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Oracle Audit Vault収集エージェント・インストレーション・ガイド
リリース10.2.3.2
B57231-01
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5 Oracle Audit Vault収集エージェント・ソフトウェアの削除

この章では、Oracle Audit Vault収集エージェント・ソフトウェアの削除処理について説明します。この項の内容は次のとおりです。

5.1 Oracle Audit Vault収集エージェント・ソフトウェアの削除

Oracle Audit Vault収集エージェント・ソフトウェアをアンインストールする手順は、次のとおりです。

  1. 『Oracle Audit Vault管理者ガイド』に記載されたOracle Audit Vault Control(AVCTL)コマンドを使用して、収集エージェントで実行しているすべてのコレクタを停止し(stop_collector)、その後で収集エージェント自体を停止します(stop_agent)。

  2. avctl stop_oc4jコマンドを使用して、エージェントOC4Jを停止します。次に例を示します。

    avctl stop_oc4j
    
  3. LinuxおよびUNIXベースのシステムと、Microsoft Windowsシステムでは、収集エージェントのホーム・ディレクトリで次のコマンドを実行して、Oracle Audit Vault収集エージェント・ソフトウェアをアンインストールします。次に例を示します。

    LinuxおよびUNIXベースのシステムでは、次のとおりです。

    $ $ORACLE_HOME/oui/bin/runInstaller
    

    Windowsシステムでは、次のとおりです。

    ORACLE_HOME\oui\bin\setup.exe
    

    Microsoft Windowsシステムの場合は、「スタート」メニューから、「プログラム」「Oracle Agent - HOME_NAME」「Oracle Installation Products」「Universal Installer」を選択して、Oracle Universal Installerを起動することもできます。

    LinuxおよびUNIXベースのシステムと、Microsoft Windowsシステムでは、Oracle Universal Installerのようこそウィンドウが表示されます。

  4. 「製品の削除」をクリックしてOracleインベントリ画面を表示します。

    該当するチェック・ボックスを選択して、削除するOracleホーム・ディレクトリおよび製品を選択し、「削除」をクリックします。確認ウィンドウが表示されます。「はい」をクリックして選択したコンポーネントを削除します。

    Oracle Audit Vault収集エージェント・コンポーネントをシステムから削除すると、Oracleインベントリ・ページには削除されたコンポーネントが表示されなくなります。「閉じる」をクリックしてOracleインベントリ・ページを閉じます。「取消」をクリックしてOracle Universal Installerを終了します。「はい」をクリックして終了を確認します。

  5. 古いOracleディレクトリをクリーンアップします。

    Oracle Audit Vault収集エージェントがシステムにインストールされた唯一のOracleソフトウェアである場合は、oracleのディレクトリに移動し、ディレクトリを削除します。

    LinuxおよびUNIXベースのシステムでは、rm -rコマンドを使用します。

    それ以外の場合は、Oracle Audit Vault収集エージェント・ホームを削除します。

    LinuxおよびUNIXベースのシステムで、次のコマンドを発行して、他にOracleホームがインストールされていないことを確認します。

    $ grep 'HOME NAME' OraInventory/ContentsXML/inventory.xml
    

    Microsoft Windowsシステムでは、残っているレジストリ・キー、環境変数、「スタート」メニューのオプションおよびディレクトリを手動で削除する必要があります。詳細は、5.2項を参照してください。

5.2 Microsoft Windowsシステム: 残りのOracle Audit Vault収集エージェント・コンポーネントの手動での削除

Oracle Universal Installerでは、すべてのOracle Audit Vault収集エージェント・コンポーネントは削除されません。Oracle Universal Installerを使用してOracle Audit Vault収集エージェント・コンポーネントを削除した後、残っているレジストリ・キー、環境変数、「スタート」メニューのオプションおよびディレクトリを手動で削除する必要があります。

この項の内容は次のとおりです。


注意:

ごくまれに、最初にOracle Universal InstallerでOracle Audit Vault収集エージェントをアンインストールせず、手動でOracle Audit Vault収集エージェント・コンポーネントをコンピュータから完全に削除して、システムの深刻な問題を解決することがあります。これはあくまで最後の手段として、すべてのOracle Audit Vault収集エージェント・コンポーネントをシステムから削除する場合にのみ実行します。

5.2.1 Microsoft Windowsのレジストリ・エディタからのOracle Audit Vault収集エージェント・キーの削除

Oracle Universal Installerでは、Oracle Net Configuration Assistantで作成されたすべてのサービスは削除されません。また、削除されないレジストリ・キーもいくつかあります。次のいずれかの項の手順に従って、存在するすべてのレジストリ・キーを手動で削除する必要があります。


注意:

Microsoftレジストリ・エディタは自己責任において使用してください。レジストリ・エディタを不適切に使用すると、深刻な問題が生じる可能性があり、オペレーティング・システムの再インストールが必要になる場合もあります。

5.2.1.1 Oracle Audit Vault収集エージェント・サービス・レジストリ・キーのみの削除

Oracle Audit Vault収集エージェント・サービスのレジストリ・エントリのみを削除する手順は次のとおりです(エントリが存在する場合)。

  1. Administratorsグループのメンバーとしてログインします。

  2. まず5.1項の手順3に従って、Oracle Audit Vault収集エージェント・コンポーネントを削除する前にMicrosoft Windows上のOracleサービスを停止します。

  3. 「スタート」メニューから「ファイル名を指定して実行」を選択し、次のコマンドを入力します。

    regedit
    
  4. HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Servicesに移動し、Oracle Audit Vault Agent - agent nameレジストリ・エントリを削除します。

    Oracle Universal Installerを実行してOracle Audit Vault収集エージェントを削除すると、Oracle Universal Installerにより、他のすべてのOracle Netサービスが削除されます。

  5. レジストリ・エディタを終了します。

  6. コンピュータを再起動します。

5.2.1.2 Oracle Audit Vault収集エージェント・レジストリ・キーのみの削除

Oracle Audit Vault収集エージェント・レジストリ・キーをコンピュータから削除する手順は次のとおりです(存在する場合)。


注意:

これらの手順では、コンピュータからOracle Audit Vault収集エージェントのコンポーネント、サービスおよびレジストリ・エントリのみを削除します。レジストリ・エントリを削除するときは、細心の注意を払ってください。不適切なエントリを削除すると、システムが壊れる可能性があります。ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\Oracle Audit Vault Agent Nameの下のデータベース・ファイルは、これらの手順を完了した後に削除してください。

  1. Administratorsグループのメンバーとしてログインします。

  2. まず5.1項の手順3に従って、Oracle Audit Vault収集エージェント・コンポーネントを削除する前にOracle Audit Vault収集エージェントのMicrosoft Windowsサービスを停止します。

  3. 「スタート」メニューから「ファイル名を指定して実行」を選択し、次のコマンドを入力します。

    regedit
    
  4. HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWAREに移動します。

  5. KEY_AgentHOME_NAMEというORACLEキー(たとえば、KEY_OraAV10g_home1のような名前のキー)を削除します。

  6. レジストリ・エディタを終了します。

  7. コンピュータを再起動します。

5.2.2 PATH環境変数のパスの更新

PATH環境変数を確認し、Oracleエントリを削除します。

  1. 「コントロール パネル」の「システム」を表示します。

  2. 「詳細」タブを選択し、「環境変数」をクリックします。

  3. システム変数PATHを選択し、編集してOracleエントリを削除します。

    たとえば、Path変数からORACLE_BASE\ORACLE_HOMEを含むOracleエントリを削除します。次のようなエントリを含むPath変数が見つかる場合があります。

    ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\product\10.2.3\av_agent_1\bin
    
  4. 変更を保存し、「システム」を終了します。

5.2.3 「スタート」メニューからのOracle Audit Vault収集エージェントの削除

「スタート」メニューを確認し、Oracle Audit Vault収集エージェント・エントリが存在する場合は削除します。

次の手順に従います。

  1. 「スタート」「プログラム」「Oracle - Agent HOME_NAMEを選択します。

  2. 「Oracle - Agent HOME_NAMEを右クリックし、メニューから「削除」を選択します。

Oracle Audit Vault収集エージェント・メニュー・エントリは、次の方法でも削除できます。

  1. 「スタート」ボタンを右クリックしてショートカット・メニューを表示します。

  2. 「エクスプローラ - All Users」オプションを選択します。

  3. 「Documents and Settings」で、\スタート メニュー\プログラムのフォルダを展開します。

  4. Oracle - Agent HOME_NAMEフォルダを右クリックして削除します。

5.2.4 Oracle Audit Vault収集エージェント・ディレクトリの削除

すべてのOracle Audit Vault収集エージェント・レジストリ・キーを削除し、コンピュータを再起動した後、Oracle Audit Vault収集エージェントのディレクトリおよびファイルが存在する場合は、それらを削除します。

  1. 「マイ コンピュータ」または「Microsoft Windowsエクスプローラ」を使用して、SYSTEM_DRIVE:\program files\oracleディレクトリを削除します。

  2. 「マイ コンピュータ」または「Microsoft Windowsエクスプローラ」を使用して、ハード・ドライブ上のOracle Audit Vault ORACLE_BASEディレクトリを削除します。