現行のトランザクションで行った処理を元に戻すには、ROLLBACK文を使用します。
必要な権限
ありません。
SQL構文
ROLLBACK [WORK]
パラメータ
ROLLBACK文では次のオプションのキーワードを使用できます。
パラメータ | 説明 |
---|---|
[WORK] |
SQL標準に準拠するためにサポートされているオプションの句。ROLLBACKとROLLBACK WORKは同等です。 |
説明
PassThrough
属性に0(ゼロ)よりも大きい値が指定されている場合は、Oracleトランザクションもロールバックされます。
ロールバックによって、すべてのオープン・カーソルがクローズされます。
例
HRスキーマのregions
表に行を1つ挿入し、トランザクションをロールバックします。 最初にautocommitを0(ゼロ)に設定します。
Command> SET AUTOCOMMIT 0; Command> INSERT INTO regions VALUES (5,'Australia'); 1 row inserted. Command> SELECT * FROM regions; < 1, Europe > < 2, Americas > < 3, Asia > < 4, Middle East and Africa > < 5, Australia > 5 rows found. Command> ROLLBACK; Command> SELECT * FROM regions; < 1, Europe > < 2, Americas > < 3, Asia > < 4, Middle East and Africa > 4 rows found.
関連項目