COALESCE関数は、式リスト内の最初のNULL以外の式
を戻します。 すべての式
がNULLと評価された場合は、NULLを戻します。
SQL構文
COALESCE(Expression1, Expression2 [,...])
パラメータ
COALESCEには、次のパラメータがあります。
パラメータ | 説明 |
---|---|
Expression1 , Expression2 [,...] |
式リスト内の式。 式リスト内の最初のNULL以外の式が戻されます。
各式は順に評価され、2つ以上の式が存在する必要があります。 |
説明
この関数は、NVL一般関数です。
COALESCEは、CASE式の一種として使用します。次にその例を示します。
COALESCE (Expression1
,Expression2
)
これは、次と同じです。
CASE WHENExpression1
IS NOT NULL THENExpression1
ELSEExpression2
END
例
次に、COALESCE式を使用した例を示します。 COALESCE式を使用して、manager_id
= 100である従業員のうち最初の10人に対して、commission_pct
を戻します。commission_pct
がNULL以外の場合、commission_pct
の元の値が戻されます。 commission_pct
がNULLの場合には、0(ゼロ)が戻されます。
Command> SELECT FIRST 10 employee_id, COALESCE (commission_pct, 0) FROM employees WHERE manager_id = 100; < 101, 0 > < 102, 0 > < 114, 0 > < 120, 0 > < 121, 0 > < 122, 0 > < 123, 0 > < 124, 0 > < 145, .4 > < 146, .3 > 10 rows found.