IOracleCustomTypeはカスタム・タイプとOracleオブジェクトまたはコレクション・タイプ間の変換に関するインタフェースです。
宣言
// C# public interface IOracleCustomType
スレッド安全性
パブリック静的メソッドはスレッドセーフですが、インスタンス・メソッドではスレッド安全性は保証されません。
要件
ネームスペース: Oracle.DataAccess.Types
アセンブリ: Oracle.DataAccess.dll
Microsoft .NET Frameworkバージョン1.0以降
IOracleCustomTypeメンバーは次の表にリストされています。
IOracleCustomTypeインタフェース・メソッド
IOracleCustomTypeインタフェース・メソッドを、表14-22にリストします。
表14-22 IOracleCustomTypeインタフェース・メソッド
| インタフェース・メソッド | 説明 |
|---|---|
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Oracleオブジェクト属性を設定する値を戻します |
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カスタム・タイプに設定する属性値を含むOracleオブジェクトを提供します |
IOracleCustomTypeインタフェース・メソッドを、表14-23にリストします。
表14-23 IOracleCustomTypeインタフェース・メソッド
| インタフェース・メソッド | 説明 |
|---|---|
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Oracleオブジェクト属性を設定する値を戻します |
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|
カスタム・タイプに設定する属性値を含むOracleオブジェクトを提供します |
このインタフェース・メソッドは、指定されたOracle UDTに属性または要素値をそれぞれ設定して、Oracleオブジェクトまたはコレクションを作成します。
宣言
// C# void FromCustomObject(OracleConnection con, IntPtr pUdt);
パラメータ
con
OracleConnectionインスタンス。
pUdt
作成されるOracleオブジェクトまたはコレクションへのOPAQUE型のポインタ。
備考
FromCustomObjectメソッドは、OracleUdt.SetValueメソッドから属性または要素値をそれぞれ設定して、カスタム・オブジェクトからOracleオブジェクトまたはコレクションを構築する際に使用されます。
OracleUdt.SetValueメソッドの呼出しは次のとおりです。
Oracleオブジェクト型
カスタム・タイプがOracleオブジェクト型を表す場合、OracleUdt.SetValueメソッドは、非NULL属性値の設定が必要となるたびに呼び出されます。
Oracleコレクション型
カスタム・タイプがOracleコレクション型を表す場合、OracleUdt.SetValueメソッドへの1回のコールによってコレクション要素値が指定されます。
このインタフェースは、指定されたOracle UDTを使用してカスタム・オブジェクトを初期化します。
宣言
// C# void ToCustomObject (OracleConnection con, IntPtr pUdt);
パラメータ
con
OracleConnectionインスタンス。
pUdt
Oracle UDTへのOPAQUE型のポインタ。
備考
ToCustomObjectメソッドは、OracleUdt.GetValueメソッドから属性または要素値をそれぞれ取得して、指定したOracleオブジェクトまたはコレクションからカスタム・オブジェクトを初期化する際に使用されます。
OracleUdt.GetValueメソッドは次のように呼び出されます。
Oracleオブジェクト型
カスタム・タイプがOracleオブジェクト型を表す場合、OracleUdt.GetValueメソッドは、属性値が取得されるたびに呼び出される必要があります。
カスタム・タイプがOracleコレクション型を表す場合、OracleUdt.GetValueメソッドを1回コールするとコレクション要素値を取得します。