Oracle In-Memory Database Cacheは、Oracle Databaseの製品オプションであり、アプリケーション層におけるレスポンス時間を向上させる目的で、パフォーマンス重視のOracle DatabaseのサブセットをTimesTenデータベース内の表へキャッシュするために役立ちます。 キャッシュ表は、読取り専用または更新可能にすることができます。 アプリケーションでは、標準のSQLを使用してキャッシュ表の読取りおよび更新を行い、TimesTenデータベースとOracle Database間のデータの同期が自動的に実行されます。
Oracle In-Memory Database Cacheによって、リレーショナル・データベースの完全な汎用性および機能、Oracle Databaseとのキャッシュ一貫性の透過的な保持およびインメモリー・データベースのリアルタイム・パフォーマンスがアプリケーションに提供されます。
このマニュアルは、TimesTenを使用および管理するアプリケーション開発者、およびOracle DatabaseからデータをキャッシュするTimesTenデータベースを構成および管理するシステム管理者を対象として記述されています。 このマニュアルを使用するには、リレーショナル・データベース・システムの動作についての理解が必要です。 また、SQLおよびODBC(Open Database Connectivity)、JDBC(Java Database Connectivity)またはOCI(Oracle Call Interface)のいずれかに関する知識も必要です。
TimesTenのドキュメントは、次のURLのOracle Technology Network Japan(OTN-J)で入手できます。
http://www.oracle.com/technology/global/jp/documentation/index.html
TimesTenは複数のプラットフォームをサポートしています。 このマニュアルに記述されている内容は、特に表記しないかぎり、サポートされるすべてのプラットフォームに適用されます。 WindowsはWindows 2000、Windows XP、Windows Server 2003、Windows VistaおよびWindows Server 2008システムを表します。 UNIXは、Linux、Solaris、HP-UXおよびAIXを表します。
このマニュアルの表記規則は、次のとおりです。
規則 | 意味 |
---|---|
太字 | 太字は、操作に関連するGraphical User Interface要素、または本文中で定義されている用語を示します。 |
イタリック体 | イタリックは、ユーザーが特定の値を指定するプレースホルダ変数を示します。 |
固定幅フォント |
固定幅フォントは、段落内のコマンド、URL、サンプル内のコード、画面に表示されるテキスト、または入力するテキストを示します。 |
固定幅フォントのイタリック |
置き換える必要があるコード例の変数です。 次に例を示します。
|
[ ] | 大カッコは、カッコ内の項目を任意に選択することを表します。 大カッコは、入力しないでください。 |
{ } | 中カッコは、カッコ内の項目のうち、1つが必須であることを表します。中カッコは、入力しないでください。 |
| |
縦線は、選択項目の引数を区切ります。 |
. . . | 引数の後の水平の省略記号は、1行のコマンドラインで複数の引数を使用できることを表します。 |
% |
%は、UNIXのシェル・プロンプトを表します。 |
# |
#は、UNIXルート・ユーザーのプロンプトを表します。 |
このマニュアルでは、次の変数を使用して、パス、ファイルおよびユーザー名を表します。
規則 | 意味 |
---|---|
TimesTen_install_dir |
TimesTenの現在のリリースがインストールされているディレクトリのパスです。 |
TTinstance |
TimesTenのインストールで指定するインスタンス名です。 インストール時に、英数字の一意のインスタンス名でTimesTenの各インストールを識別する必要があります。 この名前はインストール・パスに表示されます。 |
bits またはbb |
32または64の2桁の数字は、32-bitまたは64-bitのオペレーティング・システムを表します。 |
release またはrr |
TimesTenのリリース番号を示します。ドットが付く場合と付かない場合があります。 例: 1121または11.2.1は、TimesTenリリース11.2.1を表します。 |
jdk_version |
1桁または2桁の数字は、JDK(Java Development Kit)のメジャー・リリースのバージョン番号を表します。 例: 5は、JDK 5を表します。 |
DSN |
データソースの名前です。 |
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http://www.oracle.com/lang/jp/support/index.html
製品マニュアル
製品のマニュアルは、次のURLにあります。
http://www.oracle.com/technology/global/jp/documentation/index.html
研修およびトレーニング
研修に関する情報とスケジュールは、次のURLで入手できます。
http://education.oracle.com/pls/web_prod-plq-dad/db_pages.getpage?page_id=3
その他の情報
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