B HP ServiceCenterの更新の問題の回避

HP ServiceCenter 6.1では、インシデントによるロック方法が原因で、更新の問題が起こる場合があります。ServiceCenterのシック・クライアントまたはWebクライアントで編集用にServiceCenterのインシデントをオープンすると、解放されるまでインシデント・レコードを更新できないようにするロックがインシデントに配置されます。

Help Deskの管理者は、インシデントを表示する際、インシデントを編集モードでオープンしないことをお薦めします。インシデントを編集する必要がある場合、インシデントを編集モードにする時間を最小限にして、Enterprise Manager Connector Frameworkで更新処理が行われた場合に更新が成功するようにします。

更新を実行できない場合にHPでSOAP障害が発生しないため、Enterprise Manager Connectorフレームワークでエラー状態を検出できないことに注意してください。Enterprise Manager Connectorフレームワークでは、再試行処理用にSOAP障害が評価されます。HPではSOAP障害として発生しないため、検出されません。

この動作はHPに報告されていますが、バージョン6.1ではパッチまたは修正の予定はありません。