| Oracle Audit Vaultサーバー・インストレーション・ガイド リリース10.2.3.2 for Microsoft Windows x64 (64-Bit) B63048-01 |
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この章では、Oracle Audit Vault Server(Audit Vault Server)ソフトウェアの削除処理について説明します。ここでは、次の項が含まれています。
Audit Vault Serverソフトウェアを削除する前に、すべてのOracle Audit Vault収集エージェントを停止する必要があります。Oracle Audit Vault収集エージェント・ソフトウェアがAudit Vault Serverソフトウェアと同じシステムにインストールされている場合、詳細は、『Oracle Audit Vault 収集エージェント・インストレーション・ガイド』を参照してください。
Oracle Universal Installerを使用してOracle Audit Vault Serverソフトウェア・コンポーネントをコンピュータのインベントリから削除します。その後、残っているコンポーネントを手動で削除する必要があります。(4.2項を参照)
インストール時にOracle Universal Installerを終了しない場合、Audit Vault Serverホームのファイルまたはディレクトリを削除するには(例えば、Windows Explorerまたはコマンド・プロンプトを使用する)、最初に必ずOracle Universal Installerを使用してください。それ以外の場合は、Audit Vault Severホームのコンポーネントは、Oracle Universal Installerインベントリに登録されたままになります。Audit Vault Serverホームのファイルを手動で削除し、同じOracleホームにインストールを試みる場合、選択したコンポーネントのうちのいくつかまたは全部がインストールされず、または正常に構成されない場合があります。
Oracle Universal Installerは、インストールが予期せず中断した場合、インベントリにインストールを登録しません。ただしファイルはOracle Audit Vault Serverホームにコピーされている場合があります。これらのファイルを手動で削除してインストールを再開します。
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注意: Oracle Database Configuration Assistantを使用してOracle Audit Vaultインスタンスと関連サービスを削除できます。Oracle Database Configuration Assistantの詳細は、Oracle Database 2 Day DBAとOracle Database Oracle ClusterwareおよびOracle Real Application Clustersのインストレーション・ガイドを参照してください。 |
Audit Vault Serverソフトウェアをアンインストールするには、次の手順を実行します。
avctl stop_avコマンドを使用して、Oracle Audit Vaultコンソールを停止します。
次に例を示します。
$ avctl stop_av
Oracle RAC環境で、すべてのノードからAudit Vault Serverを削除する場合は、Audit Vault Serverがインストールされたすべてのノードに対してこのコマンドを実行します。
Database Configuration Assistantを起動してOracle Audit Vaultデータベースを削除した後、リスナーを停止します。
次の手順を実行します。
コマンドラインからDatabase Configuration Assistantを起動します。
$ dbca
「ようこそ」ウィンドウが表示されます。
「次へ」をクリックします。
「操作」ウィンドウが表示されます。
「データベースの削除」を選択し、「次へ」をクリックします。
削除するOracle Audit Vaultデータベースを選択し、「終了」をクリックします。
表示されるウィンドウで、Oracle Audit Vaultデータベースの削除を確認します。
Oracle Audit Vaultデータベースが削除されたら、別の操作を実行するかどうかを尋ねられます。「いいえ」をクリックして、Database Configuration Assistantを終了します。
Oracle RAC環境で、すべてのノードからAudit Vault Serverを削除する場合は、Oracle Audit Vaultがインストールされたすべてのノードに対してDatabase Configuration Assistantを実行します。
リスナーを停止します。
listener.oraファイルでリスナーの名前を確認します。LISTENER1またはその他の名前が可能ですが、通常はLISTENERです。次に例を示します。
$ lsnrctl stop listener-name
Oracle RAC環境で、すべてのノードからAudit Vault Serverを削除する場合は、Oracle Audit Vaultがインストールされたすべてのノードに対してこのコマンドを実行します。
Oracleコンポーネントを削除またはレジストリ・エントリを削除する前に、Oracle Windowsサービスを停止します。
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参照: サービス停止の詳細についてのMicrosoftオンライン・ヘルプ |
Windowsサービスを停止するには、次の手順を実行します。
Windows サービス ユーティリティを開きます。「スタート」メニューから「プログラム」を選択し、それから「管理ツール」、次に「サービス」を選択します。
OracleサービスのOracleDBConsoleav、OracleJobSchedulerAV、OracleOraAV10g_home1TNSListenerおよびOracleServiceAVがあり、ステータスが「開始」の場合、各サービスを選択し、「停止」をクリックします。
「サービス」を終了します。
Oracle RAC環境で、すべてのノードからAudit Vault Serverソフトウェアを削除する場合は、Audit Vault Serverソフトウェアがインストールされたすべてのノードに対してこれらの操作を実行します。
Audit Vault Serverのホーム・ディレクトリで、次のコマンドを実行してAudit Vault Serverソフトウェアをアンインストールします。次に例を示します。
ORACLE_HOME\oui\bin\setup.exe
別の方法として、Oracle Universal Installerを開始します。「スタート」メニューから「プログラム」を選択します。それから「Oracle Server - HOME_NAME」、「Oracle Installation Products」、次に「Universal Installer」を選択します。Oracle Universal Installerの「ようこそ」ウィンドウが表示されます。
「製品の削除」をクリックしてOracleインベントリ画面を表示します。
Oracleホーム・ディレクトリと必要なチェック・ボックスを選択して削除する製品を選択します。それから 削除をクリックします。確認 ウィンドウが表示されます。はいをクリックして選択したコンポーネントを削除します。
Oracle Audit Vault収集エージェントがシステムから削除された後、削除されたコンポーネントがないインベントリ・ウィンドウが表示されます。閉じるをクリックしてインベントリウィンドウを閉じます。取消をクリックしてOracle Universal Installerを終了します。はいをクリックしてインスタンスを削除することを確認します。
Oracle RAC環境で、すべてのノードからAudit Vault Serverを削除する場合は、Audit Vault Serverがインストールされたすべてのノードに対してこの操作を実行します。
コンピュータを再起動します。
古いOracleディレクトリをクリーンアップします。
Oracle Audit Vault Serverが、インストールされているただ1つのOracleソフトウェアであるシステムで、oracleのディレクトリに移動し、そのディレクトリを削除します。
そうでない場合、Oracle Audit Vault Serverホームを削除します。
Oracle RAC環境で、すべてのノードからAudit Vault Serverソフトウェアを削除する場合は、Audit Vault Serverソフトウェアがインストールされたすべてのノードに対してこの操作を実行します。
次に、残っているレジストリ・キー、環境変数、「スタート」メニューのオプション、ディレクトリを手動で削除する必要があります。詳細は、4.2項を参照してください。
Oracle Universal Installerは、WindowsサービスをOracle Audit Vault Serverコンポーネント インストール時に作成しますが、削除時にOracle Net Configuration AssistantとOracle Database Configuration Assistantによって作成されたすべてのサービスを削除するわけではありません。さらにOracle Universal Installerは、いくつかの他のレジストリ・エディタ・キーを削除しません。次の項にある指示に従って、既存のレジストリ・キーを手動で削除する必要があります。
Oracle Net Serviceレジストリ・エントリのみ削除するには、次の手順を実行します(存在する場合)。
Administratorsグループのメンバーとしてログインします。
4.1項の手順2の次の指示に従って、Oracleサービスが停止したことを確認します。
コマンド・プロンプトで、次のコマンドを入力します。
SYSTEM_DRIVE:\> regedit
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Servicesに移動し、OracleAudit_Vault_HOME_NAMETNSListenerレジストリ・エントリを削除します。Oracle Universal Installerは自動的にこれ以外のOracle Netサービスを削除します。
レジストリ・エディタを終了します。
コンピュータを再起動します。
コンピュータからすべてのOracle Audit Vault Serverレジストリ・キーを削除するには、次の手順を実行します。
Administratorsグループのメンバーとしてログインします。
4.1項の手順2の指示に従ってOracle Audit Vault Serverサービスを停止したことを確認してください。
コマンド・プロンプトでレジストリ エディタを開始します。
SYSTEM_DRIVE:\> regedit
HKEY_CLASSES_ROOTに移動します。
Ora、Oracle、OrclまたはEnumOraで始まるキーを削除します。
このキーの集合には、次のように始まるキーが含まれています。
EnumOraHomes
OracleConfig
OracleDatabase
OracleHome
OracleInProcServer
OracleProcess
ORADC
ORAMMCCFG10
ORAMMCPMON10
OraOLEDB
OraPerfMon
ORCLMMC
ORCLSSO
ORG10SVR
HKEY_CURRENT_USERに移動します。
ORACLEキーを削除します。
HKEY_CURRENT_USER\Softwareに移動します。
Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\MenuOrder\Start Menu\Programsの下のOracle-Audit_Vault_Server_HOME_NAMEエントリを含むすべてのOracleキーを削除します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWAREに移動し、ORACLEグループ・キーを検索します。
ORACLEを選択して、inst_locキーの値に注意してください。これはOracle Universal Installerの場所です。デフォルトの場所は、c:\Program Files\Oracle\Inventoryです。この値が異なる場合、後で削除できるようにメモします。
ORACLE Groupキーを削除します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\ODBCに移動します。
ODBCの下のすべてのサブキーを展開し、Microsoft ODBC for Oracleキー以外のOracle関連のODBCドライバ・キーを削除します。
例えば、ODBC\ODBCINST.INIディレクトリは各Oracleホームのキーを表示します。例えば、Oracle in OraAV10g_home1のようなOracle in Audit_Vault_Server_Home_Nameを削除します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Servicesに移動します。
このブランチの下のOracleまたはOraWebで始まるすべてのキーを削除します。例えば、OracleDBConsoleav、OracleJobSchedulerAVおよびOracleServiceAVレジストリ・エントリを削除します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\ Eventlog\Applicationに移動します。
このブランチの下のOracleで始まるすべてのキーを削除します。例えば、Oracle.avとOracleDBConsoleavレジストリ・キーを削除します。
レジストリ・エディタを終了します。
コンピュータを再起動します。
Oracle Universal Installerは、すべてのAudit Vault Serverコンポーネントを削除するわけではありません。Oracle Universal Installerを使用して、Audit Vault Serverコンポーネントを削除した後、残っているレジストリ・キー、環境変数、スタート メニューのオプションとディレクトリを手動で削除する必要があります。
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注意: まれに、Oracle Universal Installerで最初にアンインストールしないで、コンピュータから手動でAudit Vault Serverコンポーネントを完全に削除することによって、システムの重大な問題を修正する必要がある場合があります。この方法は、最後の手段としてシステムからすべてのAudit Vault Serverコンポーネントを削除する場合にのみ実行してください。 |
PATH環境変数を確認し、Oracleエントリを削除します。
コントロール パネルから「システムのプロパティ」を表示します。
「詳細設定」タブを選択し、それから「環境変数」をクリックします。
システム変数PATHを選択し、編集して、Oracleエントリを削除します。
例えば、Path変数のORACLE_BASE\ORACLE_HOMEを含むOracleエントリを削除します。次のようなエントリを含むPath変数が表示されます。
ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\product\10.2.2\av_1\bin
変更を保存して、「システムのプロパティ」を終了します。
「スタート」メニューのOracle Audit Vault収集エージェント・エントリを確認し、削除します。
次の手順に従います。
「スタート」を選択し、それから「プログラム」、それからOracle - Server HOME_NAMEを選択します。例えば、Oracle - OraAV10g_home1を選択します。
Oracle - Server HOME_NAMEを右クリックし、そのメニューから「削除」を選択します。
次の方法を使用して、Oracle Audit Vault Serverメニュー・エントリも削除できます。
「スタート」ボタンを右クリックして、ポップアップ・メニューを表示させます。
「エクスプローラ - All Users」オプションを選択します。
「Documents and Settings」の下で、\Start Menu\Programsを展開します。
右クリックして、Oracle - Server HOME_NAMEフォルダを削除します。例えば、Oracle - OraAV10g_home1フォルダを削除します。
