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Oracle® WebLogic Communication Services 開発者ガイド
11g リリース 1 (11.1.1)
B55506-01
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B プロファイル サービス プロバイダ コンフィグレーション リファレンス (profile.xml)

この章では、プロファイル プロバイダのコンフィグレーション ファイルである profile.xml の詳細なリファレンスを提供します。以下の節で構成されています。

B.1 profile.xml の概要

diameter.xml ファイルには、以下のプロファイル サービス プロバイダ属性が定義されています。

profile.xml は、DOMAIN_DIR/config/custom サブディレクトリに格納されます。DOMAIN_DIR は OWLCS ドメインのルート ディレクトリです。

B.2 グラフィカルな表示

図 B-1 では、profile.xml ファイルの要素階層を表示します。

図 B-1 profile.xml の要素階層

Profile xml
「図 B-1 profile.xml の要素階層」の説明

B.3 profile.xml の編集

profile.xml ファイルに変更を加えるときは、直接編集せずに、Administration Console プロファイル サービス拡張を使って間接的に行うようお勧めします。Administration Console を使用すれば、profile.xml が確実に有効な XML になります。OWLCS アプリケーション開発の「Administration Console を使用したプロファイル プロバイダのコンフィグレーション」を参照してください。

しかし場合によっては、問題のあるコンフィグレーションを修正したり、壊れたファイルを修復したり、OWLCS のアップグレード時にカスタム プロファイル プロバイダ コンフィグレーションを多数のマシンに展開したりするために、profile.xml を手動で表示したり編集する可能性もあります。profile.xml を手動で編集したときは、変更内容を適用するためにサーバを再起動する必要があります。

B.3.1 profile.xml の編集の手順

プロダクション システムの profile.xml に変更を加える必要がある場合は、以下の手順に従ってください。

  1. テキスト エディタで DOMAIN_DIR/config/custom/profile.xml ファイルを開きます。ただし、DOMAIN_DIR は OWLCS ドメインのルート ディレクトリを表します。

  2. profile.xml ファイルに対して必要に応じて変更します。XML 要素の詳細については、「XML 要素の説明」を参照してください。

  3. 変更を保存し、テキスト エディタを終了します。

  4. サーバを再起動して、変更内容を有効にします。

  5. 更新後のシステムをテストして、コンフィグレーションを検証します。

B.4 XML スキーマ

WLSS_HOME/server/lib/wlss ディレクトリにインストールされた profile-service-descriptor-binding.jar ライブラリ内に profile.xml ファイルのすべてのスキーマがバンドルされています。

B.5 profile.xml ファイルのサンプル

コンフィグレーション ファイル profile.xml のコード リストについては、『SIP アプリケーションの開発』の「カスタム プロファイル プロバイダの開発」を参照してください。

B.6 XML 要素の説明

以下の節では、profile.xml の各 XML 要素について説明します。

B.6.1 profile-service

最上位レベルの profile-service 要素には、全体のプロファイル サービス コンフィグレーションが含まれます。

B.6.2 mapping

プロファイル データに対するリクエストをプロファイル プロバイダ実装にマッピングする方法を指定します。

B.6.2.1 map-by

ドキュメントをプロバイダにマッピングするための手法を指定します。

  • プロバイダを判定するために routermap-by-router に指定された、カスタム ルータ クラスを使用します。

  • ドキュメントをプロバイダにマップするために prefix は指定された、map-by-prefix エントリを使用します。

  • プロバイダにドキュメントをマップするために provider-nameprovider エントリに指定された、name 要素を使用します。

B.6.2.2 map-by-prefix

プリフェクスによるマッピング時にドキュメントをプロファイル プロバイダにマップするために使用するプリフィクスを指定します。

B.6.2.3 map-by-router

ルータ ベース マッピングでドキュメントをプロファイルにマップするために使用する (com.bea.wcp.profile.ProfileIRouter を実装) ルータ クラスを指定します。

B.6.3 provider

プロファイル プロバイダ実装と起動オプションをコンフィグレーション します。

B.6.3.1 name

プロバイダ コンフィグレーションの名前を指定します。provider-name マッピング手法を指定する場合、name 要素はプドキュメントをプロバイダにマッピングするためにも使用されます。

B.6.3.2 provider-class

(com.bea.wcp.profile.ProfileServiceSpi の実装) プロファイル プロバイダ クラスを指定します。

B.6.3.3 param

プロバイダ実装に任意パラメータを指定するために namevalue 要素を使用します。