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Oracle In-Memory Database Cacheユーザーズ・ガイド
リリース11.2.1
B56054-01
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はじめに

Oracle In-Memory Database Cacheは、Oracle Databaseの製品オプションであり、アプリケーション層におけるレスポンス時間を向上させる目的で、パフォーマンス重視のOracle DatabaseのサブセットをTimesTenデータベース内の表へキャッシュするために役立ちます。 キャッシュ表は、読取り専用または更新可能にすることができます。 アプリケーションでは、標準のSQLを使用してキャッシュ表の読取りおよび更新を行い、TimesTenデータベースとOracle Database間のデータの同期が自動的に実行されます。

Oracle In-Memory Database Cacheによって、リレーショナル・データベースの完全な汎用性および機能、Oracle Databaseとのキャッシュ一貫性の透過的な保持およびインメモリー・データベースのリアルタイム・パフォーマンスがアプリケーションに提供されます。

対象読者

このマニュアルは、TimesTenを使用および管理するアプリケーション開発者、およびOracle DatabaseからデータをキャッシュするTimesTenデータベースを構成および管理するシステム管理者を対象として記述されています。 このマニュアルを使用するには、リレーショナル・データベース・システムの動作についての理解が必要です。 また、SQLおよびODBC(Open Database Connectivity)、JDBC(Java Database Connectivity)またはOCI(Oracle Call Interface)のいずれかに関する知識も必要です。

関連ドキュメント

TimesTenのドキュメントは、次のURLのOracle Technology Network Japan(OTN-J)で入手できます。

http://www.oracle.com/technology/global/jp/documentation/index.html

表記規則

TimesTenは複数のプラットフォームをサポートしています。 このマニュアルに記述されている内容は、特に表記しないかぎり、サポートされるすべてのプラットフォームに適用されます。 WindowsはWindows 2000、Windows XP、Windows Server 2003、Windows VistaおよびWindows Server 2008システムを表します。 UNIXは、Linux、Solaris、HP-UXおよびAIXを表します。

このマニュアルの表記規則は、次のとおりです。

規則 意味
太字 太字は、操作に関連するGraphical User Interface要素、または本文中で定義されている用語を示します。
イタリック体 イタリックは、ユーザーが特定の値を指定するプレースホルダ変数を示します。
固定幅フォント 固定幅フォントは、段落内のコマンド、URL、サンプル内のコード、画面に表示されるテキスト、または入力するテキストを示します。
固定幅フォントのイタリック 置き換える必要があるコード例の変数です。 次に例を示します。

Driver=TimesTen_install_dir/lib/libtten.so

TimesTen_install_dirをご使用のTimesTenインストール・ディレクトリに置き換えます。

[ ] 大カッコは、カッコ内の項目を任意に選択することを表します。 大カッコは、入力しないでください。
{ } 中カッコは、カッコ内の項目のうち、1つが必須であることを表します。中カッコは、入力しないでください。
|
縦線は、選択項目の引数を区切ります。
. . . 引数の後の水平の省略記号は、1行のコマンドラインで複数の引数を使用できることを表します。
%
%は、UNIXのシェル・プロンプトを表します。
#
#は、UNIXルート・ユーザーのプロンプトを表します。

このマニュアルでは、次の変数を使用して、パス、ファイルおよびユーザー名を表します。

規則 意味
TimesTen_install_dir TimesTenの現在のリリースがインストールされているディレクトリのパスです。
TTinstance TimesTenのインストールで指定するインスタンス名です。 インストール時に、英数字の一意のインスタンス名でTimesTenの各インストールを識別する必要があります。 この名前はインストール・パスに表示されます。
bitsまたはbb 32または64の2桁の数字は、32-bitまたは64-bitのオペレーティング・システムを表します。
releaseまたはrr TimesTenのリリース番号を示します。ドットが付く場合と付かない場合があります。 例: 1121または11.2.1は、TimesTenリリース11.2.1を表します。
jdk_version 1桁または2桁の数字は、JDK(Java Development Kit)のメジャー・リリースのバージョン番号を表します。 例: 5は、JDK 5を表します。
DSN データソースの名前です。

ドキュメントのアクセシビリティについて

オラクル社は、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています。 オラクル社のドキュメントには、ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。 HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。 標準規格は改善されつつあります。オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。 オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/accessibility/を参照してください。

ドキュメント内のサンプル・コードのアクセシビリティについて

スクリーン・リーダーは、ドキュメント内のサンプル・コードを正確に読めない場合があります。 コード表記規則では閉じ括弧だけを行に記述する必要があります。しかしJAWSは括弧だけの行を読まない場合があります。

外部Webサイトのドキュメントのアクセシビリティについて

このドキュメントにはオラクル社およびその関連会社が所有または管理しないWebサイトへのリンクが含まれている場合があります。 オラクル社およびその関連会社は、それらのWebサイトのアクセシビリティに関しての評価や言及は行っておりません。

聴覚に障害があるお客様のOracleサポート・サービスへのアクセス

Oracleサポート・サービスに連絡するには、テレコミュニケーション・リレー・サービス(TRS)を使用してOracleサポート(+1-800-223-1711)までお電話ください。 Oracleサポート・サービスの技術者が、Oracleサービス・リクエストのプロセスに従って、技術的な問題を処理し、お客様へのサポートを提供します。 TRSの詳細は、http://www.fcc.gov/cgb/consumerfacts/trs.htmlを参照してください。電話番号の一覧は、http://www.fcc.gov/cgb/dro/trsphonebk.htmlを参照してください。

サポートおよびサービス

次の各項に、各サービスに接続するためのURLを記載します。

Oracleサポート・サービス

オラクル製品サポートの購入方法、およびOracleサポート・サービスへの連絡方法の詳細は、次のURLを参照してください。

http://www.oracle.com/lang/jp/support/index.html

製品マニュアル

製品のマニュアルは、次のURLにあります。

http://www.oracle.com/technology/global/jp/documentation/index.html

研修およびトレーニング

研修に関する情報とスケジュールは、次のURLで入手できます。

http://education.oracle.com/pls/web_prod-plq-dad/db_pages.getpage?page_id=3

その他の情報

オラクル製品やサービスに関するその他の情報については、次のURLから参照してください。

http://www.oracle.com/lang/jp/index.html 
http://www.oracle.com/technology/global/jp/index.html 

注意:

ドキュメント内に記載されているURLや参照ドキュメントには、Oracle Corporationが提供する英語の情報も含まれています。日本語版の情報については、前述のURLを参照してください。