26 オンデマンドでレポートを実行する方法

レポートは、JConsoleまたはJMX HTTP Adapterを使用して必要に応じて実行できます。Reporter MBean操作には、runReport(String sReportPath)メソッドが含まれます。レポート・パスには、coherence.jar内のリソース、またはファイルURLを指定できます。

図26-1は、JConsoleでのReporterの操作を示しています。

図26-1 Reporterの操作（JConsole）

「図26-1 Reporterの操作（JConsole）」の説明

ノードの起動時にReportControl MBeanを実行する方法

tangosol.coherence.management.report.autostartシステム・プロパティをtrueに設定すると、ノードを起動したときにReportControl MBeanの実行を開始できます。このプロパティは、tangosol.coherence.management.report.groupシステム・プロパティ、およびカスタムMBean XMLファイルの構成とともに使用する必要があります。

例26-1では、tangosol.coherence.management.report.autostartシステム・プロパティがtrueに設定されています。

例26-1 tangosol.coherence.management.report.autostartシステム・プロパティ

-Dtangosol.coherence.management.report.autostart=true

ReportControl MBeanの構成方法

レポート・グループのシステム・プロパティtangosol.coherence.management.report.groupは、指定されたコンフィギュレーション・ファイルを使用してReportControl MBeanを構成します。このプロパティは、tangosol.coherence.management.report.autostartプロパティ、およびカスタムMBean XMLファイルの構成に関連付けて使用する必要があります。

例26-2では、tangosol.coherence.management.report.groupプロパティはカスタムMBean XMLファイルreport-batch.xmlを指しています。

例26-2 tangosol.coherence.management.report.groupシステム・プロパティ

-Dtangosol.coherence.management.report.group=./report-batch.xml