現在のセッションに関する情報を戻します。
戻り値のデータ型はVARCHAR2です。
SQL構文
SYS_CONTEXT('namespace', 'parameter' [, length ])
パラメータ
SYS_CONTEXTには、次のパラメータがあります。
パラメータ | 説明 |
---|---|
namespace |
値: USERENV
他の値の場合には、NULLを戻します。 |
パラメータ |
サポートされる値は、次のとおりです。
|
length |
1から4000バイトまでの数字。 |
parameter
に対してサポートされる値の説明は、次のとおりです。
パラメータ | 説明 |
---|---|
AUTHENTICATION_METHOD | 次のタイプのユーザーに対する認証方法を戻します。
|
CURRENT_USER | 現在アクティブな権限を持つデータベース・ユーザー名。 この名前は、アクティブな任意の定義者権限オブジェクトの所有者を反映するよう、セッション中に変更される場合があります。 アクティブな定義者権限オブジェクトがない場合、CURRENT_USERはSESSION_USERと同じ値を戻します。 ビュー定義の本体で直接使用される場合、このパラメータはビューを使用しているカーソルを実行しているユーザーを戻します。 カーソルで使用されるビューは、定義者権限とみなされません。 |
CURRENT_USERID | 現在アクティブな権限を持つデータベース・ユーザーの識別子。 |
IDENTIFICATION_TYPE | データベースでユーザーが作成された方法を戻します。 特に、CREATE/ALTER USER構文におけるIDENTIFIED句を反映します。 次のリストに、ユーザーの作成中に使用された構文と戻される識別タイプを示します。
|
LANG | 既存のLANGUAGEパラメータより短い形式の、言語名のISO略称。 |
LANGUAGE | セッションで現在使用中の言語と地域、およびデータベース・キャラクタ・セット。書式は対のとおりです。
|
NLS_SORT | バイナリ・ソートまたは言語ソート。 |
SESSION_USER | ログオン時のデータベース・ユーザー名。 この値はセッション中を通して変更されません。 |
SESSION_USERID | ログオン時のデータベース・ユーザーの識別子。 |
説明
戻り値のデータ型はVARCHAR2です。
例
SELECT SYS_CONTEXT('USERENV', 'CURRENT_USER') FROM dual; < TTUSER > 1 row found. SELECT SYS_CONTEXT('USERENV', 'LANGUAGE') FROM dual; < AMERICAN_AMERICA.AL32UTF8 > 1 row found. SELECT SYS_CONTEXT('USERENV', 'IDENTIFICATION_TYPE') FROM dual;< EXTERNAL >1 row found.