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Oracle TimesTen In-Memory Database SQLリファレンス・ガイド
リリース11.2.1
B56051-01
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SYS.MONITOR

MONITOR表には、システムのパフォーマンスに関する情報が格納されます。MONITOR表には、特定のイベントに関する統計を含む単一行が格納されます。 多くの列では、データ・ストアがメモリーにロードされた時点から統計が収集され、データ・ストアがメモリーからアンロードされた時点で統計が消去されます。 ramPolicyがmanualまたはalwaysの場合、データ・ストアは、アプリケーション接続がなくなった後もメモリーにとどまります。

一部の列では、必要に応じて統計が収集されます。次の列の場合、TimesTenでは初期接続からの統計の収集は行いません。

多くの列では、データ・ストアへの接続がないとMONITOR表はリセットされます。TimesTenでは、データ・ストアへの接続がない場合でも、次の列の値はリセットされません。

MONITOR表の情報はTimesTenによって頻繁に更新されます。これらの更新によるシステムのパフォーマンスの低下を防ぐために、これらの更新はラッチによって保護されません。MONITOR表の値は、正確でない場合があります。 これらの値は、システムでのアクティビティの指針として使用できます。

列名 データ型 説明
TIME_OF_1ST_CONNECT TT_CHAR (32) NOT NULL 初期接続が行われた時刻。
DS_CONNECTS TT_INTEGER NOT NULL データ・ストアへの接続の回数。
DS_DISCONNECTS TT_INTEGER NOT NULL データ・ストアからの切断の回数。
DS_CHECKPOINTS TT_INTEGER NOT NULL 実行されたチェックポイントの回数。
DS_CHECKPOINTS_FUZZY TT_INTEGER NOT NULL 実行されたファジー・チェックポイントの回数。
DS_COMPACTS TT_INTEGER NOT NULL データ・ストアの圧縮の回数。
PERM_ALLOCATED_SIZE 32-bitシステム: TT_INTEGER NOT NULL

64-bitシステム: TT_BIGINT NOT NULL

永続データ・パーティションに割り当てられたサイズ(KB)。
PERM_IN_USE_SIZE 32-bitシステム: TT_INTEGER NOT NULL

64-bitシステム: TT_BIGINT NOT NULL

永続データ・パーティションで現在使用されている部分のサイズ(KB)。
PERM_IN_USE_HIGH_WATER 32-bitシステム: TT_INTEGER NOT NULL

64-bitシステム: TT_BIGINT NOT NULL

データ・ストアへの初期接続以降に使用された、永続データ・パーティション・メモリーの最大容量(KB)。 このフィールドの値は、ttMonitorHighWaterResetプロシージャを使用して、PERM_IN_USE_SIZE属性の現在の値にリセットできます。
TEMP_ALLOCATED_SIZE 32-bitシステム: TT_INTEGER NOT NULL

64-bitシステム: TT_BIGINT NOT NULL

一時データ・パーティションに割り当てられたサイズ(KB)。
TEMP_IN_USE_SIZE 32-bitシステム: TT_INTEGER NOT NULL

64-bitシステム: TT_BIGINT NOT NULL

一時データ・パーティションで現在使用されている部分のサイズ(KB)。
TEMP_IN_USE_HIGH_WATER 32-bitシステム: TT_INTEGER NOT NULL

64-bitシステム: TT_BIGINT NOT NULL

データ・ストアへの初期接続以降に使用された、一時データ・パーティション・メモリーの最大容量(KB)。 このフィールドの値は、ttMonitorHighWaterResetプロシージャを使用して、TEMP_IN_USE_SIZE属性の現在の値にリセットできます。
TPL_FETCHES TT_BIGINT NOT NULL 透過的ロードを使用して、OracleからTimesTenにデータがフェッチされた回数。
TPL_EXECS TT_BIGINT NOT NULL TimesTenに透過的にデータをロードするために、TimesTenがOracleと通信した回数。 この回数には、透過的ロードを実行しようとしてOracleにフェッチするデータがなかった場合も含まれます。
CACHE_HITS TT_BIGINT NOT NULL TimesTenで必要となるデータの検索に成功した回数。
PASSTHROUGH_COUNT TT_BIGINT NOT NULL パススルーの実行に成功した回数。
XACT_BEGINS TT_BIGINT NOT NULL 開始されたトランザクションの数。
XACT_COMMITS TT_BIGINT NOT NULL コミットされた永続トランザクションおよび非永続トランザクションの数。
XACT_D_COMMITS TT_BIGINT NOT NULL 永続的にコミットされたトランザクションの数。
XACT_ROLLBACKS TT_BIGINT NOT NULL ロールバックされたトランザクションの数。
LOG_FORCES TT_BIGINT NOT NULL ディスクへのログ・フラッシュの回数。
DEADLOCKS TT_BIGINT NOT NULL デッドロックの回数。
LOCK_TIMEOUTS TT_BIGINT NOT NULL タイムアウトのために拒否されたロック・リクエストの数。
LOCK_GRANTS_IMMED TT_BIGINT NOT NULL 待機なしで付与されたロック・リクエストの数。
LOCK_GRANTS_WAIT TT_BIGINT NOT NULL 待機後に付与されたロック・リクエストの数。
CMD_PREPARES TT_BIGINT NOT NULL 準備(コンパイル)されたコマンドの数。
CMD_REPREPARES TT_BIGINT NOT NULL 再準備されたコマンドの数。
CMD_TEMP_INDEXES TT_BIGINT NOT NULL 問合せ実行時に作成された一時索引の数。
LAST_LOG_FILE TT_INTEGER NOT NULL 最後のログ・ファイルの番号。
REPHOLD_LOG_FILE TT_INTEGER NOT NULL レプリケーションによって保持された最後のログ・ファイルの番号。
REPHOLD_LOG_OFF TT_INTEGER NOT NULL レプリケーションによって保持された最後のログ・ファイルのオフセット。
REP_XACT_COUNT TT_INTEGER NOT NULL 1つ以上のピア・データ・ストアにレプリケートされている、ローカル・ストアで生成されたレプリケーション・トランザクションの数。
REP_CONFLICT_COUNT TT_INTEGER NOT NULL ローカル・ストアへの適用時に競合が発生したレプリケーション・トランザクションの数。
REP_PEER_CONNECTIONS TT_INTEGER NOT NULL ローカル・レプリケーション・エージェントによって開始されたピア接続すべての合計。ローカル・ストアがマスターであるピア関係ごとに1つの接続があります。 転送レベル障害によって新しい接続が確立される場合、このカウントは増加します。
REP_PEER_RETRIES TT_INTEGER NOT NULL 新しいピア接続の確立の再試行回数。
FIRST_LOG_FILE TT_INTEGER NOT NULL 最も古い(削除されていない)ログ・ファイルの番号。
LOGBYTES_TO_LOG_BUFFER TT_BIGINT NOT NULL 初期接続以降にログに書き込まれたバイト数。この値には、実際のログ・レコードとログのオーバーヘッドが含まれます。
LOG_FS_READS TT_BIGINT NOT NULL インメモリー・ログ・バッファからログを読み取ることができなかった回数。
LOG_FS_WRITES TT_BIGINT NOT NULL TimesTenがインメモリー・ログ・バッファの内容をオペレーティング・システムに書き込んだ回数。この列には、データがディスクにフラッシュされた回数は含まれません。 オペレーティング・システムのファイル・バッファへの書込みがカウントされます。
LOG_BUFFER_WAITS TT_BIGINT NOT NULL ログ・バッファが一杯であったために、ログ・レコードをログ・バッファに挿入しようとしている間にスレッドが遅延した回数。通常、この値が増大している場合は、ログ・バッファが小さすぎることを示します。
CHECKPOINT_BYTES_WRITTEN 32-bitシステム: TT_INTEGER NOT NULL

64-bitシステム: TT_BIGINT NOT NULL

最新のチェックポイント処理によってディスクに書き込まれたバイト数。
CURSOR_OPENS 32-bitシステム: TT_INTEGER NOT NULL

64-bitシステム: TT_BIGINT NOT NULL

発行されたSELECT文の数。
CURSOR_CLOSES 32-bitシステム: TT_INTEGER NOT NULL

64-bitシステム: TT_BIGINT NOT NULL

完了したSELECT文の数。
CHECKPOINT_BLOCKS_WRITTEN 32-bitシステム: TT_INTEGER NOT NULL

64-bitシステム: TT_BIGINT NOT NULL

完了したすべてのチェックポイントに対して書き込まれたブロックの合計数。
CHECKPOINT_WRITES 32-bitシステム: TT_INTEGER NOT NULL

64-bitシステム: TT_BIGINT NOT NULL

現在のチェックポイントを含むすべてのチェックポイントに対するチェックポイント書込み合計回数。
REQUIRED_RECOVERY TT_INTEGER NOT NULL 1: データ・ストアがTIME_OF_1ST_CONNECTの時点で最初にRAMにロードされたときに、リカバリが実行されました。 データ・ストアは、前回メモリーにロードされたときに正常に停止されませんでした。 今回データ・ストアがメモリーにロードされたときに、ログの再生などの処理が実行され、データのリカバリが試行されました。

DurableCommitが0(ゼロ)に設定されていた場合、トランザクションは失われた可能性があります。

0: データ・ストアが前回正常に停止されました。 その結果、データ・ストアは正常に再起動されました。

TYPE_MODE TT_INTEGER NOT NULL 0: Oracleモード。

1: TimesTenモード。