ヘッダーをスキップ
Oracle Application Server Adapters for IMS/DBユーザーズ・ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B61398-01
  目次
目次
索引
索引

戻る
戻る
 
次へ
次へ
 

7 OracleAS Adapter for IMS/DBのトラブルシューティング

Oracle AS Adapter for IMS/DBのトラブルシューティングでは、Oracle Connectの様々な定義とプロパティをチェックします。これには、デーモンのステータス、ワークスペースのオプション、サーバーのパラメータおよび様々なシステム・ログも含まれます。

この章の構成は、次のとおりです。

デーモンのトラブルシューティング

デーモンのトラブルシューティングおよびOracle Application ServerとOracleAS Adapter for IMS/DB間の通信のトラブルシューティングには、Oracle Studioを使用します。 Oracle Studioを使用して、デーモンとサーバー・アクティビティを監視し、デーモンとサーバーのプロセスで発生する問題を制御します。


関連項目:

構成設定の詳細は、付録C「デーモンの高度なチューニング」を参照してください。

この項の構成は、次のとおりです。

デーモンの起動

デーモンは、OracleAS Adapter for IMS/DBのインストール時に起動されます。 「デーモンの停止」の説明のように、デーモンが停止している場合は、次のタスクで説明するようにデーモンを再起動できます。


注意:

デーモンは、IBM /OSプラットフォームで起動されます。 デーモンは、Oracle Studioを使用してリモートで起動することはできません。

タスク: デーモンの起動

デーモンを起動するには、INSTROOT.USERLIB(ATTDAEMN)を開始タスクとしてアクティブ化します。 たとえば、SDSF画面で次のコマンドを入力します。

'/s ATTDAEMN'

INSTROOTは、Oracle Connectがインストールされている高位修飾子です。

デーモンの停止

デーモンを停止するには、次のようにOracle Studioを使用します。

  1. 「スタート」メニューから、「プログラム」「Oracle」「Studio」を選択します。

  2. 「Oracle StudioでのIBM z/OSプラットフォームの設定」で定義したコンピュータを選択します。

  3. このコンピュータを右クリックして「Open Runtime Perspective」を選択します。

  4. Runtime Explorerで、選択したコンピュータを右クリックし、「Shutdown Daemon」を選択します。

ランタイム時のデーモンの監視

実行中のデーモンを監視するには、Oracle Studioの「Runtime Manager Perspective」を使用します。

次の手順を実行します。

  1. 「スタート」メニューから、「プログラム」「Oracle」「Studio」を選択します。

  2. 「Oracle StudioでのIBM z/OSプラットフォームの設定」で定義したコンピュータを右クリックし、「Open Runtime Perspective」を選択します。

デーモンは、関連するノード、デーモン、ワークスペースまたはサーバー・プロセスを開くことで管理できます。次の各項を参照してください。

デーモン(コンピュータ)のオプション

デーモンを右クリックすると、そのデーモンに使用できるオプションが表示されます。これには、デーモン・ログを表示するための機能も含まれます。

次の表に使用可能なデーモンにオプションを示します。

表7-1 デーモンのオプション

オプション 説明

Edit Daemon Configuration

このオプションを使用すると、デーモン・エディタを開いて、デーモンを再構成できます。

構成設定の詳細は、付録C「デーモンの高度なチューニング」を参照してください。

Status

デーモンのステータスをチェックします。 デーモンに関する情報には、使用しているデーモン構成の名前、アクティブなクライアント・セッションおよびログ情報が含まれています。

Reload Configuration

変更された構成を再ロードします。 現在起動しているサーバーは、変更された構成の影響を受けません。

構成設定の詳細は、付録C「デーモンの高度なチューニング」を参照してください。

View Log

デーモン・ログを表示します。 詳細は、「デーモン・ログ」を参照してください。

View Events

デーモン・イベント・ログを表示します。

Daemon Properties

デーモンが動作中のコンピュータに関する情報を表示します。この情報には、物理アドレス、コンピュータへのアクセスに必要なユーザー名とパスワードなどが含まれています。

Recycle servers

クライアントの切断時に、すべての未使用サーバーをクローズし、すべてのアクティブ・サーバーのクローズを準備します。新しい接続リクエストは、新しいサーバーに割り当てられます。

Kill servers

すべてのアクティブ・サーバーおよび未使用サーバーを即時にクローズします。

注意: データが失われる場合があるので、このコマンドは慎重に使用することをお薦めします。

Shutdown Daemon

コンピュータ上のデーモンを停止します。

Rename

このオプションを使用すると、Runtime Explorerに表示されているデーモンの名前を変更できます。

Remove

Runtime Explorerからデーモンを削除します。

Refresh

表示をリフレッシュします。


ワークスペースのオプション

ワークスペースを右クリックすると、そのワークスペースに使用できるオプションが表示されます。これには、ワークスペース・ログを表示するための機能も含まれます。

次の表に使用可能なオプションを示します。

表7-2 ワークスペースのオプション

オプション 説明

Edit Workspace Configuration

このオプションを使用すると、デーモン・エディタを開いて、ワークスペースを再構成できます。

構成設定の詳細は、付録C「デーモンの高度なチューニング」を参照してください。

Status

ワークスペースが使用可能か否か、ワークスペースのステータスをチェックします。

Reload Configuration

変更されたワークスペースの構成を再ロードします。 現在起動しているサーバーは、変更された構成の影響を受けません。

View Log

ワークスペースのログを、すべてのサーバーについて表示します。 詳細は、「デーモン・ログ」を参照してください。

View Events

ワークスペース・イベント・ログを表示します。

Recycle Servers

クライアントの切断時に、すべての未使用サーバーをクローズし、すべてのアクティブ・サーバーのクローズを準備します。新しい接続リクエストは、新しいサーバーに割り当てられます。

Kill Servers

すべてのアクティブ・サーバーおよび未使用サーバーを即時にクローズします。

注意: データが失われる場合があるので、このコマンドは慎重に使用してください。

Remove

Runtime Explorerからデーモンを削除します。

Disable

選択されたワークスペースを無効にします。

Refresh

表示をリフレッシュします。


サーバーのオプション

サーバーを右クリックすると、そのサーバーに使用できるオプションが表示されます。これには、サーバー・ログを表示するための機能も含まれます。

次の表に、サーバー・レベルで使用可能なオプションを一覧します。

表7-3 サーバーのオプション

オプション 説明

Status

サーバーのステータスをチェックします。 サーバーに関する情報には、サーバー・モードおよびそのサーバーに対するアクティブなクライアント・セッションの数が含まれています。

View Log

サーバー・ログを表示します。 詳細は、「デーモン・ログ」を参照してください。

View Events

サーバー・イベント・ログを表示します。

Kill server

サーバー・プロセスをそのアクティビティ・ステータスに関係なく終了します。

注意: データが失われる場合があるので、このコマンドは慎重に使用してください。

Refresh

表示をリフレッシュします。


デーモン・ログ

Oracle Connectでは、問題のトラブルシューティングに使用できる多数のログが生成されます。 デーモンでは、次のログを管理します。

  • デーモン

  • ワークスペース

  • サーバー・プロセス

Oracle Studioの「Runtime Manager Perspective」には、次の図に示すように、これらのログに対するモニターが用意されています。

「Runtime Manager」パースペクティブのログ。 ペインの下部で選択します。
図の説明

対象となるレベル(デーモン、ワークスペースまたはサーバー)を右クリックして「View Log」オプションを選択すると、必要なログが表示されます。 各ログは異なるタブに表示されます。 必要なタブをクリックして、ログ間を移動できます。

デーモン・ログ・モニター

デーモン・ログには、クライアントによるデーモンへのログインとログアウトも含めて、クライアントとデーモン間のアクティビティが表示されます。

ロギングのレベルは、「Properties」をクリックして変更できます。次のロギング・レベルを使用できます。

  • none: ログには、デーモンに対してログインおよびログアウトしたユーザーが表示されます。

  • error: ログには、デーモンに対してログインおよびログアウトしたユーザーおよび生成されたエラーが表示されます。

  • debug: ログには、デーモンに対してログインおよびログアウトしたユーザー、生成されたエラー、およびデーモン構成に指定したトレースが表示されます。


関連項目:

デーモンの「ロギング」

ワークスペース・ログ・モニター

ワークスペース・ログには、クライアントが使用しているワークスペースに関する情報が表示されます。

ロギングのレベルは、「Properties」をクリックして変更できます。次のロギング・レベルを使用できます。

  • none: ログには、サーバー・プロセスに対して接続および切断を実行したユーザーが表示されます。

  • error: ログには、サーバー・プロセスに対して接続および切断を実行したユーザーおよび生成されたエラーが表示されます。

  • debug: ログには、サーバー・プロセスに対し接続および切断を実行したユーザー、生成されたエラー、およびデーモン構成に指定したトレースが表示されます。


関連項目:

ワークスペースの「一般」

サーバー・ログ・モニター

サーバー・ログには、クライアントと、そのクライアントがクライアント・リクエストを処理するために使用するサーバー・プロセスとの間のアクティビティが表示されます。

ロギングのレベルは、「Properties」をクリックして変更できます。次のロギング・レベルを使用できます。

  • none: ログには、サーバー・プロセスに対して接続および切断を実行したユーザーが表示されます。

  • error: ログには、サーバー・プロセスに対して接続および切断を実行したユーザーおよび生成されたエラーが表示されます。

  • debug: ログには、サーバー・プロセスに対し接続および切断を実行したユーザー、生成されたエラー、およびデーモン構成に指定したトレースが表示されます。


関連項目:

ワークスペースの「一般」

通信エラーの解決

IBM z/OSコンピュータからOracle Studioが切断されると、Oracle Studioでは、そのコンピュータが赤い丸囲みのXで表示されます。 このような状況の場合は、しばらくしてから、コンピュータにアクセスしてみてください。

次の表に、Oracle Application ServerがIBM z/OSコンピュータから切断されたときに発生する可能性がある様々な事例を示します。

表7-4 クライアント切断時の事例

事例 アイドル状態(クライアント・リクエストを処理していない状態) クライアント・リクエストの処理中

明示的な切断

(クライアントによる明示的な接続のクローズまたはクライアント・プログラムによる終了)

サーバーは即時に切断の通知を受け取り、別のクライアントによる使用を可能にするか、終了します(再利用できない場合)。

サーバーはクライアントが切断されたことを認識せずに、処理を続行します。 処理が完了し、サーバーがクライアントに応答すると、即時に接続が切断されているというエラーが表示されます。サーバーは別のクライアントによる使用を可能にするか、終了します(再利用できない場合)。

突然の切断

(クライアントによる適切な停止なしのクローズまたはクライアント・システムのハングによる通信切断)

サーバーはクライアントの切断を認識せずに、アイドル状態のままです。

クライアントのアイドル・タイムアウト・デーモン・ワークスペース・パラメータまたはTCP/IPのKEEPALIVEパラメータのいずれか早いほうのパラメータ値に基づいてタイムアウトした後、サーバーは切断の通知を受け取り、別のユーザーによる使用を可能にするか、終了します(再利用できない場合)。

サーバーはクライアントが切断されたことを認識せずに、処理を続行します。 処理が完了すると、サーバーはクライアントに応答をします。 TCP/IPサブシステムが、しばらくの間(TCP/IP構成によって異なるが、通常は数分間)クライアントへのメッセージの送信を再試行した後、サーバーではクライアントが終了しているとみなし、接続がクローズされていることをサーバーに通知します。サーバーは別のクライアントによる使用を可能にするか、終了します(再利用できない場合)。


クライアント/サーバー通信の問題のトラブルシューティングでは、次のことをよく理解していることが必要です。

特定のエラーの解決

次の各エラー・メッセージは、Oracle Connectから受け取るエラーに関連しています。

C007: Server initialization failed.
原因: デーモンがネットワーク・サービスの起動に失敗しました。
処置: システムで実行中のプロセスをチェックし、別のデーモンまたはプログラムが、oc4j-ra-xmlファイルに指定したアダプタ用のポートを使用しているかどうかを確認してください。
処置: 現行コンピュータのTCP/IPサブシステムを確認してください。確認するには、そのサブシステムに対してpingを試行するか、FTPまたはTelnetを実行します。
処置: デーモンに、現行コンピュータのTCP/IPサービスをoc4j-ra-xmlファイルに指定したアダプタ用のポートで使用する権限があるかどうかをチェックしてください。
C008: Setting server event handler failed.
原因: 内部エラー。
処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。
C009: IRPCD process has been terminated by user request.
原因: このメッセージは情報を提供するものです。 デーモンは正常に停止しました。
処置: 処置は不要です。
C00A: Application %s not found.
原因: リクエストしたワークスペースが存在しません。
処置: oc4j-ra-xmlファイルに定義したワークスペースがIBM z/OSプラットフォーム上のデーモン構成にも定義されていることを確認してください。 「Runtime Manager Perspective」の「Status」オプションを使用します。
C00B: Invalid IRPCD client context.
原因: Oracle Connect以外のプログラムがデーモンに接続しようとしています。
処置: プロセスを確認し、システム・コマンドを使用して関連プロセスを停止してください。
C00C: Daemon request requires a server login.
原因: Oracle Connect以外のサーバーまたはプログラムが、Oracle Connectサーバー用に指定したデーモン・サービスを使用しようとしました。
処置: プロセスを確認し、システム・コマンドを使用して関連プロセスを停止してください。
C00D: Daemon request requires a client login.
原因: リクエストされたデーモンには有効なクライアント・ログインが必要ですが、指定されていません。
処置: コマンドを再発行して、ユーザー名とパスワードを指定してください。
処置: Oracle Studioでユーザー・プロファイルを編集し、IBM z/OSプラットフォーム用の有効なユーザー名とパスワードを指定してください。
C00E: Daemon request requires an administrator login.
原因: リクエストしたデーモン・サービスには管理ログインが必要です。
処置: Oracle Studioでデーモン・セキュリティを編集して、有効な管理者のユーザー名とパスワードを指定してください。

関連項目:

「セキュリティ」

C00F: Anonymous client logins are not allowed.
原因: デーモンは有効なユーザー名とパスワードが必要な構成ですが、指定されていません。
処置: Oracle Studioのデーモン・セキュリティで匿名クライアント・アクセスを有効にしてください。

関連項目:

「セキュリティ」

処置: Oracle Studioでユーザー・プロファイルを編集し、IBM z/OSプラットフォーム用の有効なユーザー名とパスワードを指定してください。
C010: Anonymous server logins are not allowed.
原因: 内部エラー。
処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。
C011: Client has already timed out.
原因: クライアントに対するサーバー・プロセスが起動されましたが、サーバーの起動が完了する前にクライアントがタイムアウトになりました。
処置: デーモン構成の「WS Info.」タブでサーバー・ワークスペースの接続タイムアウトの値を増やしてください。

関連項目:

「一般」

C012: Invalid username/password.
原因: デーモンへのログイン時に無効なユーザー名/パスワードが指定されました。
処置: ユーザー名/パスワードが拒否されたため、デーモン・ログ・ファイルを確認してください。
処置: Oracle Studioでユーザー・プロファイルを編集し、IBM z/OSプラットフォーム用の有効なユーザー名とパスワードを指定してください。
処置: デーモンが、システム・ユーザー名とパスワードをチェックできるAPF認可アカウントから起動されていることを確認してください。
C014: Client connection limit reached - try later.
原因: ワークスペースに対するサーバー・プロセスの数が最大限に達したため、すべてのアクティブなサーバーでクライアント接続を受け入れることができません。
処置: デーモン構成の「WS Server」セクションにあるNumber of sub-tasksの値を大きくしてください。
処置: しばらくしてから、コマンドを実行してください。
C015: Failed to start server process.
原因: Oracle Connectのデーモンがサーバー・プロセスの起動に失敗したか、起動したサーバーが起動時にエラーとなりました。
処置: デーモンとサーバーのログを確認して、サーバーが起動しなかった理由を調べてください。たとえば、ログ・ファイルに示された理由に次のメッセージに類似したメッセージが表示されることがあります。[C015] Failed to start NAVIGATOR server process: No server account name defined for anonymous client; code: -1601: SQL code: 0
処置: 偽装を使用している場合は、クライアント上のユーザー・プロファイルを確認してください。 「C069」も参照してください。

偽装を設定する手順は次のとおりです。

APFでz/OSコンピュータ上のサーバー・スクリプト内のsteplibすべてを認可します。 次に例を示します。
setprog... ada622-volume adavol
       CICS.CICS.SDFHEXCI - p390dx
       INSTROOT.load - 111111
       INSTROOT.loadaut - 111111

INSTROOTは、Oracle Connectがインストールされている高位修飾子です。

Configuration Explorerのデーモン・ノードの下のNavigatorワークスペースにある「Security」タブで、「Use specific workspace account」を選択し、すべての値の「Workspace account」フィールドを消去します。


C016: Unexpected server state.
原因: 内部エラー。
処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。
C017: Active daemon clients exist. Shutdown canceled.
原因: 1つ以上のクライアントがデーモンに接続されたままです。
処置: すべてのクライアントがデーモンからログオフするまで待機してから、停止操作を再試行してください。
C019: Request is not granted because someone else is locking it.
原因: デーモンによって管理されているリソースをロックするリクエストは、別のユーザーがそのリソースをロックしているため、拒否されました。
処置: 別のユーザーによるリソースの解放を待機してください。
C01A: Lock%s not found.
原因: リソースを解放するリクエストは、コール元がそのリソースをロックしていないため(たとえば、使用中のデーモンを別のユーザーが停止したため)拒否されました。
処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。
C01B: Unexpected error in %s.
原因: 内部エラー。
処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。
C01C: Cannot update configuration without _APPLICATIONS lock.
原因: 内部エラー。
処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。
C01D: Need to lock the application first.
原因: 内部エラー。
処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。
C01F: Cannot set configuration of a deleted application.
原因: 内部エラー。
処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。
C020: Failed in looking up host name (gethostname())
原因: リモート・コンピュータに接続できません。
処置: oc4j-ra-xmlファイルに指定したコンピュータの名前が正しいことを確認してください。
処置: ホスト名の参照に、ドメイン・ネーム・サーバー(DNSサーバー)が使用できることを確認してください。
処置: コンピュータのTCP/IPサブシステムを確認してください。確認するには、そのサブシステムに対してpingを試行するか、FTPまたはTelnetを実行します。
C021: Required variable %s not found
原因: Oracle Connectサーバーに必要な環境変数が、サーバーの起動時に定義されていません。
処置: Oracle Connectが使用する環境変数が、起動スクリプトで変更されているかどうかをチェックしてください。
処置: システム定義環境サイズがOracle Connectに対して十分なサイズであるかどうかをチェックしてください。
C022: Server failed to connect and register with the daemon.
原因: デーモンが起動したOracle Connectサーバーがそのデーモンに接続または登録できません。
処置: 再度接続してみてください。
処置: デーモン構成の「WS Info.」タブでサーバー・ワークスペースの接続タイムアウトの値を増やしてください。

関連項目:

「一般」

処置: ワークスペースの起動スクリプトが正しいバージョンのOracle Connectを起動していることを確認してください。
処置: デーモン構成の「WS Server」セクションで、「Set maximum number of servers」の値および「Clients per server limit」の「Maximum」パラメータの値を増やしてください。
C023: Call made to unregistered module %d.
原因: 内部エラー。
処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。
C024: Failed to create a socket.
原因: TCP/IPサブシステム内でエラーが発生しました。
処置: 十分なシステム権限があるかどうかをチェックしてください。
処置: コンピュータのTCP/IPサブシステムを確認してください。確認するには、そのサブシステムに対してpingを試行するか、FTPまたはTelnetを実行します。
C025: Failed to set socket option %s
原因: TCP/IPサブシステム内でエラーが発生しました。
処置: 十分なシステム権限があるかどうかをチェックしてください。
処置: コンピュータのTCP/IPサブシステムを確認してください。確認するには、そのサブシステムに対してpingを試行するか、FTPまたはTelnetを実行します。
C026: Failed to bind server to port %s
原因: Oracle Connectサーバーまたはデーモンを指定のポートにバインドできません。
処置: 別のプログラムが、oc4j-ra-xmlファイルに指定したアダプタ用のポートを保持しているかどうかをチェックしてください。
処置: 十分なシステム権限があるかどうかをチェックしてください。
C027: Cannot create TCP service for %s
原因: TCP/IPサブシステム内でエラーが発生しました。
処置: コンピュータのTCP/IPサブシステムを確認してください。確認するには、そのサブシステムに対してpingを試行するか、FTPまたはTelnetを実行します。
C028: Unable to register (%s, %d, tcp)
原因: このエラーは、ポート・マッパーの使用時(host:a)に発生する可能性がありますが、ポート・マッパーが使用不可になっています。
処置: ポート・マッパーを使用可能にしてください。
処置: ポート・マッパーを使用しないで(デーモンの起動時に:aを使用しないで)ください。
C029: Failed to create a server thread
原因: 内部エラー。
処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。
C02A: Server thread failed to start
原因: 内部エラー。
処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。
C02B: Stopping the %s server - no client
原因: Oracle Connectのデーモンによって起動されたクライアント用サーバーが、クライアント接続リクエストを1分以内に取得しませんでした。 サーバーは終了しています。
処置: 多くの場合、クライアントはユーザー・リクエストによって終了するため、特定の処置は不要です。
処置: すべてのクライアントがサーバーに接続できない場合は、サーバーに複数のネットワーク・カードが存在し、Oracle Connectデーモンはこのことを認識していない可能性があります。 この場合は、IPアドレスを使用してデーモンを起動してください。
C02C: Unexpected event - a termination signal intercepted
原因: 内部エラー。
処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。
C02D: Modified transport, context unknown/lost
原因: 内部エラー。
処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。
C02F: Corrupted arguments passed to procedure
原因: 内部エラー。
処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。
C030: Unable to free arguments for %s() of %s
原因: 内部エラー。
処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。
C031: Cannot register a non-module RPC %s
原因: 内部エラー。
処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。
C032: An IRPCD program is required
原因: 内部エラー。
処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。
C033: An IRPCD super-server is required for module events
原因: 内部エラー。
処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。
C034: An invalid super-server module ID was specified, %d
原因: 内部エラー。
処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。
C035: Out of memory
原因: クライアント・リクエストを処理するにはメモリーが足りません。
処置: プロセス・メモリーの割当てを増やすか、システムにメモリーを追加してください。
C036: Failed to register RPC procedure module %s
原因: 内部エラー。
処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。
C037: Failed to register an invalid RPC procedure number %x
原因: 内部エラー。
処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。
C038: Cannot reregister RPC procedure number %x
原因: 内部エラー。
処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。
C042: Remote call to %s failed; %s
原因: APIへのリモート・コールが失敗しました。
処置: デーモン・ログ・ファイルを確認してください。
処置: 必要に応じて、問題の解決に役立つように、ログ・ファイルに書き込む詳細レベルを変更してください。

関連項目:

「ロギング」

C043: Failed to connect to host %s;%s
原因: Oracle Connectのリモート・ホストが正しく定義されていないか、または動作していません。
処置: oc4j-ra-xmlファイルのアダプタに対するリモート・コンピュータ定義を確認してください。
処置: デーモンが、IBM z/OSプラットフォームで起動していることを確認してください。 「Runtime Manager Perspective」の「Status」オプションを使用します。
処置: ネットワーク接続を確認してください。確認するには、ホスト・コンピュータに対してpingを試行するか、FTPまたはTelnetを実行します。
C045: Failed to create a service thread
原因: サーバーがクライアント・リクエストを処理するスレッドの作成に失敗しました。
処置: システムまたはプロセスの割当て上限を超えました。 割当てを増やすか、デーモン構成の「WS Info.」セクションで「Clients per server limit」フィールドの値を減らしてください。

関連項目:

「一般」

C047: %s out of memory
原因: Oracle Connectがリクエストされた操作を完了するにはメモリーが足りません。
処置: サーバー上で稼動中の不要なプロセスを中断してください。
処置: システムにメモリーを追加してください。
処置: プロセスが使用できるメモリーを増やしてください。
処置: デーモンが起動できるプロセスの数を制限してください。 サーバーに対する需要が使用可能なサーバー数を超えている場合、クライアントには、サーバーの最大数に達したこと、および後で再試行することを要求するメッセージが表示されます。
C066: Communication error with the server%s
原因: Oracle Connectのデーモンまたはサーバーへの接続に失敗したか、サーバーとの間で確立したセッションでエラーが発生しました。
処置: weblogic-ra-xmlファイルのリモート・コンピュータ定義を確認してください。
処置: デーモンが、IBM z/OSプラットフォームで起動していることを確認してください。 「Runtime Manager Perspective」の「Status」オプションを使用します。
処置: ネットワークの問題の場合は、ネットワーク接続を確認してください。確認するには、ホスト・コンピュータに対してpingを試行するか、FTPまたはTelnetを実行します。
C067: Unexpected error occurred in server function %s
原因: サーバー機能の1つに例外(異常終了または無効な指示など)が発生し、終了しました。
処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。
C068: Fail to login daemon
原因: デーモンがサーバー・コンピュータ上で動作していません。
処置: Oracle Studioの「Runtime Manager Perspective」の「Status」を使用して、デーモンがサーバー上で動作しているかどうかをチェックしてください。
処置: サーバーへのOracle Connectの再インストールをシステム管理者に依頼してください。
C069: Fail to get server
原因: サーバー・コンピュータ上のOracle Connectデーモンが、クライアントを処理するサーバー・プロセスを起動できません。 サーバー・プロセスを起動できなかった理由の詳細は、別のメッセージに表示されます。
処置: このエラーには多くの原因が考えられます。 関連するメッセージで原因が不明な場合は、サーバー上のOracle Connectデーモン・ログ・ファイルを確認してください。
処置: このエラーの解決方法は、特定の原因によって大きく異なります。 次に一般的な原因と解決方法を示します。
処置: プロセス作成の割当て制限を超えました。 しばらくしてから再試行するか、割当てまたは他の関連システム・リソースを増やしてください。
処置: サーバーの起動スクリプトが失敗しました。
処置: 指定したユーザー名ではリクエストされたサーバーを使用できません。 認可されたユーザー名を使用してください。
処置: 1つのサーバーに対する同時クライアントの上限に達しました。 しばらくしてから、再試行してください。
処置: 偽装を使用している場合は、クライアント上のユーザー・プロファイルを確認してください。 「C015」も参照してください。
C06A: Failed to connect to server
原因: クライアントに割り当てたサーバーがクライアント接続を受入れを拒否しました。 サーバー・プロセスで接続を受け入れなかった理由の詳細は、別のメッセージに表示されます。
処置: サーバーが、割り当てられたクライアントを受け入れることができなかったため、デーモンとサーバーのログ・ファイルを確認してください。
C06B: Disconnecting from server
原因: ネットワーク障害、サーバー・コンピュータ障害またはサーバー・プログラム障害のため、接続が終了しました。 現在アクティブなトランザクションも停止しています。
処置: サーバーに対するSQLコマンドの次回発行時に、Oracle Connectがサーバーとの接続を自動的に再確立しようとします。 ネットワーク障害またはコンピュータ障害が修正されると、デーモンへの接続は自動的に再確立されます。
C070: Server failed to send reply to the client
原因: サーバーが予期せずに終了しました。
処置: クライアントを意図的に(たとえば、[Ctrl]+[C]を使用して)停止した場合以外は、Oracleサポート・サービスに連絡してください。
C071: Connection to server %s was disconnected. Cursors state was lost.
原因: ネットワーク障害、サーバー・コンピュータ障害またはサーバー・プログラム障害のため、接続が終了しました。 現在アクティブなトランザクションも停止しています。
処置: 通常、Oracle Connectは、サーバーへの次回アクセス時に、そのサーバーとのセッションを自動的に作成しようとします。 ネットワークとサーバーがアクセス可能な場合、次回の操作は成功します。 アクセス不可の場合は、接続を再開する前にネットワークまたはサーバー・コンピュータを修正する必要があります。
処置: コール可能なユーザー・コードに関連のないサーバー障害の場合は、Oracleサポート・サービスに連絡してください。
C072: Reconnect to server %s
原因: このメッセージは情報を提供するものです。 クライアントがサーバーとの接続を再確立しました。
処置: 処置は不要です。
C073: The parameters passed to the admin server are invalid: %s
原因: 内部エラー。
処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。
C074: No authorization to perform the requested operation (%s)
原因: ユーザー/アカウントの権限が不十分です。
処置: デーモン構成の「Daemon Security」セクションまたは「WS Security」セクションにある「Administrator」パラメータを使用して、ユーザー/アカウントに管理権限を付与してください。

関連項目:

デーモンの「セキュリティ」またはワークスペースの「セキュリティ」を参照してください。

C075: Failed to register daemon in the TCP/IP service table
原因: TCP/IPサービス・ファイルへのデーモンの登録が失敗しました。
処置: デーモンを実行中のアカウントに、TCP/IPサービス・ファイルを更新する権限があることを確認してください。
E001: Failed in lock/release operation
原因: グローバル・リソースのロック操作または解放操作が失敗しました。 詳細は別のメッセージに表示されます。 別のメッセージにはこのエラーの原因が具体的に示されます。
処置: このエラーの原因は、不十分な権限やシステム・リソースの不足など様々です。
[J0006] すでにクローズした接続上の操作がリクエストされました
原因: クローズしている接続を使用してリクエストが行われました。
処置: 接続を再開し、再試行してください。
[J0028] 内部エラー: 不明なXMLタグ"%s"です
原因: 内部エラー。
処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。
[J0030] 内部エラー: メソッド%sを上書きする必要があります
原因: 内部エラー。
処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。
[J0031] 内部エラー: 必須属性%sが%s動詞の中にありません
原因: 内部エラー。
処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。
[J0032] 内部エラー: %sが必要でしたが、%sACPオブジェクトが返されました
原因: 内部エラー。
処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。
[J0033] 内部エラー: クローズしたソケットで作業しようとしました
原因: 内部エラー。
処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。
[J0034] 内部エラー: 破損したメッセージ; %sが必要でしたが、%sバイトが読み込まれました
原因: クライアントからサーバーに送信されたXMLが破損しています。
処置: クライアントからサーバーに渡されたXMLの圧縮設定を確認してください。 設定がOKの場合は、クライアントからサーバーにリクエストを再送信してみてください。
[J0035] 内部エラー: 無効なリダイレクション・アドレス%sがデーモンにより返されました
原因: 内部エラー。
処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。
J0036: %s: %s
原因: 次のエラーのいずれかをサーバーから受信しました。0 - server.internalError、1 - client.xmlError、2 - client.requestError、3 - client.noActiveConnection、4 - server.resourceLimit、5 - server.redirect、6 - client.noSuchResource、7 - client.authenticationError、8 - client.noSuchInteraction、9 - client.noSuchConnection、10 - server.notImplemented、11 - server.xaProtocolError、12 - server.xaUnknownXID、13 - server.xaDuplicateXID、14 - server.xaInvalidArgument、15 - client.autogenRejected、16 - server.xaTransactionTooFresh、17 - server.resourceNotAvailable、18 - client.authorizationError、19 - server.configurationError
処置: サーバー・ログ・ファイルを確認して、問題を判別してください。
[J0037] 内部エラー: %sが必要なときACPレスポンスがありませんでした
原因: 内部エラー。
処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。
[J0039] 内部エラー: "ACPルートがXMLに見つかりません"
原因: 内部エラー。
処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。
[J0040] 入力レコードは相互作用"%s"の実行には必須です
原因: 内部エラー。
処置: Oracleサポート・サービスに連絡してください。
[J0048] 無効なメタデータ・タイプ"%s"が"%s"関数に渡されました
原因: メタデータに対するリクエストが遂行されていません。
処置: リクエストの妥当性を確認してください。
[J0050] "put"メソッドのキーは"String"タイプである必要があります
原因: GET操作またはPUT操作でのキーは、文字列にする必要があります。
処置: 操作に使用するキーを有効なキーに変更してください。
[J0059] 値"%s"は属性"%s"には無効です
原因: メタデータに対するリクエストが遂行されていません。
処置: リクエストの妥当性を確認してください。
[J0068] 値のタイプは"String"にする必要があります
原因: PUT操作での値は、文字列にする必要があります。
処置: 操作に使用する値を有効な値に変更してください。
[J0069] 値のタイプは"MappedRecord"にする必要があります
原因: PUT操作での値は、マップされたレコードにする必要があります。
処置: 操作に使用する値を有効な値に変更してください。
[J0070] 値のタイプは"MappedRecord[]"にする必要があります
原因: PUT操作での値は、マップされたレコード配列にする必要があります。
処置: 操作に使用する値を有効な値に変更してください。
[J0071] マップされたレコードのキーが正しくありません。#elementまたは#element[]が必要です。
原因: PUT操作での値は、マップされたレコード配列にする必要があります。
処置: 操作に使用するキーを有効なキーに変更してください。
[J0072] 値のタイプは"Object[]"にする必要があります
原因: PUT操作での値は、マップされたレコード配列にする必要があります。
処置: 操作に使用する値を有効な値に変更してください。
[J0078] 非永続接続および非キープ・アライブでは、暗号化はサポートされず、無視されます。
原因: 非永続接続に対する暗号化はサポートされません。
処置: 必要な処置はありません。 この警告は無視できます。
[J0079] 無効な引数が%sに渡されました - 引数: %s、値: %s
原因: 値が渡されました。
処置: 使用されている引数を数値に変更してください。