この章では、Oracle WebLogic Communication Services のインストールについて説明します。以降の手順は、前述の章で説明した Oracle WebLogic Communication Services 基本プラットフォームのインストール後に行われます。
エンタープライズ デプロイメント (詳細およびインストール手順については、『Oracle Fusion Middleware Enterprise Deployment Guide for Oracle WebCenter』を参照)
この章は以下の節で構成されています。
管理サーバ用の SIP Infrastructure コンポーネントと Presence コンポーネントをインストールするには、次の手順に従います。
インストール メディアの OWLCS
ディレクトリまたはステージングされたインストール ディレクトリに移動し、使用しているオペレーティング システムに応じて、次のどちらかのコマンドを実行します。
UNIX : ./owlcs/Disk1
/runInstaller
Windows : owlcs\Disk1
\setup.exe
JRE/JDK の場所の指定を求められたら、「<ミドルウェア ホームの絶対パス>/jdk160_11
」と入力します。これで、OWLCS の Oracle Universal Installer が開始します。
注意 : ここでインストール プロセスの実行に使用する Java VM は、実行時に OWLCS で使用される Java VM とは関係ありません。ここで Sun JDK を選択しても、実行時に JRockit を使用することができます。 |
[ようこそ] 画面で、[次へ] をクリックします。[Prerequisites Checklist] が表示されます。
[Prerequisites Checklist] 画面で、各前提条件の [Status] カラムにチェック マークが表示されていることを確認します。エラーの通知が表示されている場合は、問題を修正 (オペレーティング システムと Service Pack が適切かどうか、十分なメモリがあるかどうかを確認) してから、[Continue] をクリックします。
[次へ] をクリックします。[Specify Installation Location] 画面 (図 4-2) が表示されます。次の場所を入力します (またはドロップダウン メニューから選択します)。
Oracle ミドルウェア ホーム : <Oracle ミドルウェア ホームの絶対パス>
Oracle ホーム ディレクトリ : as11gr1wlcs
注意 : Oracle ミドルウェア ホーム ディレクトリの下位にある Oracle ホーム ディレクトリは、OWLCS コンポーネントがインストールされる場所です。 |
[次へ] をクリックします。[Installation Summary] 画面が表示されます。
[Installation Summary] 画面で、[Install] をクリックします。[Installation Complete] 画面が表示されます。
[Installation Complete] 画面で、[Finish] をクリックします。
これでインストーラが終了し、Oracle WebLogic Configuration Wizard の起動を求めるダイアログが表示されます。[はい] をクリックします。
注意 : [いいえ] を選択した場合は、以下のコマンドで Configuration Wizard を起動できます。
|
これで、第 5 章「Oracle WebLogic Communication Services のコンフィグレーション」の手順に従ってサーバをコンフィグレーションできます。
デフォルトのログ レベルは、基本のログ レベルである [Notification:1] です。すべてのログは、次の場所にある 1 つのファイルに書き込まれます。
MW_HOME/user_projects/domains/base_domain/servers/<サーバ>/logs/<サーバ名>-diagnostic.log
ロギングの詳細については、『Oracle WebLogic Communication Services 管理ガイド』を参照してください。