Oracle® Fusion Middleware Oracle Reportsレポート作成のためのユーザーズ・ガイド 11gリリース1(11.1.1) B61376-01 |
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REFカーソル
問合せを作成するには、まず、REFカーソル
を定義するパッケージ仕様部を作成します。その後で、REFカーソルを使用する問合せを作成します。この項の手順では、REFカーソルを定義するパッケージ仕様部を作成します。
REFカーソル型を定義するには:
Reports Builderを起動します。すでに起動している場合は、「ファイル」→「新規」→「レポート」を選択します。
「ようこそ」ダイアログ・ボックスまたは「新規レポート」ダイアログ・ボックスで、「新規レポートを手動で作成」を選択して「OK」をクリックします。
オブジェクト・ナビゲータで、新しいレポート・ノード(MODULEx)の下の「プログラム・ユニット」ノードをクリックします。
ツールバーで「作成」ボタンをクリックして、「新規プログラム・ユニット」ダイアログ・ボックスを表示します。
新規プログラム・ユニットダイアログ・ボックスで、「名前」フィールドにconcl_cv
と入力します。
「パッケージ仕様」を選択し、「OK」をクリックしてPL/SQLエディタを表示します。
PL/SQLエディタで、テンプレートを使用して次のPL/SQLコードを入力します。
PACKAGE concl_cv IS type conclass_rec is RECORD (EMPLOYEE_ID NUMBER(6), FIRST_NAME VARCHAR2(20), LAST_NAME VARCHAR2(25), EMAIL VARCHAR2(25), PHONE_NUMBER VARCHAR2(20), HIRE_DATE DATE, JOB_ID VARCHAR2(10), SALARY NUMBER(8,2), DEPARTMENT_ID NUMBER(4)); type conclass_refcur is REF CURSOR return conclass_rec; END;
このパッケージ仕様部では、次の2つのことを行います。
データベースから選択するデータを記述するレコード(conclass_rec)を定義します。
レコードによって記述されたフォーマットでデータを返すREFカーソルを定義します。
注意: 提供されているファイルrefcursor_code.txt を開き、そのコードをコピーしてPL/SQLエディタに貼り付けることができます。 |
「コンパイル」をクリックします。
コンパイル・エラーが発生した場合は、構文エラーのコードをチェックして必要に応じてコンパイルを再実行します。
「閉じる」をクリックします。
手順3〜8を繰り返して、さらに次の2つのパッケージ仕様部を作成します。
パッケージ仕様部名: cont_cv
PACKAGE cont_cv IS type container_rec is RECORD (EMPLOYEE_ID NUMBER(6), START_DATE DATE, END_DATE DATE, JOB_ID VARCHAR2(10), DEPARTMENT_ID NUMBER(4)); type container_refcur is REF CURSOR return container_rec; END;
パッケージ仕様部名: port_cv
PACKAGE port_cv IS type portdesc_rec is RECORD (DEPARTMENT_ID NUMBER(4), DEPARTMENT_NAME VARCHAR2(30)); type portdesc_refcur is REF CURSOR return portdesc_rec; END;
注意: 提供されているファイルrefcursor_code.txt を開き、そのコードをコピーしてPL/SQLエディタに貼り付けることができます。 |
「ファイル」→「別名保存」を選択します。このレポートにref61_
<自分のイニシャル>.rdf
という名前を付けて、任意のディレクトリに保存します。
注意: レポートの設計段階では、レポートを異なるファイル名で頻繁に保存することをお薦めします。そうすれば、エラーが生じたり、変更した内容に問題がある場合でも、前に保存したファイルに簡単に戻ることができるので、その時点からの修正を加えるだけで済みます。 |