COMMIT文は、現在のトランザクションを終了し、そのトランザクション内で実行されたすべての変更を永続的な変更とします。トランザクションとは、1つの単位として処理される一連のSQL文です。
必要な権限
ありません。
SQL構文
COMMIT [WORK]
パラメータ
COMMIT文では次のオプションのキーワードを使用できます。
パラメータ | 説明 |
---|---|
[WORK] |
SQL標準に準拠するためにサポートされているオプションの句。COMMITとCOMMIT WORKは同等です。 |
説明
トランザクションのコミット前:
トランザクション中に行った変更はすべて表示できますが、他のユーザーがそれらの変更を表示することはできません。 トランザクションをコミットすると、コミット後に実行される他のユーザーの文に変更が表示されるようになります。
ROLLBACK文を使用して、トランザクション中に行った変更をロールバック(UNDO)できます。
この文によって、トランザクションのロックが解除されます。
パススルーの場合も、Oracleトランザクションはコミットされます。
コミットによってすべてのオープン・カーソルがクローズされます。
例
HRスキーマのregions
表に行を挿入し、トランザクションをコミットします。 最初にautocommitを0(ゼロ)に設定します。
Command> SET AUTOCOMMIT 0; Command> INSERT INTO regions VALUES (5,'Australia'); 1 row inserted. Command> COMMIT; Command> SELECT * FROM regions; < 1, Europe > < 2, Americas > < 3, Asia > < 4, Middle East and Africa > < 5, Australia > 5 rows found.
関連項目