この付録では、MBeanの構成に使用できる要素について説明します。
MBeanの構成要素は、coherence.jar
にパッケージ化されているcoherence.dtd
XMLファイルで定義されます。
使用場所: mbean
説明
MBeanがノード接続のライフ・サイクルを超えるかどうかを指定します。false
の場合、MBeanは破棄され、グリッドからノードの接続が切断されたときに再作成されます。true
の場合、MBeanは、複数回の接続にわたって統計および値を保持します。
例
<extend-lifecycle>true</extend-lifecycle>
使用場所: mbean
説明
enabled
要素は、MBeanをインスタンス化する場合はtrue
、MBeanを無視する場合はfalse
を指定します。
例
<enabled>true</enabled>
使用場所: mbeans
説明
mbean
要素には、Coherence Managementインフラストラクチャでインスタンス化および登録される要素のリストを記述します。
要素
表K-2は、mbeans
要素で定義可能なサブ要素について説明しています。
表K-2 mbeanのサブ要素
要素 | 必須/オプション | 説明 |
---|---|---|
オプション |
インスタンス化する標準MBeanのクラスを指定します。 |
|
オプション |
MBeanのインスタンス化に使用されるファクトリのクラスを指定します。 |
|
オプション |
MBeanの取得に使用されるJMX |
|
オプション |
MBeanのインスタンス化に使用される |
|
必須 |
MBeanの |
|
<local-only> |
オプション |
クラスタ全体でのMBeanの可視性を制御します。 デフォルト値は |
< |
オプション |
このインスタンスにMBeanを登録するかどうかを指定します。 デフォルト値は |
オプション |
MBeanがノード接続のライフ・サイクルを超えるかどうかを指定します。 |
使用場所: mbean
説明
mbean-accessor
要素には、MXBeanをインスタンス化するMBeanファクトリ上のアクセッサ・メソッド名を記述します。正しくインスタンス化するには、クラス・パスにMBean
ファクトリ・クラスを指定する必要があります。<mbean-accessor>
要素には、mbean-factory
要素が必要です。
例
<mbean-factory>java.lang.management.ManagementFactory</mbean-factory> <mbean-accessor>getMemoryMXBean</mbean-accessor>
使用場所: mbean
説明
mbean-class
要素には、standard MBeanのクラス名を記述します。正しくインスタンス化するには、クラス・パスにMBeanクラスを指定する必要があります。
例
<mbean-class>com.oracle.custom.mbeans.query</mbean-class>
使用場所: mbean
説明
mbean-factory
要素には、MXBeansをインスタンス化するMBean
ファクトリのクラス名を記述します。正しくインスタンス化するには、クラス・パスにMBean
ファクトリ・クラスを指定する必要があります。<mbean-factory>
要素には、mbean-accessor
要素が必要です。
例
<mbean-factory>java.lang.management.ManagementFactory</mbean-factory> <mbean-accessor>getMemoryMXBean</mbean-accessor>
使用場所: mbean
説明
mbean-name
要素には、生成されたMBeanのObjectName
接頭辞を記述します。このObjectName
接頭辞は、カンマで区切られたキー=値のペアである必要があります。CoherenceのMBeanのネーミング規則には、名前は"type
"/"value
"のペア(つまり、type=Platform
)で始まる必要があると規定されています。
例
カスタムmbeansにtype=Platform
の接頭辞を付けるには:
<mbean-name>type=Platform</mbean-name>
使用場所: mbean
説明
mbean-query
要素には、JMX ObjectName
問合せパターンを記述します。問合せパターンはローカルのMBeanサーバーに対して実行され、生成されたオブジェクトはCoherence Managementインフラストラクチャに登録されます。これにより、グリッドに対してMBeanのシングル・ポイント統合が可能になります。
例
<mbean-query>java.lang:*</mbean-query>
この場合、Coherence Managementインフラストラクチャのjava.lang
ドメインにすべてのMBeanが含まれます。
注意:
ローカルのMBeanサーバーが有効である必要があります。
使用場所: management-config
説明
mbeans
要素は、カスタムmbeanコンフィギュレーション・ファイルのルート要素です。この要素には、Coherence Managementインフラストラクチャでインスタンス化および登録されるmbean要素のリストを記述します。
要素
表K-3は、mbeans
要素で定義可能な要素について説明しています。
表K-3 mbeansのサブ要素
要素 | 必須/オプション | 説明 |
---|---|---|
< |
必須 |
Coherence Managementサービスでインスタンス化および登録されるMBeanのタイプ、実装および |