサー・エラーやランタイム・エラーは除外されます。 |
ASP.NET Apps: エラー(ASP.Net Apps: Errors) |
解析中に発生したエラーの数。コンパイル・エラーやランタイム・エラーは除外されます。 |
ASP.NET Apps: 出力キャッシュ・エントリ(ASP.Net Apps: Output Cache Entries) |
出力キャッシュ内のエントリの総数。このメトリックのデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値は定義されていません。現在の環境や要件に基づいて、警告およびクリティカルのしきい値を指定できます。 |
ASP.NET Apps: 出力キャッシュ・ヒット率(ASP.Net Apps: Output Cache Hit Ratio) |
出力キャッシュからサービスが提供されたリクエスト総数の割合。 |
ASP.NET Apps: 出力キャッシュ回転率(ASP.Net Apps: Output Cache Turnover Rate) |
出力キャッシュに対する追加と削除の1秒当たりの平均回数。回転率が高い場合、キャッシュは効果的に使用されていません。 |
ASP.NET Apps: パイプライン・インスタンスの数(ASP.Net Apps: Pipeline Instance Count) |
このアプリケーションに対して存在するリクエスト・パイプライン・インスタンスの数。1つのパイプライン・インスタンス内で実行できる実行スレッドは1つのみであるため、この数は特定のアプリケーションで処理される同時リクエストの最大数を示します。多くの場合、負荷がかかっている状態でこの数が低いのは、CPUが適切に使用されていることを示すため望ましいといえます。 |
ASP.NET Apps: リクエスト(ASP.Net Apps: Requests) |
処理を待機中のリクエストの数。この数がクライアントの負荷に対して直線的に増分し始めた場合、マシンで処理される同時リクエストの限界に達しています。 |
ASP.NET Apps: 実行中のリクエスト(ASP.Net Apps: Requests Executing) |
現在実行中のリクエストの数。 |
ASP.NET Apps: 失敗したリクエスト(ASP.Net Apps: Requests Failed) |
失敗したリクエストの総数。400以上のすべてのステータス・コードは、このカウンタを増分します。 ステータス・コード401を発生させるリクエストは、このカウンタと「許可されなかったリクエスト(Requests Not Authorized)」カウンタを増分します。ステータス・コード404または414を発生させるリクエストは、このカウンタと「見つからなかったリクエスト(Requests Not Found)」カウンタを増分します。ステータス・コード500を発生させるリクエストは、このカウンタと「タイムアウトしたリクエスト(Requests Timed Out)」カウンタを増分します。 |
ASP.NET Apps: 許可されなかったリクエスト(ASP.Net Apps: Requests Not Authorized) |
認証されなかったために失敗したリクエストの数(ステータス・コード401)。 |
ASP.NET Apps: 見つからなかったリクエスト(ASP.Net Apps: Requests Not Found) |
リソースが見つからなかったために失敗したリクエストの数(ステータス・コード404および414)。 |
ASP.NET Apps: リクエスト/秒(ASP.Net Apps: Requests Per Sec) |
アプリケーションの現在のスループット。一定の負荷の下で、他のサーバーの処理(ガベージ・コレクション、キャッシュ・クリーンアップ・スレッドおよび外部サーバー・ツールなど)が行われていない場合、この数は一定の範囲内に収まっている必要があります。 |
ASP.NET Apps: 成功したリクエスト(ASP.Net Apps: Requests Succeeded) |
正常に実行されたリクエストの数(ステータス・コード200)。 |
ASP.NET Apps: タイムアウトしたリクエスト(ASP.Net Apps: Requests Timed Out) |
タイムアウトしたリクエストの数。 |
ASP.NET Apps: アプリケーション・キューのリクエスト(ASP.Net Apps: Requests in Application Queue) |
アプリケーション・リクエスト・キュー内のリクエストの数。 |
ASP.NET Apps: エラーの合計(ASP.Net Apps: Total Errors) |
パーサー・エラー、コンパイル・エラーおよびランタイム・エラーなどの、HTTPリクエストの実行中に発生したエラーの総数。このカウンタは、「コンパイル時のエラー(Errors During Compilation)」カウンタ、「前処理時のエラー(Errors During Preprocessing)」カウンタ、および「実行時のエラー(Errors During Execution)」カウンタの合計を表します。正しく機能しているWebサーバーでは、エラーは発生しません。 |
ASP.NET Apps: リクエストの合計(ASP.Net Apps: Total Requests) |
サービスの開始以降に行われたリクエストの総数。 |
ASP.NET Apps: 実行中のリクエストの合計(ASP.Net Apps: Total Requests Executing) |
サーバーの起動以降に実行しているすべてのリクエストの合計。 |
ASP.NET Apps: 失敗したリクエストの合計(ASP.Net Apps: Total Requests Failed) |
サーバーの起動以降に失敗したすべてのリクエストの合計。 |
ASP.NET Apps: アプリケーション・キューのリクエストの合計(ASP.Net Apps: Total Requests in Application Queue) |
サーバーの起動以降にアプリケーション・リクエスト・キュー内にあるリクエストの合計。 |
ASP.NET Apps: 許可されなかったリクエストの合計(ASP.Net Apps: Total Requests Not Authorized) |
サーバーの起動以降、認証されなかったために失敗したリクエストの総数(ステータス・コード401)。 |
ASP.NET Apps: 見つからなかったリクエストの合計(ASP.Net Apps: Total Requests Not Found) |
サーバーの起動以降に、リソースが見つからなかったために失敗したリクエストの合計(ステータス・コード404および414)。 |
ASP.NET Apps: 成功したリクエストの合計(ASP.Net Apps: Total Requests Succeeded) |
サーバーの起動以降、正常に実行されたリクエストの総数(ステータス・コード200)。 |
ASP.NET Apps: タイムアウトしたリクエストの合計(ASP.Net Apps: Total Requests Timed Out) |
サーバーの起動以降にタイムアウトしたリクエストの総数(ステータス・コード500)。 |
このカテゴリのメトリックは、ASP.NET 1.1アプリケーションの単一インスタンスのパフォーマンスを監視します。次のメトリック列にある1.1という表示は、ASP .NETフレームワークのバージョンを表します。
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
表10-4 ASP.NET V1.1.4322メトリック
メトリック | 説明およびユーザーの処理 |
---|---|
ASP.NET 1.1: アプリケーションの再起動(ASP.Net 1.1: Application Restarts) |
アプリケーションの再起動回数。アプリケーションの再起動は、Web.configファイルに対する変更、アプリケーションの\Binディレクトリに格納されたアセンブリに対する変更が原因で、またはWebフォーム・ページでの変更が多すぎるために発生することがあります。このカウンタの値が突然増えた場合は、Webアプリケーションが停止している可能性があります。予想外に値が増加した場合は、すぐに調査してください。IISを再起動するたびにこの値はリセットされます。アプリケーション・ドメインの再作成とページの再コンパイルには時間がかかるため、予定外に再起動した場合は調査する必要があります。 このメトリックのデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値は定義されていません。現在の環境や要件に基づいて、警告およびクリティカルのしきい値を指定できます。 |
ASP.NET 1.1: アプリケーションの実行(ASP.Net 1.1: Applications Running) |
サーバー・コンピュータ上で実行中のアプリケーションの数。 |
ASP.NET 1.1: リクエスト実行時間(ASP.Net 1.1: Request Execution Time) |
最後のリクエストの実行に要した時間(ミリ秒)。 このメトリックのデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値は定義されていません。現在の環境や要件に基づいて、警告およびクリティカルのしきい値を指定できます。 |
ASP.NET 1.1: リクエスト待機時間(ASP.Net 1.1: Request Wait Time) |
最新のリクエストがキュー内で処理を待機していた時間(ミリ秒)。 このメトリックのデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値は定義されていません。現在の環境や要件に基づいて、警告およびクリティカルのしきい値を指定できます。 |
ASP.NET 1.1: 現在のリクエスト(ASP.Net 1.1: Requests Current) |
ASP.NET ISAPIによって現在処理されているリクエストの数。この値には、クライアントに書き込まれるためにキューにあるリクエスト、実行中のリクエストまたは待機中のリクエストが含まれます。 このメトリックのデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値は定義されていません。現在の環境や要件に基づいて、警告およびクリティカルのしきい値を指定できます。 |
ASP.NET 1.1: キューで待機中のリクエスト(ASP.Net 1.1: Requests Queued) |
キューで処理を待機しているリクエストの数。クライアント・リクエスト数が増えるにつれてこの数も増加する場合は、Webサーバーが処理できる同時リクエスト数の限界に達しています。このカウンタのデフォルトの最大値は5,000リクエストです。この設定はコンピュータのMachine.configファイルで変更できます。 このメトリックのデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値は定義されていません。現在の環境や要件に基づいて、警告およびクリティカルのしきい値を指定できます。 |
ASP.NET 1.1: 拒否されたリクエスト(ASP.Net 1.1: Requests Rejected) |
リクエストを処理するサーバー・リソースが不十分であったために実行されなかったリクエストの総数。このカウンタは、サーバーの状態がきわめてビジーであることを示すHTTPステータス・コード503を返すリクエストの数を表します。 このメトリックのデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値は定義されていません。現在の環境や要件に基づいて、警告およびクリティカルのしきい値を指定できます。 |
ASP.NET 1.1: ワーカー・プロセスの再起動(ASP.Net 1.1: Worker Process Restarts) |
サーバー・コンピュータ上でワーカー・プロセスが再起動した回数。ワーカー・プロセスは、予想外の不具合が発生した場合や、意図的にリサイクルされる場合に再起動する可能性があります。ワーカー・プロセスが予想外に増加した場合は、すぐに調査してください。 このメトリックのデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値は定義されていません。現在の環境や要件に基づいて、警告およびクリティカルのしきい値を指定できます。 |
ASP.NET 1.1: ワーカー・プロセスの実行(ASP.Net 1.1: Worker Processes Running) |
サーバー・コンピュータ上で実行中のワーカー・プロセスの数。 このメトリックのデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値は定義されていません。現在の環境や要件に基づいて、警告およびクリティカルのしきい値を指定できます。 |
このカテゴリのメトリックは、ASP.NETアプリケーションの単一インスタンスのパフォーマンスを監視します。次のメトリック列にある1.1という表示は、ASP .NETのバージョンを表します。
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
表10-5 ASP.NET V1.1.4322アプリケーション(ASP.Net V1.1.4322 Applications)メトリック
メトリック | 説明およびユーザーの処理 |
---|---|
ASP.NET 1.1 Apps: 匿名リクエスト(ASP.Net 1.1 Apps: Anonymous Requests) |
匿名認証を使用するリクエストの数。 |
ASP.NET 1.1 Apps: 匿名リクエスト/秒(ASP.Net 1.1 Apps: Anonymous Requests Per Sec) |
匿名認証を使用する、実行されたリクエスト数の1秒当たりの平均。 |
ASP.NET 1.1 Apps: キャッシュAPIエントリ(ASP.Net 1.1 Apps: Cache API Entries) |
ユーザー・キャッシュ内の現在のエントリ数。 |
ASP.NET 1.1 Apps: キャッシュAPIヒット率(ASP.Net 1.1 Apps: Cache API Hit Ratio) |
ユーザー・キャッシュ・リクエストのヒット対ミスの合計比率。 |
ASP.NET 1.1 Apps: キャッシュAPI回転率(ASP.Net 1.1 Apps: Cache API Turnover Rate) |
ユーザー・キャッシュに対する追加と削除の1秒当たりの回数。回転率が高い場合、アイテムがただちに追加および削除されているため、負荷が大きくなる可能性があります。 このメトリックのデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値は定義されていません。現在の環境や要件に基づいて、警告およびクリティカルのしきい値を指定できます。 |
ASP.NET 1.1 Apps: キャッシュ・エントリの合計(ASP.Net 1.1 Apps: Cache Total Entries) |
キャッシュ内のエントリの総数。このカウンタには、ASP.NETフレームワークによるキャッシュの内部利用と、公開されたAPI経由のキャッシュの外部利用の両方が含まれます。 |
ASP.NET 1.1 Apps: キャッシュ・ヒット率の合計(ASP.Net 1.1 Apps: Cache Total Hit Ratio) |
キャッシュ・ミスに対するキャッシュ・ヒットの比率。このカウンタには、ASP.NETによるキャッシュの内部利用と、公開されたAPI経由のキャッシュの外部利用の両方が含まれます。 |
ASP.NET 1.1 Apps: キャッシュ・ヒットの合計(ASP.Net 1.1 Apps: Cache Total Hits) |
キャッシュから提供されたレスポンスの総数。このカウンタには、ASP.NETによるキャッシュの内部利用と、公開されたAPI経由のキャッシュの外部利用の両方が含まれます。 |
ASP.NET 1.1 Apps: キャッシュ回転率の合計(ASP.Net 1.1 Apps: Cache Total Turnover Rate) |
キャッシュに対する追加と削除の1秒当たりの回数。このカウンタは、キャッシュがどの程度効果的に使用されているかを判断する際に有用です。回転率が高い場合、キャッシュは効果的に使用されていません。 このメトリックのデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値は定義されていません。現在の環境や要件に基づいて、警告およびクリティカルのしきい値を指定できます。 |
ASP.NET 1.1 Apps: コンパイルの合計(ASP.Net 1.1 Apps: Compilations Total) |
動的コンパイル中に発生したエラーの数。パーサー・エラーやランタイム・エラーは除外されます。 |
ASP.NET 1.1 Apps: エラー(ASP.Net 1.1 Apps: Errors) |
解析中に発生したエラーの数。コンパイル・エラーやランタイム・エラーは除外されます。 |
ASP.NET 1.1 Apps: 出力キャッシュ・エントリ(ASP.Net 1.1 Apps: Output Cache Entries) |
出力キャッシュ内のエントリの総数。このメトリックのデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値は定義されていません。現在の環境や要件に基づいて、警告およびクリティカルのしきい値を指定できます。 |
ASP.NET 1.1 Apps: 出力キャッシュ・ヒット率(ASP.Net 1.1 Apps: Output Cache Hit Ratio) |
出力キャッシュからサービスが提供されたリクエスト総数の割合。 |
ASP.NET 1.1 Apps: 出力キャッシュ回転率(ASP.Net 1.1 Apps: Output Cache Turnover Rate) |
出力キャッシュに対する追加と削除の1秒当たりの平均回数。回転率が高い場合、キャッシュは効果的に使用されていません。 |
ASP.NET 1.1 Apps: パイプライン・インスタンスの数(ASP.Net 1.1 Apps: Pipeline Instance Count) |
このメトリックは.NETバージョン1.1に関係するもので、このアプリケーションに対して存在するリクエスト・パイプライン・インスタンスの数を示します。1つのパイプライン・インスタンス内で実行できる実行スレッドは1つのみであるため、この数は特定のアプリケーションで処理される同時リクエストの最大数を示します。多くの場合、負荷がかかっている状態でこの数が低いのは、CPUが適切に使用されていることを示すため望ましいといえます。 |
ASP.NET 1.1 Apps: リクエスト(ASP.Net 1.1 Apps: Requests) |
このメトリックは.NETバージョン1.1に関係するもので、処理を待機しているリクエストの数を示します。この数がクライアントの負荷に対して直線的に増分し始めた場合、マシンで処理される同時リクエストの限界に達しています。 |
ASP.NET 1.1 Apps: 実行中のリクエスト(ASP.Net 1.1 Apps: Requests Executing) |
現在実行中のリクエストの数。 |
ASP.NET 1.1 Apps: 失敗したリクエスト(ASP.Net 1.1 Apps: Requests Failed) |
失敗したリクエストの総数。400以上のすべてのステータス・コードは、このカウンタを増分します。 ステータス・コード401を発生させるリクエストは、このカウンタと「許可されなかったリクエスト(Requests Not Authorized)」カウンタを増分します。ステータス・コード404または414を発生させるリクエストは、このカウンタと「見つからなかったリクエスト(Requests Not Found)」カウンタを増分します。ステータス・コード500を発生させるリクエストは、このカウンタと「タイムアウトしたリクエスト(Requests Timed Out)」カウンタを増分します。 |
ASP.NET 1.1 Apps: アプリケーション・キューのリクエスト(ASP.Net 1.1 Apps: Requests in Application Queue) |
アプリケーション・リクエスト・キュー内のリクエストの数。 |
ASP.NET 1.1 Apps: 許可されなかったリクエスト(ASP.Net 1.1 Apps: Requests Not Auth) |
認証されなかったために失敗したリクエストの数(ステータス・コード401)。 |
ASP.NET 1.1 Apps: 見つからなかったリクエスト(ASP.Net 1.1 Apps: Requests Not Found) |
リソースが見つからなかったために失敗したリクエストの数(ステータス・コード404および414)。 |
ASP.NET 1.1 Apps: リクエスト/秒(ASP.Net 1.1 Apps: Requests Per Sec) |
このメトリックは.NETバージョン1.1に関係するもので、アプリケーションの現在のスループットを示します。一定の負荷の下で、他のサーバーの処理(ガベージ・コレクション、キャッシュ・クリーンアップ・スレッドおよび外部サーバー・ツールなど)が行われていない場合、この数は一定の範囲内に収まっている必要があります。 |
ASP.NET 1.1 Apps: 成功したリクエスト(ASP.Net 1.1 Apps: Requests Succeeded) |
正常に実行されたリクエストの数(ステータス・コード200)。 |
ASP.NET 1.1 Apps: タイムアウトしたリクエスト(ASP.Net 1.1 Apps: Requests Timed Out) |
タイムアウトになったリクエストの数(ステータス・コード500)。 |
ASP.NET 1.1 Apps: エラーの合計(ASP.Net 1.1 Apps: Total Errors) |
パーサー・エラー、コンパイル・エラーおよびランタイム・エラーなどの、HTTPリクエストの実行中に発生したエラーの総数。このカウンタは、「コンパイル時のエラー(Errors During Compilation)」カウンタ、「前処理時のエラー(Errors During Preprocessing)」カウンタ、および「実行時のエラー(Errors During Execution)」カウンタの合計を表します。正しく機能しているWebサーバーでは、エラーは発生しません。 |
ASP.NET 1.1 Apps: リクエストの合計(ASP.Net 1.1 Apps: Total Requests) |
サービスの開始以降に行われたリクエストの総数。 |
ASP.NET 1.1 Apps: 実行中のリクエストの合計(ASP.Net 1.1 Apps: Total Requests Executing) |
サーバーの起動以降に実行しているリクエストの合計。 |
ASP.NET 1.1 Apps: 失敗したリクエストの合計(ASP.Net 1.1 Apps: Total Requests Failed) |
サーバーの起動以降に失敗したすべてのリクエストの合計。 |
ASP.NET 1.1 Apps: アプリケーション・キューのリクエストの合計(ASP.Net 1.1 Apps: Total Requests in Application Queue) |
サーバーの起動以降にアプリケーション・リクエスト・キュー内にあるリクエストの合計。 |
ASP.NET 1.1 Apps: 許可されなかったリクエストの合計(ASP.Net 1.1 Apps: Total Requests Not Authorized) |
サーバーの起動以降、認証されなかったために失敗したリクエストの総数(ステータス・コード401)。 |
ASP.NET 1.1 Apps: 見つからなかったリクエストの合計(ASP.Net 1.1 Apps: Total Requests Not Found) |
サーバーの起動以降に、リソースが見つからなかったために失敗したリクエストの合計(ステータス・コード404および414)。 |
ASP.NET 1.1 Apps: 成功したリクエストの合計(ASP.Net 1.1 Apps: Total Requests Succeeded) |
サーバーの起動以降、正常に実行されたリクエストの総数(ステータス・コード200)。 |
ASP.NET 1.1 Apps: タイムアウトしたリクエストの合計(ASP.Net 1.1 Apps: Total Requests Timed Out) |
サーバーの起動以降にタイムアウトしたリクエストの総数(ステータス・コード500)。 |
このカテゴリのメトリックは、FTPサービスに関する情報(送受信したファイルの総数など)を提供します。
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
表10-6 FTPサービス(FTP Service)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
受信済バイト/秒(Bytes Received Per Sec) |
FTPサービスがデータ・バイトを受信する割合。 |
送信済バイト/秒(Bytes Sent Per Sec) |
FTPサービスがデータ・バイトを送信する割合。 |
バイトの合計/秒(Bytes Total Per Sec) |
「送信済バイト/秒(Bytes Sent Per Sec)」と「受信済バイト/秒(Bytes Received Per Sec)」の合計。FTPサービスが転送した総バイト率です。 |
現在の匿名ユーザー(Current Anonymous Users) |
FTPサービスを使用した匿名接続を現在保持しているユーザーの数。 |
現行接続数(Current Connections) |
FTPサービスで確立された現在の接続数。 |
現在の非匿名ユーザー(Current Non Anonymous Users) |
FTPサービスを使用した非匿名接続を現在保持しているユーザーの数。 |
最大接続数(Maximum Connections) |
FTPサービスで同時に確立された最大接続数。 |
接続試行数の合計(全インスタンス)(Total Connection Attempts (All Instances)) |
サービスを開始してから、FTPサービスを使用した接続の試行回数。このカウンタは、リストされているすべてのインスタンス用です。 |
受信済ファイルの合計(Total Files Received) |
サービスを開始してから、FTPサービスが受信したファイルの総数。 |
送信済ファイルの合計(Total Files Sent) |
サービスを開始してから、FTPサービスが送信したファイルの総数。 |
転送済ファイルの合計(Total Files Transferred) |
「送信済ファイルの合計(Total Files Sent)」と「受信済ファイルの合計(Total Files Received)」の合計。サービスを開始してから、FTPサービスが転送したファイルの総数です。 |
このカテゴリのメトリックは、World Wide Web Publishing Service(WWWサービス)で生成されたWindowsイベント・ログ・ファイルのエラー・イベントを表します。
デフォルトの収集間隔: 2時間ごと
表10-7 FTPおよびWWWサービスのエラー・イベント(FTP and WWW Service Error Events)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
日付-時間(Date-Time) |
エラーが生成された日時。 |
説明(Description) |
イベント・ログ・ファイルに示されるエラーのテキストによる説明。 |
イベントID(Event ID) |
生成されたすべてのエラーにはイベントIDまたはレコード番号があります。このイベントIDを使用して、WebおよびMSN TechNetで詳細情報を検索できます。 |
ログ名(Log Name) |
エラーが生成されたログ・ファイルの名前。 |
ソース(Source) |
エラーまたは警告を生成したコンポーネント(NTDS Intersite Messaging)。 |
Windowsのイベント重大度(Windows Event Severity) |
エラーの重大度。 |
このカテゴリのメトリックは、フォレスト内の様々なドメイン・コントローラの名前と、それらが実行するロールの名前を提供します。
デフォルトの収集間隔: 2時間ごと
表10-8 FTPおよびWWWサービスの警告イベント(FTP and WWW Service Warning Events)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
日付-時間(Date-Time) |
警告が生成された日時。 |
説明(Description) |
イベント・ログ・ファイルに示される警告のテキストによる説明。 |
イベントID(Event ID) |
生成されたすべての警告にはイベントIDまたはレコード番号があります。このイベントIDを使用して、WebおよびMSN TechNetで詳細情報を検索できます。 |
ログ名(Log Name) |
警告が生成されたログ・ファイルの名前。 |
ソース(Source) |
警告を生成したコンポーネント(NTDS Intersite Messaging)。 |
Windowsのイベント重大度(Windows Event Severity) |
警告の重大度。 |
グローバル・サービスのメトリックは、概してFTP、SMTPおよびNNTPの各サービスの監視に役立ちます。このカテゴリのメトリックは、これらのサービスのパフォーマンス情報を提供します。監視するサービス(FTP、SMTPまたはNNTP)がインストールされていないか、実行していない場合、これらのメトリックの列には値0が返されます。
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
表10-9 IISグローバル・サービス(IIS Global Service)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
フラッシュされたアクティブ・エントリ(Active Flushed Entries) |
フラッシュされたユーザー・モードのキャッシュ・エントリの数。ただし、メモリーは割り当てられた状態です。割り当てられているメモリーは、現在の転送がすべて完了した後に解放されます。 |
BLOBキャッシュ・ヒット率(BLOB Cache Hit Ratio) |
キャッシュ・リクエストの合計に対するBLOBキャッシュ・ヒット率。 |
BLOBキャッシュ・ヒット(%)(BLOB Cache Hit Percent) |
キャッシュ・リクエストの合計に対するBLOBキャッシュ・ヒットの割合。 |
キャッシュ済の現在のBLOB(Current BLOBs Cached) |
キャッシュ内の現在のBLOB情報ブロック。 |
現在のファイル・キャッシュ・メモリーの使用量(Current File Cache Memory Usage) |
ユーザー・モードのファイル・キャッシュに現在使用されているバイト数。 |
キャッシュ済の現在のファイル(Current Files Cached) |
ユーザー・モードのキャッシュに現在コンテンツがあるファイルの数。 |
キャッシュ済の現在のURI(Current URIs Cached) |
ユーザー・モードのキャッシュに現在格納されているUniform Resource Identifiers(URI)情報ブロックの数。 |
ファイル・キャッシュ・フラッシュ(File Cache Flushes) |
サーバー起動後のファイル・キャッシュ・フラッシュの数。 |
ファイル・キャッシュ・ヒット(%)(File Cache Hits Percent) |
WWWサービスの開始以降に行われたキャッシュ・リクエストの合計に対する、ユーザー・モードのファイル・キャッシュ・ヒット率。 |
URIキャッシュ・ヒット(%)(URI Cache Hits Percent) |
WWWサービスの開始以降に行われたキャッシュ・リクエストの合計に対する、URIキャッシュ・ヒット率。 |
「IISレスポンス(IIS Response)」カテゴリのメトリックは、IISサーバーの現在のステータスに関する情報を提供します。
デフォルトの収集間隔: 1分ごと
このカテゴリのメトリックは、IPデータグラムを監視します。IPデータグラムとは、IPがネットワーク・アダプタなどのネットワーク・インタフェースにプロトコル・スタックを送信するデータの単位です。
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
表10-11 IPV4トランスポート・レイヤー(IPV4 Transport Layer)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
IPV4: データグラム/秒(IPV4: Datagrams Per Sec) |
ネットワーク・インタフェースを経由してIPデータグラムを送受信する全体の転送速度。「送信済データグラム/秒(Datagrams Sent Per Sec)」と「受信済データグラム/秒(Datagrams Received Per Sec)」の合計です。 |
IPV4: 受信済データグラム/秒(IPV4: Datagrams Received Per Sec) |
ネットワーク・インタフェースからIPデータグラムを受信する割合。このカウンタには、別のサーバーに転送されたデータグラムは含まれません。 |
IPV4: 送信済データグラム/秒(IPV4: Datagrams Sent Per Sec) |
ネットワーク・インタフェースにIPデータグラムを送信する割合。このカウンタには、別のサーバーに転送されたデータグラムは含まれません。 |
このカテゴリのメトリックは、IPデータグラムを監視します。IPデータグラムとは、IPがネットワーク・アダプタなどのネットワーク・インタフェースにプロトコル・スタックを送信するデータの単位です。
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
表10-12 IPV6トランスポート・レイヤー(IPV6 Transport Layer)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
IPV6: データグラム/秒(IPV6: Datagrams Per Sec) |
ネットワーク・インタフェースを経由してIPデータグラムを送受信する全体の転送速度。「送信済データグラム/秒(Datagrams Sent Per Sec)」と「受信済データグラム/秒(Datagrams Received Per Sec)」の合計です。 |
IPV6: 受信済データグラム/秒(IPV6: Datagrams Received Per Sec) |
ネットワーク・インタフェースからIPデータグラムを受信する割合。このカウンタには、別のサーバーに転送されたデータグラムは含まれません。 |
IPV6: 送信済データグラム/秒(IPV6: Datagrams Sent Per Sec) |
ネットワーク・インタフェースにIPデータグラムを送信する割合。このカウンタには、別のサーバーに転送されたデータグラムは含まれません。 |
「論理ディスク(Logical Disk)」カテゴリのメトリックは、システムの論理ドライブ(C:\など)に関する情報を提供します。
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
表10-13 論理ディスク(Logical Disk)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
論理ディスク: 転送ごとの平均ディスク・バイト(Logical Disk: Average Disk Bytes Per Transfer) |
ディスク・ドライブの速度。 |
論理ディスク: 平均ディスク・キューの長さ(Logical Disk: Average Disk Queue Length) |
ディスクのパフォーマンス。通常、キューで待機しているディスク・コマンドの数が要因となって、ディスク・キューの平均時間が増加することによりディスク・パフォーマンスの速度が低下します。 |
論理ディスク: ディスク時間(%)(Logical Disk: Percent Disk Time) |
ディスク・リクエストの処理に費やしたプロセッサ時間。この時間は「プロセッサ: プロセッサ時間(%)(Processor:% processor time)」に対して計測され、ディスク・リクエストによってプロセッサ時間が消費されているかどうかを示します。90%を超えた場合、ディスクまたはコントローラがボトルネックになっています。 |
「メモリー(Memory)」カテゴリのメトリックは、コンピュータ上の物理メモリーおよび仮想メモリーの動作を示す計算されたメトリックを表します。
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
表10-14 メモリー(Memory)メトリック
メトリック | 説明およびユーザーの処理 |
---|---|
使用可能なMB(Available Mega Bytes) |
オペレーティング・システムで使用可能な物理メモリーの合計。使用可能なメモリーの量は、サーバーのすべてのプロセスやアプリケーションの実行に必要なメモリーと比較されます。ピーク時に使用できるメモリーの少なくとも10%を維持するようにします。IIS 5.0のデフォルトでは、使用可能なメモリーの最大50%をファイル・キャッシュに使用し、残りのメモリーをサーバーで実行中の他のアプリケーションのために取っておくことに留意してください。 |
キャッシュ・バイト(Cache Bytes) |
ファイル・システム・キャッシュの現在のサイズ(バイト単位)。デフォルトでは、キャッシュは使用可能な物理メモリーの最大50%を使用します。このカウンタの値は、Memory\System Cache Resident Bytes、Memory\System Driver Resident Bytes、Memory\System Code Resident BytesおよびMemory\Pool Paged Resident Bytesの合計です。 |
コミット済バイト(Committed Bytes) |
コミットされた仮想メモリーの量(バイト単位)。コミットされたメモリーとは、ディスクのページング・ファイルで予約された領域を持つ物理メモリーのことです。各物理ドライブには、1つ以上のページング・ファイルがあります。このカウンタは、平均値ではなく、最後に計測された値のみを表示します。 |
ページ・フォルト/秒(Page Faults Per Sec) |
ページ・フォルトが原因によるメモリーのボトルネック。プロセスがメモリー内のページをリクエストして、リクエストされた場所でそのページが見つからなかった場合は、ページ・フォルトになります。そのページがメモリー内のどこかにある場合は、ソフト・ページ・フォルトと呼ばれます。ページをディスクから取得する必要がある場合は、ハード・ページ・フォルトと呼ばれます。 ほとんどのプロセッサは、重大な影響を受けずに大量のソフト・ページ・フォルトを処理できますが、ハード・ページ・フォルトは、深刻な遅延を引き起こす可能性があります。ハード・ページ・フォルトの数が多い場合、システムのキャッシュ以外の部分に十分なメモリーを確保せずに、キャッシュに対してより多くのメモリーを使用する可能性があります。 1秒間に5を超える割合の、連続したハード・ページ・フォルトは、RAMの不足を示す重要なインジケータです。サーバー上のRAMを増やすか、キャッシュ・サイズを縮小します。他にメモリーのボトルネックを示すカウンタには、「ページ入力/秒(Pages Input Per Sec)」、「ページ読取り/秒(Page Reads Per Sec)」、および「ページ/秒(Pages Per Sec)」があります。 |
ページ読取り/秒(Page Reads Per Sec) |
ハード・ページ・フォルトを解決するためにディスクが読み取られた回数。 |
ページ入力/秒(Pages Input Per Sec) |
ハード・ページ・フォルトを解決するためにディスクから読み取られたページの総数。 |
ページ出力/秒(Pages Output Per Sec) |
物理メモリーの領域を確保するためにディスクに書き込まれるページの割合。ページは物理メモリーで変更される場合にのみディスクに書き戻されます。そのため、コードではなくデータを保持する可能性があります。ページ出力の割合が高いと、メモリーが不足している可能性があります。物理メモリーの供給が不足すると、領域を確保するためにより多くのページがWindowsによってディスクに書き戻されます。このカウンタはページ数を示し、変換せずにページの他のカウントと比較できます。 |
ページ/秒(Pages Per Sec) |
1秒当たりに取得されるページ数。1秒当たり1ページ未満になります。 |
ページ化されていないプール・バイト(Pool Nonpaged Bytes) |
サーバー上のすべてのプロセスのプール領域を監視します。 |
ページ化されたプール・バイト(Pool Paged Bytes) |
ページ化されたプールのサイズをバイト数で示します。「ページ化されたプール・バイト(Pool Paged Bytes)」は、Process\Pool Paged Bytesとは異なる方法で計算されるため、Process(_Total )\Pool Paged Bytesと等しくなりません。 |
ページ化されたプール常駐バイト(Pool Paged Resident Bytes) |
ページ化されたプールの現在のサイズ(バイト単位)。ページ化されたプールは、使用していないときにディスクに書き込めるオブジェクトのために予約されたシステム・メモリーの領域(オペレーティング・システムで使用される物理メモリー)です。ページ化されたプールとページ化されていないプールで使用するスペースは、物理メモリーから取得されます。そのため、プールのサイズが大きすぎると、プロセスに対するメモリー領域が拒否されます。 |
システム・キャッシュ常駐バイト(System Cache Resident Bytes) |
ファイル・システム・キャッシュ内の、ページ化できるオペレーティング・システム・コードの現在のサイズ(バイト単位)。この値には現在の物理ページのみが含まれ、現在常住していない仮想メモリー・ページは除外されます。 |
システム・コード常駐バイト(System Code Resident Bytes) |
使用していないときにディスクに書き込める、物理メモリーの現在のオペレーティング・システム・コードのサイズ(バイト単位)。この値は、Memory\System Code Total Bytesのコンポーネントです。 |
システム・ドライバ常駐バイト(System Driver Resident Bytes) |
デバイス・ドライバで使用中の、ページ化できる物理メモリーの現在のサイズ(バイト単位)。ドライバの作業セット(物理メモリー領域)を表します。この値は、Memory\System Driver Total Bytesのコンポーネントです。 |
遷移フォルト/秒(Transition Faults Per Sec) |
追加のディスク・アクティビティを必要とせず、ページをリカバリすることで解決するページ・フォルトの割合。各操作でフォルトされるのは1ページのみであるため、ソフト・ページ・フォルトを測定する遷移フォルトはフォルト数でカウントされます。つまり、遷移フォルトの数はフォルトされたページ数と同じになります。 |
このカテゴリのメトリックは、ネットワークの接続性に関する情報を提供します。「NBT接続: バイトの合計/秒(NBT connection: Bytes total/sec)」がネットワーク・アダプタのバンド幅に近い値で、それ以外の2つのパフォーマンス・カウンタの値が中程度である場合、ネットワーク接続がボトルネックになっている可能性があります。
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
TCPパフォーマンス・オブジェクトは、TCPを使用してTransmission Control Protocol(TCP)セグメントを送受信する割合を測定するカウンタで構成されます。各TCP接続状態のTCP接続数を監視するメトリックが含まれます。
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
表10-16 ネットワーク・インタフェース(Network Interface)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
受信済バイト/秒(Bytes Received Per Sec) |
このネットワーク・アダプタを経由して1秒当たりに受信するバイト数の割合。カウントされたバイト数には、フレーミング文字が含まれます。このカウンタは、Network Interface\Bytes Total/secのサブセットです。 |
送信済バイト/秒(Bytes Sent Per Sec) |
フレーミング文字を含む、各ネットワーク・アダプタを経由して送信するバイト数の割合。Network Interface\\Bytes Sent/secは、Network Interface\\Bytes Total/secのサブセットです。 |
バイトの合計/秒(Bytes Total Per Sec) |
フレーミング文字を含む、各ネットワーク・アダプタを経由して送受信するバイト数の割合。Network Interface\\Bytes Total/secは、Network Interface\\Bytes Received/secとNetwork Interface\\Bytes Sent/secの合計です。 |
受信済パケット/秒(Packets Received Per Sec) |
ネットワーク・インタフェースで受信するパケットの割合。 |
送信済パケット/秒(Packets Sent Per Sec) |
ネットワーク・インタフェースで送信するパケットの割合。 |
このカテゴリのメトリックは、Network News Transport Protocol(NNTP)Server上の投稿、認証および接続のアクティビティを監視します。NNTPサービスは、Internet Information Services(IIS)のオプション・コンポーネントです。
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
表10-17 NNTPサービス(NNTP Service)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
削除された記事/秒(Articles Deleted Per Sec) |
1秒当たりのインシデントにおいて、NNTPサービスの最後の開始以降にNNTP Serverから削除された記事の割合。 |
投稿された記事/秒(Articles Posted Per Sec) |
1秒当たりのインシデントにおいて、NNTPサービスの最後の開始以降にNNTP Serverに投稿された記事の割合。 |
受信済の記事/秒(Articles Received Per Sec) |
1秒当たりのインシデントにおいて、NNTPサービスの最後の開始以降にNNTP Serverで受信したファイルの割合。 |
送信済の記事/秒(Articles Sent Per Sec) |
1秒当たりのインシデントにおいて、NNTPサービスの最後の開始以降にNNTP Serverで送信したファイルの割合。 |
失敗したコントロール・メッセージ(Control Messages Failed) |
NNTPサービスの最後の開始以降に、NNTP Serverが失敗した、または適用しなかったコントロール・メッセージの総数。 |
現在の匿名ユーザー(Current Anonymous Users) |
FTPサービスを使用した匿名接続を現在保持するユーザーの数。 |
現行接続数(Current Connections) |
FTPサービスで確立された現在の接続数。 |
現在の非匿名ユーザー(Current Non Anonymous Users) |
FTPサービスを使用した非匿名接続を現在保持するユーザーの数。 |
最大接続数(Maximum Connections) |
FTPサービスで同時に確立された最大接続数。 |
失敗した仲介投稿(Moderated Postings Failed) |
NNTPサービスの最後の開始以降に、NNTP ServerがSimple Mail Transfer Protocol(SMTP)Serverへの送信に失敗した仲介投稿の総数。 |
パッシブ・フィードの合計(Total Passive Feeds) |
NNTPサービスの最後の開始以降に、NNTP Serverが受け入れたパッシブ・フィードの数。 |
プル・フィードの合計(Total Pull Feeds) |
NNTPサービスの最後の開始以降に、NNTP Serverが実行したプル・フィードの数。 |
プッシュ・フィードの合計(Total Push Feeds) |
NNTPサービスの最後の開始以降に、NNTP Serverが実行したプッシュ・フィードの数。 |
このカテゴリのメトリックは、ページング・ファイルの使用状況を調べる際に有用です。ページング・ファイルは、他のファイルに含まれない、プロセスで使用されたメモリーのページを保存します。ページング・ファイルはすべてのプロセスで共有されます。ページング・ファイルの領域が不足すると、プロセスはメモリーを割り当てられません。
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
PhysicalDiskパフォーマンス・オブジェクトは、ハード・ディスク・ドライブまたは修正されたディスク・ドライブを監視するカウンタで構成されます。ディスクは、ファイル、プログラムおよびページング・データを保存します。ディスクはこれらのアイテムを取得するために読み取られ、アイテムの変更を記録するために書き込まれます。物理ディスク・カウンタの値は、分割された論理ディスク(パーティション)の値の合計です。
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
表10-19 物理ディスク(Physical Disk)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
物理ディスク: 転送ごとの平均ディスク・バイト(Physical Disk: Average Disk Bytes Per Transfer) |
書込みまたは読取り操作中にディスクに転送された、またはディスクから転送された平均バイト数。 |
物理ディスク: 平均ディスク・キューの長さ(Physical Disk: Average Disk Queue Length) |
サンプリング間隔中に、選択したディスクのキューで待機している読取りおよび書込みリクエストの平均数。 |
物理ディスク: ディスク時間(%)(Physical Disk: Percent Disk Time) |
選択したディスク・ドライブが読取りまたは書込みリクエストの処理でビジー状態になっていた経過時間の割合。 |
このカテゴリのメトリックは、実行中のアプリケーション・プログラムとシステムのプロセスを監視します。プロセス内のすべてのスレッドは、同じアドレス領域を共有し、同じデータにアクセスできます。
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
表10-20 プロセス・メトリック(Process Metrics)
メトリック | 説明およびユーザーの処理 |
---|---|
ハンドル数(Handle Count) |
このプロセスで現在オープンになっているハンドルの総数。このプロセスの各スレッドで現在オープンになっているハンドル数の合計です。 このメトリックのデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値は定義されていません。現在の環境や要件に基づいて、警告およびクリティカルのしきい値を指定できます。 |
ページ・ファイル・バイト(Page File Bytes) |
プロセスがページング・ファイルに使用するために予約した現在の仮想メモリーの量(バイト単位)。ページング・ファイルはプロセスで使用されるメモリーのページを保存します。ページング・ファイルはすべてのプロセスで共有されます。ページング・ファイルの領域が不足すると、他のプロセスはメモリーを割り当てられません。ページング・ファイルがない場合、このメトリックは、プロセスが物理メモリーで使用するために予約した現在の仮想メモリーを示します。 |
ページ・ファイル・バイト・ピーク(Page File Bytes Peak) |
プロセスがページング・ファイルで使用するために予約した最大仮想メモリーの量(バイト単位)。ページング・ファイルはプロセスで使用されるメモリーのページを保存します。ページング・ファイルはすべてのプロセスで共有されます。ページング・ファイルの領域が不足すると、他のプロセスはメモリーを割り当てられません。ページング・ファイルがない場合、このカウンタは、プロセスが物理メモリーで使用するために予約した最大仮想メモリーを示します。 |
プロセッサ時間(%)(Percent Processor Time) |
プロセッサがアイドル状態ではないスレッドを実行していた時間の割合。この時間は、アイドル・スレッドがサンプリング間隔中にアクティブになっている時間を計測して、100%からその時間を減算して計算されます。(実行準備ができているスレッドが他にない場合、各プロセッサにはサイクルを消費するアイドル・スレッドがあります。)このカウンタはプロセッサ・アクティビティの主なインジケータであり、サンプリング間隔中に計測されたビジー時間の平均の割合を表示します。ハードウェア割込みやトラップ状況を処理するために実行されたコードは、このカウントに含まれます。 このメトリックのデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値は定義されていません。現在の環境や要件に基づいて、警告およびクリティカルのしきい値を指定できます。 |
プライベート・バイト(Private Bytes) |
このプロセスが割り当てた、他のプロセスとは共有できないサイズ(バイト単位)。 このメトリックのデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値は定義されていません。現在の環境や要件に基づいて、警告およびクリティカルのしきい値を指定できます。 |
スレッド数(Thread Count) |
このプロセスでアクティブだったスレッドの数。スレッドは命令を実行するオブジェクトであり、命令はプロセッサの実行の基本単位です。実行中のすべてのプロセスには、少なくとも1つのスレッドがあります。 このメトリックのデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値は定義されていません。現在の環境や要件に基づいて、警告およびクリティカルのしきい値を指定できます。 |
仮想バイト数(Virtual Bytes) |
プロセスが使用中の仮想アドレス領域のサイズ(バイト単位)。仮想アドレス領域の使用は、必ずしも対応するディスクまたはメイン・メモリー・ページの使用を表すわけではありません。仮想領域には限界があり、領域を使用しすぎると、ライブラリをロードするプロセスの機能が制限されます。 このメトリックのデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値は定義されていません。現在の環境や要件に基づいて、警告およびクリティカルのしきい値を指定できます。 |
作業セット(Working Set) |
プロセスがコード、スレッドおよびデータに使用しているメモリー領域の現在のサイズ。VMMが許可すると、作業セットのサイズは拡張および縮小します。メモリーが少なくなると、アプリケーションの作業セットは削減されます。メモリーが十分にあれば、作業セットは拡張されます。作業セットの拡張とは、メモリー内のコードとデータが増えるということです。これにより、アプリケーション全体のパフォーマンスが向上します。ただし、大きなサイズの作業セットが適切に縮小しない場合、通常、メモリー・リークを示します。 |
このカテゴリのメトリックは、プロセッサ・アクティビティの状況を測定します。プロセッサは演算処理や論理計算を実行するコンピュータの構成要素であり、周辺機器で演算を開始して、プロセスのスレッドを実行します。1台のコンピュータで複数のプロセッサを使用できます。Processorオブジェクトは、各プロセッサをオブジェクトのインスタンスで表します。
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
このカテゴリのメトリックは、Exchange NTFSストア・ドライバのアクティビティを示します。このドライバは、Simple Mail Transfer Protocol(SMTP)サービスが処理している、キュー待ち状態のメッセージを格納します。
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
表10-22 SMTPサービス(SMTP Service)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
配信されたメッセージごとの再試行の平均(Average Retries Per Message Delivered) |
ローカル配信ごとの再試行数の平均。 |
送信されたメッセージごとの再試行の平均(Average Retries Per Message Sent) |
送信されたアウトバウンド・メッセージごとの再試行数。 |
一般的なエラーによるBadmailフォルダのメッセージ(Bad Mailed Messages General Failure) |
特定のカウンタに関連付けられていないことから、Badmailフォルダに送信されたメッセージの数。 |
受信済バイト/秒(Bytes Received Per Sec) |
SMTPサーバーがデータをバイト数で受信する1秒当たりの割合。 |
送信済バイト/秒(Bytes Sent Per Sec) |
SMTPサーバーがデータをバイト数で送信する1秒当たりの割合。 |
バイトの合計/秒(Bytes Total Per Sec) |
SMTPサーバーがデータをバイト数で送受信する1秒当たりの割合(SMTP Service\Bytes Sent/secとSMTP Service\Bytes Received/secの合計)。 |
Cat LDAP接続(Cat LDAP Connections) |
コンピュータの最後の起動以降にオープンしたLDAP接続の総数。 |
Cat LDAP検索の失敗(Cat LDAP Search Failures) |
LDAP非同期検索をディスパッチする際の失敗の数。 |
Cat LDAP検索/秒(Cat LDAP Searches Per Sec) |
正常にディスパッチされたLDAP検索の数。 |
送信されたCatメッセージ/秒(Cat Messages Submitted Per Sec) |
1秒当たりのインシデントにおいて、オーガナイザに発行されたメッセージの割合。 |
カテゴライザ・キューの長さ(Categorizer Queue Length) |
グローバル・カタログ・サーバーを使用してディレクトリ・サービス属性の検索を待機している、Simple Mail Transfer Protocol(SMTP)カテゴライザ・キュー内のメッセージ数。一般的な指針として、最大値は10未満になります。 |
接続エラー/秒(Connection Errors Per Sec) |
1秒当たりのインシデントにおいて、接続エラーが発生した割合。 |
DNS問合せ/秒(DNS Queries Per Sec) |
1秒当たりのインシデントにおけるDNS参照の割合。 |
ローカル・キューの長さ(Local Queue Length) |
ローカル・キュー内のメッセージ数。 |
ローカル再試行キューの長さ(Local Retry Queue Length) |
ローカル再試行キュー内のメッセージ数。 |
メッセージ配信の再試行(Message Delivery Retries) |
再試行されたローカル配信の総数。 |
メッセージ送信の再試行(Message Send Retries) |
再試行されたアウトバウンド・メッセージ送信の総数。 |
配信済メッセージ/秒(Messages Delivered Per Sec) |
1秒当たりのインシデントにおいて、ローカル・メールボックスに配信されたメッセージの割合。 |
受信済メッセージ/秒(Messages Received Per Sec) |
1秒当たりのインシデントにおいて、インバウンド・メッセージを受信している割合。 |
送信済メッセージ/秒(Messages Sent Per Sec) |
1秒当たりのインシデントにおいて、アウトバウンド・メッセージが送信された割合。 |
リモート・キューの長さ(Remote Queue Length) |
リモート・キューにあったメッセージ数。 |
リモート再試行キューの長さ(Remote Retry Queue Length) |
リモート配信のために再試行キューにあったメッセージの数。 |
ルーティング表参照/秒(Routing Table Lookups Per Sec) |
1秒当たりのインシデントにおけるルーティング表参照の割合。 |
接続エラーの合計(Total Connection Errors) |
接続エラーの総数。 |
DSN失敗の合計(Total DSN Failures) |
DSN生成が失敗した試行回数の合計。 |
Systemパフォーマンス・オブジェクトは、コンピュータの複数のコンポーネントに適用されるカウンタで構成されます。システムのカウンタで収集されるデータは、プロセッサ、メモリーまたはディスク・サブシステムのアクティビティから得られます。
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
表10-23 システム(System)メトリック
メトリック | 説明およびユーザーの処理 |
---|---|
コンテキスト・スイッチ/秒(Context Switches Per Sec) |
1秒当たりのインシデントにおいて、コンピュータ上のすべてのプロセッサが1つのスレッドから別のスレッドに切り替えられる複合割合を示します。 このメトリックのデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値は定義されていません。現在の環境や要件に基づいて、警告およびクリティカルのしきい値を指定できます。 |
プロセッサ・キューの長さ(Processor Queue Length) |
プロセッサ・キューのスレッド数。ディスク・カウンタとは異なり、このカウンタは、実行中のスレッドではなく準備が完了したスレッドのみを表示します。 |
システム・コール/秒(System Calls Per Sec) |
1秒当たりのインシデントにおける、コンピュータ上で実行中のすべてのプロセスによるオペレーティング・システム・サービス・ルーチンのコールの複合割合。 |
TCPパフォーマンス・オブジェクトは、TCPを使用してTransmission Control Protocol(TCP)セグメントを送受信する割合を測定するカウンタで構成されます。各TCP接続状態のTCP接続数を監視するカウンタが含まれます。
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
表10-24 TCPV4ネットワーク・レイヤー(TCPV4 Network Layer)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
TCPV4: 確立された接続(TCPV4: Connection Established) |
サーバーの最後の起動以降に、状態がESTABLISHEDまたはCLOSE-WAITのいずれかであったTCP接続の数。 |
TCPV4: 接続の失敗(TCPV4: Connection Failures) |
TCP接続がSYN-SENTまたはSYN-RCVD状態からCLOSED状態に直接遷移した回数と、サーバーの最後の起動以降に、TCP接続がSYN-RCVD状態からLISTEN状態に直接遷移した回数。 |
TCPV4: リセットされた接続(TCPV4: Connection Reset) |
サーバーの最後の起動以降に、TCP接続がESTABLISHEDまたはCLOSE-WAITのいずれかの状態からCLOSED状態に直接遷移した回数。 |
TCPV4: セグメント/秒(TCPV4: Segments Per Sec) |
1秒当たりのインシデントにおいて、TCPプロトコルを使用して送受信したTCPセグメントの割合。「TCPV4: セグメント/秒(TCPV4: Segments Per Sec)」は、「TCPV4: 受信済セグメント/秒(TCPV4: Segments Received Per Sec)」と「TCPV4: 送信済セグメント/秒(TCPV4: Segments Sent Per Sec)」の値の合計です。 |
TCPV4: 受信済セグメント/秒(TCPV4: Segments Received Per Sec) |
1秒当たりのインシデントにおける受信したセグメントの割合(エラーで受信したセグメントを含む)。このカウントには、現在確立されている接続で受信したセグメントが含まれます。「TCPV4: 受信済セグメント/秒(TCPV4: Segments Received Per Sec)」は、「TCPV4: セグメント/秒(TCPV4: Segments Per Sec)」のサブセットです。 |
TCPV4: 再送信済セグメント/秒(TCPV4: Segments Retransmitted Per Sec) |
1秒当たりのインシデントにおいて、以前送信した1つ以上のバイト数を含むセグメントを再送信した割合。 |
TCPV4: 送信済セグメント/秒(TCPV4: Segments Sent Per Sec) |
1秒当たりのインシデントにおける送信したセグメントの割合。この値には現在の接続のセグメントは含まれますが、再送信されたバイトのみを含むセグメントは除外されます。「TCPV4: 送信済セグメント/秒(TCPV4: Segments Sent Per Sec)」は、「TCPV4: セグメント/秒(TCPV4: Segments Per Sec)」のサブセットです。 |
TCPパフォーマンス・オブジェクトは、TCPを使用してTransmission Control Protocol(TCP)セグメントを送受信する割合を測定するカウンタで構成されます。各TCP接続状態のTCP接続数を監視するカウンタが含まれます。
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
表10-25 TCPV6ネットワーク・レイヤー(TCPV6 Network Layer)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
TCPV6: 確立された接続(TCPV6: Connection Established) |
サーバーの最後の起動以降に、状態がESTABLISHEDまたはCLOSE-WAITのいずれかであったTCP接続の数。 |
TCPV6: 接続の失敗(TCPV6: Connection Failures) |
TCP接続がSYN-SENTまたはSYN-RCVD状態からCLOSED状態に直接遷移した回数と、サーバーの最後の起動以降に、TCP接続がSYN-RCVD状態からLISTEN状態に直接遷移した回数。 |
TCPV6: リセットされた接続(TCPV6: Connection Reset) |
サーバーの最後の起動以降に、TCP接続がESTABLISHEDまたはCLOSE-WAITのいずれかの状態からCLOSED状態に直接遷移した回数。 |
TCPV6: セグメント/秒(TCPV6: Segments Per Sec) |
1秒当たりのインシデントにおいて、TCPプロトコルを使用して送受信したTCPセグメントの割合。「TCPV6: セグメント/秒(TCPV6: Segments Per Sec)」は、「TCPV6: 受信済セグメント/秒(TCPV6: Segments Received Per Sec)」と「TCPV6: 送信済セグメント/秒(TCPV6: Segments Sent Per Sec)」の値の合計です。 |
TCPV6: 受信済セグメント/秒(TCPV6: Segments Received Per Sec) |
1秒当たりのインシデントにおける受信したセグメントの割合(エラーで受信したセグメントを含む)。このカウントには、現在確立されている接続で受信したセグメントが含まれます。「TCPV6: 受信済セグメント/秒(TCPV6: Segments Received Per Sec)」は、「TCPV6: セグメント/秒(TCPV6: Segments Per Sec)」のサブセットです。 |
TCPV6: 再送信済セグメント/秒(TCPV6: Segments Retransmitted Per Sec) |
1秒当たりのインシデントにおいて、以前送信した1つ以上のバイト数を含むセグメントを再送信した割合。 |
TCPV6: 送信済セグメント/秒(TCPV6: Segments Sent Per Sec) |
1秒当たりのインシデントにおける送信したセグメントの割合。この値には現在の接続のセグメントは含まれますが、再送信されたバイトのみを含むセグメントは除外されます。「TCPV6: 送信済セグメント/秒(TCPV6: Segments Sent Per Sec)」は、「TCPV6: セグメント/秒(TCPV6: Segments Per Sec)」のサブセットです。 |
Threadパフォーマンス・オブジェクトは、スレッド動作の状態を測定するカウンタで構成されます。スレッドはプロセッサで命令を実行する基本オブジェクトです。実行中のすべてのプロセスには、少なくとも1つのスレッドがあります。
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
表10-26 スレッド・パフォーマンス(Thread Performance)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
コンテキスト・スイッチ/秒(Context Switches Per Sec) |
1秒当たりのインシデントにおいて、コンピュータ上のすべてのプロセッサが1つのスレッドから別のスレッドに切り替えられた複合割合。コンテキスト・スイッチは、実行中のスレッドが自発的にプロセッサを解放するか、または優先度の高い、準備ができているスレッドによって先に取得されるときに発生します。 |
プロセッサ時間(%)(Percent Processor Time) |
すべてのスレッドがプロセッサを使用している時間の割合。 |
Web Serviceパフォーマンス・オブジェクト・カウンタ(Internet Information Servicesとともにインストールされる)は、ファイルの転送速度、バンド幅の使用状況、接続の割合、エラー、ユーザー数およびユーザーのタイプを監視します。このオブジェクトのすべてのインスタンス(_Totalインスタンスを使用)や特定のインスタンス(Default Web SiteインスタンスやAdministration Web Siteインスタンスなど)のパフォーマンス・データを表示できます。
デフォルトの収集間隔: 15分ごと
表10-27 WWWサービス(WWW Service)メトリック
メトリック | 説明およびユーザーの処理 |
---|---|
400シリーズ・エラー(400 Series Errors) |
404、403などの400シリーズで生成されたエラーの総数。 |
404エラー(404 Errors) |
サービスの開始以降に、リクエストされたドキュメントが見つからなかったためにサーバーが処理しなかったリクエストの数。このタイプのリクエストは、通常、HTTP 404エラー・メッセージとしてクライアントにレポートされます。 |
423エラー(423 Errors) |
サービスの開始以降、リクエストされたドキュメントがロックされていたためにサーバーが処理しなかったリクエストの数。このタイプのリクエストは、通常、HTTP 423エラー・メッセージとしてクライアントにレポートされます。 |
受信済バイト/秒(Bytes Received Per Sec) |
1秒当たりのインシデントにおいて、Webサービスで受信したデータ・バイト数の割合。 |
送信済バイト/秒(Bytes Sent Per Sec) |
1秒当たりのインシデントにおいて、Webサービスで送信したデータ・バイト数の割合。 |
バイトの合計/秒(Bytes Total Per Sec) |
Web Service\Bytes Sent/secとWeb Service\Bytes Received/secの合計。1秒当たりのインシデントにおいて、Webサービスで転送したバイト数の合計割合です。 |
CGIリクエスト(CGI Requests) |
1秒当たりのインシデントにおいて、Common Gateway Interface(CGI)リクエストがWebサービスで同時に処理された割合。 |
現在の匿名ユーザー(Current Anonymous Users) |
Webサービスを使用した匿名接続を保持するユーザーの数。 |
現在のCGIリクエスト(Current CGI Requests) |
Webサービスで同時に処理された現在のCGIリクエスト数。 |
現行接続数(Current Connections) |
Webサービスで確立された現在の接続数。このメトリックのデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値は定義されていません。現在の環境や、現在の適切な接続数に対する要件に基づいて、警告およびクリティカルのしきい値を指定できます。 |
現在のISAPI拡張リクエスト(Current ISAPI Extension Requests) |
Webサービスで同時に処理された現在のInternet Server Application Programming Interface(ISAPI)拡張リクエストの数。 |
現在の非匿名ユーザー(Current Non Anonymous Users) |
Webサービスを使用した非匿名接続を現在保持するユーザーの数。 |
ファイル/秒(Files Per Sec) |
1秒当たりのインシデントにおいて、Webサービスで転送した(送受信した)ファイルの割合。 |
受信済ファイル/秒(Files Received Per Sec) |
1秒当たりのインシデントにおいて、Webサービスで受信したファイルの割合。 |
送信済ファイル/秒(Files Sent Per Sec) |
1秒当たりのインシデントにおいて、Webサービスで送信したファイルの割合。 |
GETリクエスト(Get Requests) |
GETメソッドを使用してサーバーに対して行われたHTTPリクエストのインシデントの数。 |
GETリクエスト/秒(Get Requests Per Sec) |
1秒当たりのインシデントにおいて、GETメソッドを使用して行われたHTTPリクエストの割合。GETリクエストは、一般的に基本的なファイルの取得またはイメージ・マップに使用されますが、フォームにも使用できます。 |
HEADリクエスト(Head Requests) |
HEADメソッドを使用して行われるHTTPリクエストの割合。HEADリクエストは、一般的にクライアントがすでに自分の手元にあるドキュメントを更新する必要があるかどうかを判断するために、ドキュメントの状態を照会していることを示しています。 |
HEADリクエスト/秒(Head Requests Per Sec) |
1秒当たりのインシデントにおいて、HEADメソッドを使用して行われるHTTPリクエストの割合。HEADリクエストは、一般的にクライアントがすでに自分の手元にあるドキュメントを更新する必要があるかどうかを判断するために、ドキュメントの状態を照会していることを示しています。 |
ISAPI拡張リクエスト/秒(ISAPI Extension Requests Per Sec) |
1秒当たりのインシデントにおいて、Webサービスで同時に処理されたISAPI拡張リクエストの割合。 |
最大接続数(Maximum Connections) |
Webサービスで同時に確立された最大接続数。 |
POSTリクエスト(Post Requests) |
POSTメソッドを使用するHTTPリクエストの数。通常、フォームまたはゲートウェイのリクエストに使用されます。 |
POSTリクエスト/秒(Post Requests Per Sec) |
1秒当たりのインシデントにおいて、POSTメソッドを使用するHTTPリクエストが行われた割合。POSTリクエストは、通常フォームまたはゲートウェイのリクエストに使用されます。 |
CGIリクエストの合計(Total CGI Requests) |
CGIリクエストの総数。 |
接続試行数の合計(全インスタンス)(Total Connection Attempts (All Instances)) |
(サービスの開始以降にカウントされた)Webサービスを使用した接続試行数。このカウンタは、リストされているすべてのインスタンス用です。 |
GETリクエストの合計(Total Get Requests) |
(サービスの開始以降にカウントされた)GETメソッドを使用したHTTPリクエストの総数。 |
HEADリクエストの合計(Total Head Requests) |
(サービスの開始以降にカウントされた)HEADメソッドを使用したHTTPリクエストの総数。HEADリクエストは、一般的にクライアントがすでに自分の手元にあるドキュメントを更新する必要があるかどうかを判断するために、ドキュメントの状態を照会していることを示しています。 |
ISAPI拡張リクエストの合計(Total ISAPI Extension Requests) |
ISAPI拡張リクエストの総数。ISAPI拡張リクエストは独自のゲートウェイ・ダイナミックリンク・ライブラリ(DLL)であり、インストールしてフォーム処理や他の動的データ・ソースを追加できます。 このメトリックのデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値は定義されていません。現在の環境や、適切なISAPI拡張リクエストの総数に対する要件に基づいて、警告およびクリティカルのしきい値を指定できます。 |
ロック済エラーの合計(Total Locked Errors) |
リクエストされたドキュメントがロックされていたためにサーバーで処理できなかったリクエストの総数。通常、HTTP 423エラー・コードとしてクライアントにレポートされます。このカウントは、サービスの開始以降の合計です。 |
メソッド・リクエストの合計(Total Method Requests) |
(サービスの開始以降にカウントされた)すべてのHTTPリクエストの総数。このメトリックのデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値は定義されていません。現在の環境や、適切な「メソッド・リクエストの総数」に対する要件に基づいて、警告およびクリティカルのしきい値を指定できます。 |
メソッド・リクエストの合計/秒(Total Method Requests Per Sec) |
1秒当たりのインシデントにおいて、すべてのHTTPリクエストが行われた割合。 |
Not Foundエラーの合計(Total Not Found Errors) |
リクエストされたドキュメントが見つからなかったためにサーバーで処理できなかったリクエストの総数。通常、HTTP 404エラー・コードとしてクライアントにレポートされます。このカウントは、サービスの開始以降の合計です。 |
POSTリクエストの合計(Total Post Requests) |
(サービスの開始以降にカウントされた)POSTメソッドを使用したHTTPリクエストの総数。POSTリクエストは、通常フォームまたはゲートウェイのリクエストに使用されます。 |
WWWサービスとFTPサービスは、共通のキャッシュを共有しません。かわりに、キャッシュは2つのパフォーマンス・オブジェクト(FTPサービス用のオブジェクトおよびWWWサービス用のオブジェクト)に分割されます。WWWサービス・キャッシュ・カウンタは、サーバーのパフォーマンスのみを監視します。そのため、これらを構成して個々のサイトを監視することはできません。
表10-28 WWWサービス・キャッシュ(WWW Service Cache)メトリック
メトリック | 説明 |
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フラッシュされたアクティブ・エントリ(Active Flushed Entries) |
フラッシュされたユーザー・モードのキャッシュ・エントリの数。ただし、メモリーはこれらのエントリに割り当てられた状態です。割り当てられているメモリーは、現在の転送がすべて完了した後に解放されます。 |
ファイル・キャッシュ・ヒット(%)(File Cache Hits Percent) |
WWWサービスの開始以降に行われたキャッシュ・リクエストの合計に対する、ユーザー・モードのファイル・キャッシュ・ヒット率。 |
Kernel: URIキャッシュ・フラッシュ(Kernel: URI Cache Flushes) |
WWWサービスの開始以降に発生したURIキャッシュ・フラッシュの総数。 |
Kernel: URIキャッシュ・ヒット(%)(Kernel: URI Cache Hits Percent) |
WWWサービスの開始以降に発生したキャッシュ・リクエストの合計に対する、URIキャッシュ・ヒット率。 |
Kernel: URIキャッシュ・ミス(Kernel: URI Cache Misses) |
WWWサービスの開始以降、ユーザー・モードのURIキャッシュで行われて失敗した参照の数。 |
このカテゴリのメトリックは、ワーカー・プロセスのエラーとASPのエラーに関する情報を提供します。
デフォルトの収集間隔: 15分ごと