POWER関数は、baseのexponent乗を戻します。 baseとexponentには任意の数値を指定できますが、baseが負数の場合、exponentは整数である必要があります。
SQL構文
POWER (Base,Exponent)
パラメータ
POWERには、次のパラメータがあります。
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
Base |
オペランドまたは列には、任意の数値型を指定できます。POWERにより、この値のExponent乗が戻されます。 |
Exponent |
オペランドまたは列には、任意の数値型を指定できます。Baseが負数の場合、Exponentは整数である必要があります。 |
説明
BaseまたはExponentのいずれかがBINARY_FLOATまたはBINARY_DOUBLE型の場合、戻されるデータ型はBINARY_DOUBLEです。BaseがNUMBERまたはTT_DECIMAL型で、ExponentがBINARY_FLOATまたはBINARY_DOUBLE型ではない場合、戻されるデータ型は、最大の精度およびスケールを持つNUMBERです。 BaseがTT*数値型のいずれか(TT_BIGINT、TT_INTEGER、TT_SMALLINTまたはTT_TINYINT)である場合、戻されるデータ型はBINARY_DOUBLEです。
例
POWER関数を使用して、employee_idが145に等しい従業員のcommission_pctを2乗して戻します。
Command> SELECT employee_id,commission_pct FROM employees WHERE employee_id = 145; < 145, .4 > 1 row found. Command> SELECT POWER (commission_pct,2) FROM employees WHERE employee_id = 145; < .16 > 1 row found.