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Oracle Data Provider for .NET開発者ガイド
11gリリース1(11.1.0.6.20)
E06104-01
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Oracle Data Provider for .NETアセンブリ

Oracle.DataAccess.dllアセンブリは2つのネームスペースを提供します。

Oracle.DataAccess.Clientネームスペース

Oracle.DataAccess.Clientネームスペースには、コアADO.NETクラスの実装およびODP.NETの列挙に加えて、ODP.NET固有のクラスが含まれています。

次の表に、Oracle.DataAccess.ClientネームスペースでサポートされているODP.NETのクラス、列挙および型をリストします。表では、どのクラスが.NETストアド・プロシージャでサポートされないかも示しています。

Oracle.DataAccess.Client

表1-1に、クライアント・クラスをリストします。

表1-1 Oracle.DataAccess.Client

クラス 説明

OnChangeEventHandlerデリゲート


OnChangedEventHandlerイベント・デリゲートは、通知を処理するメソッドの署名を表します。

.NETストアド・プロシージャではサポートされません

OracleBulkCopyクラス


OracleBulkCopyオブジェクトは別のデータ・ソースからOracle表にデータを効率的に一括ロードまたはコピーします。

OracleBulkCopyColumnMappingクラス


OracleBulkCopyColumnMappingクラスは、データ・ソースの列および保存先のデータベース表間のマッピングを定義します。

OracleBulkCopyColumnMappingCollectionクラス


OracleBulkCopyColumnMappingCollectionクラスは、データ・ソースの列を保存先表の列にマップするために使用するOracleBulkCopyColumnMappingオブジェクトのコレクションを表します。

OracleClientFactoryクラス


OracleClientFactoryオブジェクトによって、アプリケーションはODP.NETクラスを一般的な方法でインスタンス化できます。

OracleCommandクラス


OracleCommandオブジェクトは、SQLコマンド、ストアド・プロシージャやファンクション、または表の名前を表します。

OracleCommandBuilderクラス


OracleCommandBuilderオブジェクトでは、データベースが更新される場合に、OracleDataAdapterに対して自動SQL生成が行われます。

OracleConnectionクラス


OracleConnectionオブジェクトは、Oracleデータベースへの接続を表します。

OracleConnectionStringBuilderクラス


OracleConnectionStringBuilderオブジェクトによって、アプリケーションは接続文字列を作成し変更できます。

OracleDataAdapterクラス


OracleDataAdapterオブジェクトは、DataSetと通信するデータ・プロバイダ・オブジェクトを表します。

OracleDataReaderクラス


OracleDataReaderオブジェクトは、順方向専用および読取り専用のメモリー内結果セットを表します。

OracleDataSourceEnumeratorクラス


OracleDataSourceEnumeratorオブジェクトは、アプリケーションが、接続するデータ・ソースのコレクションを一般的に取得できるようにします。

OracleDependencyクラス


OracleDependencyクラスは、アプリケーションとOracleデータベース間の依存関係を表します。

.NETストアド・プロシージャではサポートされません

OracleErrorクラス


OracleErrorオブジェクトは、Oracleデータベースにより報告されるエラーを表します。

OracleErrorCollectionクラス


OracleErrorCollectionオブジェクトは、OracleErrorのコレクションを表します。

OracleExceptionクラス


OracleExceptionオブジェクトは、Oracle Data Provider for .NETでエラーが発生した場合にスローされる例外を表します。

OracleFailoverEventArgsクラス


OracleFailoverEventArgsクラスは、OracleConnection.Failoverイベントのイベント・データを提供します。

.NETストアド・プロシージャではサポートされません

OracleFailoverEventHandlerデリゲート


OracleFailoverEventHandlerは、OracleConnection.Failoverイベントを処理するメソッドの署名を表します。

.NETストアド・プロシージャではサポートされません

OracleGlobalizationクラス


OracleGlobalizationクラスは、セッション、スレッドおよびローカル・コンピュータのOracleグローバリゼーション設定(読取り専用)の取得および設定に使用されます。

OracleInfoMessageEventArgsクラス


OracleInfoMessageEventArgsオブジェクトは、OracleConnection.InfoMessageイベントのイベント・データを提供します。

OracleInfoMessageEventHandlerデリゲート


OracleInfoMessageEventHandlerデリゲートは、OracleConnection.InfoMessageイベントを処理するメソッドの署名を表します。

OracleNotificationEventArgsクラス


OracleNotificationEventArgsクラスでは、通知にイベント・データを提供します。

OracleNotificationRequestクラス


OracleNotificationRequestクラスは、データベース内でサブスクライブする通知要求を表します。

.NETストアド・プロシージャではサポートされません

OracleParameterクラス


OracleParameterオブジェクトは、OracleCommandのパラメータを表します。

OracleParameterCollectionクラス


OracleParameterCollectionオブジェクトは、OracleParameterのコレクションを表します。

OracleRowsCopiedEventHandlerデリゲート


OracleRowsCopiedEventHandlerデリゲートは、OracleBulkCopyオブジェクトのOracleRowsCopiedイベントを処理するメソッドを表します。

OracleRowsCopiedEventArgsクラス


OracleRowsCopiedEventArgsクラスは、OracleRowsCopiedイベントのイベント・データの一部として渡された引数のセットを表します。

OracleRowUpdatedEventArgsクラス


OracleRowUpdatedEventArgsオブジェクトは、OracleDataAdapter.RowUpdatedイベントのイベント・データを提供します。

OracleRowUpdatedEventHandlerデリゲート


OracleRowUpdatedEventHandlerデリゲートは、OracleDataAdapter.RowUpdatedイベントを処理するメソッドの署名を表します。

OracleRowUpdatingEventArgsクラス


OracleRowUpdatingEventArgsオブジェクトは、OracleDataAdapter.RowUpdatingイベントのイベント・データを提供します。

OracleRowUpdatingEventHandlerデリゲート


OracleRowUpdatingEventHandlerデリゲートは、OracleDataAdapter.RowUpdatingイベントを処理するメソッドの署名を表します。

OracleTransactionクラス


OracleTransactionオブジェクトは、ローカル・トランザクションを表します。

.NETストアド・プロシージャではサポートされません

OracleXmlQueryPropertiesクラス


OracleXmlQueryPropertiesオブジェクトは、XmlCommandTypeプロパティがQueryである場合に、OracleCommandクラスにより使用されるXMLプロパティを表します。

OracleXmlSavePropertiesクラス


OracleXmlSavePropertiesオブジェクトは、XmlCommandTypeプロパティがInsertUpdateまたはDeleteである場合に、OracleCommandクラスにより使用されるXMLプロパティを表します。


Oracle.DataAccess.Clientの列挙

表1-2に、クライアントの列挙をリストします。

表1-2 Oracle.DataAccess.Clientの列挙

列挙 説明

FailoverEventの列挙


FailoverEventの列挙値は、フェイルオーバーの状態を指定するのに使用されます。

.NETストアド・プロシージャではサポートされません

FailoverReturnCodeの列挙


FailoverReturnCodeの列挙値はアプリケーションによってODP.NETプロバイダに渡され、フェイルオーバーにエラーが起きた場合に再試行を要求するか、またはフェイルオーバーが成功した場合に続行します。

.NETストアド・プロシージャではサポートされません

FailoverTypeの列挙


FailoverTypeの列挙値は、呼び出されたフェイルオーバー・イベントのタイプを示すのに使用されます。

.NETストアド・プロシージャではサポートされません

OracleBulkCopyOptionsの列挙


OracleBulkCopyOptionsの列挙は、OracleBulkCopyクラスのインスタンスと組み合せることができ、列挙の動作とインスタンスのWriteToServerメソッドの動作を識別するオプションとして使用可能な値を指定します。

OracleCollectionTypeの列挙


OracleCollectionTypeの列挙値により、OracleParameterオブジェクトがコレクションを表しているかどうか、表している場合はコレクション型を指定しているかどうかが特定されます。

.NETストアド・プロシージャではサポートされません

OracleDbTypeの列挙


OracleDbTypeの列挙値は、OracleParameterOracleDbTypeを明示的に指定する際に使用されます。

OracleNotificationInfoの列挙


OracleNotificationInfo列挙値は、通知を引き起こすデータベース・イベントを示します。

.NETストアド・プロシージャではサポートされません

OracleNotificationSourceの列挙


OracleNotificationSource列挙値は、通知を引き起こす様々なソースを指定します。

.NETストアド・プロシージャではサポートされません

OracleNotificationTypeの列挙


OracleNotificationType列挙値は、通知を引き起こす様々なタイプを指定します。

.NETストアド・プロシージャではサポートされません

OracleParameterStatusの列挙


OracleParameterStatusの列挙型は、NULL値が列からフェッチされたかどうか、フェッチ時に切捨てが行われたかどうか、またはNULL値がデータベース列に挿入されるかどうかを指定します。

OracleRowidInfoの列挙


OracleRowidInfoの列挙値は、ROWID情報をChangeNotificationEventArgsの一部として含めるかどうかを指定します

OracleXmlCommandTypeの列挙


OracleXmlCommandType列挙は、OracleCommandクラスのOracleXmlCommandTypeプロパティに対して許可されている値を指定します。


Oracle.DataAccess.Typesネームスペース

Oracle.DataAccess.Typesネームスペースは、Oracle Data Provider for .NETで使用できるOracleネイティブ・データ型のクラス、構造および例外を提供します。

Oracle.DataAccess.Typesの構造

表1-3に、型の構造をリストします。

表1-3 Oracle.DataAccess.Typesの構造

構造 説明

OracleBinary構造


OracleBinary構造は、バイナリ・データの可変長ストリームを表します。

OracleDate構造


OracleDate構造は、Oracle DATEデータ型を表します。

OracleDecimal構造


OracleDecimal構造は、データベース内のOracle NUMBERまたは任意のOracleの数値を表します。

OracleIntervalDS構造


OracleIntervalDS構造は、Oracle INTERVAL DAY TO SECONDデータ型を表します。

OracleIntervalYM構造


OracleIntervalYM構造は、Oracle INTERVAL YEAR TO MONTHデータ型を表します。

OracleString構造


OracleString構造は、文字の可変長ストリームを表します。

OracleTimeStamp構造


OracleTimeStamp構造は、Oracle TimeStampデータ型を表します。

OracleTimeStampLTZ構造


OracleTimeStampLTZ構造は、Oracle TIMESTAMP WITH LOCAL TIME ZONEデータ型を表します。

OracleTimeStampTZ構造


OracleTimeStampTZ構造は、Oracle TIMESTAMP WITH TIME ZONEデータ型を表します。


Oracle.DataAccess.Typesの例外

タイプの例外は、ODP.NETタイプの構造によってのみスローされます。表1-4に、タイプの例外をリストします。

表1-4 Oracle.DataAccess.Typesの例外

例外 説明

OracleTypeExceptionクラス


OracleTypeExceptionオブジェクトは、ODP.NETタイプのクラスで発生する例外を処理するためのベース例外クラスです。

OracleNullValueExceptionクラス


OracleNullValueExceptionは、NULLのODP.NETタイプ構造にアクセスを試みたときにスローされる例外を表します。

OracleTruncateExceptionクラス


OracleTruncateExceptionクラスは、ODP.NETタイプのクラスで切捨てが行われた場合にスローされる例外を表します。


Oracle.DataAccess.Typesのクラス

表1-5に、タイプのクラスをリストします。

表1-5 Oracle.DataAccess.Typesのクラス

クラス 説明

OracleArrayMappingAttributeクラス


OracleArrayMappingAttributeクラスは、カスタム・タイプがOracleコレクション型を表すとき、ODP.NETが使用する情報でカスタム・クラスのフィールドまたはプロパティをマークする必要があります。

OracleBFileクラス


OracleBFileは、BFILEデータへの参照が含まれるオブジェクトです。このオブジェクトは、BFILEオブジェクトに対して操作を実行するためのメソッドを提供します。

OracleBlobクラス


OracleBlobオブジェクトは、BLOBデータへの参照が含まれるオブジェクトです。このオブジェクトは、BLOBオブジェクトに対して操作を実行するためのメソッドを提供します。

OracleClobクラス


OracleClobは、CLOBデータへの参照が含まれるオブジェクトです。このオブジェクトは、CLOBオブジェクトに対して操作を実行するためのメソッドを提供します。

OracleCustomTypeMappingAttributeクラス


OracleCustomTypeMappingAttributeクラスは、カスタム・タイプがOracle UDTを表すために使用されるとき、カスタム・タイプ・ファクトリ・クラスまたはODP.NETで使用される情報の構造体をマークするために使用されます。

OracleObjectMappingAttributeクラス


OracleObjectMappingAttributeクラスは、カスタム・タイプがOracleオブジェクト型を表す際に、ODP.NETが使用する情報でカスタム・クラス・フィールドまたはプロパティをマークします。

OracleRefクラス


OracleRefインスタンスは、データベース内にある永続的でスタンドアロンの参照可能なオブジェクトを参照するOracle REFを表します。OracleRefオブジェクトは、Oracle REFを挿入、更新および削除するメソッドを提供します。

OracleRefCursorクラス


OracleRefCursorオブジェクトは、Oracle REF CURSORを表します。

OracleUdtクラス


OracleUdtクラスは、カスタム・タイプからOracle UDTを変換、またはその逆を実行する際に使用される静的メソッドを定義します。

OracleXmlStreamクラス


OracleXmlStreamオブジェクトは、OracleXmlTypeオブジェクトに格納されているXMLデータの順次読取り専用ストリームを表します。

OracleXmlTypeクラス


OracleXmlTypeオブジェクトは、Oracle XMLTypeインスタンスを表します。


Oracle.DataAccess.Typesのインタフェース

表1-6に、タイプのインタフェースをリストします。

表1-6 Oracle.DataAccess.Typesのインタフェース

インタフェース 説明

IOracleArrayTypeFactoryインタフェース


ODP.NETはIOracleArrayTypeFactoryインタフェースを使用して、Oracleコレクションを表す配列を作成します。

IOracleCustomTypeインタフェース


IOracleCustomTypeはカスタム・タイプとOracleオブジェクトまたはコレクション・タイプ間の変換に関するインタフェースです。

IOracleCustomTypeFactoryインタフェース


ODP.NETはIOracleCustomTypeFactoryインタフェースを使用して、Oracleオブジェクトまたはコレクションを表すカスタム・オブジェクトを作成します。

INullableインタフェース


INullableインタフェースは、ODP.NETタイプにNULL値があるかどうかを判定するために使用されます。


Oracle.DataAccess.Typesの列挙

表1-7に、タイプの列挙をリストします。

表1-7 Oracle.DataAccess.Typesの列挙

列挙 説明

OracleUdtFetchOptionの列挙


OracleUdtFetchOptionの列挙値は、参照可能なオブジェクトのコピーの取得方法を指定します。

OracleUdtStatusの列挙


OracleUdtStatusの列挙値は、オブジェクト属性またはコレクション要素の状態を指定します。オブジェクト属性またはコレクション要素は、有効な値またはNULL値になります。